5000文字探偵アグネスタキオン   作:春日井ないたろ

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リンクの合同誌に寄稿したSSから冒頭を抜粋したお試し用1話です
それっぽい2話移行が書け次第、そちらは全文で順次追加します

https://x.com/umaDoskoi/status/1799396138967335391


第1話ためし読み

「デジタル君。たまにこうしてゆっくりと紅茶を嗜むのも悪くないねぇ」

「はい!タキオンさんの選ぶ紅茶は雑念が飛んで……」

「タキオン探偵!!」

「ブフゥー!?!(ビクッ)」

「おや、バクシンオーくん。どうしたんだい?」

「事件発生です!!ご協力お願い出来ますか!?」

「ほう。それならば探偵として一肌脱ぐしかあるまいな。せっかくのティータイムだが、仕方あるまい。デジタル君。早速向かうぞ」

「はい!」

 

「こちらが現場です!探偵!」

「ふむ。それでは事件の概要をお願い出来るかな?」

「かしこまりました!!今回の被害者はチームスピカのトレーナーさんです。チームルームのプレハブの横に頭に頭陀袋を被せられ頭から埋められている所を発見されました!」

「おお、それはなんとも……。状況は?」

「第一発見者はマックイーンさん!本日16時頃、トレーニング前のミーティングのためにチームルームに向かっていた所、埋められていたトレーナーさんを発見したそうです!」

「なるほろ。アリバイは?」

「本日15時3分頃から始まった各クラスでのホームルームに参加していたとの証言をマックイーンさん含めたチームメンバー全員分、各クラス担任からいただいています!」

「それ以降の時間は?」

「はっ!問題児と問題トレーナー監視のための隠しカメラを確認したところ、トレーナーさんが15時頃に映っていました!その後、16時頃にマックイーンさんが埋められているトレーナーさんを発見する様子が記録されています!その間誰もカメラには映っていませんでした!」

「スピカルームへの他の行き方は?」

「横の校舎の窓から出ればカメラには映りませんが、この窓は廊下側の窓ではなく教室側の窓です!誰にも見られずに窓から出るのは難しいかと……!」

「そして事情を聞くため、チームスピカの面々に来てもらっているわけだ。」

「フヒョオ!……?あれ?ゴールドシップさんがいらっしゃいませんが?」

「今、ビコー刑事に探していただいています!」

「警部!ゴールドシップ見つかりました!犯人です!」

「「「ッ!!!」」」

「ゴッ、ゴルシ君はどこにいたんだい!?」

「チームルームに」

「カ、カメラは?」

「あんなもんにゴルシちゃんが映るヘマするわけないだろ」

「証拠は?動機は?」

「使用済みのシャベルがありました」

「トレーナーが一人で勝手に焼き肉行きやがってムカついたから埋めてやっただけだよ」

「自供は!?」

「だから、アタシがやったっつってんただろ?」

「タキオンさん。帰ってお茶の続きをしましょう」

「ゴールドシップ、行くぞ!」

「果たして、本当にそうだろうか?」

「タキオンさん?」

「この簡単な事件、私が文字もたせてやる!」

 

 

普通にやれば、たった1500文字で終わる超簡単な事件を、読みごたえのある5000文字いっぱいまで、何とかもたせる名探偵。

その名も、文字探偵・アグネスタキオン。

次々と繰り出される推理に、ガンガン増える一方の容疑者。

その果てに、真犯人は見つかるのか、見つからないのか!

只今、【1238】文字です。

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