転生吸血鬼ですが何か?   作:黄昏の跡地

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ちょくちょく日付開けてるとは言えほぼ毎日投稿の勢いで筆を持ってます龍夜です。今回は取り敢えず帰還まで

あとキャラ崩壊あります


第12話:月面戦争(下)

 

……どうもフランです、早速ではありますがこの時点でクライマックスです。どっから湧いてきたと言わんばかりに玉兎+依姫が出てきたせいで最悪のパターン引きました!毎回そうだもん!慎重に動こうとしたらなんか大体悪い方引くしさぁ!

 

「紫さん……皆のことお願い」

 

「はぁ、最悪のパターンを引いてしまったからね。良いわ……責任もって地上へ送り届けるわ」

 

「待ちなさい八雲紫!フランを一人置いて私達だけ逃がすつもりなの!?」

 

「うだうだ言ってる暇は無いのよお姉様!私が言ったのもう忘れたの!?」

 

「”天照大御神”よ!この身に降りて悪しきものを滅せよ!」

 

「っ!?ルーミア!闇でお姉様を包んで!」

「わかったのだ!」

 

ギリギリだった……こっちが少し話をしている間にも神降ろしを行い天照の力発光し出すと同時にお姉様を闇に包めたのは不幸中の幸いだった。そりゃ敵が逃げてりゃ追ってきて容赦なく潰しにかかるわな

 

「取り敢えず眩しいから壊す!」

 

 

グッ……バキャァーン!!

 

「っ!?貴様、聖なる光が効かないのか!?」

 

「お生憎様、私には吸血鬼固有の弱点や能力系は効かないのよ!【カゴメカゴメ】!」

 

私に今出来るのは少しでも時間を稼ぐ……ただそれだけだ。現場を引っ掻き回して荒らして注意を逸らす、言うは易し行うは何とやら……だけどね!

 

「全員入ったわ!」

 

1分弱の時間稼ぎが功を奏したのか地上行きのスキマには既に全員が入っている。後は私が入ればそれで良いけど

 

「そう簡単にはっ!行かせてもらえないわよね!」

 

「当たり前だ!報告によれば貴様が右翼を全滅させたと聞いた!同胞達の仇、今ここで晴らしてやる!」

 

レーヴァテインの長剣形態と依姫の刀が打ち合う、体格差は刀身の長さで補うけど正直キツイ

 

「フラン!」

 

「お姉様!必ず帰るから、待ってて!紫さん行って!」

 

私これしか言えないのかな?でも心配させたくないから仕方ないよね……それにまだ皆にあれを見せる訳にはいかないから先に帰ってて欲しい。

 

「……分かったわフラン!武運を祈るわ!」

 

「八雲紫!待ちなさい!フラン!」

 

泣きじゃくる姉を横目にしながら、私はスキマが閉じるのを見届けた

 

「はっ、ははははは!!随分と馬鹿だな貴様……私をはっ倒してあそこに入り込めば無事に帰れたものを」

 

今の身体(・・・・)じゃ貴女をぶっ飛ばせられないからね、仮にこの身体で吹っ飛ばしてもすぐ起き上がって追撃してくるのは分かってるもん」

 

「……敵ながら天晴れだ。先の発言は撤回しよう……勇敢なる地上の妖よ、貴様名は何と言う?」

 

「フラン……フランドール・スカーレットよ。お姉様と同じく誇り高き吸血鬼よ!そして貴女を完全にぶっ飛ばす技を今披露してあげるわ!【デフレーションフォース】!」

 

その宣言と共に私は光に包まれた。体格差が出るならそれを無くせばいい、髪色や見た目をほんの少し変化させるだけの物ではなく完全に自分の身体を変化させ身体能力を強化させる事が出来る【デフレーションフォース】……長剣のレーヴァテインを振るうにしても167cmは欲しいからね!

 

「なっ!?なんだそれは!?」

 

「これが私の虎の子【デフレーションフォース】……未来に存在するであろう自分の身体を前借りしてるだけよ。ああ寿命縮むとか在り来りなのは無いわよ?その手の縛りなんて邪魔だもの……ただデメリットがあるとするなら妖力と魔力の消費は激しくなるけどね」

 

「ふっふふふふふ!面白い!なれば此方としても名を言わねば無作法と言うもの!私は綿月依姫だ!この月の前線指揮を任されているものだ!」

 

「そう……それじゃあ続きを始めましょうか?依姫さん?」

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

ダァン!

 

「貴様ァ!何故フランを月に取り残した!今すぐ連れて帰ってこい!」

 

「落ち着きなさいレミリア!今ここで彼女に八つ当たりした所で帰ってきませんよ!」

 

「そうだよ!それに今回は最悪のパターンを引いたからこそのフランが選択したんだよ!」

 

「だとしてもよ!生きて帰るって自分から言っておいてそれを守れて無いじゃない!」

 

「……言っておくけれどその生きて帰ると言う命令には……フラン本人は含まれていないのよ。あくまでも貴女たち4人と私たち含めた6人だけに言ったのよ彼女は」

 

「っ!?……くっ!」

 

 

 

「フラン……大丈夫だよね?」

 

「フランは必ず帰ってくるのだー、それを信じて待と……ね?」

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

キィン!キィン!

カァン!フォンフォン!

ガキィン!

 

 

「ははははは!須佐之男込でこれとはフランのその技は随分と侮れないな!」

 

「何せ身体能力強化魔法を5重に掛けて変身魔法を独自の式で構築したやつだからね!そう簡単には落ちないわよ!」

 

打ち合ってもうどれぐらい経ったかな?何分?何時間?下手したら何日かは解らないわね。体格差によるハンデが消えたはいいけど剣術の差が凄まじい程に開いていた……なら我流でやるまで!

 

「ぜらぁ!」

 

「ぐっ!?二刀流に加えて蹴りまで混ぜてくるか!面白い!」

 

「あんたそんな戦闘狂じゃないでしょうが!」

 

レーヴァテインを長剣から半分程度のサイズまで小さくして逆手持ちと蹴りの複合の連撃を加える、順手逆手と交互にバラバラに切り替え薙ぎ突き裂く様に振るう。

 

「ッ!?そこぉ!」

 

ガッドガァ!

「っ!?しまった!」

 

隙を着いた蹴り二連撃が見事入り遂に依姫の刀を弾き飛ばし足払いをして転ばせ首筋に2本のレーヴァテインの切っ先を向ける

 

「ハァ……ハァ……私の勝ちよ」

 

「はははは……私の負けか……フラン、私を斬れ」

 

「……それをしたらあんた」

 

ちょおっと待ったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!

 

あーあぁ……来ちゃったよお姉さんの綿月豊姫が。彼女が持ってる扇子確かやばい能力あったよね?なんだっけ?一振で素粒子に還るんだっけ?なんで月のお嬢様がそんな激ヤバ武器装備してるの?意味わからん

 

「あっやば」

 

「「え?」」

 

なんて事を考えていたらぼふんと言う音を立てながらデフレーションフォースの効果切れにより私は元の幼女体型に戻る……もうちょっとあの体格に慣れておきたかったのに残念ながら今保てるのは1時間程度なのである。魔力に余裕あったらもうちょっと長くは続いたんだけどねぇ

 

「……可愛い

 

「「へ?」」

 

「何この子すっごく可愛い!ねーえ依姫!この子うちでお世話しましょうよ!」

 

「姉上!?何を仰っているんですか!?」

 

あれぇー?デジャヴか?というかこの世界線の姉って生き物は妹や小さい生き物を愛でたがる性質でもあるのか?と言うかこのお嬢様スタイル良くて乙女の武器が死ぬ程頬に当たってる

 

「取り敢えず離してあげて下さい!フランが困ってますよ!」

 

「この子フランって言うのね!私依姫の姉の豊姫って言うの!貴女うちに住まない!?」

 

「……誰か助けて」

 

 

その後数分もせず依姫が豊姫の事を引き剥がしてくれた。豊姫が「あぁ〜ん依姫のいけず〜」とか言ってたけど無視しよううん……途中からのほほんとしたお嬢様が介入してきたからなのかキャラ崩壊が凄い

 

 

「……なんかすっごいデジャヴった」

 

「似た経験があるのか?」

 

「数刻前地上で依姫が消し炭にしかけた姉の手によって服が涎と鼻水でデロンデロンになるまで数十分程頬擦りされたら嗅がれたり抱き締められた。ちなみに今着てるのは予備のやつ」

 

「……私も幼少の頃姉にやられたなそれ。それで世話係の人に凄い怒られていたのを覚えているよ」

 

えぇ……やっぱこの世界姉は妹を必要以上に可愛がる性質でもあるの?と言うか私たちこんなに馴れ合って良いのか?さっきまで殺し合いしてたよね?玉兎達も「お疲れ様ー」とか言ってるし実は結構フランクなのでは?今回の月面戦争も表向きでは兵士達の訓練+間引きで擦り合わせてたとか無いよね?

 

「豊姫さんって普段からああなの?」

 

「いや、天真爛漫ではあるんだがしっかりしてる所はしっかりしているんだが如何せん可愛いものに目がなくてな」

 

「……今地上に帰れるか聞いても大丈夫なのかな?」

 

「あら、良いわよ?依姫相手に勝てたんだから地上に返さないと此方も立つ鳥跡を濁さずってものよ、座標は日本にしてるけれど何処に着くかは知らないから気を付けてね」

 

ボソッと言ったのに聞こえてたらしくひょっこり現れた豊姫さん、意外とあっさりと帰らせてくれるんだ優しい……まあここで「うちの妹が負けたのなら次は私が相手よ!」とか言って初手扇子とかだと勝ち目無かったから良かった……うん

 

「二度と来ることは無いでしょうけどもしまた来たらお茶でも飲みに来ますね」

 

「ええ!ええ!是非いらして!私達は何時でも待っているから」

 

「その時はまた打ち合おうフラン」

 

 

 

 

 

 

なんか変な縁が出来ちゃったけど取り敢えず無事に帰れたので良しとしますかうん

 

 

 

 

 

「……また随分と見た事ある寺だこと」




うーん……綿月姉妹を使い捨てにするには惜しいキャラなんよねこうなると、番外編まとめになる【安いおまけ】にでも幻想郷制定後に訪れるみたいな短編書いても良いな

本日のスペカ?
【デフレーションフォース】
元々は【妹様ですが何か?】で出す予定だった技。惑星の力を魔術で再現という名のアレンジをされた【惑星の瞳】という魔術の1つで本来はただのフラン版【超人】聖白蓮のつもりだった

けどどの道あっちの方ほぼ凍結が確定した今アレンジも兼ねて此方では身体能力強化魔法×5+高度変身魔法による身体変化型の物に変更。幼女体型から前世の身長でもある167cmにあっという間に変わり魔力と妖力残量によって持続時間が変わる

この時服装はロングのYシャツに黄色のネクタイ、暗めの薄紫に金のエングレービングが施されたベスト、膝より少し下まで伸びた黒のロングスカート、タイツとロングブーツと比較的シンプルな格好になり髪も一気に腰辺り迄伸びると言う変化っぷりを見せつける




本人曰く「未来の前借り」らしいが一体何時の未来の話なのでしょうかね?本来そういう物って寿命縮むとかのデメリットがあるはずだけど魔力と妖力の消費が激しくなるだけである
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