さとり視点です……そういやこれ初かさとり視点、いやまあ次のこいし視点も初だからなんとも言えんのやが
こいし視点終わったらまたレミリア視点に戻って最終決戦やって大団円で終わります深夜編は……それが終わったら夜明け編だァがんばるぞい
「ここは……一体」
目を覚ませば辺り一面真っ白な世界だった……私たちは確かフランを止めようと奔走していたはず、けど膨らむ魂に接触したと思ったらこの光景……一体どういうことなの?
「……成程、ここはフランの深層心理世界という事ですか」
何故か能力が効くのはこの際置いておいて……何もありませんね辺り一面、元々フランは物欲なんてものもありませんでしたし無欲だったのでしょうか?こいしと違ってあれが欲しいこれが欲しいみたいな我儘も言いませんでしたし
『さとりそれは流石に心外なんだけど?』
後ろを振り返ると『双極・夢想天生』状態のフラン……基霊華さんがそこに立っていた、初めて見たものとは少し違い色付いている為かかなり印象が異なっていた
「事実では?実際貴女あれこれ欲しいみたいなこと言いませんでしたし」
『うんまあ確かに言わなかったけど前世とかだとかーなり無理なこと言ったことあるよ?合計100万位する組み立て式デスクトップパソコンとかゲーミングチェアとかその他諸々』
「……もしかして虐められた云々抜きに金遣いが荒いから?」
『いや、お父さんとお母さん結構ニッコニコで「霊華が我儘言ってくれたぁ!お母さん達奮発しちゃうわよぉ!」とか言いながら買ってくれた事あるからそれは無い』
「えぇ……」
とするなら本当に根も葉もない噂話に踊らされただけの人達に虐められてたってことですか?やはり人は愚かですね噂程度に踊らされるだなんて
『はい、取り敢えずもうお姉ちゃんは突破しちゃったからサクッと見てきてサクッと答え出してきて』
「ちょっ、なんか雑じゃありませんか!?」
霊華さんに押されるがまま踞っているフランに触れる……もし現実で会ったらちょっとばかりお叱りをしなければなりませんねこれは
━━━━━━━
再び目を開けると白玉楼の時と同じ雷雨だった……道行く人達は傘をさしてそそくさと歩いており誰も周りを見ようとはしていなかった。
「(精神世界に精神世界とはまるでマトリョーシカですね……おや?)」
少し進むとセーラー服?と言うものを着た霊華さんとこいしが立っているのが見えた。あの子大きくなるとあんな感じになるんですね初めて知りました
ー零華ちゃん……あの噂本当なの?
ーうわ……さ?
ー惚けないでよ!零華ちゃんが危険思想を持っているって話よ!
ーっ!?待って、私知らないよそんな話!
ーしらばっくれないでよ!あんたがそんな野蛮人だなんて信じられない!今まで内心ほくそ笑んでたんでしょ!そうなんでしょ!
ーあ……あっ……ちがう……ちがうの……
ーこの後に及んで嘘つく訳なの!?巫山戯ないでよ!あんたとはもう友達なんかじゃない!絶交よ!私の前から消えろこの糞女!二度と話しかけてこないで!
……本当にあの時と同じだ、雷雨降りしきる中こいしは私の隣を走り去って行くのが見えて一瞬だけ顔が見えたので見ると泣いていた
「(この時の年齢的にかなり精神に来るでしょうね、噂話に踊らされて自分が意識的無意識的関係なく感情に任せて傷付けてしまったのだから)」
すると交代するように八意永琳が走ってきていた、手には傘を持っており必死そうな顔で霊華さんに話しかけていた
ー霊華さん、しっかりしてください!霊華さん!
ー……先生……私……生まれてきて良かったんですか?
ーッ!?当たり前よ、この世に生まれてきちゃいけない子なんて1人も居ないわ
ーそんな訳ない……こんな生き地獄になるのなら……死んだ方がマシですよ
必死に説得をし何とか持ち直させたが完全に戻るわけもなく力なく八意永琳に支えられながら何処かへと歩いていった
景色が変わる……今度はさっきの学校の校舎裏なのだろう。視線を向けると複数人の女子が寄って集って笑いながら殴る蹴るの暴行をしているのが見えた……記憶だから仕方ないとはいえもしこの場に私もいたらPTSDが残るくらいのトラウマを植え付けれるというのに
【誰も助けてくれなかった……皆愚か者だから】
フランの声が聞こえる……どうやら辿り着いたのだろう、再び霊華さんの方を見ると八意永琳がお姫様抱っこで抱えて校舎の中へ入っていく姿が見えた。時系列的にはこれの後にあれがあったのだろう
「……ええそうね、皆愚かよ……私もあなたも」
【皆また私のことを虐めるんでしょ?】
「いいえ、そんな事はしないわ……まあ私は心配したって点で叱るかもだけど虐めるなんてことはしないわ」
【嘘つき、皆嘘つき!表面上で取り繕って!自分はいい子だからと言って!】
「だからこそ、私たちは変わるのよ……帰りましょ?お家に」
【そうやって人を騙して裏でほくそ笑むんでしょ!自分はいい事をしたって!無境【四重大結界】!】
拒むようにしてスペルカードを唱えたフランは四重に重ねた弾幕結界を展開した……そんなことをした所で私の脚を止められるとでも?止まるわけがないわ。ま、止めるつもりもないけどね
「フラン、私達はまだやり直せるのよ……だから私は!貴女のその硬く閉ざした心を開くわ!どれだけ硬くとも!どれだけ閉ざしても!私が開けてみせるわ!想起【悟り想う鍵】!」
私がイメージしたのは鍵……あらゆる物を開くことが出来るマスターキーと呼ばれるものだ、とは言え弾幕にすると鍵をイメージするのは難しいという事で
「想起レーヴァテインのレーザーを青くして二回転切りするようになったんだけどね」
【……】
「フラン、私達は後悔したりなんかしないわ……貴女が背負っている十字架を私たちにも分けて欲しいの、だからもう終わりにしましょ?」
体格差があるせいで腰までしか抱きつけないけど膝を着いた状態のフランなら上半身を抱き締めれるわね、こういう時ほど身長が欲しくなるわ
【ごめん……なさい……酷いこと言って……グスッ】
「いいのよ、多少素直な位が丁度いいわ貴女」
そう言うとフランは光となって消えていき空が晴れた……とても綺麗な澄み渡る蒼穹の空だった
━━━━━
空が晴れると待っていたであろう霊華さんと……身長がかなり高くなり大人びたレミィが隣に立っていた、羨ましいわ
『お疲れーさとり』
「随分軽いですね……それはそうと霊華さん後で覚えといてくださいね?」
『ヴェッ!?アレもしかして根に持ってらっしゃる?』
「クスクスッ冗談ですよ、私も背負いますから……貴女のその十字架を」
『……なら私もそれなりの誠意を見せないとね』
そう言いながら指を鳴らすと私の身体は光に包まれた……晴れると目線が高くなっており服も部分的に変わってたりもした。と言うか胸結構大きくなったわね
『……うっそじゃんさとり何よそのメロン』
「私なんて霊華に負けてるのに貴女にすら負けるなんて泣きたくなるわよ」
「ええ……しかし何故こんなにも大きく?」
『知らん、あっでもそのウルフカット個人的には好きだよ?くせっ毛で凄いことになってるけどすっごい似合ってる』
そう言うと鏡を出現させて姿を再確認する……目測では170はあるかしら?体格はかなり女性らしくなっており髪は癖の着いたウルフカットに、スカートは若干長くなった位かしら?あとはフリルの数が減った感じね
『それはそうとさぁ……さっきの技見てたけど鍵で青レーヴァテインで2回転斬りとかそれもうロックスミスのチャージレザブレなんだよね』
「「え?何それ」」
参考映像視聴中……
「……無意識とはいえこんなにもそっくりな技使ったんですね私」
『まあかっこよかったからモーマンタイだよさとり……さて残るは』
「こいしね」
視線を動かすとこいしが膝を着いて俯いていた……これかなり不味いのじゃ?
『あっちゃあ〜……へし折れかけてる』
「……ねえ霊華、この空間で心へし折れたらどうなるの?」
『端的に言えば元の世界に一生戻れなくなって肉体的にも精神的にも永久的に死に続ける、加えて連帯責任も真っ青になる位に道連れするかの如く全部が破綻してさとりもお姉ちゃんも……現実世界の皆も永久的に死に囚われ続けるようになる』
「……ねえ霊華さん」
『はいな?』
「今の状況で外部から……正確に言えば私がこいしに対して干渉って出来るの?」
これは一種の賭けに近い……けどそれをしたらこいしは戻ってこれるかもしれない、可能性がゼロじゃないのなら私はそれに賭ける
『出来なくもないけど……正気?』
「ええ、だって私はこいしの姉よ?妹に発破をかけるくらいなんてことは無いわ」
服装のイメージ的には特に変更点は無く大体ドレス類を着ている感じです
スタイルは大きい順にさとり>こいし=フラン>レミリアの順でさとりのイメージ的にはE寄りのDを想像してます、包容力あるお姉ちゃんとか何それ兵器だろ
さぁーて前書きに次回こいし視点って言ったけど前半だけになりそうなんでとりあえず予防線だけ張ります