転生吸血鬼ですが何か?   作:黄昏の跡地

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祝!40話到達ー(パフパフ)

あっども作者です、こんなクソ小説も無事に40話目到達ですよ奥さん……うんまあ読んでくれてるかは知らんけど

前回のフランちゃん基霊華ちゃんの服の色のイメージは喪服です。

それぞれキャラとしてのイメージを見ていくと
黎明:本編後フラン(ハイライト無し)
白昼:本編後霊華ちゃん(ハイライト無し)
夕暮:神霊化霊華ちゃん(型月にどっぷり)
深夜:色無しフラン(全部壊すから白黒)

ですね、神霊化霊華ちゃんはイメージしにく過ぎて結局初期の設定引きずり出してアーキタイプ+スターシエル+汎人類史産ORTとか言う魔改造ここに極まれりな子になりました。

けどまあ素のスペック高めにしてるから出てくるかは状況次第っすね

て訳でどぞ


第40話:白色の世界を染める紅

 

 

「……ん……んぅ?ここは?」

 

あれ、私気絶していたのかしら?確か……私は

 

「ッ!?フラン!フランどこ!」

 

目が覚めると辺り一面真っ白な空間だった、もしかしたらフランの精神世界の可能性も有り得るからとりあえず叫んじゃったけど

 

「それよりもここ何?何も無いじゃない……何も……無い?」

 

……ちょっと待って、【何もない】ってどういうこと?待ってよ、それじゃあパチェは?こいしは?ルーミアは?さとりは?フランは?美鈴は?ゼファーやアクア達は?

 

『ここは虚数世界、私が造り上げた神界でもある場所に入り込んでしまった……まあ正確に言えば迷い込んだと言った方が正しいかもね?』

 

「っ!?フラン……じゃない?誰!」

 

後ろを見ると【双極・夢想天生】を発動させた状態のフランがいた……しかし少しばかり外観的には違い白黒だったのが蒼や紅、金、虹色の結晶や緑青色の虹彩を放つ光輪を背負っていた。加えて髪の色は毛先がブロンドだが根元からは茶色で瞳は光の灯った黒になっている、これらを踏まえると目の前にいるのはフランの前世に相当する霊華だろう

 

『わぁ〜お心外、ずうっと一緒にいたのにお姉ちゃん悲しんじゃうよ〜……なんてお巫山戯している暇は無さそうね、外じゃ【私】の魂が膨れ上がり続けていてロッシュ限界までの時間が無いわ。』

 

映像の様なものを見せるようにこっちに渡してきた……そこには白黒の世界で必死になって声を上げている皆の姿があった

 

『この世界から抜け出すには方法はたった一つしか存在しない……私と同じ痛みを味わうこと、それを知った上で答えを出すこと』

 

そうして霊華が指さした先には白黒で踞っているフランが居た……ぶつぶつと何か呟いており黒い煙のような物が身体から溢れていた

 

『あの黒いのは瘴気、私が今まで溜め込んできてしまった負の感情がこうやって不浄となって存在してしまっているの……こっから先へ進めばもう後戻りは出来ない無間地獄よ、それでもいいの?お姉ちゃん』

 

「……ええ、ええ!当たり前よ!私はあの子の姉よ!あの子に降りかかり続ける火の粉は私が振り払い続けるわ!たとえこの身が消え行く余燼になって行ったとしても!」

 

何度も覚悟した、何度も絶望をした……あの子のためと言うのなら例え日の中水の中太陽の中絶望の中地獄の中!へのかっぱよ!

 

「勿論……貴女もよ、霊華……一緒に帰りましょ?」

 

『ッ!?……ありがとう、お姉ちゃん。さっ!行ってきて!』

 

 

私は妹の声援を背負い黒い瘴気が漏れるフランに触れる……貴女の十字架は私たちで受け持つわ、だから

 

 

 

 

ーーー帰ってきなさい、フラン

 

 

━━━━━━━

 

 

ガヤガヤガヤガヤ……

 

ーねえ見て、あの子が噂の子よ

 

ーうっわぁ……疫病神と同じ学校で同じクラスとか最悪じゃん

 

ーそういやあの噂聞いたか?白織ってやつ、謀反を企ててるらしいぜ?

 

ーマジかよwwじゃあ俺らが此奴を潰せば英雄か?

 

ーでもよ、その噂の出処実は不明でよ……

 

 

「(……こうして直に見ていると気分が悪くなってくるわね、人というのはやはり愚かしいものね?)」

 

幻想郷の住民は良くも悪くもいい人たちばかりだ、暇さえあれば顔を出して話を聞いていた時にも思っていたが時代が悪かったのだろう。生まれてくる時代さえ間違わなければこんなにも苦労はしなかったろうね

 

風景は変わる、今度は恐らくトイレだろう場所に切り替わり4、5人程の女子がとても酷い匂いになった水が入ったバケツをトイレの中へと投げ込んだ所だ

 

バシャーン!

 

ーあははははは!!!!

 

ーざまぁないわね!化け物はさっさと死んじゃえばいいのよ!

 

ーにしても面白いわねぇ?私たちが流したデマにみぃーんな見事に引っかかってさぁ?

 

ーホントホント!なぁにが博麗よ!ただの化け物じゃない!

 

ーでもさぁ、たしかスカーレットって昔は吸血鬼とかいう怪物の血筋だったんでしょ?なら本当に化け物じゃない

 

ーあはははははははははははははははははははは!!!!!!

 

 

 

外へ顔を向けるとこいしが静かに去っていったのが見えた……恐らく噂が全部デマなのをここで知ったのだろう。

 

また風景が替わり次は家の中だった、フランと同じブロンドの髪の男性と霊華とそっくりな髪の色をした女性が色んな紙を机に置きながら言い合いをしていた。そこへさっきの汚水を掛けられた霊華が帰ってきた

 

ー「ーーー!ーーーーーっ!」

 

ー「ーー!ーーーー!」

 

ー……ただいま

 

ーあっ……お帰り霊華ってどうしたの!?ずぶ濡れじゃない!

 

ー誰にやられた!

 

ー……何でもない、お風呂先に入るね

 

ーあっちょっと!霊華!

 

 

「(……あれ?ちょっと待って?じゃあ霊華のご両親は何のために言い合いをしているの?)」

 

そう思いテーブルに目を向けると【オープンキャンパス】や【就職希望者用パンフレット】等が書かれていた紙が散らばっていた……もしかして

 

「(……ああ、この家族はとても不器用だったんだ。娘でもある霊華の道を決めるためによりよい選択をして欲しかったあまりに起きた不運な事故なんだわ……もっとも霊華の言葉をもっと聞いておけばこんなことにはならなかっただろうね)」

 

霊華の人生は霊華だけのものだ、親が決めていい訳じゃない……多少のレールを用意する位が丁度いいのだが、溺愛しすぎたあまり空回りが続いて今に至ったのだろう

 

「(噂がこのご両親二人に届いていないなんて事がありえないわね、もしかすると街全体がそうするように仕向けている?)」

 

 

再び風景が替わった……外はどっぷりと夜になっており部屋の中に皮と骨だけになった霊華が力なく倒れていた

 

ー霊華ー!ただいまぁー!……あれ?寝てるのかしら?

 

ー学校に行ってる……訳ないよな、靴があるし……部屋じゃないか?

 

両親が帰ってきた、一体何をしていたのかしらね?自分の娘をほっぽりだして

 

ー霊華?ごめんね、帰りが遅くなっちゃって……ちょっと実家がある長野まで行っててさ……え?

 

ー霊……華?うそ……だよな?

 

ーあっ……ああっ……いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!

 

 

 

時計を見ると【2024年 7月4日 午前0:05】と書かれていた……それが霊華の享年なのだろうと悟った……こんなにも短い人生を送っていただなんて

 

 

 

 

 

 

【……なんでここにいるの?】

 

「ッ!?フラン!」

 

後ろを振り返ると瘴気を漂わせているフランがいた……情景の方を見るとまた最初から繰り返し流されていたのが見えた。恐らく答えを迫られているのだろう

 

【答えて、なんでここにいるの?】

 

「……そんなの、貴女を連れ戻しに来たのよ!」

 

【余計なお節介よ!漸く死ねると思ったのに……こんなところにまで来て邪魔するの!?】

 

「……確かに、貴女からしたら余計なお節介でしょうね。周りに裏切られ続けてありもしない悪意に呑まれて助けてくれるような人は居なかった……けど!あなたから言ったじゃない!助けてって!私たちがそんなにも頼りないの!?そんなにも弱いと思うの!?自惚れないでよ!私達は何百年と生きた妖怪よ!知識もある!力もある!だから!」

 

 

「そんなに辛そうな顔をしないでよ……そんな顔をしていると私たちまで悲しくなっちゃうわ」

 

怒り方も、憎み方も、恨み方も、泣き方も判らずただひたすらに積まれ続けた感情ほど怖いものは無い……

 

「辛いと思うなら辛いって言って、怖いって思うなら怖かったって言って、私達は全部受け止めるからさ……ね?」

 

 

【嘘つき、そうやって甘い言葉で私を惑わせるんでしょ!巫山戯ないでよ!夢符【夢想亜空穴・三式】!】

 

円を描き星のように配置された御札が大量に飛んでくる、空中で何枚か停止したと思ったらそこから5枚に増えて再度飛んでくる……もしかしてこれねずみ算式に増えてく?

 

「フラン、私たちの言葉は全部本心よ……だからもうこんなことは辞めましょ?これは貴女に送る最上級のファンファーレよ、受け取りなさい!【スカーレット・フィナーレ】!」

 

私がそれを詠唱すると空が紅い霧に包まれ御札を潰していく……決してフランに当てないように空から大量のレーザーや弾幕の雨が降り注いでいき一瞬にして制圧した

 

 

するとフランはフラフラと降りてきて膝を付いてぐずり出してしまった……あっもしかしてやりすぎた?

 

 

【あっ……あぁ……グスッ……こんなことをしても意味ないのに……弱いままの私なんていらないのに……】

 

「弱くてもいいわ、意味が無くてもいいわ、ただゆっくり時間をかけて答えを見つければそれでいいのよ……辛かったでしょ?」

 

泣きじゃくり始めたフランを抱き締め少しでも軽くする、すると今まで溜め込んでしまった影響なのかダムが決壊したかのように大泣きしだした。

 

 

すると、紅い霧に包まれた空がひび割れていき完全に割れ切れると青空が見えた……何処までも澄んでいて綺麗な青空だった

 

 

 

 

「(いつの間にか消えてる……多分答え的には合っていた……のかしら?)間違っていたらこんな光景見れるわけないのに」

 

それに、どことなく分かった……これはこいしが鍵になると

 

『お疲れ様、お姉ちゃん♪』

 

「……随分と気楽そうね?」

 

『過去を思い返すのも悪くないかなって思っちゃってさ、ありがとう』

 

「クスッ、どういたしまして」

 

『お礼も兼ねて私からのギフトを送るよ……気に入ってくれると嬉しいな』

 

そう言うと霊華は指先から光を出し私に当てた、するとどうだろう。ちんちくりんだった体型が一瞬にして大人びた体格になり翼も立派なものが4枚に増えたではないか

 

「おぉー……」

 

『んー目測では172かしら?長身美人だぁ』

 

「きゃっ!?んもう急に抱きつかないでよ……あったかい」

 

『えへへーふかふかだぁ〜』

 

……元々の霊華ちゃんの性格的にはこれなんでしょうね、とても人懐っこくて明るくて愛らしい子なのね。今までのフランは何処か遠慮しがちで遠くにいるような気がしてしょうがなかったけどもし異変が終わったら元の性格に戻るのかしら?

 

 

 

 

『もう少しお姉ちゃんを堪能しておきたかったけれど時間が無いからね、今はこれで終わり……見て』

 

満足したのか離れた霊華が指を指した先にはまた同じように白い空間が広がっていた……そこにはそれぞれさとりとこいしがいた

 

 

『さとりさんはすぐに終わるでしょうね、ああ見えて芯が強い人なの知ってるから……問題はしーちゃんの方だよ。幼少の頃から今まで味わった地獄を私の目線で受けてるのだから』

 

「そんな……いいえ、私は信じるわ!あの子が罪を受け入れて一緒に帰れることを!」

 

『さっすがお姉ちゃん、頼りになるぅ♪……それじゃ見守りましょうか』

 

 

 

 

 

 

 

頑張んなさい!2人とも!





1個目の壁はまあ容易よ、2個目も……問題はまあこいしのとこすわな

なんせ虐めの現場+街全体に流れてる噂が全部デマと来たから精神ダメージ高すぎて脆弱1万は叩き出すよ(LoR脳)

次はさとり視点でゲス
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