はい深夜編よーいスタート
前回のあらすじ!
記録書書いてたらフランちゃん見つかった
以上!
第35話:鏖魔ガ刻
フランが見つかった、その報告をしてくれたのはまさかのケット・シー部隊長のランだった……まあ聴覚と視覚が優れてるからこそ見つかったんだろうけど大したものよ、後でボーナス上げましょう。
なんて考えは後に回して見つかった場所というのは
「まさか妖怪の山付近に居たとはね……」
けど可笑しいわ?妖怪の山近辺は星熊勇儀と伊吹萃香、射命丸文や犬走椛、飯綱丸龍のメンバーで捜索はした筈よね?けどそこで見つかったとなると
「結界を利用して視覚を屈折させたんでしょうね……いるようで居ない、目に見える筈なのに見えない……博麗式術式はそういうことも出来るからね」
「対妖怪専門のプロはやっぱり伊達じゃないってことね……けど霊華ちゃんがそんな高等テクニックを使える訳が無いわ、そもそもとしてあの子は霊力や魔力の使い方すら知らなかったのだもの」
「お話をされてる所失礼ですがひとつ程悲しいお知らせが……報告が遅れたこと申し訳ありません」
そう発言したのは初代から数えて8代目になる現博麗の巫女を務めている
「今年の2月頃、夜中に博麗神社総本山に侵入者が入ったらしいのですがそれらしい痕跡がなかったのです。しかし昨日報告をしてくれた使いの者から「妖力と魔力、霊力が込められた結界術で歪められていた」と言う報告を受けたんです……恐らくその時に博麗式術式を習得して隠れていたのでしょう」
「成程……という事は一時期長野にいたと考えた方が良いわね、話してくれてありがと菖蒲ちゃん」
「いえ、お力沿い出来なくて申し訳ありません紫様」
となると編成としては私、さとり、勇儀、萃香、藍、紫、幽々子、ルーミア、文、椛、こいしの11名の少数精鋭で行った方が良いわね、他のメンバーは何かあった時の対抗策として紅魔館で待機させましょうか
「兎に角向かいましょう、見つかったとなると逃げられる可能性も普通にあるから」
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時は少し飛び夕方、私が日傘無しでも動ける時間になったため急いで現場へと向かう事にしたが……不安でいっぱいだった
「レミィ、大丈夫ですか?」
「レミ姉様……その……」
右からさとりが、左からこいしが心配そうに話しかけてきた……現状一番心配なのは私よりもこいしの方なのよね
「2人とも私は大丈夫よ……私なんかよりもこいしの方が心配よ、ちゃんと謝罪するんでしょ?そんな暗い顔してたら余計拗れちゃうわ」
「それはそうですが……私も正直不安なんです、今の霊ちゃんが話を聞いてくれるかも怪しいと言うのに」
「まあ自業自得よね」
「グッ!?」
「はっきり言って2回も裏切った時点で鏖殺されてないのが可笑しいのよね貴女……今日が命日になったり」
「明らか不穏なこと言わないで下さいよレミ姉様!?」
ちょっとした冗談のつもりで言ったんだけどね……けどお陰で肩の力が抜けたわ、そういう所では感謝しているわ
「お喋りはそこまでにした方がいいよ、そろそろ着くから」
何時になく真剣そうな顔をしたルーミアが私たちの話に割り込んで静止させてきた……普段の間延びした話し方ではなく本気状態の話し方なのは当人も緊張していることから来ているのだろう
「そうね」
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「これは……」
「酷い……ですね、瘴気が凄まじいほど溢れてます」
目撃証言があった場所は恐らく人里があったであろう場所だった……何万といた人の死臭が漂い全ての建物は倒壊しており跡形もなかった。
「ッ!?居た!あそこ!」
こいしの声に反応して指を指したところを見ると腰まで伸びた綺麗なブロンドの髪が風に揺れており遠目から見ても身長が伸びている状態なのが分かる……恐らくデフレーションフォースに近しい何かを使ったのだろうが唯一紅魔館内で目撃した妖精メイドからの証言では見た瞬間から身長が高かったらしいから能力で書き換えたんでしょうね
そう思いながら少し離れたところに着地し全員で近くまで向かう……紛れもない、間違えるわけがないわ……彼女はフランだ
「あら?随分と遅かったじゃない……」
後ろにゆっくりと振り向いたフランの瞳はあの時と同じくハイライトが消えていて服装はかなり大人びた格好になっていた。翼は消えているが恐らく仕舞っているのだろう
「フラン……貴女を迎えに来たのよ、帰りましょう」
「帰る?はっ!誰があんな所に帰るとでも?2度も裏切った糞女がいる様な家に帰るくらいなら死んだ方がマシよ、そうでしょ?古明地こいしさん?」
「……うん、そうだねフラン……ううん、霊ちゃん!」
覚悟を決めたこいしは真っ直ぐフランを見つめる……1歩、また1歩とフランへ近付くがフランは動かなかった
「ねえ霊ちゃん、私さ……あの時のことを謝罪したいの……最初に貴女に酷いことを言ってしまったあの日の事を……貴女の言葉をちゃんと聞かずにあの時と同じ言葉を押し付けてしまったあの日のことを!」
こいしは被っていた帽子を取りながら更に近付く、けどすんでのところでフランはレーヴァテインを振り抜き線を作る……恐らくそれ以上近づくなと言う意思表示なんでしょうね?
「その線を超えればお前は地獄を見るでしょうね?死よりも恐ろしい地獄をね」
「……私にはそれを受ける覚悟はある、霊ちゃん……私ね、あの時の事すっごく後悔してるの……噂がデマだったって知ったの高校一年の時なの……本当は今すぐにでも行って謝罪したかった……けどまた同じ事を言ってしまいそうで怖かった!あの時の私は臆病で弱かったでも今は違う!ここには噂を流した奴らはいない、皆霊ちゃんが帰ってくることを望んでるのよ!だから!……今までごめんなさい、霊華ちゃん」
こいしは歩みを止めず線を超えて近くに行き深く頭を下げた……正直この謝罪を受け入れてくれて一緒に帰ってくれるなら楽なんだけどね
「……だから?」
「え?」
「そもそもとしてそれって自分の保身を優先した結果がこれでしょ?だと言うのに今更謝罪?笑わせないでよ……」
火に油を注ぐとはこの事だったのだろう、余計にフランの怒りに火を付けてしまったと悟ったがそれでも私は……私たちは諦めたくない
「フラン、もし貴女が許せないとする気持ちがあるのなら私たちにぶつけなさい!私たちはそれを受け入れる……それが私たちのせめてもの償いよ」
その言葉と共に一人また一人と線を超えてこいしの近くに立つ
「ふぅーん……皆そいつの味方をするんだ……結局何処へ行っても私は一人ぼっちなんだ、じゃあ壊しても文句はないわね!」
そう言うとフランは翼を出して背後に魔法陣を展開し空へ飛ぶ……当人もやる気ね
「貴女の憂さ晴らしに付き合ってあげるわ……皆!行くわよ!」
『了解!』
「鏖魔ガ刻だ……精々もがけよ?」
鏖魔異変時のフラン/霊華ちゃんのフェーズ数4です
……多くね?って思いがちだけどカービィシリーズ見てみなさい!長いんだよ!(ダークマインド、星の夢)そう考えたらエンデニルとかロボトミーの赤い霧戦と同じ数なだけマシでは?って思えてる辺りだいぶ感覚麻痺してる
頑張るぞい