6話です
扉に手をかけ力いっぱい押す
大きい扉の割にはそこまで抵抗を感じず簡単に開いた
目の前には光る道があり周りは真っ暗
警戒するように暗闇に手を当てると壁のがあるように感じる、安心してこの道を進むことが出来た
「ここはどこに繋がってんだ?結構歩いたけど出口に着く気配すらねぇな、そもそも幻界ってどういう所なんだろ」
いつもの癖で歩いている間に独り言をブツブツと言ってしまう
「いい加減疲れた……まだかよ」
そろそろ足がパンパンになってきた、そろそろ着いてもいいだろうに
ガタン「ん?」
いきなり足元が宙に浮く
「へ?穴?」
時すでに遅し
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
断末を上げながら穴に吸い込まれるように落ちていく
「死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ!怖ぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
落ちている最中明らかに違う色の地面が見える
(や、やばい本当に死ぬ)
赤と青と緑の地面に叩きつけられそうになる
ん???赤と青と緑????
いままで真っ暗な風景だったのに急に色?
そう考えている間2秒の内に地面に叩きつけられる
ボフン!!!!
地面は柔らかく痛い思いはしなくて済んだ、しかし
「生きてる心地がしねぇ!まじで怖かったぁ」
そう半べそである
「にしてもあんな高い所から落ちて何ともなかったのは以外だな、クッションみたいな地面で良かった〜」
まるで羽毛のようなクッションのおかげで助かり何とか命拾いをした
「にしてもフワッフワで柔らかいな、まるで高級ホテルのベットのようだ」
自分を助けてくれた地面に行ったこともないホテルのベッドを連想する
「ちょっと休憩がてらすこし休むか、よいしょっと」
いくら不思議な空間で疲れを感じなくとも歩いた時間は感じるため寝そべる
ゴゴゴゴ
(あ〜ハイハイまたなんか起きるのね)
何度もアクシデントに見舞われたせいで慣れた
地響きは徐々に姿を表す
ゴゴゴゴピヨピヨピヨ
(ぴよぴよ?)
なんと自分か寝そべてっていた物の正体は色鮮やかな大量の小鳥たちだった
その小鳥たちは体を回転させベルトコンベヤーのように動き滑り台の如く自分の体を運び出す
「もぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!なんだよぉぉぉぉぉ!また落ちるのかよぉぉぉぉぉぉ」
思ったより速度が速く滑っていると言うより半分落ちている
すると自分を運んでいる鳥より少し大きい鳥が4羽こちらに向かって飛んでくる
ややピンクがかった紫のペリカンみたいな鳥が
「テストするならば命を大事に!」
剽軽な声で叫ぶ
同じ見た目の黄色の鳥は
「答えには問いを!問いには答えを!」
ハツラツとした声で言う
お腹に絆創膏をばってんの形で貼った真ん丸とした鳥が自分のみぞおち目掛けて落ちてくる
「ろ〜うし様は!大あくび〜!」
黄色いしっぽのような羽にお腹の緑の羽が美しい鳥が自分の腹に乗り
「帰る道は帰る!1000年たっても解けはしまい!」
4羽は言うだけ言って何処かへ飛んで行った
何を言っているのかは瞬間のことであまり理解できなかった
きょんとと惚けているも束の間出口らしきところが見えてきた
「え?ちょま、これどうやって止まんの?」
鳥たちは止まる気配がない
後ろを振り向くと鳥たちが波打ってる
どうやらその波うちで自分をぶっ飛ばそうとしてるのか
「ま!まって!うわぁ!」
案の定ぶっ飛ばされ
自分は綺麗に地面を転がり滑る
「いったぁ……つ、着いたのかな?」
しかし砂埃が鼻をくすぐり息が詰まりそうな場所に来た
「え?ここが幻界?おーい!誰かいませんか!?おーい!!」
叫んでみるが声が跳ね返ってくる
どうやら遺跡のような場所?
ボッ!ボボボボボボボボッ!
急に周辺から火が上がり辺りを照らす
灯りが照らし切るとそこには
兜を被った屈強な男の像
腕を組み知性を兼ね備えた山羊の像
斧を持ったライオンのような髭をした男の像
弓を引きながらも聡明な女性の像
といった4人の像が建てられていた
「すっげぇ〜」
俺は圧巻され口をあんぐりしてしまうほど立派な像に見蕩れていた
「ンじ…」
「うわ!像が喋った!」
急に声を出した像の声よりも大きな声が出た
最近の俺驚きすぎじゃない?
「汝、勇気を望むか」
「汝、知恵をのぞむか」
「汝、元気を望むか」
「汝、喜びを望むか?」
「(急にそんなこと言われたって…何も無かった今言われたもの全部が俺には無い!無かったから守れなかった!)」
そして考え込んでいるうちに屈強な像が言う
「どうした?早く答えんか」
決めた…いや、最初から決まっていた
「ンぶ…」
「何?ハッキリと答えんか!」
「力も勇気も愛も知恵も全部だ!俺には何もかも足りない!足りないから守れたいものも守れない!誓ったんだ!絶対助けるって!そのための力を俺にくれ!」
「「「「……」」」」
なぜ何も言わないんだ、力をくれてやるとかお前にはまだ甘いとかなんとか言ってくれ
「ならばその力を試しましょう」
「え?試す?くれんじゃないんですか?」
「全て与えるにはあなたの旅人として素質があるかどうかを試してからです」
「試すたってどうやって試すんですか?」
「我から逃げて見せよ!」
ライオン髭が叫び斧を振りかざす
ドゴォーン!
間一髪でなんとか避けたが直ぐさま
女像が弓を引き放つ
「うわぁ!」
情けない声を出しながらもこれも間一髪
矢は柱にを貫通し壁を粉々に壊した
(やばい!ほんとに殺される!これが試練!?ふざけんな!)
俺は粉々になった壁を通り抜け一心不乱に走り出した
やっとこさ試練です
次回は主人公のジョブが決まります☺️