転生吸血鬼ですが何か?   作:黄昏の跡地

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ちょびっと時間飛ぶんじゃ……個人的にだけどこの白昼編一番難産区間になるのが目に見えて分かる


第16話:幻想の根源

 

皆さんこんにちはフランです。こいし達が紅魔館へ入居してから約2ヶ月程経過しほんのり肌寒さを感じるようになった9月……3人のカリキュラムも無事に終了し仕事の方もかなり板に付いてきたのを見て安心しております。え?私?ヴアル大図書館の管理人をしておりますとも、ええ、ええなにせまだパチュリー・ノーレッジさんが入居してすらしていないですからね私がやらねば誰がやると?

 

「……あっこれも読んだことないや」

 

「妹様、新たに増えた本は何方に置いておけば大丈夫ですか?」

 

「一応そこのテーブルの上に置いといて、後で確認するから」

 

私が居なくなって100年の歳月が経過した紅魔館の図書館には私が読んだことすらない本がかなり増えていた。何体かの妖精メイドとこいしと共に読み進めているうちに僅か2ヶ月で本の虫に逆戻りした気分ですよ、テーブルに目を向けるとまだまだ山積みになった本は多く存在する……しかしまあ何時も長時間本を読んでるせいで目がシパシパしてくる

 

「ふーーーーーー……」

 

「フランお嬢様、一旦御休憩なさいますか?」

 

「そうしよっかこいし……あと普段の呼び方でも良いんだよ?」

 

「なりません、業務中は必ず敬語でお話するべきだとレミリアお嬢様から苦言を頂きましたから」

 

そう言えばそうだった……私も所々で手が止まって目元を抑える事が多くなってきてる辺り疲れてきてる証拠だね。ただ客人が来る事は滅多にないこの状況の内に進めれる所は進めないと何時終わるかが分からない

 

「妹様、お茶とお菓子をお持ちしました。疲れた頭には甘い物を食べて少しでも休ませて下さい」

 

「ありがとう、皆も休憩に入ってくれていいよ。私に変に付き合って無理させる訳にもいかないからね」

 

本日のは何時もの紅茶(少量の血に砂糖とミルクを追加したやつ)と……季節の先取りと言わんばかりのモンブランが運ばれてきた。菓子作りがかなり凝ってる子が居るのホント有難いと思います

 

「……ウマ」

 

しっとりとした舌触りにクリーミーな味わいで非常に美味しい、そしてまた紅茶も美味しいのなんの……普段通りの飲み方なのに特に違和感もなく飲めてしまうのはもうご愛嬌といったところですね

 

「失礼、今いいかしら?フラン」

 

「あれ紫さんじゃん、ここに来たってことは例の件で?」

 

 

目の前にスキマが開いたと思ったら紫さんがコンニチワしてきました、そう言えばいつぞやに言っていた【例の頼み事】の件でしょうか?

 

「ええ、そうね」

 

「あっ折角だからお茶でもしばいてく?」

 

「いいえ、今回は遠慮させて貰うわ……それでなんだけど計画書が完成したから一度目を通して欲しいのよ。」

 

そう言って渡してきたのは1つの紙束だった……表紙には【Project Phantasm】と記載されており要約すると【幻想郷創設計画】における計画書の事である。先月末の時点で【人と妖が協力して繁栄させている人里を見つけた】と言う報告を藍さん経由で知らされておりそこには【ワーハクタク】の半妖【上白沢慧音】も居たとのこと、そこを起点にしながらかなりの広範囲に渡って八百万の神や妖怪達が現存出来る様に設計された【博麗大結界】を初代博麗の巫女に張ってもらうと言うのが大まかな流れである。細かい部分は後から切り詰めて行くとの事なので流れ作業にはなるかなぁとは思っている

 

「……特にこれといった問題は無さそうだったよ、でも不測の事態を予測しておいても損は無いと思うな私は。報告書含めて1度お姉様にご一報の程お願いね紫さん」

 

「わかったわ……休憩中にごめんなさいね」

 

「ううん、どの道食べ終えたらまた読み漁るだけになるから丁度いい気分転換になったよ。」

 

そう言うと紫さんは再びスキマを開き図書館を後にした……モンブラン余ってたら渡そうかと思っていたけれど何とかなるでしょう

 

 

 

翌日、再び紫さんがニッコニコの状態で来日してきました。どうやら計画書の案は通った様ですね

 

 

「無事に通りました」

 

「おめでとう紫さん……で?協力者はどうなさるおつもりで?」

 

「まあ貴女は確定でしょ?と言うか気分転換も兼ねて残りの4人も連れて行きたいのだけれどダメかな?」

 

あぁ……どうなんだろうね?私は兎も角として他のメンバーが協力してくれるとは限らない。理由?忙しいからだよ、因みに計画書の話をお姉様から聞いてみると「面白そうだし協力てみる事にした」との事だそうです。面白そうと言う理由だけで参加する辺りやっぱり最初の異変任されるだけはあるなって内心思いましたはい

 

「取り敢えず相談してみたらどうかな?人里での仕事内容次第ではあるけど」

 

「と言っても試験的な物だから大体1週間は期間として欲しいわね、仕事の内容もシンプルに門番やってくれるだけでいいし……それに【妖が人里を守っている】って言うのはアドバンテージとしては大きいと思うのよ」

 

「次いでにあわよくば邪な考えを持っている盗賊や山賊、人妖混一の人里を良く思っていない妖怪の群れを駆除したいと」

 

 

そもそもとして原作以前の幻想郷創設の話が余り存在しない……あるとするならば【八雲紫】と【初代博麗の巫女】が結界を張り【摩多羅隠岐奈】を始めとした他の妖怪の賢者が裏からバランスを保っていると言う話を聞いた位である。つまるところ【原作以前のシナリオが存在していない】ということである

 

 

「(まあ、私たちが関わって来るってなると少なくとも初代博麗の巫女以外にも協力者は何人かは居たんでしょうね作中に登場していないだけであって)」

 

 

 

「フランお嬢様?どうなさいましたか?」

 

「んあ?ごめん考え事してたわ……こいしはどうするの?人里の件」

 

「うーん……お嬢様が参加されるのであれば私もと考えております。しかし個人的な意見としては人と妖怪が本当に手を取り合って生きていけるのでしょうか?」

 

「少なくとも確証は無いけれど紫さんがあそこまでこの計画を押すと言うことは本当に手を取り合って生きていけるっていう確信があるからだと思うな……私の我儘になるけど付き合って貰えるかな?こいし」

 

 

「……そこまで仰られるなら参加させて頂きましょう」

 

 

 

 

 

 

 

その後、お姉様とさとり、ルーミアの三名からの協力受諾により幻想郷創設計画の歯車が進む事になるのであった





ちょいと長くなりますが作者の言い訳をお聴き下さい

前書きに書いてある難産区間の理由の大きな部分としては【幻想郷創設】の根幹が存在しないということです。

八雲紫と摩多羅隠岐奈は確定とはいえ初代博麗の巫女が関わっているって言うのは空想中の空想でしかありません……それこそ二次創作で何とかしろよって言いたくなるでしょうよ、ええそう言いたくなるでしょう。そもそもとして原作前の時系列から書くからこうなるって言うのを身をもって体感してます(ちゃんと見切り発車ではなくきちんと一から十までストーリー考えてる人は違うんですね)

荒削りで「お前普通ここはこうだろ」って言いたくなる箇所も幾つかあるとは思いますが作者の文章力がクソザコナメクジなので目を逸らして下さると大変有難いです……最後の最後まで駄文が続くかとは思いますが何卒最後までお付き合いの程よろしくお願いします。





それでも付き合いきれないって人はどっかの陰険オールバック眼鏡の顔面どついてくださって結構ですよ……ねぇ?犬飼博士?スネイル閣下?

それでは次回もお楽しみに
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