TS転生した私が所属するVTuber事務所のライバー全員を堕としにいく話   作:恋狸

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音楽対決コラボ!

 一週間が経ち、その間私は先生にみっちり技術や感情表現のノウハウを教わった。

 

 完璧とは言い難いものの、私の強みは本番で発揮できる。気合いが空回りしないように気を引き締めなければならない。

 なにせ、私は一人の心に土足で踏み込んで荒らす。

 拒絶されても突き通す圧倒的エゴを押し付ける。

 

 だからこそ、負けない覚悟と信念が必要だ。

 

「マネージャー。例の件は?」

恙無(つつがな)く。今日の昼に事務所前でお待ちしています。クラシーさんはこちらの方でお出迎えするのでご心配はありません』

「よし、ありがとうございます。今日は任せました」

『ええ。成功させましょう!』

 

 笑顔でマネージャーと電話で話す。

 マネージャーには一部の事情を省いて説明した。今回の作戦には事務所の協力が必要不可欠だからね。

 マネも乗り気だったし、一週間で全ての準備を終わらせてくれた。

 忙しいのに感謝しかない。今度お菓子の詰め合わせでも送るか。

 

「いよいよ今日か。外堀囲う感じになっちゃってるけど怒らないでよ、クラちゃん。今日は堕とすんだから」

 

 やると決めたらやる。

 堕とすと決めたら完堕ちさせる。

 私の信念はちょっとやそっとのことじゃ曲がらない……ツナちゃんと話してなかったら曲がってた可能性もあったケド。

 

「どんなズルい手を使っても最後に大団円になれば良い。ねぇ、クラちゃん。私って思ったより悪い子なんだよ?」

 

 ふふふ、と虚空に笑いかけた私は、覚悟を決めて家を出る。

 

 緊張はない。

 

 私はVtuber、花依(はなより)琥珀(こはく)だから。

 

 

 

☆☆☆

 

Side クラシー

 

「あたしが悪いのだけれど気まずいわね……」

 

 高くそびえるビル──事務所の前であたしは尻込みをしていた。

 あたしから花依さんを拒絶して一週間と少し。

 最早直に会うことはない、と思った矢先にマネージャーから花依さんとのオフコラボの収録依頼が来た。

 

 出鼻を挫かれるとはまさにこのことか。

 

 どんな顔で会えるというのだろう。

 あたしが花依さんと会う資格はあるのか。

 

 どれもこれも頭に浮かんでは消えていく考え事も、微かなVtuberとしての自負が逃げることを許さなかった。

 だから今、あたしは依頼を受けてこの場にいる。

 

「音楽対決コラボ、ね。()()()()()()とはいえ間が悪いわ」

 

 一週間前の出来事を思い出す。

 もう花依さんはあたしを見限ったに違いない。手を差し伸べてくれることも、優しく語りかけてくれることもない。

 

 あたしから言ったのよ。

 同じVtuberとして宜しく頼むって。

 この言葉の真意に気づかない花依さんではないはずだ。

 

 淡々と。粛々にこなそう──

 

 

 ──と思っていたのに。

 

 

「あ、クラちゃん! 久しぶり!」

「え、えぇ……」

 

 花依さんは変わらない純粋な笑顔で私を出迎えた。

 

 どうして??

 

 疑問が浮かび上がり、それを口にする直前で止める。

 不確かな希望を持ったところで打ち砕かれるのは自明だ。あたしから拒絶しておいて今更()()を問うことは虫が良すぎる。

 

「今日はよろしくね!」

「……そうね」

 

 結局あたしは、眩しい笑顔から目を逸らすことしかできなかった。

 

 

 

☆☆☆

 

 

 第一関門突破、と。

 

 普段通りに接した私に対してどんな反応を取るのか。

 私が確認したかったことは、あの拒絶が少なくとも不本意なものであるかだ。

 希望に縋っているわけじゃないよ。ただ、あの言葉には怒りじゃなくて、恐怖と焦りが大部分を占めていたから。

 

 恐怖からの拒絶。

 それは、知られたくない。知って嫌われたくない。踏み込まれるのが怖い。

 大体この3つで構成されてると思う。

 

 さっきクラちゃんは、バツの悪い表情で視線を逸らした。つまり、私に対して負い目を感じている証拠になる。

 

 ゆえに第一関門、完全に拒絶しているわけではない、を突破したことになる。

 

 ……ふぅ。希望的観測かなぁ、と思ってたけど案外上手くいったねぇ。

 

「じゃあ、収録室行こう」

「ええ」

 

 私が声をかけると、小さな声でクラちゃんは頷く。

 そこを突っ込むことなく、私たちは無言で歩き続けた。

 

 

 

「あたしたち以外いないのね」

「うん。スタッフさんたちの都合が悪くてね。機材の使い方なら教えてもらったし大丈夫じゃない? そこまで難しい企画じゃないし」

  

 これは嘘だ。

 準備中に無理を言って、二人きりにするように頼んだのは私だ。踏み込んだ質問をするのに、全くの他人が絡んでは本心も話せないからね。死ぬ気で使い方を学んだよ。

 めっちゃ難しかった。本職の人すげぇ、って素直に感心した。

 

「そう。なるほどね」

 

 幸いクラちゃんは納得したようだ。

 結構無理のある言い訳なんだけど、社会に疎いクラちゃんなら何とかいくかなぁ、って感じの行き当たりばったりな作戦だ。

 序盤のガバは勘弁してほしい。後で取り戻すから!

 

 私は機材を操作しながら、収録室を見渡す。

 所狭しと並べられた楽器類は、全て事務所が管理しているものだ。

 ピアノに始まり、ギターもベースもドラムもある。

 そのせいでかなり手狭になっちゃってるけど、演奏するスペースならあるから我慢だね。

 

「どういう流れで進むのかしら?」

「そうだなぁ。まあ、雑談を入れつつ楽器を交互に演奏していく形かな。それを後から全智さんとツナちゃんに聞いてもらって、勝敗を後々明かす予定〜」

「0期生の全智さん……随分大掛かりなのね」

「まあねぇ。審査員として一期生も巻き込みたかったんだけど、さすがにダメみたい」

 

 事務所主導のコラボということを強調するため、私は二人を間接的に巻き込んだ。

 まあ……純粋にリスナーに楽しんでもらいたいってのも大きいケド。

 私の個人的用事のためにリスナーを利用するようなことはしたくない。かと言って、作戦のためには配信であることが必須。

 

 ならどっちも楽しめばいいじゃない!

 

 的な。

 脳筋思考っていうツッコミは聞かないでおく。自覚はあるからね……。

 

 流れを説明しながら話していると、ふいにクラちゃんは険しい顔で俯く。

 どうしたのだろうと怪訝に思う私に、クラちゃんは何かを言いかける。

 

 

「花依さん……あなたは──いえ、なんでもないわ」

「そっか」

 

 何となく聞きたいことは分かる。

 だけど、クラちゃんが言葉に出していないなら、私が答えることは野暮だろう。私は言いたくなるまで待つか、言いたくなるように攻略するかの両極端だからね。

 

「じゃあ、始めようか」

 

 

☆☆☆

 

 

「みなさん、こんにちばんわ! 二期生の花依琥珀とぉ……?」

「同じく二期生のクラシーよ」

「はい! というわけで、今日はツナちゃんを仲間外れにして二期生コラボだよ!」

「言い方が酷すぎると思うの」

 

 収録が始まった。

 始まり出しは順調だね。一期生は知らないけど、二期生はツナちゃんも含めてスペックが高いから、台本無しのぶっつけ本番でも進めやすい。

 流れは決めないと流石に難しいけど、ある程度なら各々の判断でアドリブを打ってくれる。

 

「さぁ、今日は私とクラちゃんで音楽対決コラボだよ。音楽系Vtuberに音楽で挑むなんて分が悪いけど……負けるつもりはないよ」

 

 私は万感の思いを全てクラちゃんにぶつける。

 歯をむき出して睨みつける私に驚いてビクッ、と震えたクラちゃんだが配信のための演技だと断定したようで、すぐに元の調子へ戻った。

 

「そう……私も負けられないわ」

 

 それは私のセリフなんだよなぁ。

 絶対負けられない。負けたくないからここにいるんだし。

 決意の灯った瞳で私たちは相対する。

 

 ……とりあえずはコラボを優先しなきゃね。

 

「気合も十分なことだし、最初の対決は……これ!」

「ギター……かしら?」

「そう! アコースティックギター!」

「花依さんは経験あるのかしら?」

「そうだねぇ、一応習ってたことはあるよ。2ヶ月で辞めたケド」

「合わなかったの?」

「いや? 先生より上手くなったから」

「サラッととんでもないこと言うのね……」

 

 若干引いてるクラちゃんだけど、教えに来た人もアマチュアだったし手先が器用な私はあっという間に基礎を固めることができた。応用は漏れなく盗んだ。

 そこまでギターに時間をかけるわけにもいかなかったから短期で辞めたけど……私に追い越された先生は大いに燃えて有名ギタリストになってるし結果オーライって感じ。

 

「クラちゃんはどう? 経験ある?」

「ええ、楽器の類は粗方触ったわね。新しいことを覚えるのは楽しいわよ」

「だよね。分かる」

 

 できなかったことをできるようになるのは楽しい。 

 それはどんなことでも当てはまることなんじゃないかと思うけど、私にとって新しいことを取り組むことは日常であり必要なことだった。だからこそ、その日常に楽しさを見出す。

 音楽もその一つかなぁ。

 

 

 私はギターを抱えて椅子に座る。

 そのまま、自分の想いごとギターを掻き鳴らした。

 

 

 

☆☆☆

 

 私たちは様々な対決をした。

 ギターに始まり、ピアノ、トランペット、ヴァイオリン、ドラムなどなど。

 どれも高水準でこなす私と、全てをプロ級に仕上げているクラちゃん。どう足掻いても勝ち目はないはずだけど、音楽というのはパフォーマンスが全てじゃない。

 演者の籠めた想いだとか、言葉で表せないモノが勝敗を分けることがある。

 

 その点を鑑みれば、恐らく今の勝敗はイーブン。

 

「はぁはぁ……なかなかやるね、クラちゃん」

「……はぁ、花依さんこそ。正直驚いたわ」

「私もだよ。クラちゃん守備範囲広すぎ。ドラムまで完璧とか自信なくすよ」

「しっかりついてきたのに良く言うわ」

 

 予想以上に手強かった。

 オーケストラ楽器が専門だと思っていたから、勝手の違うギターとかドラムならいけるかなぁって思ったんだけど……全然そんなことなかったね。

 

 

 収録開始から一時間半。

 表面上は良好に見えるだろう関係も、実際はそんなことない。

 なにせ目を合わせると逸らすから。笑みを浮かべながらも、その笑顔が無理をしているのは一目瞭然だ。

 

 私にとってはここからが本番だ。

 どう切り出すか。

 

 もうそれは何度も何度も考えて決めた。

 シンプルイズベスト。

 

 変に言葉をてらうことは正しくない。

 

「ねえ、クラちゃん。ここから先はオフレコなんだけどさ。クラちゃんに選んでほしいんだ」

「何を……?」

 

 クラちゃんは怪訝な顔で私を見た。

 笑みも浮かべず強い決意でクラちゃんを見つめる私に、何かを感じたのか唇をキュッと噛む。

 

「最後の対決しよっか。()()()

「──っ、いや! いやよ!」

 

 拒絶するクラちゃんの表情は悲痛に満ちていた。

 決意が揺らぐ私は拳をギュッと握って耐える。

 

「いいの、クラちゃんが選んでほしい」

「そんなの決まって──」

「でも! その前に私の歌を聴いてほしい。人の歌を聴くなら大丈夫でしょ?」

 

 カラオケでは至る所から歌が聴こえていた。

 防音っちゃ防音だけど完全に遮ってるわけじゃないし、その時のクラちゃんは少なくとも表面上では平然としていたから、他人の歌を聴くだけなら平気であると予測した。

 

 それはあっていたようで、クラちゃんは頭を抱えて体を震わせながら微かな沈黙を呼んでから……「分かったわ」と言った。

 

 第二関門突破。

 

「決まりだね」

「どうして花依さんはあたしにそこまで……」

「決まってるでしょ」

 

 ピン、とニヤリと笑いながらクラちゃんに向かって指を指した私は言う。

 

 

 

「堕とすためだよ」

 

 

 

 

 

☆☆☆

 

Side クラシー

 

 ……なんて花依さんらしい答えなんだ、と状況が状況じゃなければ笑ってしまいそうな言葉だった。

 

 手を差し伸べた時の優しい笑顔じゃない。   

 歯をむき出した挑戦的な瞳だ。それだけ本気なんだって、ようやくあたしは花依さんの強い決意に気づくことができた。

 

 どうしてそんなに強くいられるの?  

 どうしてそんなに自分を、相手を信じられるの?

 

 

 花依さんは準備をしながら、時折あたしを気にかけるようにチラチラこっちを見る。

 

「選んでもいい……。これまで逃げ続けてきたあたしが」

 

 あぁ、残酷だ。 

 きっとあたしがまた逃げようと、花依さんは絶対にあたしを見捨てない。そんな予感がする。

 希望じゃない。きっと花依さんは見捨てることを知らない。

 

 ……それでも、あたしは歌えない。

 どんなに花依さんの歌が上手くたって、それがあたしの歌う理由にはならないから。

 

「クラちゃん。今は余計なことを考えなくていいからさ。私だけを見て。私の歌だけを聴いて。

 

 ──私は君だけを見るから」

 

 ……っ、なんでそんなに強いの……っ。

 あたしは今まで()()()()()()見られたことなんかない。全て両親の肩書で見られてきた。

 

 花依さんはズルいわ。

 ずるい。ずるい。

 

 黙っていると、花依さんはスピーカーから音楽を流し始める。

 

 

 続いて聴こえた歌声は──

 

 ──私のすべてを吹き飛ばした。

 

 

 

 【お待たせ、どうか手助けを】作詞作曲『恋狸』

 

 

『素直じゃない君は

 いつだって悟って欲しくて

 言葉に出せないケド

 私を見つめて欲しくて』

 

 ──これはあたしだ。

 まるであたしの心を看破されているかのような歌詞に、思わず心を揺さぶられる。

 

『過去と現在(いま)の境界線

 繋ぐ絆と想い信じたいの

 喜びあった思い出は

 きっと嘘なんかじゃないから』

 

 花依さんと、ツナマヨさんとあたし。

 確かに交流を深めた時間は少なかった。

 それでも、楽しかった。テンポよく弾む会話に喜びの感情が芽生えたのも記憶に新しい。

 

 思い出がフラッシュバックしていく。  

 

 花依さんの激情とともに直に心を揺さぶられている。

 

『不安でも言えない

 想いの錯誤に

 口をついて出た言葉

 たすけて』

 

 

『お待たせ、どうか手助けを

 待ち焦がれたあの温もりは

 消えない思い出をまた  

 作り直せるんだ

 お待たせ、どうか手助けを

 待ち望んだあの言葉には 

 消せない思い出を今

 作り上げるんだ』

 

 助けを、求めていた。

 ()()助けてって。現れるはずもない誰かに縋っていた。そんな独りよがりで傲慢な考えで救われるわけもない。

 暗い今を自嘲して、ただただ未来を悲観していた。

 

 あたしはただ一言言えばよかったのかしら。

 

「たすけて」

 

 一層、歌に籠められた想いが強くなる。

 ぎゅうぎゅう締め付けられる心は、今にも軋みあげて壊れそうで。

 可愛さも格好良さもかなぐり捨てて、流した黒髪を振り乱して必死に歌う花依さんに、一筋の雫が溢れ落ちるのを感じながら……どうかこれ以上あたしを泣かせないで、って祈った。

 

 『やり直せないことはない 

 過去を忘れることは必要ない

 今を見てくれる君を

 抱きしめていたいから』

 

「──あ」

 

 今までの歌詞があたしの心を代弁しているとすれば、最後の歌詞だけは花依さんの言葉のように聴こえた。

 まだ間に合うって。許すことも忘れることも必要ない。

 

 ただ今を……違う()()()()を見ろって。

 

 そこでようやく、あたしと花依さんの視線が重なり合った。

 

 どこまでも信頼している目だった。

 宣言通り、その瞳にはあたし以外映っていない。

 

 

「あたしは……まだ間に合うの……? っ、あ、あたしは花依さんに嫌われたくないっ。歌ったらきっとあなたは──」

 

 蘇るテレビ収録のあの日。

 シーンと凍えきった会場の空気と、苦々しげにあたしを睨むプロデューサーの姿。

 あの日のようにもう逃げたくないから。

 花依さんに嫌われたくないから。

 

 嗚咽をこらえて、あたしはぐっと涙をこらえて。

 叫んだ言葉は花依さんに遮られた。

 

 

「誰がなんて言おうと関係ない。私はクラちゃん──音楽系Vtuber、クラシーの歌を聴きたい。君だから、誰よりも強くて優しい君の歌を聴きたいよ」

 

 綺麗な黒色の瞳があたしを射抜いた。

 澄み切った瞳には一切の嘘は感じ取れない。そこには両親のしがらみも期待もなかった。

 

 純粋に私の歌声が聴きたいんだって分かった。

 

 

 

 だからあたしは────

 

 

 

 

 

 

 

 

☆☆☆

 

 

 その日の配信は後に《覚醒配信》と呼ばれるに至った。

 音楽系Vtuber、クラシーが真に羽ばたいた日であり、二期生最後の砦が崩れ()ちた日でもある。

 

 後のインタビューで彼女はこう語った。

 

Q.どうしてあの日歌を解禁したのでしょう

 

A.クラシー「たった一人でもあたしを見てくれる人がいる。それだけであたしは満足だったって気づけたの。過去に囚われてばかりいて、見たいものも見れなくなって。そんな私の目を覚ましてくれた恩人のお陰」

 

──その恩人というのは?

 

クラシー「言わなくても分かるでしょう(笑)」

 

──一人しか該当しませんね(笑)

 

 

 きっと彼女がいる限り二期生は安泰なのでしょう。

 

 【百一合雑誌より抜粋】

 

 




〜完〜
ではない。

JA◯RACが怖くて歌詞が書けないィ?
よろしい。ならば己で生み出せば良いのだ。

次回で1章終了となりますが、面白いと思っていただけた方はお気に入り、高評価をしていただけると作者がてぇてぇ自動生み出しマシーンになります。
感想も毎度楽しく読ませていただいてます。

誰推し?

  • 花依琥珀
  • 全智
  • ツナマヨ
  • クラシー
  • 川内絵里子
  • 佐々木(男なので投票しないでください)
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