キヴォトスで紡ぐ音   作:nine( ᐛ )

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短いクセに1週間も空けてしまい申し訳ありませんでした……


土地勘…?まあ歩き回ってれば何とかなるでしょ

 

 

1週間も終わり、今日は土曜日。

 

 

「今週は色々あったなぁ…」

 

 

ワカモ先輩との邂逅やスキップされた入学式から始まり、かなりドタバタした日が続いた。

 

…やっぱ嘘。いや、狐坂姉妹とか、裏道の不良とか、テストとか、色々ありはした。したよ?

でもテンパるとか困惑するとかって、ドタバタって言うか…

いやでも、それが何回も起きたんだしドタバタであってて……

 

 

 

落ち着こう。ドタバタしたしてないは別にどっちでもいい。もう過去の話だ。

 

それよりも、今と未来の話をしようじゃないか。

 

 

今日は〜どうしようかな〜何しようかな〜…

暇なんだよな〜…

いや、楽器の練習とか、ボイトレとか、イラストとか、やることはあるけど…

 

 

 

「もう少し周りの地理に詳しい方がいいよなぁ…」

 

 

致命的なまでに周辺のことを知らなさすぎる。

私が知ってるの、学校、茶屋、月天市場、裏道くらい。うわっ…私の知識、少なすぎ…?

これはダメですねぇ…という訳で。

 

 

 

 

 

○○○

 

 

 

 

 

「知らないのなら、知ればいい。それだけの事。」

 

 

私は今、月天市場横丁の入口にいる。理由はない。

とりあえずここを中心として、脳内マップにどんどんマッピングしていこうと思う。

 

 

「そうと決まれば…風の導くままに……」

 

 

何も解放できてない状態だとさ、とりあえず目に付いた方とか気になった方とかに行きたくなるよね。だからそんな感じで行こうと思う。

 

 

常に風下の方向へ。

道を曲がって、階段を下りて、裏路地入って、坂を登って、大通りに出て、公園を通って、池のほとりに着いて。

 

 

 

「…もう、疲れた……」

 

 

 

ベンチに腰掛け、ふとそんな声が漏れてしまった。

 

道中、八百屋や精肉店を始め、神社や仕立屋や屋台通りのような和を感じる所、駅やゲーム屋にスイーツ店のようなその和をぶっ壊す現代的な店など、色んなお店があった。

今度また時間あったら行こうかな。

 

 

今は大体1時くらい。家を出たのが9時頃だったから、4時間歩き回ったことになる。それも、一切知らない道を。

 

そりゃあ疲れる訳だ。いくらスタミナが沢山あったとしても、そんなことしたら誰だって疲れるだろう。

 

だからッ!通行人たちよッ!そんな可哀想な生物を見る目で私を見るなァッ!

 

…いや、発言だけ切り抜いたらこれから入水しようとしてる人間では?まあまあヤバいか?そんな目されて当然か…

 

 

 

「ハア…帰るのめんどくさいよ〜……」

 

 

 

ちゃんと計画立てて散歩するべきだった…来た道戻るにせよ、家までの道検索して行くにせよ、帰る分も考えなきゃいけなかった……疲れちゃってぇ…動けなくってぇ……

 

 

 

「あら?この声は…」

 

「…あい?」

 

「どうなさったのですか…真っ白に燃え尽きてますが?」

 

「無鉄砲の行動の結果ですぅ……」

 

「あなた、やはり結構なポンコツですよね。」

 

「会って2回目の先輩に馬鹿にされたァ……ワァ…」

 

「燃え尽きながら泣きながら笑うとはかなり器用なことを…無駄な才能ですね…」

 

「どうしよう先輩の言葉のナイフがちょっと強すぎる」

 

「して、無鉄砲の行動とは、具体的にどうしたのです?」

 

「…風の赴くままに気まぐれに散歩をしました。」

 

「土地勘が無いと以前言っていたですが?」

 

「その土地勘を鍛えるために…」

 

「ただ闇雲に進んだところで土地勘とは育つものでしょうか。」

 

「…ワァ……ァ………」

 

 

 

どうしよう。正論パンチが強すぎる。何も言い返せない。

かと言ってなぁ…特に目的があった訳じゃなかったから、目的地行くついでに道覚える、とかもできなかった訳だし…

あ、そういえば。

 

 

「先輩って、何の用でここ来てたのですか?」

 

「あなたのその突然話題を変える癖、治すべきだと思いますよ。

…あと、私は弾薬の補充と夕飯の準備のためですね。」

 

「なるほど…私も着いて行っていいでしょうか?」

 

「…構いませんよ。」

 

「ありがとうございます!」

 

 

やった!これで道とか店とか教えてもらうこともできる!

なんで最初からそうしなかったんですか?

 

 

 

 

 

○○○

 

 

 

 

 

「弾薬や各種パーツはここで買うことをお薦めしますよ。この店のは信頼できますので。」

 

「へーこの店の商品って他の店のと違うんですか?」

 

「ここのは店主のオーダーメイドで、要望に合わせて作ってもらう形なので、とても使いやすいのが特徴です。」

 

「すごそうですね。」

 

 

 

 

 

○○○

 

 

 

 

 

「この店の野菜は品質も良く安いのでよく来ているのです。」

 

「へー。なんかここの果物立派ですね。」

 

「無農薬らしいのですがね。ミレニアムが関わっているそうですが。」

 

「ミレニアムすごいんですね。」

 

 

 

 

 

○○○

 

 

 

 

 

「…さて、あなたの気には召したでしょうか?」

 

「あ、やっぱり気づいてましたか…

はい!色々知れました!ありがとうございました!」

 

「それならば良かったです。」

 

「……あれ?」

 

 

 

色んなお店を先輩に教えてもらって、帰路に着いていたところ。

何故か、やけに気になるお店?があった。

お店と呼べるのか分からないくらいの暗さと薄汚さで、なんかたくさん物が置いてあるけど…

 

 

「どうかしましたか?…ああ、ここですか。ここは雑貨屋ですね。最新のゲームからアンティーク品、科学的な物から呪術的な物と、どこから仕入れているのか分からない物がたくさんありますよ。店主がクセ者なので、あまり関わらない方が良いと思いますが。」

 

「…へー。…ありがとうございます。」

 

「…まあ、気になるならば、一回くらいは訪れてみてはいかがでしょうか。」

 

「…いや、今日は大丈夫です。帰ります。」

 

「そうですか。…気をつけてくださいね。」

 

「はい。」

 

 

 

その後は普通に会話して、月天市場あたりまで一緒に帰り、そして別れた。

先輩の家は私の家よりももっと学校よりっぽい。登校中にいつか会うかもしれないね。

 

 

そのまま家に帰り、家事を終え、ソファで休憩している時、またあの雑貨屋を思い出した。なぜこんなにもあの店が気になっているのかは分からない。けれど…

 

きっと、あの店には何かあるのだろう。

今度、行ってみた方がいいかもしれない。

 

 

…あ、それよりも、今使ってる砂糖が結構少なくなってるんだった。

銘柄で検索してみたらどうやら最寄りの売っている店がコーギータウンのデパートだったし、明日にでも補充しに行った方がいいかな。

 

まあいいや。とりあえず今日はもう寝よう。

 

 

 






どうも、nineです。

本当に…申し訳ない……
熱中症で倒れること2回、そして…習い事?の発表会、あと友達とお祭りに行き、空いた時間で課題やったり新エリー都行ったりトレーナーなってみたりしたらもう1週間経ってました。

そしてまた期間空いてしまうと思います。25日頃までには「ホームから飛び降りた知らない誰か」を書いて投稿したいなぁ…


改善点等あれば、是非コメントしていってください!
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