うーーん!!!
ベットから降りて、大きい伸びをすると体の疲れが一気に取れていったような感覚がした。
はあ。今日も清々しい一日が始まった。
そういえばあまりどうでもいいことなんだが、前世の記憶で俺が勉強した事が全部記憶されていることに気づいたんだ。
といっても前世の国のちょっとした雑学とかなんだけどな。まああんまり関係ないか。
今日も変化
うーーん!!!
ベットから降りて、大きい伸びをすると体の疲れが一気に取れていったような感覚がした。
はあ。今日も清々しい一日が始まった。
今日も元気にポッポたちが泣いている。お!あれはペリッパーかな?
「ご飯よーー!!」
階段を降りると、既に母さんが料理を出してくれていた。
いただきます。
〜10分後〜
「美味しかったご馳走さん!」
「はーい」
今日もパンが美味しかった。美味しいものを朝に食べるとお腹と気分が幸せに満たされるな。
今日もオーキド博士のところに行くか。
⭐︎⭐︎⭐︎
「おー!カイドウくん。来たってことは今日もやるんじゃな?」
「勿論ですよ」
「まぁ一日立ってるからヤミカラスもピンピンしておると思うからのぉ」
「じゃあ庭でまたやりますよー」
「分かってると思うが命大事に、じゃぞ〜」
「はーい」
許可を貰ったので早速庭に行ってハイパーボールを投げた。
「今日も遊ぼうかヤミカラス!」
「かああああああああああ!!」
昨日と違って殺気が少し和らいでいた。その代わり闘争本能が物凄いなあ。
ぼけっと考えていると、早速ヤミカラスは突進してきた。
「カアア!」
それを右サイドステップでかわす。
が、
突然ヤミカラスはギュイン!と自身の体を丸めて角度を変えて、突進してきた。
「うおお!?」
かろうじて、思いっきり上体を後ろに反らすことでなんとか回避はできたが流石にゾワっときた。
そのまま上に上がったヤミカラスは"おどろかす"を使ってきた。対策は考えたのだが、どうしようもないので服の中に家にあった鉄板を何個か仕込んでおいた。
めちゃくちゃ重いが攻撃が防げると考えればありだ。
ヤミカラスは勝ちを確信したのかわからないが昨日と同じように、しかし確実に倒せるように回転しながら"つつく"を発動させて腹に突進してこようとしていた。
これは"ドリルくちばし"といわれても違和感はないぞ……。
遂に突進してきた。
「ドン!!」
「グ、う…」
「カ、カア…??」
痛ってえええ!でも昨日ほど痛くないぞ!
よかった!鉄板仕込んどいて助かった!
ヤミカラスは僕の腹を貫いたと思ったら硬いものがあたったので困惑しているようだ。
「ふうん!」
「カアアアアア!」
そのままヤミカラスを蹴り上げる。
そのまま地面に倒れ伏したヤミカラスは俺をまた昨日のように並んでいた。だが動く体力がないのかぐったりしている。
ふむ、なるほど、ここで出すか。
僕は一昨日釣って残しておいた焼き魚をバックから取り出し、ヤミカラスの前においた。
「かあああああ…」
いい匂いがあたり一面に広がるが、ヤミカラスの中のプライドが、この焼き魚を食べるという行為を、敵の前で食べるという行為を、屈服するという行為を、絶対にするもんかと、なんとか理性を保って、ただじっと並んでいた。自身から垂れているよだれにも気づかずに。
その光景を見て、そこまで負けず嫌いなのかという驚きがあった。
だが、別にヤミカラスを殺したいわけじゃない。どうすれば食べてくれるんだろうかと考えていると、ふと、前世の国の雑学のある有名な出来事を思い出した。
「なあヤミカラス、別にお前を殺したいわけじゃないんだ。ただ、僕と一緒に旅をしないかって勧誘しているだけなんだ」
「カアアア……」
「僕の言葉がわかるならそのまま聞いてくれ、要はお前は敵から与えられたご飯を食べたくないってことだろ?僕がいた国にもね。それと同じ有名な言葉があるんだ。"敵に塩を送る"っていう言葉がね。
簡単にいうと、弱った敵をそのまま倒さないで逆に救うことをいうんだ。おかしいだろう?今まで戦ってきた相手が弱ってきたところを倒せばいいのにって。
僕が思うにはこの言葉は、本来の力で正々堂々やりあおうって意味なんじゃないかなってか思うんだよ。
僕だって今ヤミカラスに魚をあげているじゃないか。なぜあげているかわかるかい?僕たちがやってきたのは真正面からぶつかる戦いであって決して、決して餓死させるような戦い方ではないんだ。そんなのは面白くない。
つまり何が言いたいのかっていうと…さっさと体力回復したあと僕にボコボコにされて屈服しろってこと」
「かああ…」
なんかまだ不満そうだがむしゃむしゃと美味そうに食べ始めたのでよしとしよう。
「今日は休戦だ。また明日ボコボコにしてあげるから休んどけよ〜」
「かああ……」
ヤミカラスはまだ不満そうだった。だが、少しだけ、少しだけ、カイドウが魚をくれたことに感謝するのだった。
………カァ
魚はめちゃくちゃ美味しかった