なんかいつも出てくるモブおるよな…って言われたいモブ 作:坂木みさき
「なんでこいつどのサブイベントにも出てくんだよこええよ」
「今回も背景にあいつおるな……今回はヘイローだけか」
「モーブーを探せやめろ」
そんなモブに私はなりたい
「このキャラってどこでも出てこない?」
せっかくこの世界に転生したのだから、元の世界のこの「ゲーム」に俺が実装されたらこのセリフが言われたいなって思った。
「あー、確か前の章にもおったな」
「全く関係ない学校の話でも出てくる謎の生徒」
「え、今回のサブイベントも出てくんの?」
「今回のって言うか、このキャラは今まで全部のサブイベントに出てきてる」
「サブイベどころかアビドス過去編でもそれっぽいやつは出てくるんだよな…謎が多すぎる」
「てかこいつって生徒なの?」
俺は、俺が元いた現実世界でこの「ゲーム」が出来上がった時、こんなセリフを言われたい。
「お、このキャラやっと名前判明したんか?」
「いやw名前酷すぎだろw」
「公式が着けていい名前じゃねーだろwww」
「はっちゃけすぎだろ運営w」
名前でもこの世界の「モブ」を名乗る。
元いた現実世界から「ブルーアーカイブ」というゲームの世界に迷い込んだ元男、現JK18歳。
《ブルーアーカイブ○○年記念イベント開催決定!》
《公式からのお知らせ!とうとうあのキャラを実装!名前も初公開!》
「あのキャラ…って……お前かよ!!」
「遅かったなお前!!」
「お、おう。お前も大概いつになるか気になってたけどなぁ…」
「こいつもまあ古参だよな……」
「古参っていうレベルじゃねえよコイツ……」
「超大御所のモブキター!」
「体験版の頃から今の今まで全部のシナリオに出てくる謎のモブだったのにな」
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年齢は14、性別は女。所属は無し。原作開始4年前。
俺が目を覚ました時に頭に浮かんだことがこれだった。
俺はこの世界に唐突に現れた突然変異みたいなものらしい。
そしてこの世界が元いた世界に存在したゲーム「ブルーアーカイブ」の世界だと気づいた時には絶望したものだ。
何せこの世界……キヴォトスは銃を持っていない人間の方が珍しいという、前世からすれば考えられないくらいの治安の悪さを誇っている。
別名美少女GTA。そこかしこで銃声と怒号が聞こえてくるような世界に来てしまったのだ。正直頭を抱えた。
まあだが来てしまったものは仕方ない。諦めてこの世界で生きていくしか無いのだと割り切っていくことにした。
(幸いヘイローはある。体格も悪くない。ということはある程度の身体能力はあるはず。ならなんとか生きていける)
(浮かんだ記憶によればこの肉体は14歳。性別は女で所属なし。名前が無いとは思わなかったが自分でつけていいと思えば気が楽か)
そして何よりも
(原作開始4年前の14歳、ということは原作開始時には原作3年生キャラと同世代。それが分かれば色々なことが出来る)
(この世界のキヴォトスがどのような歴史を辿るかは分からないが、原作BADルートがいくつも存在する中で俺という異物が話をかき混ぜると世界が滅ぶ可能性すらある)
(折角この世界に来たのだ、前世の最後は覚えていないがまたこの世界でも死ぬなんてやってられるか)
「だったら……俺はひっそりと脇役としてこの世界を生きていく」
あぁ……そういえば名前がなかったな…
そうだな、脇役にふさわしい名前にしよう。
物語の邪魔をせず、されども先生達に「このモブどこにでもでてくるな」と言われるような名前を……
俺の名前は……
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《先生!是非迎え入れて上げてくださいね!》
「よお、こんなところで会うなんて奇遇だな?……まあ俺も前々から話をしたいと思ってたんだよな」
「だって色んな所でよく会うだろ?」
「……あ?俺の名前がそろそろ知りたい?」
「あー……何回もあってるけど教えてなかったっけ?……まあそろそろ教えてやってもいいか」
「俺の名前は《脇厄モブ》まあ好きに呼んでくれ」
「ちなみにだが俺は戦わねえ。戦えないことは無いけどな。俺は名前の通りあくまで「モブ」だからな」
「ま、脇役でも良ければよろしく頼むぜ、シャーレの先生」
《脇厄モブ、次回イベントにてついに実装!!!》
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この世界に来てから早4年、原作メインシナリオで言うところの「最終編」までをつい先日終えたところだ。
その間に起きたメインシナリオ分、サブイベント分の全てにどうにかこうにか顔を出し続けた。
ある時は砂漠の真ん中で人と一緒に遭難してみたり(4年で2回)
ある時は綺麗に見えて裏がドロドロした高校と見るからに世紀末な高校が結ぼうとしていた条約の調印式に参加してみたり(無断参加)
ある時は科学発展した高校に現れた勇者とともに冒険してクエストをクリアしたり(レベル99)
またある時は何故か次元の狭間に巻き込まれ別の世界線のキヴォトスに飛ばされてみたり(無事帰還)
体育祭に参加してみたり(所属無し)、ビーチで遊んでいたら現れた狐面の美女と遊んでみたり(俺は……弱い!)、美術館に居たら怪盗に間違われたり(俺は……弱い!(2回目))、船上パーティに参加してみたらやって来たバニーを眺めていたり(かわいかった)、世紀末高校のパーティに参加しようとしたら爆発とパンケーキに巻き込まれたり(俺は……弱い!(3回目))
まあその他にも原作で起こりえたサブイベント等にも顔を少しでも出していた。
ただ積極的に関わる訳ではなく、ただその場に居て起こった流れに身を任せるだけである。
だから絶対その時に話してるわけじゃないし、むしろ先生と呼ばれている人物と話すことはほぼない。挨拶するか遠目で見るかそれくらいである。
未だに先生に名前すら告げていない正体不明のどこにでもいる謎の生徒Aくらいの立ち位置を保っている。
先生に名前を教えていないのはわざとである。特に意味は無いが聞かれてもいないし聞かれても無視して話を逸らしている。
そして今現在、とりあえずの最終編が終わった為原作が一段落着いたということで先生にいい加減挨拶をしに行こうかなと思った次第であり、現在地は先生の生息地である連邦捜査部シャーレのオフィス前に来ている。
「さーて。そろそろ先生に挨拶でm"あ!"……よお、こんな所で奇遇だな?」
"奇遇だなって……ここシャーレのオフィスの前だし……"
「ま、そうだな。俺も前々から話をしたいと思ってたんだよな」
"それはなんで?"
「だって色んな所で会うだろ?」
"色んなところっていうレベルじゃないけどね……そろそろ名前を教えて欲しいな"
「あー……教えてなかったか?まあ今ならいいか。俺の名前は脇厄モブ。よろしくな、先生」
"よろしくね……えっと……"
「ん、まあ好きに呼んでくれていいぞ?本名だからな。「モブ」なんて呼びにくいなら……」
"私が呼びにくそうにするなんて失礼だったね……それが本当に本名ならちゃんと呼ぶよ。いいかい?"
「俺は構わねえよ」
"そっか。よろしくね?モブ"
「おう、よろしく頼むぜ、シャーレの先生」
名前→モブ
フルネーム→脇厄モブ
無所属(シャーレ)
18歳
誕生日→1/19
身長→174cm
趣味→イベント参加
初期レア度星1(解放不可)
入手方法→○○周年イベント「脇役の回顧録」にて全17シナリオをクリア
役割→スペシャルorストライカー
Class→サポーター
ポジション→スペシャル時back、ストライカー時back
攻撃→神秘
防御→軽装備
武器種→AR
遮蔽物→○
EXスキル
「あくまでも俺は脇役だ」(スペシャル時)
Lv5コスト2
味方全体に会心25%増加効果、更に会心ダメージ率25%増加(10秒)
「脇役にしては厄介だろ?」
Lv5コスト8(2回目以降10)
大型長方形範囲内に対して、攻撃力3500%分のダメージ。その攻撃に当たった相手を85%の確率で15秒間麻痺(耐性無視)(総力戦時麻痺効果は1度きり発動)
ノーマルスキル
「脇厄」(スペシャル時)
Lv10
25秒毎に、味方1人に対して回避率20%増加効果(20秒)
「見つけられるか?」(ストライカー時)
Lv10
25秒毎に、自身の回避率を70%up(15秒間)
パッシブスキル
「脇役の回顧録」(スペシャル時)
Lv10
治癒力を17%増加
「脇厄の回顧録」(ストライカー時)
Lv10
回避値を25.4%増加
サブスキル(スペシャル、ストライカー同様)
「どこにでもいる」
Lv10
戦闘時開始時、3分間回避率と治癒力を15%増加
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基本情報
どこにでも出てくる謎の生徒。
連邦生徒会やヴァルキューレすら正体を掴めていなかった経歴の持ち主。
なお自分から問題を起こしたことは1度もないらしく、あくまでも巻き込まれているだけの模様。
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脇厄モブ→どこにでも出てくる名脇役。名前の通りに脇役として全てのメインシナリオ、サブイベントに出てきた謎大きモブ(本名)。あくまでもチョイ役としてなのでセリフが多い訳では無く(背景にヘイローが写っている、銃が写っていた、名前が出てくるだけで等)むしろセリフがない時の方が多い。(なおこのキャラメインの周年イベントにて実は生徒達とは絡んでいた模様)
時には砂漠、ある時は海、山、空(?)、またある時は別世界、それ以外にもイベントがある=出てくると言うほど
イベント出演回数で勝てるのは先生のみだけと言うほどには様々な方法で現れてきた。
先生→実は最終編クリアまで名前すら知らなかった(絡みがあった生徒たちも名前は知らなかったらしい)
砂漠で遭難した時→1回目の時はあのキャラ。こいつのおかげでアビドステンネンデカチチは助かったらしい。2回目は先生と遭難した(シロコには置いていかれた)
ドロドロ対世紀末→何故か所属高でもないのに調印式の会場のスチルにヘイローが写っていた。本人曰くミサイルで吹き飛んだあとは気絶していたらしい(その後起き上がって逃げた)
勇者クエスト→勇者アリスと村人Aによるクエスト攻略RTAクリア者らしい(本人曰くLv99)
プレ先生→何故かこっちの世界に来ていたらしい。本人曰く「目の前に次元の狭間があったから」
……とか色んなこと考えるの楽しスギィ!!!短編だからやりたい放題や!!!
先生堕ち絶対しない先生アンチ生徒、実際
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あり
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なし
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