「カイドウ!カイドウ!ねえ?!大丈夫?」
「ん……。ああうん。大丈夫」
「急に頭抑えたからビックリしたわよ。本当に大丈夫そ?」
「大丈夫だって姉さん。ちょっとした偏頭痛だよ」
「ならいいけど…何かあったらすぐにお母さんに言いなさい?すぐに病院に行くから」
「言われなくてもすぐに言うよ」
「一応あとで頭痛薬持ってくるわね。じゃあ、宿題もあるし私は部屋に戻るわね」
そう言って姉さんは部屋に戻っていった。
ふう……………………さて、にしてもこのタイミングでか………
突然だが、皆は
何故そんな話をしたかというと、僕は今、自分には前世があったということを理解したからだ。
この急に頭に入ってきた記憶の通りだと、
曰く、地球という別の星に住んでいたらしい
日本という場所で暮らしていた
そして、この世界はゲームとして有名だった
最後に、僕はそのゲームが好きだった
ということだ。
それ以外は何も記憶がない。自分がどんな名前だったのかも。家族がいたのかも、全て。
僕が一番衝撃だったのはこの世界がゲームとして有名だったということだ。
この世界はゲームだったのか………と今でも驚いている。
だがそれだけだ。別に
あ、あと一つ。何故今思い出したかというと、どうやら神とやらに10歳の誕生日に記憶を思い出すように頼んだらしい。何故10歳なのか…。
まぁ
どうせ過去の記憶を持ったままブイブイ言わせようとしたんだろうが。何にも覚えてないしなんなら前世の自分の人格すら無い。
特に前世を思い出したからといってアドバンテージはなかったな。
自分は転生者だったのか…ってぐらいか。
だがゲーム、 この世界が好きっていうのは俺も同じだ。ポケモンは興味深い。好きかと言われたらそこまでだが…
ふと、時計を見るともう9時になっていた。
そろそろ寝ようか。旅の支度は……明日でいいだろう。面倒臭い。
✳︎ ✳︎ ✳︎ ✳︎ ✳︎
「カイドウ〜!!!町に着いたらすぐにお母さんに電話するのよ?カイドウがいないと寂しいわ!」
「母さん。別に2度と会えないってわけじゃないんだから大丈夫だよ。町に着いたら電話するから!」
「カイドウ。一応頭痛薬を渡しておくわ。あとは傷薬も何個か」
「お!姉さんありがとう!」
「じゃあオーキド博士のところに行ってきなさい。モタモタしてるとポケモン選べないわよ?」
「じゃあちゃちゃっと行ってくる!」
ポケモンかあ。俺も旅に出る年齢になるなんてな。
今となっては少し感動している。初めてのポケモン。どんなポケモンがいるんだろうか?
よかったら応援お願いします