伝説のスイーパーの弟子がリコリコの世界に行く話   作:Mr.不器用

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 間が空いてしまい申し訳ない


シティーハンターVS最強のリコリスコンビ

 千束とたきなが行った後、しばらく一人でこの場に座っていた。

 

 ここでリコリスが日々生活しているわけか。師匠はよく依頼人の家に行くと下着とか漁りに行っていたがここでそれをやるとマジで殺されかねない。

 

 殺されるというのもあるが、顔も知らない子の下着を盗るのもなんかあれだし、興味はあるといえばあるが、そもそも下着を盗ったところでどうもしようもない。

 

 それよりも魅力的なものがここにはある。それはまだ任務に出ていない子たちである。勘違い内容に言っておこう、俺はロリコンなどではない。最低でも高校生以上というラインは持っている。

 

 では何をするのか。これはかつて偉大なる我が師匠から教えていただいた作戦、その名も!光源氏計画!

 

 ちなみにこの計画の元は海坊主師匠だとのちに師匠から聞いた。意外といえば意外なんだがなんか納得できる。実際に海坊主師匠がやったからだろうか。

 

 そして説明しよう、光源氏計画とはまだ子供の段階で恋心を抱かせその子が大人になったころに迎えに行くそう言うことだ。この場にいるのはリコリス、俺が教えることで彼女らは俺のことを先生と慕ってくれるはず!行かない手はない。

 

「と、考えたがさすがにたきなの様子、見に行くか」

 

♢♢♢♢

「お、もう決着はついたみたいだな」

 

「あ、優君、いやースカッとしたよ。な、たきな」

 

「ええ」

 

 たきなは満足そうに微笑んでいる。その後ろには赤い服を着た子が頬を抑えていることからたきなが一発かましたんだろうな。何はともあれモヤモヤしたものが晴れたならよかった。

 

「じゃあ、もう帰るのか」

 

「そうだね、用事も終わったし早いとこ帰ろ」

 

「少し待ってもらおうか」

 

 帰ろうとしたところを楠さんが待ったをかけた。

 

「シティーハンターの実力を一度この目で見たいと思っていたんだ。千束とこの場で戦ってくれないか?」

 

 千束とか。最初の出会い、電波塔事件で一方的に狙われたがそれ以降は一度も戦ったことはない。正直俺としても気になる。かつて師匠に勝つことはできたがあんなのはまぐれだと思っている。それまでに何千回も挑んだが勝つことができたのはあの一度だけ。

 

 今の俺の実力がどの程度なのか最強のリコリスと呼ばれる千束に勝てるのか。俺は天才じゃない。神様からも、師匠からも才能はある、素質もあると言われたが天才ではない。一度やっただけでできるわけはないしできるには何回も繰り返した。

 

 千束も千束なりに努力してきたのだろうが、正直千束は天才だ。銃の弾を避ける天才にどの程度通用するのか確かめたくなってきた。

 

「俺はいいですよ」

 

「千束はどうだ?」

 

「たきなも一緒ならいいですよ」

 

「私も、ですか?千束一人でもいい気がするのですが」

 

「そんなわけないじゃん。私一人だとすぐに終わっちゃうって。あ、これ負けるって意味ね」

 

「千束がそこまで言うなら・・・・わかりました」

 

「冴羽、1対2になるがいいか?」

 

「いいですよ」

 

「千束、作戦会議しますよ!シティーハンターに挑むんです。無策ではだめです」

 

 たきなは張り切っているのか千束を引きずっていった。

 

「分かった、分かったからちょっと落ち着いてよ、たきなー」

 

♢♢♢♢

 

たきなside

 

「千束、作戦はどうしますか」

 

「作戦ねーシンプルに挟み撃ちが一番いいかな」

 

 なんのひねりもない作戦ではあるがそれが一番なのかもしれない。

 

「最初に私が出るよ。完全に避け切れる自信はないけど数発なら何とか避けるから、たきな任せたよ!」

 

「千束は、優さんの弾避けられる自信ないんですか?」

 

「んー正直、難しいと思うよ。たきなも優君の銃の腕前見たことあるでしょ?」

 

 確かに優さんの銃の腕前をリコリコにある射撃場で見たことがある。私も銃の腕前には自信がある。撃てばほとんどは急所に命中させることはできる自信はある。でも、優さんの腕前はそれ以上だった。

 

 優さんが撃った後、的には一発分の弾の後しかなかった。何が起こったかというと、優さんは6発の弾を少しもずれることなく1発目に撃ち抜いた場所に他の5発の弾を打ち込んだ。優さんはホールインワンショットと軽い感じに言っていたが正直神業だ。

 

 もしも私に同じ事をしろと言われてもできる自信なんてない。それほどまでにすごい技だった。前に優さんが千束には弾を当てる自信はないと言っていたがこの光景を見た以上どうなるかはもはや予想できない。

 

「そうですね。改めて思い出してみると凄い腕前です」

 

「そういうこと、私がやられてもたきなが勝てばいいからさ。そうは言っても優君弾を避けるのも上手いからなぁ。覚えてる?前に言ったこと」

 

「はい、電波塔事件で当時の千束は一発も当てることができなかったと」

 

「そうなんだよねー私も昔より成長してると思うけどそれは優君も同じだからなぁ。だからまぁたきな、せいぜい頑張ろうぜ」

 

「そうですね。優さんに私たち力見せてやりましょう」

 

♢♢♢♢

 

「両者、位置につけ」

 

 そしてブザーが鳴り模擬戦が始まる。私たちは無線でやり取りができるためまずは優さんを見つけてから狙える機会をうかがう。

 

 場所はさっき模擬戦を行った場所と同じであり、ここはリコリスの本部であることから場所の利はこちらにある。少なくともこの場所の地形は頭に入っている。

 

 いつも以上に慎重に神経を研ぎ澄ませて、挑まないと。憧れのシティーハンターと一戦交える機会など次はいつ訪れるのかわからないから。

 

『こちら千束、さっそく優君見つけたよ』

 

 千束からある程度の場所を教えてもらいそこに向かう。道中千束から何の連絡もないことからおそらく優さんは動いていない。私たちを同時に迎え撃つつもりだ。

 

「こちら、たきな。位置につきました」

 

『了解、じゃあ私が出て行った少し後に来てね』

 

「はい」

 

 そして銃声が聞こえる。おそらく千束が撃ったものだろう。そして次に2発の銃声が聞こえる。それに合わせて私も出る。おそらく今千束が囮になってくれているはずだ。

 

「やっぱり来たかたきな」

 

「単純な作戦ですが、千束と挟み撃ちさせてもらいます」

 

「そうか、だがもうたきなだけだぞ」

 

「え?」

 

 千束の方を見ると手を合わせて「ごめん」そう言っていた。そして優さんの体で見えなかったが少しずつずれていくことで千束のわきにすでにペイント弾が撃ち込まれているのが見えた。

 

 数発なら避けられる千束はそう言っていた。でも、まさかこんなに早いなんて。

 

「戦場での動揺は命取りだぞ。たきな」

 

 優さんの言う通り、動揺していた私は弾を避けることなくなすすべなくペイント弾で撃たれた。

 

「そこまで」

 

 そして指令の声で模擬戦は終了した。

 

 side out

♢♢♢♢

 

「驚いた。まさか、千束に弾を当てるとは。しかもあんなに早く」

 

「私も驚いたよ。たった2発で当たるなんて」

 

「いったい何をしたんですか。優さん」

 

「別に難しいことじゃない。まず、一発目は千束の左半身を狙った。そうすると最小限の動きで弾を避けようとするから右に避けるはず。だから避ける先を予測してそこに弾を打ち込んだ」

 

「なるほどな。だが、千束お前なら2発目の弾道も見えたんじゃないのか」

 

「見えましたよ。見えましたけど!2発目の弾道、私から思いっきり外れてたんですよ!」

 

「ということは、優さんは弾の弾道を千束に誤認させたんですか?」

 

「まぁそうなるな。千束は何が起こったのかもうわかってるんだろ?」

 

「対応はできなかったけど、分かったよ」

 

「教えてください!千束」

 

「優君は弾を反射させたんだよ」

 

「弾を、反射?」

 

「そういうこと。師匠もたまにやる技でな。千束にはこれが一効くかなって。千束は弾の軌道は読める。でも撃った後の弾の軌道までは分からない」

 

「当たり前じゃん!弾なんて撃ったらまっすぐにしか飛ばないんだからさ」

 

 弾を反射させるこれが千束に弾を当てる俺の考えた方法だ。千束が弾を避けられるのは常人離れした反射神経、それを使い弾を避けている。だが、一度撃たれた弾が自分から外れているとしたらその弾に意識を向けられれるだろうか?いや、無理だ。それに次のこともある一発一発に意識を向けるのは不可能だ。

 

 俺が千束に弾を確実に当てることができると思ったのはこれだけだ。

 

「今回は屋内だったから当てれたけど、もしも何もない草原とかだったら前にたきなに言ったように千束に当てる自信はないな」

 

「もう、避け切れなかった私への嫌味ーやめてよー」

 

「いや、これはマジなんだが。体術に持ち込めば間違いなく勝てるが」

 

「体術ってどさくさに紛れて変なところ触るつもりでしょ。エッチ」

 

「なっ!お、俺は紳士だ。そんなことは・・・・しない!」

 

 なんかの拍子で胸を触ることがあったりするかもしれないが、それは事故だ。そう、事故だ!

 

「なんか間があったような」

 

「気のせいだ。たきな」

 

「余計な話はここまでだ。冴羽聞きたいことがある」

 

「なんですか?」

 

「お前の師匠とやらについてだ。お前ほどの実力者を育てた師匠に興味が湧いてな」

 

「なるほど。説明はできますが会うことはできないと思いますよ」

 

「ほう、できないではなく、できないと思う、か」

 

「はい、そこら辺は深く追及しないでいただけるとありがたいです」

 

「わかった。では聞かせてもらいたい。お前の師匠を」

 

「師匠の名前は冴羽獠、そうですね初代シティーハンターとでも言っておきましょうか。もちろん腕前は俺以上です」

 

「な!?優さん以上!」

 

「お前以上の腕前か、当然といえば当然なのだろうがいまいち実感が湧かないな」

 

「銃から体術まで色々なことを教えてもらいました。本当に色々なことを」

 

 本当に、銃から体術、そして女性のナンパの仕方、口説き方、下着の盗み方etc

 

「なるほどな、他には?」

 

 他には・・・・そうだ、師匠と言えば!

 

「師匠にはもう一つ名前があります」

 

「さらにあるというのか」(なんだろうか、そいつの特技を生かした名前なのだろうか。気になるな)

 

「遊び人、もっこりりょうちゃん、です」

 

『遊び人、もっこりりょうちゃん』

 

 その場にいた全員が復唱した。

 

「千束、もっこりってなんでしょう?」

 

「んー私も分からないなー楠さん知ってる?」

 

「・・・・いや、私も分からないな。冴羽これは何かの冗談か?」

 

 もっこり、確かにもう死語か。現に千束とたきなは知らないようだし。楠さんは知っているな。

 

「いや、まじです」

 

「せっかくだし調べてみようよ。たきな」

 

「そうですね、もっこり、い「待て、帰ってから調べろ」し、司令がそうおっしゃるのなら」

 

「これが俺の師匠についてですね。あ、ちなみにもう一人海坊主師匠という人もいて海坊主師匠は師匠と同格の腕前の持ち主です」

 

「なるほどな。お前以上の師匠が2人もいるならばお前の強さにも納得がいった。私の用件は済んだ。もう帰ってもらって構わない。引き留めて悪かったな」

 

「よーし、じゃあ帰ろうー私たちの居場所に」

 

「そうだな」

 

「帰ったらボドゲする?3人で」

 

「お、いいな」

 

「たきなはどうするー?」

 

「やります、昨日のようにはいかないので」

 

「おーやる気だねぇ。あ、それはそうと優君もっこりの意味あとで教えてよ。楠さんだけ知ってる感じだったけど」

 

「千束、たきなにも言ったが帰ってから自分で調べろ」

 

「ちぇーわかりましたよー」

 

「千束、優さん、帰りの車が来ました行きましょう」

 

「了解―優君行くよ!」

 

「ああ」

 

 

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