タイトル雑だけどラ・マンチャ〜作者です。アンテ編もチマチマ進めては行きますのでご自愛ください
サンズとの邂逅を得て数分、とりあえず吸血鬼の姿のまま出歩いてみるとモンスター判定なのか特に喧嘩を吹っかけられるなんてこともなく平然と歩けれていた
「……ん?よう嬢ちゃん見ない顔だな?新入りか?」
「まあそんな所ね、ここってそのまま進んでもいいのかしら?」
「ああ構わねぇぜ?ちと道順が複雑だがスノーフルまではそのまま繋がってるから進めるぜ、足元に気ぃ付けていけよ?」
「忠告どうも」
ワンコの邪魔もなく歩けるのなんか便利すぎる……やっぱ吸血鬼姿なのが効果あるのかな?そういや割と薄着で歩いてるけど寒くないのがちょっと複雑
なんて思いながら歩いていると前方に物凄く見覚えのある骨がいた……うん、圧倒的骨、ぴっちりとしたアンダースーツの上にやたらと丸みのあるアーマーとかマフラー、手袋を付けていた……あの顔でアレつけてるって想像付くとちょっと笑うわ。あっこっち見た
「……ニェ?はっ!お前人間か!」
「元って付けなさい元って……」
「ニェ!?お前人間じゃないのか!?」
「じゃなんで耳尖ってて羽根なんか生えてるのよ」
「そういうのじゃないのか?」
「違うわよ」
「博士から聞いたんだが人間は小さくてふわふわしてて可愛いって聞いたぞ!後(あーだこーだ)」
聞いてたら頭痛くなってきた……オタク知識ゴリゴリに植え付けられてるじゃんか、アルフィー恨むよ?
「……あなた、悪いことは言わないから今すぐそのアホみたいなオタク知識を捨てなさい人はそれを偏見って言うのよ」
「ニェッ!?そうなのか!?まあそれはそれとしてクイズで勝負だ!」
「置いとくな……斜め七十七度の並びで泣く泣くいななくナナハン七台難なく並べて長眺め、さて復唱出来るかしら?」
「ニェッ!?それクイズじゃなくて早口「はよせぇ」急かされた……斜め七十七度の「遅い」ニ”ェ”ッ!?」
クイズなんてつまらないものをする腹積もりも無くまあ理不尽をぶつける、他にも寿限無とかカエルとかその他諸々ぶつけてみる……するとどうだろう
「……(チーン)」
「あなた思ってた以上に滑舌悪かったのね」ツンツン
「ひ……酷いぞ、俺様のクイズすらも飛び越して早口言葉で俺様に勝つだなんで」
「相手のペースに持ち込まず自分のペースを押し付けるのが私のスタンスなんでね、貴方の目の前に虫かごがありますその中にはイナゴが入っており貴方は骨で4匹殺しました、さて残り何匹でしょうか?」
「クイズ!?しかも滅茶苦茶な内容じゃないか!……えと、2匹?」
「残念0匹、そもそもとしてこの虫かごの中にはイナゴなんて居ないのよ……正確に言えば絶命を無かったことにしている概念的存在なのよ」
「ニェッ!?なんだそれインチキだ!」
「それを考えた人に言いなさいよ、兎に角私はあなたと違って忙しい身なのよあなたのお遊びに付き合ってる暇はないのよ」
そういって私は立ち上がりスノーフルへ歩を進める……が目の前に何本か骨が飛び出てくる、やる気かしら?あんまり勝負事はしたくはないんだけど
「俺様だって!ロイヤルガードの隊長を目指しているんだ!お前をここで止める!」
「止める理由は無いはずよ?」
「お前に無くとも俺様にはある!」
「……いいこと教えてあげる、理由なき強さほど危ういものは無いわよ?他者を守り役に立ちたいと願うその気持ちは大いに賛同はするけど危害も加えてすらない私に刃を向けると……どうなるかはわかってるわよね?」
威嚇を込めて魔力をある程度抑えつつ放出する、大半の弱小妖怪とかはこれやるだけで逃げてくから便利なんだけど力あるやつとかは自分と相手の力量を推し量らずに突撃してくるから間引くのに便利なのよね……で結果は
「ぐっ……うぅ……アンダイン以上のオーラだ、圧倒されそうだ……だけど!俺様にも引けないものがある!」
「……はぁーやめやめ、面白みがないわねぇ」
逃げなかった……普段なら尻尾撒いて逃げるのに彼は立ち向かってくる姿を見て軽く呆れながら言い私は懐から煙草の箱を取り出し軽く指で叩いてから1本口に加えながらライターの火をつけて吸い出す……呑気に一服し出した所を見たパピルスは原作でサンズに怒り出した時の顔をし出した
「ニェッ!?お前煙草吸うのか!?」
「いけない?身体に悪いのは知ってはいるけどどうしてもねぇ……なんてね?あくまで薬草とかを使って用意してくれた特注の医療用煙草なのよ」
「ニェ?お前身体どこか悪いのか?そんな風には見えないんだが」
「ちょっと前にだけどね、とは言えもう完治してるから無用の長物だから適当に消費中ってだけよ……また健康診断で引っかかりたくなんてないし」
「健康……診断?」
「年一のペースとはいえ先生が開いているイベントでね?身体の隅々までくまなく検査されるのよ、特に酷いのは動物系の妖怪ね……予防接種のためとはいえ別々の薬品の入った注射を計何十本も刺されるとこ見たもん」
「んー?想像出来ないな?」
「分かりやすぐ言うと大量の槍が身体に突き刺さる」
「ニェッ!?怖っ!?」
年一単位とは言え幻想郷全土から永遠亭に集められる様になった健康診断は妖怪や魔女らにとってはほぼ無縁の話ではあるものの必ずと言っていいほど受けなければならない……私の一件があってからなのか先生は随分と過保護になり病のやの字すら見逃さない程となった。傍から見ればやりすぎな気もするが先生なりに心配してくれてる証拠でもある、基本的に家の動物系は雪華とメリュだけで年相応に慣れていたのを見て流石と思った
「(ついこの前あったけどココ最近平和だったのもあって甘いもの食べ過ぎてまさか肥満気味になってたのには驚いた……運動量増やすかぁ、いっその事ロードバイク使って外の世界で走ってきてもいいな?)」
「ものふけってどうしたのだ?」
「ウェッ!?ああいや……最近甘いもの食べすぎてたなぁって思って……さっき話した健康診断で肥満気味って言われたのを思い出して運動量増やそうかなって思ってただけ」
「んーそんな風には見えないんだが?」
「見えないところではそういう風になってるってことよ(肉体とかは妖怪のそれとは言え精神や太り方はまるっきり人間のそれだからそっちに引っ張られちゃってたのかな?まあ気をつけよう、あの幽香ですら魔法やら妖術やら使わずに汗水垂らして農作業に勤しんでる位だし私も努力しないとな)、それじゃあ私はスノーフルに向かうわね」
「ニェアそうだ腹減ってるのならグリルビーズ行くといいぞ!ハンバーガーやポテトがあるからな!」
「……なんでそんなジャンキーなのあるのよ」
雑談を程々にしつつ私はスノーフルに足を運んだ……ご飯?ダイエットついでなので食べておりませんよ?
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スノーフルを抜けウォーターフェルとの連絡路にてーー
「……隠れてるのは1発でわかるわよ?出てきたらどうなの紫」
「あら、流石にバレちゃうわね」
「多用はしないようにはしているけど探知魔法は使ってるからね、それで?何用かしら?」
「すこぉしばかり予定変更をしたくてね、それのお知らせよ」
後ろを振り返るとスキマから上半身だけを出した紫が出てきたけと……予定変更?珍しいわね紫が進路変更を自分から提案するだなんて、あっさては私が全く決意関係のあれこれを探っていないから自分で探すことにしたな?
「知っての通りこの世界では七つの美徳をモデルにした”ソウル”が存在する、その内の1つでもある決意はかなり特別でね?軽い戦闘をしたみたいではあるみたいだけどそれらしい手掛かりが全くもって出てこなかったのよ」
「あんまり気にしてなかったけど裏でコソコソとしてたのね……まあ確かに決意はかなり特殊だもんね、フリスクのソウルとかそれこそ不死身のアンダインとか位じゃないと決意なんてそうそう……いや待って嫌な予感がするんだけど」
「うふふ♪察しのいい子は好きよ、私はこれからこのウォーターフェルの先にあるコアを始めとしたあらゆる箇所のモンスターを一時的に神隠しして偽物の灰をばら撒くわ」
「あぁーもぉー……フラグの回収だけはしたくないんだけどなぁ、私はどの辺りで待機してたらいいの?」
「暫く先に進んでもらったら湖があるでしょ?その辺りを彷徨いてて欲しいのよ、どうせ向こうは貴方を目撃すれば嫌でも犯人と思い込んでくれるもの」
「……”■■■■”と接触するためにわざとアンダインに決意を抱かせて不死身化させた上で私と正面衝突させて境界を探って直接決意について聞く……ね?随分と強引に行くつもりなのね」
「まあね?……お願い出来るかしら?報酬の上乗せはキチンとするわ、それにその後の行動はあなたに任せるつもりよ?結界を壊して外へ出すなり本能の赴くままこの地下世界を蹂躙するなり……なんなりと」
「ふぅ、了解それじゃあ任せるわ……サンズとも1度やってみたかったの……Gルートではかなり楽しませてもらったもの」
追加の契約事項を予め確認を取りつつ私は了承する……まさかこんな形でGルートの激ヤバキャラと相対出来るだなんて夢にも思わなかった、紫の言葉に乗っかる形になるとはいえこんな所で捨てる訳には行かないわ?最後の最後まで楽しませてもらおう
「ついでにお腹も絞れて一石二鳥でしょ?」
「余計なこと言わないでよ!?結構気にしてるんだからね!?」
これがなけりゃなぁ……
次回……不死身のアンダイン戦、頑張って書きます