挿入1つ目です
「え?期間の延長?」
「ええ……本当は1週間で終わらせれる予定だったんだけど思いの外難航しちゃって」
皆さんおはようございますフランです、門番担当を始めて3日程たった朝紫さんからなにか話があると思ったらまさかの期間延長でした……詫び石寄越せ
「それで……具体的にはどれぐらい伸びるのかしら?」
「えっと……いっ1年程」
『伸びすぎでしょ!?』
「あっひぇー!ごめんなさい!」
まさかの延長戦1年の刑とか誰が予想出来たと?まあ何はともあれシフト再度考えないといけないねこれ……館の運営にも関わるし
「とりあえず館運営にも関わるんで一度当番見直しても大丈夫ですか?」
「うん……本当にごめんなさい」
……今度なにか差し入れて上げよ
少女当番見直し中……
ということで本日の当番は正門に私とこいし、裏門にルーミアを配置してお姉様とさとりは一時帰宅してもらって書類仕事をしてもらう事にしました。1週間のローテ組んで大丈夫そうならそのままやるだけだからまあなんとかなるでしょ
「それはそうと随分とご機嫌だねこいしは」
「ふっふーん、今日はフランと一緒だからねぇー。嬉しいに決まってるよ!」
なんだかなぁ……もうちょっと集中して欲しいんだけど
「……けど暇だね」
「そうね、人の往来はあれど感知魔法には引っかからないし……余程のことがない限りは出番は無いわよ私たち」
「むー……折角フランと一緒なのになぁ、そういえば今日のフランすっごいオシャレだよね」
「そうかな?」
何気ない会話をしていると私の服の話が出てきた、薄手の白い長袖のブラウスに赤……ではなく黒色のベストと暗めの赤い長袖の上着、下には黒い膝丈スカートを履いて黒ソックスとローファーと結構お洒落目に着替えてる今日の私。後は紺のネクタイとか背中が空いてるインナー、スパッツとか身につけてたりする
「うん、なんて言うか……大人っぽい」
「あはは……今日ちょっと肌寒いからちょっと厚着してきただけだよ、次いでに羽根も隠せれるから意外と怪しまれないんだよね」
他愛のない話をしながらも警戒はし続ける、万一にでもヤバいやつが出たら溜まったものじゃ……いや来たわ普通にヤバいやつ
「あら?久しぶりね」
「げっ風見幽香」
「げって何よげって……貴女たち何してるの?こんな所で」
「「八雲紫の我儘」」
「あぁ……例の話ね、中へ入れてくれるかしら?」
「ご用命は?」
「ただの用事よ、太陽の畑で育てた花を売ったり食材の買い出し、里の様子見なんかも兼ねて来てるだけよ」
ほえぇーて事は必然的にここが幽香のお得意様になるって訳ね、成程納得……なんかすっごい見られてるけどきのせいきのせい
「所でフラン?花の種は?」
「ここで会うなんて分からないわよ暫くは待って」
「あらま、持っていないのね……仕方ないわね。なら用意できるまで待ってあげるわ」
……え?今この人なんて言った?用意できるまで待つと?あの風見幽香が?
「ちょっと今失礼な事考えたでしょ?」
「いはいいはい!はなひてよゆふかはん!」
なんでここの人達はナチュラルに考えてる事わかるのかなぁ!?て言うか何時になったら頬っぺた抓るの辞めてくれるのかな!?すっごい痛いんだけど!
ペチン!「あひゅ!?……うー私のほっぺがぁ」
「別にちぎれた訳じゃないんだから問題ないでしょ?まあそれはそうと中へ入らせて貰うわね」
「あっどうぞ……大丈夫だよ……ね?」
「……まあ害が及ばない限りは大丈夫だと思うけど」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
特段これといった事件も起こることもなくお昼ご飯を食べ終えた私たちは再び正門に立つ……まあ午前中と特に変わることは無いし暇潰しがてら本読も
「フランさぁ……暇だからと言ってここで読むのどうかと思うんだけど?」
「いや早く読み終わらないと後が面倒になるのわかってるから」
「えぇ……こんな所でも本の虫発揮しなくていいのにさぁ」
うっさい、こいしがなんと言おうが私には関係ないもーんだ!どの道悪意に反応する感知魔法掛けてるしすぐ臨戦態勢になれるようには意識割いてるもーんだ!
「……平和だねぇ」
「急にお婆ちゃんみたいなこと言わないでよフラン……でも確かに平和だね、なんだか眠くなってきた」
「今のうちに慧音先生から貰った教科書の問題やる?」
「……止めとく、そういえばフランはあれ解るの?」
「ん?普通に解るよ?というか魔術覚える上で数式は外せないからさ……後何かあった時に困りたくないし」
【備えあれば憂いなし】とはまさにこの事、あらゆる状況に対応出来るようになれるのも淑女の勤めでございますから(ドヤッ)
「んーなんか面白いこと起きないかなぁ」
「むしろ起きるとしたら突然後ろから誰か来るくらいなんだけど私たちの後ろって木製の柵だから来るとしたら横かしら?」
なんて冗談じみたこと言ってたら来るんだよねぇ
「「驚けぇー」」
「「ギャアァァァァァァァァァァ!!!!!!????」」
……私やっぱりフラグ建築士特級持ってるな?て言うか心臓まろび出そうになったわ!
「ハッ……ハッ……びっ吃驚した……心臓飛び出そうになった」
「私も」
「あははは!わーいドッキリ成功ー!お腹も満たせたぁー!」
「はっはっはっはっ!君たちかい?紫に手を貸してると言う妖怪は」
漸く落ち着いてきた、はぁー吃驚した……ってちょっと待てなんでこいつここにいるの?
「……【秘神の賢者】摩多羅隠岐奈、私たちになんの用?」
金色の髪をして幾何学的な衣服を身にまとっている【秘神】にして幻想郷を創設した一人でもあり天空璋の【四季異変】の首謀者【摩多羅隠岐奈】と悪戯好きでから傘おばけの多々良小傘のすっごいよく分からない二人がいた……本当にどういう組み合わせ?
「ふむ、君は私のことを知っているようだね……」
「風の噂程度には聞いたことはあるわ、『様々な神としての側面を持つ後戸の神がいる』って……」
「ほぉーう?紫のやつから聞いた……という訳では無さそうだな?」
随分と疑り深いなこの人、別に私害を成すようなことした覚えないんだけど?それに隠岐奈に関してはこっちが一方的に知ってるだけだから下手に話せないし……って
「……顔が近いんですけど?」
「ふむ……うむ!私は気に入ったぞお前のこと!お前名はなんと言う!」
「えっえぇ……」
なんかお気に入り判定されてしまったんだけどこれ絶対強欲異聞とか智霊奇伝で面倒事押し付けてくるパターンじゃんヤダよ私これと友人になるとか
「なんだお前不服か?私と友人になるのは!」
バレてーら
「別にそうと言ってはないじゃないですか……ただ面倒事押し付けてきそうなの嫌だなとは思いましたけど」
「そら見ろ思ってるじゃないか!それが不服だろ!」
「……(大人しく諦めるかぁもう)はぁ、フランドール・スカーレットです」
「ほぉ……フランドール・スカーレットと言うのか……覚えたぞ、長いしフランで構わないか?」
「ええ、構わないわ」
「これからは私たちは対等な友人関係だ、私のことは別に呼び捨てにしてくれて結構だからな」
……もうどーにでもなーれ
ーとか考えてたら
「あら?誰かと思えばオッキーじゃない」
「む?紫じゃないか久しいな息災か?」
ファッ!?なんでここに紫さんが!?そういや小傘いつの間にか居なくなってるしこの激ヤバイベントどうやって切り抜けろと!?
「ええ、月面戦争も無事に終わったし結界の骨組みを組み立ててる最中よ今……所で一つ聞いておきたい箇所があって貴女の意見が欲しいの、着いてきてくれるかしら?」
「うむ、私は一向に構わんぞ!久方ぶりにお前さんと話がしたいからな!ではなフラン!私はこれにて失礼する」
「ニドトコナイデ!」
「うわひど」
隠岐奈視点
新たに友人となったフランの元から離れとある森の中に私と紫は歩いていた……しかし
「……くく」
「?何笑ってるのよ……まさかとは思うけど」
おっと、彼女の面白さが今になって来てしまったのが災いしてしまったようだ、弁明をせねば後が面倒だからな
「ああすまん、今になって彼女の特異さが凄まじいと思えてな……急に笑いが込み上げてきてしまってな」
「……?特異さ?」
「私は彼女の後ろに戸を作ってやってちょっとからかってやろうと思った、しかしその戸は開くことは無かった……何か知っているか?」
「……彼女に聞いたら自身の能力を応用して【あらゆる〜程度の能力】が効かなくしてるらしいわ、読心も無意識も、運命操作も全て……ね」
「なんと……ではあれは魂由来の物では無さそうだな」
「は?」
「気にするな、此方の話だ」
紫には悪いがこれはまだ黙ってた方が良いだろうな。私は一つだけ確信を得てしまったよ……あれ程までの特異性は彼女のみだろうからな
「(……博麗の【魂】が何故吸血鬼の器の中に入っているのかは不明だが、いずれ解るだろう)」
はい……しれっと登場オッキーこと摩多羅隠岐奈様と小傘ちゃん回でした
本当は小傘ちゃんだけ出す予定だったけど今のうちにオッキーと絡ませとけば天空璋の四季異変と智霊奇伝、強欲異聞での話は変わりそうだなって思いました……書くかは知らんけど
異変で実際に書くとするなら多分紅霧異変と完全憑依異変位な気がしてきた……後霊夢と幻想郷