《砂狼シロコ side》
一瞬、何が起きたか分からなかった。ただ、この脇腹の痛みが、理解しろと訴えてくる。
そのまま、硬い何かが背中にぶつかり、─それが壊れ、落下していくのを感じた。そこでようやく理解した。
あの白い人たちは、私をあの日飲み込んだ光を何らかの方法で出現させた。
そして、あの子─シキ、が、私を蹴り飛ばした。なんのため?
─私を、救うためだろう。
落ちていく途中で、シキが…光に飲み込まれていくのが見えた。
彼女は、会って間もないけれど…私に、生き方を教えてくれた。
もう、生きている人もほとんどいないこんな世界だけど…一緒に、生きていけるって、思ってた。
そんな子が、今度は目の前で…
「っとと…」「あ、え?」
そうだった。落下中だったんだ。受け身を取らなければ怪我してしまうのに、忘れていた。いや、それよりも…
「…先生?」
"うん、そうだよ。遅くなってごめんね、シロコ。"
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《音羽シキ side》
「ハッ!?…え?」
黒い光に飲み込まれて、これから死ぬんだなぁって思ったんだけれど…
「戻って、きた?」
何故か目が覚めて。見回せば普段の寝床で。でも、何か自分に違和感を感じるような…?
「って、そんな事やってる場合じゃない!さっさとまたあっちに行かないと!」
生き方説いて、新しく登場した変な人らを無意識で煽って、救えず終わりはあんまりにもあんまりだ。
だが、ここで問題なのが…
「まずい目が冴えちゃった…寝れる気がしない…」
現状、あっちに行く方法は、自分が寝ることしか判明してない。しかしこの通り、お目目パッチリである。2度寝もしてるしやったね!何も良くない!どうする?どうす…
「いや、そうだ。また、音楽が浮かべば…」
空間跳躍するようなお話の曲が浮かべば、どうにかできるかもしれない。
そう思い念じる様に考えたが、いくら考えても浮かぶ気がしない。一体何がトリガーなんだ。それが分からないと何にもなりゃしない。
一回助けると決めたのなら、それは最後まで完遂するべきだ。あの白装束共がシロコに何もしないとは言い切れない。
早く、早く、何か案を…私が、シロコの、希望になるって、決めたんだ!
「…あ」
浮かんだ。
自分が平行世界で大事件を起こし、そのせいで平行世界の自分が、危機に晒されてしまった。ならどうするか?
自分が助けに行けばいい。
ハッピーエンドにならないなら、そうなるまで、世界を相手にしても戦う。
バッドエンドだなんて、捉え方によって、そうじゃなくなるのだ。
そんな曲が。
私とシロコは、別に同じ姿形って訳じゃ当然ないし
会ってそこまで時間も経っていない。
でも、見て見ぬふりはできないから。
確証なんてないけれど
一番、仲良くなれる。そう確信した。
いや、秘密を分け合った仲だし、理由なんて必要ないか。
それじゃ、救いに行くね
どうも、nineです。
プロットが総崩れしたのにやりたいこと詰め込んだ結果、話飛んじゃってたりしてないかな〜と不安になったりしてます。
とりあえず外伝は完走して、その後途中途中のお話増やそうかな…
改善点等あれば、是非コメントしていってください!
お願いします!今後の糧にしますので!
次のイベントは…
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揺らめく陽炎と青林檎