アニポケの時系列では2話目くらいにあたります。
次回から時間がある程度飛びますが、理由はサトシ達に会わせたいのと、主人公のポケモン達を早く出したいからです。ご了承ください。
『おはようございます。朝のポケタイムニュースの時間です。昨夜、トキワシティのポケモンセンターで謎の爆発が起こりました。トキワシティのジョーイさんによると爆発の原因は悪の組織【ロケット団】の構成員の仕業であり、幸いポケモンセンターに預かっているポケモン達はニビシティのポケモンセンターに転送したおかげで……』
「ブッふぉっ!?」
「こらツカサ、行儀悪いよ」
昨日ジョウト地方からマサラタウンにある家に帰った次の日の朝、朝ごはんを食べながら、母さんが付けたテレビの内容を聞いて思わず口に含んだ牛乳を吹き出してしまった。
「ゲホッ、ゲホッ、ご、ごめん母さん。ちょっと驚いて」
「ったく、ほら布巾」
むせながら母さんに謝罪した後、渡された布巾で牛乳がかかってしまったテーブルを拭き取りながら先程のテレビに流れた内容を思い出す。原作を知ってるけど、実際に耳にして見るとで全然違うから、改めてここは現実なんだと再認識した。
(いや、知ってたけど、実際に聞いて驚いたわ。ってことはサトシ君は今頃カスミちゃんと一緒にトキワの森を彷徨ってる頃かな?)
「それで今日はどうするの?」
「うん、今日はオーキド博士のところに行って預けたポケモン達に会いに行こうと思ってる。昨日博士にもそう伝えてたし、久しぶりにみんなにも会いたいしね」
「そう、わたしもたまにあなたのポケモン達にも会いに行ってるよ。みんないい子だけど、やっぱりあなたじゃないと少し元気ない子が何匹かいたよ。旅や新しいポケモンをゲットするのもいいけど、ゲットした子ともちゃんと会って遊んであげなさい」
「はーい」
母さんの言葉に返事をしながら、食べ終えた食器を片した後一度部屋に戻って、着替えを終えてから玄関で靴を履いて見送りしてくれる母さんに一声かけてから家を出た。
「行ってきまーす!」
「はい、気をつけてねー」
母さんの声を背中に受けながら、ワタシはオーキド研究所に向けて走って行った。
*
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「おはようございまーす。オーキド博士ー!ツカサでーす、ポケモン達に会いに来ましたー」
自然溢れるマサラタウンは他の街からみたら広々とした田舎で隣の家に向かうのに数分くらい歩くのはザラで、オーキド研究所も家から一、二時間程走ってようやく辿り着くくらい遠い場所にある。
「おお〜、ツカサよく来たのぅ。お前のポケモン達もお前が来るぞと伝えたら皆今か今かと待っておるぞ」
「そうなんですね。母さんからもポケモン達も寂しがってるって聞いたので今日はみんなと遊んであげようと思ってます」
「うむ、そうしなさい。それがお前さんのポケモン達にとって一番喜ぶ事じゃろうて。まあ、
「あはは……いつもすみません」
博士の疲れた表情を見たワタシは、カントーからパルデア地方で出会って捕まえた一部のポケモン達を思い出して、申し訳なくなり深々と博士に頭を下げる。
*
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––––オーキド研究所、ポケモン放牧場–––
研究所にあるポケモン放牧場。ここではオーキド博士がワタシのようにトレーナー達から預けたポケモンや野生のポケモンが伸び伸びと自然の環境で過ごせるように整備した場所。博士がマサラタウンに研究所を選んだ理由でもある。
「ここにくるのも一年振りだなぁ。さて、みんなはどこに……お、あれは?」
放牧場を見渡していると視線の先に土煙が立ち上りながらこちらに向かってくるのが見えた。
「サンド!サンドパ!」
「わんす!わんす!」
「サンドパン!ウインディ!」
「サンドサンド!サンドパ!」
「わーんすっ!」
「あ、ちょっと待って一旦速度落として、グヘッ!」
土煙の正体は【ねずみポケモン】のサンドパンと【でんせつポケモン】のウインディだった。二匹ともワタシがカントー地方を旅した時にゲットした仲間達だ。
サンドパンはワタシが旅をしてる途中で入った洞窟でサンドの時に出会ったポケモンで、当時は薄暗い洞窟の中で休憩しようと座り心地良さそうな石だと思って座ったら、実はサンドでそれに怒ったサンドに襲われたのはいい思い出だ。
ウインディはヤマブキシティからクチバシティに向かう途中で出会ったポケモンで、ロケット団のしたっぱに痛めつけられて連れ去られそうになったところを助けた。
二匹とも最初はワタシの言う事聞かなかったり警戒してたりしたけど、今はこんなにワタシに甘えてくれてるのは嬉しいけど、サンドパン会えたのが嬉しいのはわかるけど爪と背中のトゲ押し付けるの痛いから一旦やめて。ウインディも尻尾振るくらい喜んでるのはいいけど、舐め過ぎて顔中涎まみれになるからちょっと落ち着いて、ね?あ、ムリ?全然会ってからないからもうちょい付き合え?あはは、そっかー(遠い目)
––数分後––
「や、やっと終わった……」
サンドパンとウインディからのじゃれつきからようやく解放されたワタシは地面から起き上がり、ボロボロになったパーカーの袖で額の汗を拭う。
母さんの言ってた通り会いに来なかっただけでこんなになるなんて、他のポケモン達もこんなになると考えると今までの自分の行動を振り返りながら反省する。今度からは定期的に会いに行ったり、旅の時も手持ちに入れてあげた方がいいな、うん。
「おお、やはり揉まれたのう」
「博士」
いつの間にそこにいたのかオーキド博士が後ろからワタシに声をかけてきた。
「その二匹は特にお前さんに懐いてたからのぅ、昨日来ると伝えたら
「そうでしたか……ご足労おかけしました」
先程の二匹の様子をこの身で受けてどれだけ寂しがってたのかよくわかる。ほんと、博士には頭が上がらない。ん?ちょっと待って。
「あの博士?聞き間違いではないですよね?さっき
「ああ、言ったの」
「もしかしてその中に
「……そうじゃ」
その言葉の後に周囲の放牧場の奥から大量の土煙が立ち上がってるのが視界に入る。それだけでなく無数のポケモン達の鳴き声がワタシの耳に入る。
わーみんなワタシの事好き過ぎだろー嬉しいなー(棒)
って、そんな事言ってる場合かワタシ!?命の危機ぞっ!?
「待って⁉︎懐いてるのは知ってたけど、ワタシにこんなに懐いてるの⁉︎いや、嬉しいけど流石にこれはちょっと厳しいよ⁉︎」
というか中にはワタシにあまり懐いてないと思ってた子もいるんだけど⁉︎え?なに?あの時ワタシの事無視してたのは実は素直になってなかったってワケ?ツンデレかっ⁉︎ツンデレちゃんか⁉︎(混乱)
「それじゃ、後は頑張るのじゃぞ」
「待って博士!ワタシの自業自得なのはわかってるけど、助けてください⁉︎」
口元に手を当て、震えているワタシに背を向けて立ち去ろうとしたオーキド博士に縋りつき、助けを求める。
「スマンのぅ。わしではどうにもならぬのでな。まあ、潔くあやつらの思いを受け止めて行け」
「そんな殺生な⁉︎あ、博士!オーキド博士!カムバッークッ!!」
そそくさとワタシを置いて離れていくオーキド博士に手を伸ばすが、悲しいかな、ワタシのそんな思いは伝わらず博士はこの場から立ち去って行った。
そんなワタシの事等知らんと言わんばかりに背後からドドドドッと地響きを鳴らしながらワタシの元に向かってくるポケモン達の鳴き声が聞こえてくる。
その光景を見たワタシはフッと力無く笑みを浮かべて、空を見上げて口を開く。
「サトシじゃないのに何故?」
その言葉の後に沢山のポケモン達の波に呑まれるのを視界を最後にワタシはせめて一秒でも早く終わってくれるのを祈りながら、意識を手放した。
人物紹介
名前/ツカサ
年齢/17
身長/170くらい
一人称/ワタシ
髪/流した前髪のボブヘア/ブラック
肌色/色白
目/レッド/ボリュームある目尻
まゆ/ふつう
リップカラー/ライトピンク
服装(無印時点)
上着/スウェットパーカー(ブラック)
シャツ/バスクシャツ(ホワイト又はピンク)
ズボン/デニムパンツ(紺)
靴下/ハイソックス(ホワイト)
靴/ミドルブーツ(ブラウン)
鞄/ラグジュアリーバック(ホワイト×ブラック)
帽子/キャスケット(ホワイト)
グローブ/シンプルグローブ(レッド)
アニポケ世界に転生したポケモン好きのTS転生者。
赤ん坊の時に前世の記憶が蘇り、しかも丁度ニャースに連れ攫われそうになっていた。
自身がマサラタウンに生まれ、しかもサトシとシゲルの年上の幼馴染のお姉さんという誰得な立ち位置に最初は首を傾げていた。
生まれた時から災難にあう
旅立ってから7年間、カントー地方だけでなくジョウト、ホウエン、シンオウ、イッシユ、カロス、アローラ、ガラル、パルデアの9地方を旅をした経験を持つ。
旅の途中自身の災難体質のせいか、各地方の悪の組織と遭遇したり、一部の伝説のポケモンや幻のポケモンに出会い、それにまつわる災難に襲われたせいか一時的に伝説、幻のポケモンがトラウマになった事がある(現在は自力で完治済み)
母であるスズからの連絡でアニポケ原作第一話の旅立ちに合わせてマサラタウンに戻るが、持ち前の災難体質のせいでサトシ達の旅立ちに間に合わなかった。
7年間の旅でゲットしたポケモン達に好かれてる(マサラ人だけど、サトシではないので普通にボロボロになる)
尚、一部表に出しにくいポケモン達もゲットしてる。
本人的にはシリーズが進んだ頃に合わせて出して行こうと考えている。
主人公の見た目と服装は剣盾をモデルにしてるので、そちらをイメージしてください。
今回は主人公のポケモンの初期の旅パの内二匹を登場させました。
あまりにも沢山いるので、全部出すのは厳しいので、話とシリーズが進んだら追々登場させる予定です。
最初のパートナーポケモンは次回に登場させるつもりです。お待ち下さい。