原作に関わらせるとバトル含めて長くなっちゃいますw
もっと上手くまとめられるよう精進します。
時系列は33話です。
ではどうぞ。
評価、感想、誤字報告ありがとうございます!
街に向かう途中スピアーの大群に襲われたワタシは、逃げきれないと判断してポケモン達の力を借りて群れのボスのスピアーを孤立させ弱らせた後、スピアーをゲットした。(実際にはあまりのしつこさにキレて本気を出してゲットした)
しかもそのスピアー7年前にワタシを襲ったのと同じ個体で撃退する時に傷を付けたサンドパンとワタシにリベンジする為に襲いかかったとスピアー本人がジェスチャーでサンドパンとワタシを指(針)を指しながら説明してくれた。
まだリベンジする気があるのかと心配して聞いてみたけど、武人気質なのかサンドパンとちゃんとバトルしたおかげか、潔く負けを認めてワタシの指示を聞いてくれるようで安心した。
その後何事もなくセキチクシティに到着したワタシは真っ先にポケモンセンターに向かい、ポケモンを回復させた後、オーキド博士に連絡して新しくゲットしたスピアーを紹介した後、プテラを研究所に転送してしばらくは久しぶりに旅を満喫してから帰ると伝えると博士は楽しんで来なさいと応援の言葉を送ってくれた。
通信を終えた後、ポケモンセンターに併設してある食堂でご飯を食べているとふと、壁に貼られたポスターが目に入り、気になって近づいてポスターの内容を確認してみた。
「えーっと、なになに……【ララミー族主催ポケモンレース!参加者募集中!】?ああ、そういえばもうそんな時期か」
ララミー族のポケモンレース。
毎年ララミー族が育てた自慢ポケモン達の成長の成果をレースで競う代々続く伝統のレースである。優勝すればララミー族の名誉ポケモンと名誉トレーナーとして認められる栄誉がもらえる有名なレースで、それを求めて外から参加してくる者もいるほどだ。
ちなみにララミー族とはポケモンを大自然の中で育てるポケモン保護区民の人達の事である。
7年前は持ち前の体質のせいで到着が遅れて、参加しようとしたけど既にエントリーの時間が過ぎてしまい泣く泣く見逃す事になった。
「あの時はできなかったけど、今年は参加してみようかな?」
次の目的を決めたワタシは食べ終えた食器を返した後、セキチクシティを出てララミー村に向けて歩いて行った。
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–––数日後–––
「やっと着きました!ララミー村!」
街を出てなんの災難に遭う事もなく、レース前日にララミー村に到着できたワタシは早速村の人にレースの受付場所はどこか話しかけ、教えられた所まで案内してもらいレースの参加を申請し終えた後、案内してくれた村の人にお礼を言っていた。
「ありがとうねフウコちゃん、案内してくれて助かったよ」
「こっちこそわざわざ外から参加に来てくれて嬉しいです」
そう言ってくれたのは動き易そうな半袖に半ズボンを履いて青い髪の上にオレンジのターバンを巻いたララミー族のフウコちゃんだ。
フウコちゃんはララミー族の中で一番のポニータの乗り手であり今回のレースの優勝候補である12歳の少女だ。毎日ポニータに乗って保護区のガードマンのガーディと一緒に育てているケンタロスを見守っている元気な少女だ。
「そうだ!案内してくれたお礼にワタシも見回り手伝うよ」
「ええ!そんな悪いですよ!」
日課の見回りの前に声をかけたワタシの為に道案内をしてくれて申し訳なく感じたワタシはフウコちゃんに見回りを手伝うと伝えると最初は遠慮した彼女だったが、ワタシのせいで遅れてしまったからせめてものお礼だと説得すると納得してくれた。
その後、ポニータに乗った彼女とガードマンのガーディと一緒に歩きながら保護区の見回りをしていると……。
「っ!わうっ!」
「ガーディ!」
何かに気づいたガーディが突然走り出すとその変化に気づいたフウコちゃんもこの先の保護区で何かあったと気づいたらしい。
「ごめんツカサさん!先に行ってるね!」
「わかった!ワタシも後から追いかけるから!気をつけて!」
「大丈夫!多少の荒事くらいなら慣れてるから!行くよ、ポニータ!」
「ヒヒィーンッ!」
ポニータを走らせたフウコちゃんはどんどん速度を上げていき、ガーディが向かった先まで駆け出して行った。
「よし、出てきてスピアー!」
「スピッ!」
それを見送ったワタシは最近ゲットしたスピアーを出すと、先に行ってフウコちゃんの手伝いをしてと伝えると両腕の針を上にあげると羽を震わせて飛び上がり、フウコちゃんの手伝いをしに飛んでいくと遅れてワタシも向かおうと走り出した。
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–––三人称視点–––
サファリランドにやってきたサトシ達一行は、野生と勘違いして保護区内のケンタロスをゲットしようとヒトカゲを出して技を出そうとしたが、上から降ってきたガーディに踏みつけられて不発になり、跳ね飛ばしながら距離を取って【かえんほうしゃ】を繰り出そうとした瞬間、また不発に終わってしまった。何故なら–––。
「スピ……ッ!」
「カゲ、コォ……」
先程ツカサが送り出したスピアーが現れ、両腕の大きな針でヒトカゲの首元に突きつけて動きを封じたからだ。少しでも動こうとしたら容赦なく串刺しにしてやるぞと込めた目をヒトカゲに向けていた。、
「な、なんだあのスピアー!いつの間に出てきたんだ!」
「あの速さ、かなりのレベルを持っているぞ…!」
「くそ、ピジョン!スピアーを…「待ってぇ!」えっ?うわぁぁぁっ⁉︎」
ヒトカゲを助けようとむしタイプのスピアーに対して有利なひこうタイプのピジョンを出そうとしたサトシだが、彼の前にポニータに乗ったフウコが現れて、それに驚いたサトシは思わず尻もちをついてしまった。
バトルの邪魔をされて文句を言うサトシだか、フウコは目尻を吊り上げてサトシ達に口を開いた。
「アンタ達、ここがポケモン保護区って知らない訳じゃないでしょう!」
「ポケモン保護区?なにそれ?」
フウコが言った言葉に首を傾げるサトシを見て、フウコは彼らにポケモン保護区とララミー族について説明をして祭りの事を話していると、その途中で遅れて追いついてきたツカサが彼らの元へ現れた。
–––三人称視点、了–––
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「あれ?サトシ君達?なんでここに?」
先に向かったフウコちゃんを追いかけて、ようやく追いついてみると前にアオプルコで別れたサトシ君達の姿を見て思わず声をあげるとそれに気付いた彼らもワタシを見て驚いていた。
ワタシも彼らを見てこの先に起きる出来事を思い出して内心頭を抱えていた。
(思い出した、ポケモンレースって彼らが参加してたんだった!あーもう!なんで忘れてたのワタシのばか!確かこの後フウコちゃんは怪我をしてサトシ君にポニータを託して、その後ギャロップに進化して優勝した筈…!原作通りになったらフウコちゃんが腕を負傷しちゃうし、あーもう、どうする……って、うわっ⁉︎)
「ツカサさーん!また貴女とお会い出来て光栄です!よければ自分とお茶でも「はーいはい、それはまた今度ねぇ!」…イデデデッ⁉︎」
「あはは…ツカサさんはなんでここにいるんですか?」
内心頭を抱えているとそれを知らないタケシ君に手を握られた事に驚き、またナンパされるけどまたカスミちゃんに耳を引っ張られてフェードアウトされ、それに苦笑したサトシ君が何故ワタシがララミー村にいるのか質問してきた。
「あー、なんというか…最近だらしないって母さんに発破をかけられて、買い物のついでにマサラタウンに戻るまで旅をしてこいって追い出されちゃってねぇ」
それを聞いたサトシ君は母さんの性格を思い出して苦笑いを浮かべていた。
そう、母さんって優しいけど、一度決めたらやり遂げるまで納得しない性格なんだよなぁ。学校の宿題で草ポケモンの生態について調べる事になって、その為に遠出してまで調べ続けた事がある。
「スピッ!」
「あ、お疲れ様スピアー、またよろしくね」
送り出したスピアーに頭を撫で労いの言葉をかけてからモンスターボールに戻すとサトシ君が目をキラキラして質問してきた。
「あのスピアーって、ツカサさんのポケモンだったんですか!」
「え?うん、そうだけど?」
理由を聞くといつの間に現れてたスピアーが、技を出そうとしたサトシ君のヒトカゲの首元に両腕の針を突きつけて動きを止めて、その気迫に動けなかったらしい。
(マジか、スピアーったら、初めての指名されて力が入ったのかな?)
その後、サトシ君達にスピアーが驚かせた事について謝罪した後、フウコちゃんからララミー族の祭りに招待され、彼女の案内で村に向かおうとしたら、地響きが聞こえ、そこに顔を向けると【みつごどりポケモン】のドードリオの群れがワタシ達の前を凄い速度で駆け抜けて行った。
サトシ君がポケモン図鑑で調べようとするけど、あまりの速さに驚いているとその後に現れたフウコちゃんの知り合いの【ドードリオ使いのドリオ】がドードリオに乗って現れた。その際にサトシ君は現れたドードリオに向けて図鑑を開いていると、ドリオはフウコちゃんに上から目線で声をかけてきた。
「よう、フウコ。明日のレースはオレ様がもらったぜ」
「それはどうかしら?ポケモンレースは速いだけじゃ勝てないわよ?」
「へっ、わかってるさ。まっ!楽しみしてな?トワァッ‼︎」
そう言った後、彼はドードリオと共に草原を走り抜けて行って、それを見たカスミちゃんは彼の態度に腹を立てているとフウコちゃんは困った表情を浮かべて簡単に彼の事を紹介した後、彼女の先導で村に戻ろうと歩き出した。
ちなみにスピアーが最近ゲットしたばかりと伝えたら3人共、捕まえたばかりなのに懐いていたスピアーに驚いていた。
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–––ララミー村、祭り会場–––
日が暮れて祭囃子をバックに屋台が立ち並ぶ中、フウコちゃんに案内されながら屋台を満喫していた。
屋台を回りながら歩いていると屋台をしている村の人達や祭りに合わせて外からやってきた顔見知りの人達から明日のレースに出る彼女に応援するよと声をかけられて、彼女も笑顔でありがとうと礼を返しているのを彼女の後ろを歩いていた。
「彼女は優勝候補らしいなぁ」
「ポニータに乗ってるフウコちゃんカッコいいもんね」
「モグモグ…俺たちすごい人と知り合いになったのかなぁ?」
「りんご飴美味しい?ピカチュウ」
「ピッカチュウ!」
「おぉぉーい!フウコォォォー!
屋台を回っていると後ろから昼間会ったドリオが息を切らせながら走ってきて、フウコちゃんのケンタロス達の様子がおかしいと伝えてきた。
それを聞いたフウコちゃんは一目散に駆け出して、走りながら指笛を吹いて呼び出したポニータに乗ってガーディと共に先に向かい、その背後で悪い笑みを浮かべたドリオの視線を感じながら、ワタシは
–––フウコの牧場–––
走り続けてると先に到着してたフウコちゃんが、ガーディに頼んで落ち着いたケンタロス達を見て疑問に感じている後ろ姿を見ていると、一番後ろを走っていたワタシの視界の端に映る草むらが蠢いているのを捉えると草むらから一瞬何かがポニータの前を通り過ぎるとそれに驚いたポニータが前脚を振り上げ、フウコちゃんは落馬してしまった。
「ゲンガー!」
「ゲー、ンガ……っ!」
完全に地面に落ちる寸前に彼女の影から【シャドーポケモン】のゲンガーが身体の半分を出して、背中から落ちる彼女を顔を潰れながらもクッションとして受け止めてくれた。
ゲンガーが受け止めてくれたフウコちゃんに駆け寄り、サトシ君が暴れてるポニータを手綱を引きながら落ち着かせてる間にカスミちゃんとタケシ君が彼女の介抱をして、原作と違い大きな怪我はないけど、それでも落馬した時に捻ったのか右手で左手首を押さえて顔を歪めていた。
「ありがとうゲンガー、君のおかげで彼女が酷い怪我をしなくてすんだよ」
「ゲ、ゲ、ゲ……」
フウコちゃんを庇ってくれたゲンガーに礼を言うとゲンガーが笑いながらワタシの影の中に入っていくのを見届けた後、足元にあった小石を拾うと離れた場所にある風車の影に隠れているこの騒ぎの
–––フウコの家–––
「あーあ、これじゃ手綱を握れないなぁ残念」
あの後フウコちゃんを村の医師に診てもらい原作より酷くはなかったけど、1週間は安静にするようにと告げられ、彼女の家まで送ったワタシ達は壁に体を預けて包帯に巻かれた左手を反対の手で押さえて、沈んだ表情で呟くと側にいたポニータも大切な主を落馬させてしまった責任を感じて落ち込んでしまう。
落ち込む彼女達にサトシは来年を目指したらと提案したけど、名案を思いついたフウコちゃんがサトシ君に自分の代わりにポニータに乗って出て欲しいと頼んだきた。
それに驚いたサトシ君は慣れてないと火傷してしまうから無理だと断るけど、フウコちゃんはできると言って、どうして彼にポニータと走って欲しい理由を教えてくれた。
「だってさっき、あんなに一生懸命にポニータを宥めてくれたじゃない。わたしにはわかるよ。あなたならポニータと一緒に走ってくれるって」
「でも……」
理由を聞いてそれでも自信なく言い淀むサトシ君にカスミちゃんとタケシ君が協力すると彼の背中を押してくれた。
仲間達の応援に顔をあげてやる気に満ちた表情で出場すると決め、共に走るポニータによろしくと首元を撫でようとしたら、触れようとした手に火がついて手を押さえながら悶えて、サトシ君を拒絶の炎を出したポニータにフウコちゃんが叱責した後、ポニータの顔を撫でてあげ、サトシ君と一緒に走ってほしいと説得すると主の願いを聞いたポニータは頷いてサトシ君と一緒に走ると決意した。
その後、彼女の家の前の牧場で試しにポニータに乗ったサトシ君が乗っても熱くないと喜んで両腕をあげると、バランスを崩した時に出した右足がポニータの身体を蹴ってしまい、ポニータは驚いて駆け出していき、咄嗟にポニータの尻尾を掴んで涙目になってるサトシ君を連れて牧場内を走り回った。
(不安だ……)
この先の事を知っている身から見て不安になったのはいうまでもない。
すまないスピアー、今回はちょっとした実力を原作主人公達に見せつけるだけに終わらせてすまない。
機会があればちゃんと活躍させるからもう少し待ってくれ……。
誤字脱字があれば遠慮なく言ってください。