転生吸血鬼ですが何か?   作:黄昏の跡地

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さぁーて今回からフランちゃん周りがっつり暗くしてくぞぉ0か100しか無いのかなんて言われようが暗くしてくぞぉ

後しれっと白昼編終わりで夕暮編に足突っ込んでます


第24話:異常

 

ーーあれから一月経過した、妖精館の改装工事も無事に終わり【アーティア工房】がオープンしたのを皮切りにみんな張り切って仕事をするようになった。これにより警備部隊の装備が潤沢になるから余計にヤバいんよね……資材やらなんやらの書類めっちゃ増えて寝不足だけど

 

 

「……で、本日はどう言ったご要件で?八雲藍さん」

 

そんな日々が続いたある日藍さんが怒り心頭ですと言わんばかりに紅魔館へ訪問してきたのである。特にアポイントメント等の話は聞いておらず眠気のある頭じゃ多分理解出来ないと思う

 

「聞いてくださいよフランさん!紫様ったら幻想郷を作る為の結界制作の殆どの作業を私に丸投げしてきたんですよ!しかも当の本人はずっと遊び呆けてるし!という訳で当人が反省して自分で結界制作する様になるまでここで雇って欲しいんですよ」

 

……聞いた私が馬鹿だった。可笑しいなだんだん頭も痛くなってきたぞ?偏頭痛の症状か?心做しか胃もキリキリし始めたしもう分からん

 

「……とりあえず雇用はするけど反省してそうなら直ぐに切る形でいい?」

 

「それで構いません、雑用から料理洗濯家事なんでも任せて下さいね」

 

 

 

これワンチャン失敗したのでは?私判断ミスしやすくなってそうだし気を付けよう

 

 

 

 

 

 

 

レミ姉とさとりが帰ってきたのはその日から僅か5日程経過してからであった、本当は出迎えに行きたい所だけど終わらせないといけない優先順位をつけてしまった以上やらざるを得ない

 

 

「……ちょっと不味いかも、視界がチカチカし始めた。」

 

少なくとも吸血鬼の私は頑丈だから倒れる心配はなさそうだろうけど圧倒的なまでの睡眠不足と疲労により偏頭痛と光視症の現象が起き始めていた……あれ?

 

「ちょっと待って?吸血鬼の筈なのになんで光視症が?睡眠不足と疲労はまだ分かるし偏頭痛はストレスから来てるのもまだ分かる……駄目だ答えが出てこない」

 

頭が働かなくなり始めてるのか考える事を放棄し始めている自分がいる、食欲もかなり落ちてきてるしこれ本格的に不味いかも

 

ガチャ「たっだいまぁー!」

「フラン、ただいま戻りました。長い間屋敷を見てくれてありがとう」

 

「あー……お帰り2人とも、それと姉さんあんまり大きい声上げないで頭痛いから今」

 

 

「うぇっ!?大丈夫!?」

 

「多分大丈夫……だと思う、それで報告の方お願いしてもいい?」

 

「「…………」」

 

報告を聞けば聞くほど偏頭痛関係なく頭が痛くなっていった、何よ戦闘特化2名と強襲特化2名に殆どボロくそに壊滅させられるって意味わからん……そいつらはどうやら今演習場にもなってる中庭で暴れてるんでしょうね知らんけど

 

「とりあえずお疲れ様、異動書類こっちに回してくれれば処理しとくからゆっくり休んでていいよ」

 

「いや流石に悪いわよ、それになんだかフラン辛そうだから私が残りやっとくからフランが寝てきなさい……ね?」

 

 

「悪いけど殆ど私が引き受けたやつばっかりだから下手に処理頼めないから次いでにやれるから気にしなくていいよ」

 

 

申し出は大変有難い……がやらなきゃいけない事が多く変に頼めなかった

 

 

「よっすフラン!相変わらず書類と睨めっこしてんのか?折角だから飲みに行こうぜってレミリアとさとりじゃないか!いつ帰ってきたんだ?」

 

「今さっきよ……それと勇儀さん、あまり大きな声上げないでくれる?フランがなんだか辛そうなのよ」

 

「あぁ……また無茶してんのか」

 

「私のことは良いから姉さん達の打ち上げ次いでに連れてってあげて……私は仕事あるから行けないけど」

 

 

 

そう言って無理やり納得させ姉さん達を勇儀達に連れてってもらって独りになる……さて頑張りますか

 

 

 

 

 

 

パタ……パタタ……

 

 

 

 

 

「……は?」

 

 

 

 

 

 

 

ー????ー

 

 

……ここは?公園?……て言うか声出せないんだけどどういう事?

 

 

 

ーかーごーめかーごーめ!

 

ーなあ知ってっか!こいつんちの親仲悪いらしいぜ!

 

ーしかもこいつ家に幽霊出るらしいぜ!

 

ー俺らでこいつ成仏させようぜ!

 

ーあははは!

 

ーおらおらー!くたばりやがれ幽霊女!

 

 

 

 

……あ、ああ……頭が割れるように痛い……何これ……息が出来ない……上手く立てない、心が重い

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ーーーラー!フーーーー!ーーーン!フラン!しっかりして!」

 

「ッ!?はぁっ!?……はぁ……はぁ……あれ?ここは?」

 

「医務室よ……帰ってきたら妖精メイドが貴女倒れてたのを見つけて医務室に放り込んだみたいなのよ」

 

たお……れた?私が?いまいち思い出せない。頭がクラクラする……まだチカチカする……息がまとまらない……

 

 

「フランやっぱり無茶しすぎなんだよ少しは休も、ね?」

 

「休めないよ、まだまだやる事残ってるし……私が頑張らないと皆が自由に動けない」

 

 

ベッドから立つとフラフラと足が覚束無いながらも執務室のデスクへ向かう、途中転びそうになったり壁に激突しかけたけどまだ何とかなる……まだ……まだ

 

 

「……フラン」

 

 

 

 

昨日よりも頭の痛みが酷くなった、眠気も凄まじく目がチカチカする時間もかなり増えて頭痛も長くなってきた……常備薬でなんとか誤魔化しているけど

 

「……あ……やば」

 

とりあえず仮眠室に行ってちょっとでも休もう……それが多分1番いいことだと思う

 

 

バフッ

 

 

 

 

ーー???ーー

 

 

……あ?またこれ?しかも今度は校舎って何?

 

ガン!パァン!ゲシッ!

 

ーきゃはははは!ほらほら悔しかったらやり返してみなよ!

 

ー無理無理!どうせこいつそんな力無いんだし!

 

ーやめ……て

 

ーはぁ?止めて?誰に物言ってんのよこの幽霊女!

 

ーッ!?

 

ーあはははははははははははははははははははは!!!!!!!

 

ーはぁースッキリした、あんま調子乗ってっと今度は男子呼ぶからね?

 

ーよぉーしこんな奴ほっといて行こ行こ!

 

ーやば!次移動教室じゃん!

 

ーこんなのに構ってる暇無かったわ

 

タッタッタッタッタ……

 

 

……痛い……痛い……痛い……苦しい……辛い……なんで、私がこんな目に?

 

ザッザッザッ

 

ーッ!?大丈夫!?ーーさんしっかりして!

 

 

ーだ……れ?

 

 

 

 

 

「……うっあ……ハァ……ハァ……あんな夢見るとかどれだけ私疲れてるのよ」

 

 

鉛のように重たい身体を起こすが一向に眠気は取れてないし頭痛は治ってなかった。光視症は今納まっているけどまた何時再発するかは分からない……所詮夢は夢でしかない、けど何故だろう?胸がずっと締め付けられるようなこの感覚は……何か大事なことを忘れてて

 

「わすれ……てる?なにを?」

 

「……フラン、ちょっとだけいいかー?」

 

「……ルーミア?」

 

いつの間に居たんだろう……時間を忘れてしまってきているのかな?最近時計を見た覚えはないから今何時かさえも分からない

 

「気晴らしに外で運動するのはどうなのだー?ずっと執務室に籠りっきりみたいだー」

 

「……私がここに入ったの何時頃?」

 

「仮眠室に入ったのは今から半日前なのだー……今は15時なのだー」

 

「……そんなに寝てても未だに眠気取れないし頭も痛いし気分悪いしでホントなんなのよ」

 

一先ずルーミアの言う通り外へ行きましょう、多少なりとも気晴らしにはなるでしょうし

 

 

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レミリア視点

 

カァン!カァン!

ギャリギャリギャリ!パァン!

 

「……次」

 

「フランってあんなに強かったっけ?」

 

「いえ、正直現在の体調では本調子では無いのは目に見えて分かります……ですが」

 

「ティアが作ったと言われる【澱水の剣】二刀流に切り替えてから本調子以上の実力を発揮し始めてる……フランの身に一体何が起きてるの?」

 

私たちが帰ってきてからというもの執務室に缶詰状態になる事が多くなった。私が帰ってきたのにも関わらず変わらず書類仕事をしていた……他の妖精メイドやこいし、ルーミア、美鈴に聞いてみると徹夜は当たり前だし食事を抜いてる事もあるらしく食堂に顔を出したのは半月前を境に途絶えたらしい。

 

昨日は疲労困憊でフラフラしてたのに私たちが飲みに行ってる合間にも仕事を続けて帰ってきたら倒れていたと言っていた妖精メイド曰く「まるで何かに取り憑かれたかのように休む事を拒絶しているように見えた」らしい

 

 

「あっ、アンブラに勝った」

 

「あの子一応実力的にはアークフェアリー最強……よね?」

 

「ええ、そうね」

 

「「あっパッチェさん」」

 

「何その呼び方……それはそうとあの子が妹さん?随分疲れてそうな風貌みたいだけど?」

 

「そうなのよね……休んでって言ってるのに休む気配が無いし」

 

 

疲労困憊に空腹、聞いた話だと目がチカチカすることもあったり頭痛に睡眠不足……多少なりとも眠ったと思ったら滝のように汗をかきながら飛び起きて息を切らしながら瞳孔が開いたり閉じたり繰り返してる毎日だ、もっと酷い時は鼻血を出して茫然とすることもあるし夢見が悪すぎてゴミ箱に何も入ってない胃をひっくり返して戻していたりする

 

「……あっお姉ちゃん……お疲れ様」

 

「あっうん、フラン昨日も言ったけど少し休も……書類仕事とかはお姉ちゃんがやっとくから充分に寝てご飯も食べてさ。」

 

「……考えとく」

 

「妹様、お初にお目にかかるわパチュリー・ノーレッジよ……正直こんな形で会話はしたくはないけどレミィの言う通り休んだら?どうせ今ろくに頭回ってないんでしょ?なら少しでも休んでおけばちょっとはマシにはなるわよ」

 

「……」

 

フランはパチェにそう言われるが何も言わずにその場から立ち去って行った。頭を押え時折苦しそうな声を上げてフラフラと歩いている姿をみると近く限界を迎えそうな感じだった

 

「……レミィ、恐らくですが今のフランは睡眠すら拒んでると思うんです」

 

「は?どういう事?」

 

「実は……本来なら読めないはずのフランの心が少しだけ読めてしまったんです」

 

「えっ!?どういうこと!?」

 

「私にも正直どういう原理でそうなってるのかは分かりませんが小さく呟いているのが聞こえてしまったんです」

 

 

「……なんて言っていたの?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「”誰か助けて”……と」





て訳で夕暮編足突っ込んだ状態で白昼編終わりです……現在のフランの症状見てみましょう

・睡眠不足→不眠症
・栄養失調
・偏頭痛
・光視症
・ストレス性障害【PTSD】
・平衡感覚消失
・過呼吸


……うーん、普通の人間ならこれ発狂死か自害選ぶレベルで症状重いぞぉ?

で、本来読める訳のないフランの心をさとりが読めた理由は……まあいずれ
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