ありふれた【爪】で世界最強 作:文才が何もない
「47階層目。拍子抜けだな。てっきり遺跡くらいの魔物がうじゃうじゃいると思って降りたのだが…」
下半身ムキムキのネズミの遺体を引きずりながら襲ってくる魔物をいともたやすく肉塊にする。
「しかしこういう魔物はあの都市を彷彿とさせる。強さは及第点にも及ばないがな。」
肩を軽く振っただけで向かって来た魔物が真っ二つ。
岩の擬態をする魔物も外装ごと切り裂かれた。
「これでは何の意味も無いな。」
叫び声を上げる魔物もいたが叫び声を上げている最中に顔を潰したら死んだ。
圧縮された頭を別の魔物に投げつける。
「刺さった…硬さだけは利用価値が有りそうだな。」
握りつぶして圧縮したから硬いだけである。
「ん?」
魔物を貫通し壁に刺さった魔物だったものの隙間から青白い光が見える。
「何だコレは?」
刺さった物を抜いて鉱石に触れる。
「ほう。罠か。」
地面に魔法陣が出来上がった。
即座に臨戦態勢へと移る。
「多少歯応えがあれば良いのだが…」
そしてその魔法陣に別の場所へ飛ばされた。
飛んだ場所は巨大な石橋の上だった。
飛んだ先には数を数え切れない程の骸骨戦士と巨大な4足歩行の魔物。
目から赤黒い光を走らせ突進の準備をしている。
「さて…始めるとしようか。」
【肉体改造R】
肉体の出力を跳ね上げ真正面から鉤爪を振るう。
「グルァァァァァアアア!!!!!!」
「弾けろ。」
真正面からぶつかった結果。
発生した衝撃波と風圧で橋は崩落しあの巨大生物も四肢から上が消滅した。
崩落した橋の下は暗黒の暗闇となっていた。
「降りる手間が省けたと考えるべきか。」
そのまま重力に従い穴へと落ちるハジメ。
真っ直ぐ直立不動で下へ下へ落ちる姿は滑稽に見えるが誰も見るものはいない。
「異世界という成果を頭に報告すれば理想とする世界に近づくだろう。」
それまでにこの世界に付いて調べつくす必要がある。
「新たな翼の誕生もあり得る…やはりこの世界の利用価値は高いな。」
奈落の底が見えてきた。
流れる水とウサギ。
「丁度いい。腹が減ったし飯にするか。」
そのまま落下の勢いと自身の並外れた身体能力で脳天をかち割った。
「脆いな。」
この周辺まで叩き割ったけど。
「大 崩 落 。」
崩落を起こし地形が大きく変わった。
隙間から水が流れ……水が……
明らかに水じゃねえ色をした液体が隙間から溢れていた。
「何だコレ?」
その隙間をかき分け……
更に崩落を起こしながら掘り起こした。
青い色をした発光する岩だった。
「ここから溢れているのか。」
不思議な事にこの水には治癒の力があった。
特異点を使用した倦怠感が全て無かった事になった。
「しかし湧き出る時間が長いな…」
ならば時間を加速するか。
T社の時間加速でどんどん無尽蔵に液体が溢れてくる。
「そうだ。集めるものも必要だな。」
ハジメはここで初めて、錬成を使った。
……作ったものは鍋だが…
「火も必要だな。」
そうして火を起こし鍋を火に掛ける。
ウサギ肉を食うのは初めてだが食えんことはないだろう。
「…湯がくより焼いた方が早いか。」
火の掛かった鍋を放置し直接火にぶち込む。
遠くからクマが顔を出した。
「何だテメェ。邪魔する気か?」
突如服に毛玉が付いた。
否、削られた繊維が付いた。
「……。テメェは鍋行きだ。」
【特異点W】
次元の裂け目を経由しクマの背後へ回る。
【特異点R】
爆発的な身体能力を発揮しクマの頭が取れた。
「さーて適当にちぎって熊鍋にするか。」
そうして一口大の大きさに引きちぎって鍋にぶち込む。
「あとは出来る間にウサギ肉でも食うか。」
そうして仮面を剥がして肉を食らう。
「……外郭よりはマシな味だな。」
……体が消耗し始めた。急に特異点Kが作動しているのだ。
「毒でもあったか。効いてないけど。」
じゃあ食える理論で食べていった。
「さーて…」
熊鍋に手を付ける。
「あれ?こっちは美味いぞ?」(本来ならとても刺激的な味をしています。)
ピリ辛で食えるわ。
UA数500行きました。
……早くね???