TS転生した私が所属するVTuber事務所のライバー全員を堕としにいく話   作:恋狸

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発売記念SS『花依琥珀の休日』

 夢見蓮華こと花依琥珀の朝は早い。

 

「ふわぁ……ねむ」

 

 ん〜、と身体を伸ばしながらモゾモゾと布団から出てくるのは、下着一枚の黒髪ボブの美少女だ。

 見た目、身だしなみに人一倍気を遣っている彼女も、家ではただの高校生(※中身は除く)。

 対外的に見せている姿が素であることは間違いないが、外での自分と家での自分は少なからず違うだろう。

 

 ──現在時刻朝の5時。

 

 一般的な高校生は休日はギリギリまで惰眠を貪るものだが、自他ともに認めるストイックかつ一般的でない彼女は一味違う。

 

 そんな花依琥珀のスケジュールを紹介しよう。

 

 

 朝六時。

 サッと準備を終わらせスポーツウェアに着替えた花依は、起床時に見せたふにゃけた表情は鳴りを潜め、慣れた調子で外に出る。

 

「いっち、にー、さん、しー」

  

 家の前で軽いストレッチを挟み、体のコンディションを確認する。

 問題がないことが分かり、花依は拳を掲げる。

 

「よーし、今日も元気に走るかぁ!」

 

 気合十分。花依は意気揚々と朝のジョギングを開始した。

 

☆☆☆

 

 朝7時。

 

「ふぅー……運動したぁ」

 

 ジョギングを終えた花依は額から流れる汗をタオルで拭いながら帰り道を歩く。

 そこそこ人通りが増える時間帯でもあり、休日出勤のサラリーマンだかは、歩く花依の姿を見て鼻を伸ばしている。

 仕方なのない話である。

 

 今の花依は体のラインが出るスポーツウェアを着用時している上に、艶めかしい吐息(当社比)で汗をかいているのだ。

 視線を集めてしまうのも無理はないし、花依自身もそのことは理解している。

 だが運動の効率と自身の成長のため、一切の視線は無視している。なお、女の子の視線だったらオールオッケーな模様。

 

 

☆☆☆

 

 朝8時。

 

「んーー、この運動後のシャワーがまた堪らないんだよねぇ〜」

 

 帰宅後花依はすぐにシャワーを浴びる。

 運動で流した気持ちの良い汗をシャワーで消し去り、清涼感と満足感を己に与えてくれる。

 

「んん? あれ? また大きくなった? まあ、いっか」

 

 ふと花依は自身のおっぱいを確認し、首を傾げる。

 元々そこそこの胸部装甲を誇っている花依ではあるが、彼女もまだ成長期である。

 とはいえ他人のおっぱいならともかく自分のおっぱいのことに関してはわりと無沈着な花依は、気にすることなく汗を流した。

 

 

 朝9時。

 冷蔵庫にある食材を吟味して適当に朝食を作る。適当といえでも、一汁三菜を徹底しているのは流石というべきか。

 花依琥珀のストイックさは食事の健康面にも勿論反映さへている。

 

「あ! これ全智さんに教えよーっと」

 

 当たり前のように生活に全智さんが入り込んでいるのは一先ず置いておく。

 

 

 朝10時〜12時。

 

 この時間帯は勉学に励んでいる。

 幾ら転生したとはいえ、前世でそこまで勉強に打ち込んできたわけではない。

 だからこそ日々の勉強は必須であり、自分の将来のためというよりは知識を取り込み成長することに貪欲なのである。

 

「よいしょ。これで川内にも教えられるね」

 

 あとは親友と接する上で主導権を握る手段だからである。欲に忠実。

 

 

 午後13時。

 昼食を挟み、花依はスマホを使ってエゴサを始めた。

 VTuber界隈ではかなり名が売れている花依は、当然のようにエゴサすれば幾らでも湧いて出てくる。

 それは肯定的な言葉もあれば、否定的な言葉もある。

 

「なるほどねぇ。ふんふん」

 

 あからさまなアンチには付き合わないものの、稀に芯を突いたような言葉が見当たることも多々ある。

 悪いところはフィードバックして直すべきだと、花依はメモをしながらエゴサをしていた。

 

 

 午後14時。

 

 花依。全智から昼食を作ったとメッセージが来て、ほっこりしながら返信する。

 

 午後15時。

 

 花依。二期生のメッセージグループでツナマヨとクラシーが仲良くしているのを見て後方親字面をかます。(話題に関しては花依のこと。本人の前でやるな)。

 

 午後16時〜18時。

 

 発声練習&歌のレッスン。

 

 VTuberになる上で、最も自身の管理に気をつけたのは声……つまりは喉である。

 彼女の七変化とも呼べる変声は武器である一方、一歩間違えれば著しく喉を傷つけてしまう可能性がある。

 だからこそ喉のケアをしっかりしつつ、コンディションを確認しながらレッスンを挟むのだ。

 

「とりあえず知ってる人の声真似は完璧だから……お題箱とかでよく◯◯の真似してくださいとか言われるしそこら辺を練習しよっかな」

 

 

 午後19時。

 

 夕食を食べる。

 

「うっま」

 

 午後20時。

 

 お風呂に入る。

 スキンケアなど必要なことをしつつ、夏の暑い日でもしっかり湯船に入ることを意識する。

 お風呂は大事だ。

 湯船に入る入らないで疲れの取れ方が雲泥の差なのだ。横着してシャワーのみにしない。ここ大事。

 

 午後21時〜22時。

 

「最近暑いよねぇ。室内だからってちゃんと水分取らないとダメだよ? コーヒーとかジュースは水分補給じゃないからね?」

 

コメント

・えwコーラってダメなん?w

・し、知ってるし……

・コーヒーしか飲んでないワイ、クラクラする

・無知定期

・相変わらずオカンやな。メスガキ設定どこいった

 

「あー……オカン的メスガキ的な?」

 

コメント

・適当で草

・いねぇよw

・本人が諦めたらそれはもうダメなんよ

 

 ソロ配信を行う。

 これはまあ不定期だが、釣った魚に餌を与えるならぬリスナーへのご褒美である。

 コラボメインとはいえ、花依個人を推してくれているリスナーからは、よくソロ配信をしてくれとせっつかれるのだ。

 そんな想いに花依が応えないはずもなく、不定期だがソロ配信の回数を増やしている。

 

 

 午後23時。

 

 就寝。

 

 

 




8月1日本日、発売日でございます!!

恐らく各書店様にも並んでいるかと思います!!

店舗特典などは前話のあとがきに記載しております〜!

もしご購入する予定の方がいましたら、ぜひとも一週間のうちにしていただけると大変助かります……!!

タイトルか#V堕ちを付けてポストしてくだされば、できるだけいいね爆撃します!
また、Amazonレビューや読書メーターのレビュー等も見つけてニチャニチャする予定ですので、ぜひともよろしくお願いいたします〜!!

皆様よろしくお願いいたします〜!!

誰推し?

  • 花依琥珀
  • 全智
  • ツナマヨ
  • クラシー
  • 川内絵里子
  • 佐々木(男なので投票しないでください)
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