水色ボディを有しながら、まるでバッタの脚を思わせる部位が両腕と両脚に生えており、両肩に蒸気機関車の動輪を思わせる部位が出来ており、胸部には蒸気機関部がアーマーのように浮き出たアナザーライダーだった。これが、アナザーガッチャードなんだろう。
アナザーガッチャードへと変身させられたガゼルを見たアウはすぐさまその場から姿を消した。
「「「ガゼル王!?」」」
怪物姿へとなった仮面ライダーガッチャードのアナザー姿に変えられた事にガゼルに尊敬の意を示していた三人のドワーフがガゼルの名を告げるが、彼等の声が聞えていないのか、ガゼルがベスター達を襲おうと迫ってきた。
戦闘能力のない三人を蒼影、参緑、燃黄が救い出していた。
俺達は一先ず変身するためにアナザーガッチャードから距離を取った。
「俺が対処する」
仮面ライダーに変身できる者達にそう告げた俺は腰にジクウドライバーを権限させてジオウⅡライドウォッチを取りだして起動した。
ジオウ
ジオウⅡライドウォッチを分断して左右のスロットに装填して変身した。
「変身!」
ライダータイム!
ジオウ・ジオウ・ジオウ
ジオウⅡに変身した俺はアナザーガッチャードへと迫とうとしったのだが……
「おおぉぉぉ!!これが、本物の仮面ライダーなんだね!」
「ちょっ……いきなりなに!?」
ペスが俺の前に颯爽とやってきて変身した俺を音速の速さで全身や変身アイテムなどを観察していた。
「姉上!?なにしているのですか!!?」
ベスターは非常事態であるのに興味のある
そんな周りの言動など気にも止めていないアナザーガッチャードに
何十回と繰り返す打撃に互いの身体に火花が起きる。
互いのエネルギーの纏った拳が胸部を殴りつけたことで、お互いに距離を取らされた。
しかし、ベルトからジカンギレードとサイキョーギレードを射出することで、アナザーガッチャードを怯ませた。
クルクルと宙を舞う二つの武器を手にしてアナザーガッチャードへと迫る。音速を超えた剣速でアナザーガッチャードへと一閃をした。
「ハァ!」
エネルギーを纏った打撃と違って線のように火花が走る。
蹌踉けるアナザーガッチャードへと切迫するが突如としてアナザーガッチャードの姿が変化した。
バッタの脚を思わせる両腕と両脚の装甲がスケボーの車輪を思わせる装甲へと変わり、蒸気機関車の部分が鎧武者がつけそうな鎧へと変化していた。しかも手には弓型の形状をした武器を手にしていた。
その武器は弓柄が日本の侍鎧にある大袖のように段落的にできた刃が出ており、その刀身のような弓柄にてジカンギレードとサイキョーギレードを受け止めた。
「なにっ!?」
段落的な刃の部分で二振りの剣を防がれて驚愕はしたが、二刀流と一刀流とでは攻撃手段が違う。そこに朧心命流の一つであり、アナザー鎧武にされたトレイニーを救出する為に曙彌と山兜喇が使っていた朧・輝光斬で、剣速を光の速度へと成長させていきながら、斬りつけた。
大量の火花を出して蹌踉めくアナザーガッチャードにエネルギーを纏わせたサイキョーギレードを振り下ろした。
しかし、サイキョーギレードとアナザーガッチャードの間に緑色の生物的な鎌が入って攻撃を止められた。
「っ!?」
そこにいたのは複数の蟷螂の鎌を銀色の包帯で強引に固定したような頭部と両腕をもつ蟷螂の腕の節に当たる部分がオレンジ色にギラギラと光る単眼をもつ異形の生物だった。
その生物が受け止めていない方の鎌で攻撃をしてきた為、距離を置いた。
「なんだよ、あれ!」
リムルも突如として現れた奇妙な化物に驚愕していた。
その化物が俺へと迫ってきてはその腕鎌を振ってきたが、俺は剣で防ぎながらも隙を見て反撃を行なってダメージを与えて追撃をしようとしたが、横から別の何かから攻撃を受けてしまった。
「くっ……」
受け身を取って確認をすると、下半身が同じ銀色の包帯によってできた奇妙な化物が5体もいた。
【告。アナザーガッチャードから敵が増加されました】
アナザーガッチャードから?
いったい何者なんだ?この化物共は……
そう疑問に思っていると、ウォズが告げてきた。
「我が魔王。それの化物達はガッチャード世界に現れたマルガムという怪物だ」
「マルガム?」
「ガッチャード世界には錬金術で生み出された生命体:ケミーが人の悪心の影響を受けて変化した怪物のことだよ。ガッチャードはケミーの力を借りて共に戦っていた仮面ライダーだ」
「ということは、アナザーライダー化したことで、道具扱い状態か」
そう思っていると、マルガムが複数体にまで増えてしまった。
「オーマ、手を貸すぞ」
「あぁ、頼む」
リムルの言葉に了承して手を借りることにした。
リムル達は変身ベルトを権限させて各々のアイテムを使って変身準備をした。
DRAGON JELLY
クイズ!アクション!
SET
『変身!』
潰れる!流れる!溢れ出る!
DRAGON IN CROSS-Z CHARGE
ブラァ!
ウォーター ドラゴン! ジャバジャババシャー!ザブンザブーン!
投影!フューチャータイム!ファッション!パッション!クエスチョン!フューチャーリングクイズ!クイズ!!
GREAT READY FIGHT
リムルはクローズチャージに、シズさんはウィザード・ウォータードラゴンフォームに、ウォズはウォズ・フューチャーリングクイズに、参緑はタイクーン・レイジングフォームになっていた。
「ウォズ。あの化物の特徴ってわかるか?」
リムルからの質問にウォズは手に持つ逢魔降臨暦を開いて確認を取った。
「左からゴリラセンセイをマルガムにしたゴリラマルガム。ホークスターをマルガムにしたホークマルガム。ナインテイルをマルガムにしたキュウビマルガム。カマンティスをマルガムにしたマンティスマルガムだ。スチームライナーをマルガムにしたライナーマルガムだ」
ウォズの説明によるとアナザーガッチャードの前に出張るマルガムがいた。
左からゴリラを思わせるマルガムことゴリラマルガム。
鷹を思わせる頭部を持つホークマルガム。
九尾の狐の頭部を思わせるマルガムことキュウビマルガム。
俺の攻撃を防いだマルガム、マンティスマルガム。
そして、蒸気機関車の蒸気機関部分の頭部を持つマルガムことライナーマルガムがいた。
「マルガムは俺達が相手するから、オーマはアナザーガッチャードを頼む!!」
「わかった」
「行くぞ!」
「うん/はい/了解/御意」
リムルはゴリラマルガムを、シズさんはホークマルガムを、ウォズがキュウビマルガムを、そして参緑がマンティスマルガムを相手にした。
仮面ライダーに変身できない蒼影と燃黄はカイジン達を守護するために立っていた。
俺はライナーマルガムとアナザーガッチャードを相手に戦うことになった。
リムルはツインブレイカーを左手に権限させて、右手にダイヤモンドフルボトルを持っていた。
ダイヤモンドフルボトルをスクラッシュドライバーに装填してベンチを倒した。
TWIN BREAKER
DISCHARGE BOTTLE!潰れな~い!
ツインブレイカーを装備していない右手にダイヤモンドの鉱石を造りだしてはゴリラマルガムからの攻撃を防ぎながらアタックモードで攻撃を繰り返していた。
それよりも、リムルは大丈夫なのか?
『リムル!スクラッシュドライバーの副作用は大丈夫なのか?』
<思念伝達>を送った。
『あぁ。<大賢者>が副作用を消してくれたからな。シンシヤの時みたいに好戦的な行動にはならねぇ』
『それならいいが、気をつけろよ』
『あぁ。そっちもな』
どうやら<大賢者>が既にスクラッシュドライバーの副作用を無効化していたようだ。
そんな話をしながらも俺達は目の前の敵を相手にしていた。
リムルはツインブレイカーにドラゴンボトルを装填したクローズドラゴンを装填した。
暴れ竜!
そして、スクラッシュドライバーのレンチを下ろした。
LET'S BREAK!
SCRAP BREAK!
クローズドラゴン・ブレイズ型のエネルギー波を放ったリムル。
そのエネルギー波がゴリラマルガムを呑み込んで上空へと飛んでいっては爆発した。
シズさんはウィザーソードガンをガンモードにして戦っていた。空を飛ぶホークマルガムを相手に銃撃していた。魔法の弾丸がホークマルガムを追い続けてはその身体に火花を散らしてダメージを与えて墜落させた。
右手に付けている魔法石の指輪を変えては、ウィザードライバーを弄った後、指輪の魔法を行使するために手を翳した。
ルパッチマジック タッチ ゴー! ブリザード! プリーズ!
シズさんは左手を向けて魔法石からの魔法に加えて、能力によって作成した元素魔法の複合魔法を行使した。
"
青色と蒼色の二色によってできた魔法陣がシズさんの前に現れては無数の水玉が魔法陣から出てきた。
ホークマルガムが翼で弾き返そうとしたが、当たった瞬間に水玉が一瞬にして凍り付き、他の水玉に凍結した氷と接触した事で同じ様に凍結していった。
全身が凍り付いたホークマルガムが抗う術を持ち合わせていないらしく、身動きをすることさえも出来なくなった。
そして、右手の指輪を入れ替えたシズさんは新たな魔法を行使した。
チョーイイネ! スペシャル!! サイコー!
水で出来たウィザードラゴンが現れると、ウィザード・ウォータードラゴンフォームの背面へと接触すると。腰部にウィザードラゴンの尻尾が具現化された。
シズさんは跳躍して、腰部の尻尾で叩き付ける事で、氷付けされたホークマルガムを討伐した。
キュウビマルガムを相手にしているウォズは、目の前に九体も増加した敵を見ていた。
「尻尾の数だけ特殊な力を使えるわけだね。やはり、クイズの力を使ったのは正解だったね」
そう告げながらウォズは片手に杖状態のジカンデスピアを構えながらも、キュウビマルガムに問いかける。
「問題。私は君の能力に手も足も出ない。
その問いかけに幻影で増えているキュウビマルガムが返答する筈もなく。沈黙がその場を覆った。
「答えは○だ」
ウォズ・フューチャーリングクイズを纏った両肩にある
すると、キュウビマルガムの本体に雷が落ちた。
苦しむキュウビマルガムに畳み掛けるようにウォズが更に問題を突き付けた。
「問題。私は君に倒せない。
そう訪ねるが、先程と同じ様に解答などできる筈もないキュウビマルガムはまたも落雷の被害に遭い、苦しみ続けていた。
「答えは○だ」
ウォズが落雷で怯むキュウビマルガムにビヨンドライバーを作動した。
ビヨンド ザ タイム! クイズショックブレーク!
ウォズが広げた両手を閉じるようにすると、キュウビマルガムが不可思議な空間へと閉じ込められた。
キュウビマルガムはその不可思議な空間内で幾数多の問題を突き付けられた。
しかし、解答する方法を持たないキュウビマルガムの無回答が解答であると決定されたため、キュウビマルガムは問題の数だけ爆発を不可思議な空間の中で攻撃を受けて討伐された。
マンティスマルガムを相手にしていた参緑はレイジングフォームという、エントリーフォームに「コマンドフラットアンテナ」を頭部に付けた程度でエントリーフォームと殆ど変わらぬステータスしかないが、拡張武器「レイジングソード」でマンティスマルガムの両手の鎌攻撃と鎌鼬状の斬撃攻撃を相手にレイジングソードをぶつけてエネルギーを
FULLCHARGE
エネルギーを溜め終えたレイジングソードに装着されたコマンドキャノンバックル部分のレバーを動かすとバックルにチャージされて、レイジングソードからバックルが外れた。
そして、何も装填していなかった上半身部分に値する右側に装填してボタンを押すと、新たな装備を身に纏った参緑。
TWIN SET
TAKE OFF COMPLETE JET & CANNONREADY FIGHT
参緑は腰部に「ウインガンカー」を持ち、両肩に「トロンキャノン」の装甲が装着された。
キャノンバックルのボタンを押してエネルギーをチャージしてゴーグル部分で、対象であるマンティスマルガムをロックオンしてキャノンバックルのレバーを操作した。
ウインガンカーの先が伸びて地面へと突き刺さった。
そして、トロンキャノンにエネルギーが蓄積されていく。
そんな中、マンティスマルガムが何度も斬りつけてくるが、レイジングソードと上半身の装甲で受け止めたり、受け流したりとしていく中で、エネルギーを蓄積し終えた参緑はレイジングソードをマンティスマルガムの脚に突き刺して、片腕をマンティスマルガムの腕を掴んだ。
突き刺したレイジングソードを離した参緑が右手でキャノンバックルのレバーを引いて、ドロンキャノンをマンティスマルガムの間近で発射した。
発射されたエネルギーがレーザーのようになってマンティスマルガムを撃ち抜いた。
そして、俺に関してはライナーマルガムによる機関車特有の移動速度で衝突してきた為、ダメージを受けそうになるが、自身に時間停止を付与して破壊不能な物体として固定化したおかげで、ダメージを負う処か相手にダメージを与えながらも怯ませた。
そんなライナーマルガムに、時間停止を解除して既に連結しておいたサイキョージカンギレードで突きを放った。
キングギリギリスラッシュ!!
「朧心命流……朧・
巨大な光剣の鋒がライナーマルガムを貫きながら、アナザーガッチャードへと向かって行く。
アナザーガッチャードは持っている弓型武器を使ってライナーマルガムを切り上げる事で、ライナーマルガムの爆発から脱したようだ。
俺は必殺技を使ったばかりのサイキョージカンギレードをアナザーガッチャードに鋒を向ける。
「後は、お前だけだ」
「こいつを見てもそうか?」
そう言うと、武器で天を指すアナザーガッチャード。
アナザーガッチャードの指す方向へと<魔力感知>を広げた。すると<演算者>から報告があった。
【告。
上空へと視線を向けると、暗雲から出てきたのは大蛇の頭部だった。
「なんだあれは?」
襲い来る頭部に"キングギリギリスラッシュ"で両断していた。
「なんだ、このマルガムは?」
【解。対象はジャマタノオロチがマルガムになったオロチマルガムです。特有能力として巨大化・石化光線を持っています】
「巨大化してあの頭部か。それに名前の由来ってまさか……」
【是。ジャマタノオロチは八岐大蛇をモデルとした
やっぱりか……
八つの頭部を一度で破壊するぐらいしないと倒せそうにないな。
そう思っていると、暗雲から出てきた五つの頭部が、石化光線を放ってきた。
俺を含めリムル達もエネルギー波の必殺技を放つことで石化光線を防いでみせるが、残りの二つの頭部がシズさんとウォズ、参緑を襲ったことで、石化光線を受けてしまい石化してしまった。
「シズさん!」
「ウォズ!参緑!」
石化して固まってしまった三人。
困惑する俺達にアナザーガッチャードが弓形武器で矢を射てきたため、俺は石化光線を受け止めながらも、体勢を変えることで、石化光線とエネルギー矢を回避したが、リムルは攻撃を受けてしまい、石化光線に当たった。
しかし、<状態異常耐性>を手にしていた為、石化を免れたリムル。
「どうにかしないと拙いぞ。オーマ!」
「わかってる!」
ライダーになれない蒼影と燃黄の力を借りたくても、ベスター達が人質になる可能性がある為、借りることは出来ない。
曙彌達を呼び出そうと<思念伝達>を送ろうとした時だった。
上空から膨大な魔素を纏った物体が降り立った。
その物体はまるで太陽の如き火の玉として降り立ち、その姿を現した。
「オレンジ色の……」
「……仮面ライダー」
その姿はオレンジ色に染まり、まるで炎を纏っているかのような模様を持つ装甲とマントを装着していた。
何より驚くべき所があった。
「何者だ、貴様?」
そう訪ねるアナザーガッチャードに、オレンジ色の仮面ライダーが答えた。
「俺は、暁の錬金術師……」
その姿はまるで…………
「仮面ライダーガッチャードデイブレイク」
──────ガッチャードに似ていた。
次回~暁の錬金術師~