転生吸血鬼ですが何か?   作:黄昏の跡地

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こっからヒロアカ要素混ぜ混ぜしていきます。ヒロアカでの主人公は祈梨ちゃんにするつもりなので時系列的に言うと出久くんと勝己くん達も今8歳の設定です


新しい巫女

 

祈梨ちゃんの着付けは少し時間がかかるため他の人に任せて私は巫女服から私服に着替え街を散策することにした……周りを見渡すと多種多様な姿をした人達が沢山居た。

 

《超常黎明期》と呼ばれる今から100年ほど前の話になる……中国のとある産婦人科にて【光る赤子】が誕生した事から始まった。かつては異能と呼ばれたその力はやがて個性と呼称されるようになり現在での総人口割合で約八割が個性持ちとなっている

 

そんな《非日常が日常に、非常識が常識》になったかのような社会はヒーロー飽和社会として浸透していくことになった

 

「(異形型専門店に個性カウンセリング、ブライダル斡旋……ヒーローがただの日銭を稼ぐだけの役職になっている社会ね)本物のヒーローは存在しないと……」

 

元来ヒーローというのは《対価を求めず人々の生命を救う》英雄のことを指す、とある人はこう言った「英雄はなろうとした時点で英雄失格」だと……正しくその通りだった

 

(ヴィラン)だぁ!」

 

とある人がそう叫び指を指した方向を見るとビルと同等レベルの大きさの異形型個性の敵がいた……血走った目、荒い息、倒壊するビル、正しくアメコミの世界ねこれじゃ

 

「ヒーローはまだなのかよ!」

 

「兎に角逃げるぞ!」

 

……はぁ、こっちに来てまで退治しないといけないなんてついてないわね私も

 

「……ねえあなた!この世界になんの不満があるの?」

 

『あぁん!?何様のつもりだテメェ!俺にたてつくってんなら容赦しねぇぞ!』

 

そう言って大型の敵は私目掛けて踏みつぶそうとした……出来るわけないもの

 

「やれやれ、これだから癇癪持ちは嫌いなのよ!」

 

瞬時に巫女服に姿を変え陰陽玉を足裏にぶつける、すると痛みからか転倒し起き上がろうとする……が

 

「っ!?んだこれ!?」

 

身体の一部が凍らされて起き上がることが出来ない、それもその筈その地点を中心に仕掛けていたのだもの

 

「……氷符《氷天牙月》、あなたはもう動けないわよ?」

 

『っ!?黙れ!』

 

そう言ってそいつは無理やり氷を砕き起き上がった……異形型ってタフネスだったりする?

 

「しょうがないわね、ちょっと痛い目見てもらうわよ!霊符《夢想妙珠》!」

 

周囲に7つの陰陽玉を生成しそこから弾幕を放つ、直撃して怯みはするが止まる気配は無い、なにせ時間なんて稼ぐ必要性はない速攻で終わらせればいいだけの話よ!

 

「トドメ行くわよ!神霊《夢想封印》!」

 

周囲を囲んでいた陰陽玉が七色の光弾となって敵の顔目掛けて飛んでいく、全発直撃し敵が沈黙した……まあざっとこんなものかしらね?

 

「私が来たァ!……てあれ?もう終わってる?」

 

後ろを振り向くと金髪で筋骨隆々の大柄な男の人がいた……これが俗に言う【筋肉モリモリマッチョマンの変態】と言うやつかな?

 

「残念ながらあなたの出番はないわよ?私が退治しちゃったしあとは任せるわね」

 

「待ちたまえ!もしかしたらマッチポンプの為に君がわざと扇動した可能性もあるだろう?そんな怪しさ満点なカッコをして言い逃れは出来んぞ!」

 

と言うと男はファイティングポーズをとる……いやいや当たり屋よりも酷いわねこの男、実は「ようやく来たのに消化不良だからとりあえず君と戦いたい」って言ってるようなものよ?それ

 

『いいじゃん付き合ってあげなよ?ココ最近退屈してたでしょ?』

 

「(じゃかあしい……まあでも祈梨ちゃんの着付けが終わるまでの間だけ相手すればいいか)はぁ……私この後用事があるからちょっとだけ付き合ってあげるわ、せいぜい頑張んなさい凡人」

 

私は背中に魔法陣、周囲を囲うように7つの陰陽玉を展開し準備万端何時ものスタンスで待ち構える

 

「ではゆくぞ!デトロイト!スマッシュ!」

 

男はその場で殴るモーションをとる……ふむふむ殴った際の衝撃で風圧を起こしそれで攻撃すると、面白いことするわねあの男

 

「《ウインド》!」

 

とりあえずは風魔法で相殺する、低威力とはいえこの程度なのかしら?

 

「っ!?やるね、ならこれはどうかな!キャロライナスマッシュ!」

 

今度は普通に殴りかかってきた、普通に考えたら常人があれ受けたら頭吹き飛ぶんじゃ?それじゃこの社会のヒーロー全員ただの暴力装置じゃんやば

 

パシィ!

 

「……あれ?こんなあっさり受け止めれるの?もっと反動来ると思ってたのに」

 

「おいおいその細腕で私の拳を受け止めるってどういう肉体構造をしてるのかね少女よ」

 

「一応私あなたの倍以上は生きてるつもりよ?それはそうと足元にご注意ね?神技!《八方龍殺陣》!」

 

足元に八角形の陣が形成されそこから光の柱を立ち上らせる……待って全然ダメージ受けてないんだけど?いやまあ弾幕ごっこのルールだから仕方ないとはいえあんなピンピンするもの?

 

「HAHAHAHA!中々に愉快な技を使うじゃないか君!それじゃあ今度はこちらからゆくぞ!「あっ!霊華様!」んん!?」

 

あっ着付けをやってくれてた人だ、わざわざ来てくれたんだ

 

「遅かったわね、祈梨ちゃんの着付けは?」

 

「先程終わりました……まさかとは思いますが敵倒しました?」

 

「ああ、あそこで伸びてるのなら私がやったわ……何かまずいことでも?」

 

「……ヒーロー活動は免許制なんですよ」

 

「はぁーなによそれ随分と窮屈ね、まあいいわ……それじゃあねミスター、ご利益を求めるのなら是非博麗神社へいらしてください。」

 

「なっ!?博麗だと!?」

 

ああそう言えば自己紹介してなかったわね彼には

 

「自己紹介が遅れたわね、私は霊華……博麗霊華よ。《楽園の素敵な神様》、せいぜい頑張りなさい?」

 

 

そう言い残して呼びに来てくれた人共々ワープして総本山へと戻る私でした

 

━━━━━━━━━━━━━━━

 

博麗神社へ戻ると同時に早々に叱られる羽目になった

 

「全く、こちらも説明不足だったのであまり強くは言えませんが少なくとも現在の社会においてはヒーロー免許も無しに敵退治はお控え下さい、後処理するのは此方なのですから」

 

「まあ確かにあれだけ沢山の個性をもった一般市民がいるもの、好き勝手にやられれば政府もお手上げ状態になるでしょうね。次があれば必ず免許は貰いに行くわ」

 

「……ヒーロー免許はそう簡単に……いえ、あなたなら簡単に取れるでしょうね」

 

?随分と曖昧な回答ね、まあ何はともあれ知己は得たわ。なんてことを考えていると着付けが終わったであろう祈梨ちゃんがこっちに走ってきたてる……あら可愛い

 

「れ、霊華様、お帰りなさいませ」

 

「あらあら随分とまあごついわね……もうちょっとゆったりとしたのじゃダメなの?」

 

「それ実は祈梨ちゃんが選んだものなんですよ……しかも子供用って事で結構人気のモデルなんですよそれ」

 

「ふぅーん……まあいいわ、成長すれば自ずと形も変わるでしょう」

 

そう言いながら祈梨ちゃんを抱える、まだ8歳らしいから軽いのなんの……可愛い

 

「それじゃあ世話になったわね、靴は?」

 

「これよ霊華さん」

 

後ろからヌルッと靈夢様が祈梨ちゃんのサイズの靴を渡してきた……普通にびっくりするから止めて下さいそれ

 

「ありがとうございます、それではこれにて失礼します」

 

 

これで一安心、さっさと帰りましょう

 

 

 

 

 

ーーーなんて考えてた私が馬鹿でした

 

「なっ……なっ……なぁっ!」

 

そこに映っていたのは紫色の罅が入りところどころ割れたような空、幻想郷内を駆けずり回る巨大化した霊夢ちゃん人形、そして鳴り止まぬ轟音

 

「なんじゃこりゃあぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

 

私が居ない間に何が起きたのよ!?て言うか魔理沙たちは何してるのよこの非常事態に!

 

「ああもう!祈梨ちゃん!」

 

「はっはい!」

 

「悪いんだけどちょっとこの神社で待っててもらえる?出番が来たら必ず迎えに来るから!絶対変なところ彷徨かないでよ!」

 

 

 

 

 

そう釘をさして私は飛んでいく……これ絶対身内の誰かがやったんだろうなって内心思えてるし絶対シバキ回す





旧幻想郷でロッシュ限界を起こしたからこそわかるんでしょうね……結界の大事さを

その結果今度は自分が身内をシバキ回しに奔走する羽目になった霊華ちゃんなのであった

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