アニポケ世界に持ちキャラTS転生   作:クロトダン

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はい、後編の第3話です。

今回の話は会話が少ないと思いますが、楽しんでもらえたら嬉しいです。

今回は主人公のパートナーとその強さの一端が垣間見えます。

誤字報告ありがとうございました!


6月20日戦闘描写を少し追加しました。


三匹目:波乱の水着コンテスト(文章一部追加)

『お待たせしました。アオプルコビーチ、日焼け美女と仮装ポケモンコンテスト開催でーす!』

 

 大急ぎでビラや会場を作り上げたワタシ達は宣伝の甲斐もあって、参加者を含めたお客さん達がどんどん集まってくれて、当初の目的である海の家の売り上げに貢献する事が出来た後、ワタシは母さんと一緒にサトシ君達と並んで観客席に座り、コンテストが開催を迎えた。

 司会として買って出たタケシ君の進行で最初の参加者であるカスミちゃんが少し照れながらステージに上がってきて、今回のコンテストのお題の一つである仮装ポケモンはUFOの格好をしたカスミちゃんのスターミーとその上に乗った宇宙人っぽいヘルメットを被ったサトシ君のゼニガメがステージに現れて、ゼニガメが弱めのみずでっぽうを頭上に向けて噴水の様に繰り出して、カスミちゃんの魅力を引き出している。

 綺麗だなーと思っていると突然ステージに上がってきた黒いビキニを着た長い赤い髪を伸ばした女とオレンジのビキニを着た首まで伸ばした青い髪の女?の二人組がカスミちゃんを突き飛ばして、コンテストに乱入してきた。カスミちゃんと数回話した後、青髪の女?が胸元を弄ると急に胸が大きくなり、二人でポーズをとると会場が先程より盛り上がった。

 

(というかカスミちゃんとサトシ君の反応からして、あの2人もしかしてロケット団のムサシとコジロウか!アニポケでみんなから憎めない悪役と言われてる彼らの姿を見れるなんて、テンションが上がるな!)

 

 転生して会ってみたいキャラとようやく会えて内心喜んでいる中、ロケット団の二人のパートナーポケモンであるワカメを巻いたドガースの上にアーボがとぐろを巻いてステージに現れていた。あ、すぐに蹴飛ばされてステージ外に落ちた。

 

「ああぁーっ⁉︎シゲルゥっ⁉︎」

 

 ステージを見るとドガースとアーボを蹴り飛ばした後、腕組みをして、背後に水着の美女達を引き連れたサトシ君のライバルであり、オーキド博士の孫でもあるシゲル君が不敵な笑みを浮かべて会場を見渡していた。

 

(おおー、シゲル君か。久しぶりに姿を見たけど、やっぱり原作通りガールフレンド達を引き連れているなぁ。そして相変わらずサトシ君に対して当たり強いなぁ)

 

「この会場にサトシくんが来てるって聞いてね。僕のガールフレンド達を自慢してやろうと参加したんだ。サトシくん見てるぅ?」

 

「あいつ……っ!」

 

「ピィッ⁉︎」

 

 遠い目をしながら、ステージ上を眺めているとシゲル君がマイクを使った会場にいるサトシ君に対して煽っているとそれに反応して立ち上がってピカチュウを落としたサトシ君がステージ上に上がってシゲル君と口論し始めた。

 ワタシは落とされたピカチュウを抱き上げて席に座らせて頭を撫でつつ、チラっとオーキド博士の顔を覗いてみると孫の相変わらずな性格に苦い表情を浮かべていた。

 

 しばらく二人の口論が続いていると突然後ろから観客達の悲鳴が聞こえ、なんだと思い振り向くと海から現れた樽のような体型のギャラドス?が腹部から展開したキャタピラでビーチを爆走しながら観客達を襲っていた光景だった。

 

(というかあれ、メカギャラドスだよね?前世から思ってたけど、あれ本当に人力なの?どう見ても人力の動きには見えないんだけど?)

 

 ワタシが少しズレた思考でメカギャラドスの動きを見ながら母さんの手を引いてステージの左側に向かうよう念の為離れた場所まで避難するとステージの上でマイクを持ったサトシ君が混乱してる観客達に呼びかけるとそれを聞いた観客達は落ち着きを取り戻し次第に冷静になるのを確認してから、メカギャラドスをなんとかすると言って、観客達に動かないように伝える姿にワタシは母さんと一緒に笑みを浮かべていた。

 

「あのヤンチャっ子が立派になったねぇ」

 

「うん、そうだね。ポケモントレーナーになって、旅をしたおかげかあの子も成長してる」

 

「いけっ!ピジョン!ヒトカゲ!」

 

 サトシ君の成長に母さんと話しているとメカギャラドスの口からミサイルが発射されたが、ミサイルに積まれてる航行装置は熱に弱いとタケシ君の助言を受けたサトシ君が2つのモンスターボールを投げると中から尻尾から小さな炎を灯した【とかげポケモン】のヒトカゲと特徴的なトサカをオールバックにした【とりポケモン】のピジョンが現れて、ヒトカゲの両腕?両肩?を脚で掴んだピジョンがミサイルの前まで飛んで行き、サトシ君の指示を受けたヒトカゲの【かえんほうしゃ】がミサイルを包み込み込んだ。

 ヒトカゲの【かえんほうしゃ】を受けたミサイルの航行装置を無理矢理切り替えさせてロケット団が操るメカギャラドスに向かっていく。

 

(よし、この後はミサイルに追われながら向こうの、確かオババって人の経営する海の家に突っ込んで、爆発してお星様になるんだよな。慰安旅行に参加した時は不安だったけど、これで今回の出来事は終わるは、ず……え?)

 

「……嘘でしょ?」

 

 

 

 

––三人称視点––

 

 

 アオプルコのビーチに突然現れたロケット団が操るメカギャラドスが繰り出したミサイルをタケシからの助言を受けたサトシの繰り出したヒトカゲとピジョンの活躍で、ミサイルはメカギャラドスに標的を変えて飛翔し、メカギャラドスに乗るロケット団はミサイルから逃れようと大急ぎで逃げ出して、彼らを暴れるよう仕向けたオババという老婆が経営する海の家に突撃してミサイルの爆発によりお星様になる。

 

 

 そう、本来の歴史通りであれば……

 

 

「……嘘でしょ?」

 

 ミサイルから逃げだそうとしたメカギャラドスの向いた方向が本来の歴史(原作)通りならオババの海の家がある右側に向かう筈だったのだが、運命の悪戯か、反対側を向いたメカギャラドスがステージから離れたツカサとスズに向けてもうスピードで突っ込んでいく光景だった。

 

「マズイ!あの方向は!」

 

「ツカサさん!逃げてください!」

 

「ピジョン!ヒトカゲ!ツカサさん達を助けるんだ!」

 

 ツカサはシゲル達から逃げるよう呼びかけられ、スズの手を取ってその場から離れようと掛け出すが、砂に足を取られたスズが転倒してしまい、背後から迫り来るメカギャラドスの距離がどんどん縮まっていく。

 

 サトシの指示でメカギャラドスを追いかけるピジョンとヒトカゲだが、速度はメカギャラドスの方が早く、2人に迫っていく。

 その先にある光景になってしまうのかと思われたその時–––

 

お願い……

 

 倒れたスズを守ろうと彼女の前に出たツカサが、上着に入れていたモンスターボールを前方に投げた姿勢で、モンスターボールの中にいる相棒の名前を叫んだ。

 

フシギバナッ!!

 

バナアァッ!!!

 

 主の呼びかけに応えるよう出てきたのは緑色の巨大なガマガエルのような巨体に背中から生えた4枚の葉と立派な大輪の花を咲かせたツカサの始まりのパートナー(相棒)のポケモン、【たねポケモン】のフシギバナがその背中に背負っている大きな花を揺らしながら雄叫びをあげて、技の指示を受けずに主が今望む最適な技を選択して、背中の葉の根本から伸ばした通常のフシギバナが出すより太い2本の蔦、草タイプの技【つるのムチ】が前方に向かい、メカギャラドスを拘束し、その行動を完全に止めさせた!

 

「なんと!」

 

「すごい!つるのムチでメカギャラドスの動きを止めるなんて!」

 

「……流石はツカサさんだ」

 

 突進してくるメカギャラドスの動きを完全に止めたフシギバナの【つるのムチ】の力を見たサトシ達はその光景に驚きの声を上げていた。

 

『ちょっと何コレ⁉︎何が起きてるのよ⁉︎』

 

『身動きが取れないぞ⁉︎』

 

『とにかく、なんとか振り解くのニャ!』

 

 動かないメカギャラドスに気づいた内部にいるロケット団が拘束から逃れようとするが、フシギバナが繰り出した【つるのムチ】はそれを許さず、更に締め付けを強めるとメカギャラドスの装甲をへこませ、更にキャタピラを壊し、それに気づいたムサシ達が内部で悲鳴を上げた。

 

 その瞬間を逃さないツカサは信頼する相棒に一言だけ命令を下した!

 

「投げ飛ばせ!」

 

バァナァァァァァッ!!

 

『『『ギィヤァァァァァァーーッ!?』』』

 

 主の下した命令を受けたフシギバナは即座に実行をし、悲鳴を出しているロケット団が乗るメカギャラドスをオババの経営する海の家に向けて全力で投げ飛ばし、ミサイルもその後を追いかけていき、海の家の前にいたオババは慌てながら、落ちてくるメカギャラドスから逃げようと店の階段を駆け上るが、時既に遅し。

 

「「「やな感じぃぃぃーーーーっ!?」」」

 

ババァァァ……っ!

 

 メカギャラドスが海の家に落下したと同時にミサイルが着弾し、海の家ごと吹き飛ぶ程の爆発を起こして、オババと共にお星様になっていった。

 

 

––三人称視点、了––

 

 

 

 

 ロケット団を撃退した後、中断した水着コンテストを再開させビーチを盛り上げた。コンテストはつつがなく進行していき無事に優勝者が決まり、サトシ君が壊してしまったリュウさんの船も直ることができて、サトシ君達とまた再会しようと約束した後、彼は海の向こうに去って行ったのを見送った後、まだ旅の途中であるサトシ君達も次の目的地であるヤマブキシティに向けて本土に繋がる港街【ハトバーポート】に向けて振り返りもせず、その姿が見えなくなるまで真っ直ぐ進んで行った。

 

 彼らの姿が見えなくなった後、オーキド博士はハナコさんに別れる時振り返りませんでしたなと声をかけるけど、ハナコさんは大丈夫と返事を返し両腕に抱えた優勝トロフィーを見て、楽しい思い出はもうもらってあるからと笑みを浮かべていた。

 

「ツカサ」

 

 その様子を離れた場所で見ていたワタシは、フシギバナの頭を撫でていると母さんが声をかけてきた。ワタシは撫でる手を止めてから立ち上がって母さんの顔を見る

 

「なに母さん?」

 

「さっきは助けてくれてありがとうね」

 

「気にしないでいいよ、後お礼はフシギバナ(この子)にも言ってあげて、この子がいなかったら母さんを助けられなかったからね」

 

「そうだね、ありがとうフシギバナ。いつもツカサの力になってくれて」

 

「バァナ、バァナ」

 

 母さんに頭を撫でられて嬉しそうに眼を細めるフシギバナの顔を見てワタシも思わず笑みを浮かべてしまう。

 

「……でもね、これだけは約束してくれる?」

 

「え?」

 

 フシギバナを撫でる手を止めてワタシの方を向いた母さんに突然頭をなでられて驚いてつい声を漏らしてしまった。

 

「いくらあなたやあなたのポケモン達が強くても、あなたは私の大切な娘なんだから無茶をして大怪我なんてしたら許さないからね」

 

「……うん、わかった。約束するよ、絶対に無理なんてしないから、だってワタシは………優しい母さんの娘だからね」

 

 頭を撫でられ気恥ずかしながらも母さんの優しい気持ちに答えて約束すると告げると、それを聞いた母さんはとびっきりの笑顔を見せてくれた。

 

「……よし!それじゃ今から美味しい物食べに行こうか!」

 

「え?今から?まだ夕飯には早いけど?」

 

「いいのいいの!私が食べたくなったんだからさ!あ!オーキド博士とハナコさんも一緒にどうですかー?」

 

 誤魔化すようにワタシから離れる母さんの姿を見て、それが照れ隠しの行動だと気づいたワタシはフシギバナと顔を合わせてお互いに笑顔になって、一緒に母さん達のところに歩いていった。

 

 


主人公のポケモン紹介

 

フシギバナ/性別オス

 

 フシギダネの最終進化系。

 主人公がオーキド博士から貰った最初のポケモン。

 旅を始めた頃、主人公の持ち前の災難を呼び寄せる不幸体質に巻き込まれた苦労ポケモン。

 長い旅の中で各地のジムやポケモンリーグを制覇してきた歴戦の猛者であり、技の指示もせずとも主の思いに答えてくれる頼れる相棒である。

 

 

覚えてる技(初代ゲーム基準)

 

つるのムチ

はっぱカッター

ソーラービーム

どくどく

 

*後に変更する予定あり

 





ちょっと展開無理矢理すぎだったなと反省してます。

前々からロケット団が乗る人力マシンって人力の域を超えた動きをするのすごいですよね。

はい、主人公のパートナーポケモンはフシギバナでした!オーキド博士からもらったフシギダネと各地の地方を旅をした最古参の主人公の信頼するポケモンです。
残りの手持ち達も徐々に出していく予定です。
主人公のポケモン達の覚える技はシリーズに合わせて変更していく予定です。


誤字脱字あったら遠慮なく言ってください。
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