再転生した元神は転スラの世界へ   作:さすらいの旅人

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活動報告で載せていた小ネタを出してみました。

普通に出しても味気ないと思って、内容も多少追加させています。


小ネタ集 Part1

①休日を利用して隆誠のバイクに乗る事が出来たリムル

 

 

 ガゼル王が来訪によって魔国連邦(テンペスト)が設立された数日後。

 

 一通りの仕事を終えたリムルは隆誠にある事を頼んだ。彼が所有するバイクを改めてじっくり見たいと。

 

 障害物が一切無いだだっ広い草原で、隆誠が見守っている中、リムルはバイクに乗ろうとしている。

 

「ふむ。未来のバイクって言っても、内部構造は俺の前世時代と全く変わらないな。でもそれとは別に、こういうカッコいいバイクに乗るってだけでも良いんだよなぁ~」

 

「その前にリムル、足が届いてないぞ」

 

 解析するように真面目な表情になっていたリムルだが、途端に満面な笑みを浮かべていた。

 

 直後、隆誠からの指摘によって罰が悪そうになる。

 

「うっ……ちょ、ちょっと身長を伸ばしてみるか」

 

 尤もな指摘だと受け止めたのか、リムルの手足が突然伸びる。同時に手足以外の身体も合わせるように成長していき、隆誠と同じくらいの体格になった。

 

「おお、手足が伸びただけでなく身体も大きくなったな。スライム故に便利な身体と言うべき、か」

 

「まぁぶっちゃけ、俺のスキルのお陰なんだけどな。さて、それじゃあ今度は運転……って、アレ? おいリューセー、エンジンが起動しないんだけど」

 

 隆誠から教えてもらった起動方法を試すリムルだったが、バイクが全く反応しない事に疑問を抱く。

 

「あ、ごめん。そのバイクはパーソナルデータを登録した俺以外は運転出来ないように設定されてるんだったのを忘れてた」

 

「はぁ!?」

 

 予想外の事実を知った事にリムルが信じられないように驚きの声を上げる。

 

「何だよソレ! どうにか出来ないのかよ!?」

 

「どうにかするにしても、俺のいる世界で貴方のデータを登録すれば運転出来るが……」

 

 隆誠のバイクは父親の龍郎が依頼した特注品と言う事もあって、盗難防止用のセキュリティが厳重に施されている。それ故にリムルが乗れるようにするには、購入したバイク店でセキュリティを解除した後にパーソナルデータの登録が必要な為、どの道リムルが運転する事が出来ない。

 

「どの道無理じゃねぇか! 頼むから俺に運転させてくれ!」

 

「そう言われてもなぁ……」

 

 バイクから降りたリムルは隆誠に詰め寄り、どうにか運転出来る方法が無いかと問うのであった。

 

 因みに――

 

(主よ、我と言うモノがおりながら……!)

 

 以前にバイクを壊そうとした前科があるランガは、リムルより影の中から出ないよう厳命されている為、今は必死に我慢している。

 

 

 

 

②リムルがどうしてもバイクの走行を肌で感じたい結果

 

 

 一人でバイクに乗れないと諦めたリムルは、苦肉の策として運転する隆誠とタンデム(二人乗り)するしかなかった。今はタンデムシートに乗って、落ちないように隆誠の腰に手を回してしがみついている。

 

 隆誠は今までタンデム走行をした事は無いが、何の支障もなくバイクを走らせている。

 

「どうだリムル、コイツの乗り心地は?」

 

「お~! すっごい速いなぁ~!」

 

 タンデムとは言え、前世で数えるほどしか乗れなかったバイクにリムルは感動していた。いつも乗っているランガとは違う乗り心地の他、バイクならではの爽快感もあって大変ご機嫌だ。

 

「ふっ。このバイクの速度は、まだまだこんなもんじゃないぞ!」

 

「おおお~!」

 

 スピードを上げる隆誠にリムルは嬉しさでいっぱいになっている。

 

「尤も、お前が乗ってるランガには負けるかもしれないが」

 

「いやいや、(直線的な速度では)ランガより、ずっとはやいぞ!」

 

「ん?(今の台詞、どこかで聞いた事が……)」

 

 リムルの台詞が前世(むかし)の頃に某堕天使総督がやっていた、レトロゲームに出てくるキャラの台詞と似ている事に気付く隆誠。しかし、その記憶を思い出す事が出来ないまま運転に集中するのであった。

 

 

 

 

 後日。

 

 

「おいランガ、昨日から一体どうしたんだ?」

 

「…………………」

 

 あの台詞を聞いたランガはショックを受け過ぎた余り、リムルが声を掛けても真っ白に燃えつきたかのように生ける屍状態となっていた。彼が元に戻るのは数日の時間が必要だった事を補足しておく。




レトロゲームの名称はSFCの『バハムートラグーン』です。

このゲームをおやりになられた方は、リムルの台詞を見て思い出す方がいらっしゃると思います。

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