現実は小説よりも奇なり
「〜♪〜♪〜♪♪」
鼻歌を歌いながら日課の散歩をしていく。
体を動かすのは嫌いじゃない、むしろ少しだけ好きかも。
お気に入りの音楽を聴きながらだともっと好き。
ザァー─ザァー─ザァー─……
波の音が近い。
海の近くは潮風が気持ちいいから、散歩コースの中でも一番好きな所。
広く、碧い、壮大な海。
いつもと変わらず、澄んだ綺麗な景色が広がっている。
オレ個人の目だけで見れば
突如として現れた、正体不明、出自不明の謎の組織。
唯一わかっているのは
『海から来たこと』『人類に敵意を抱いていること』
このままじゃ間違いなく人類は無くなる。
もちろん黙って見てる訳じゃぁねぇ。
対深海棲艦用に開発された『艦娘』
これが今のところ深海棲艦に対抗できる代物らしい。しらんけど
艦娘のおかげで何とか人類は持ち直してる。
けど、お互いの実力は五分五分、未だ拮抗状態。
このままいけば戦いは永遠に終わらず続いていく………
気味の悪い考察系YouTuberがそう言っていた。
「〜♪〜♪〜………あ?」
ふと、浜辺の何かに目が止まる。
黒い…白い…何だあれ
とりあえず寄って見ることにした。
「女の子?」
何かの正体は色白の女の子、すごく可愛い。
なんでかめちゃんこボロボロ
とりあえず意識があるか肩を軽く叩いて様子見を…。
「冷た…………え………?」
オイオイオイオイ!?
嘘だろッ!?!?
「おいッ!しっかりしろ!おい!しっかりすんだッ!!」
なんでもいい!なんか返してくれ…!!
「ヲっ……ヲ………」
「っ!大丈夫だ!直ぐ手当してやるからな!」
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「…ヲ」
「あ、目覚ましたか」
目を覚ました女の子に目を向ける
「っ!?」
「あー、驚かせたんなら謝る。
いや、アンタボロボロでさ、今すぐ手当しないとヤバかったんだよ、肌も超冷たくて、助かって良かったぜマジ」
女の子はまじまじと自分の体を見つめている。
巻かれた包帯を物珍しそうにじーっと見つめてた。
カンナ「オレは
「…ヲ」
カンナ「…お?」
「ヲ」 「お?」 「ヲ」 「お」 「ヲッ」 「おお」 「ヲヲッ」 「おおっ!」
なんつってるか全然わからん。
ぐぅ〜〜〜………
「!?」
「あぁ腹減ってたのね、それはスマン。
今は…これしかねぇわ」
丁度小腹満たしに買っておいた肉まんがあったから
そいつをやることにした。
「……?」
「…え何その反応、もしかして肉まん初めて見る系人類?」
女の子は肉まんをじーっと見つめ、かぶりついた。
「…ヲヲ!」
バクバクと肉まんをかっ食う女の子、そんなにウマかったのかよ。
カンナ「じゃあそれ食い終わったら病院いくか」
「ッ!?ヲっ!ヲっ!」
女の子が顔をぶんぶんと横に振る。
カンナ「なんでだよ、絶対行った方がいいぜ?素人の処置より、その道のプロに診てもらった方が良くなるぜ?」
「っ!っ!」
変わらず首を横に強く振る
カンナ「…まぁアンタに何か事情があんなら仕方ねぇか」
ここまでの拒絶反応があるなんて…過去になんかあったのか?
カンナ「じゃあ…アンタこれからどうすんの?」
「?」
カンナ「オレはアンタがどこから来たかはわからない、だからアンタが自分でこれからどうするかを考えなきゃいけない。」
「…」
カンナ「まぁしばらくは安静にしておいた方がいいぜ」
「…ヲ」
カンナ「あぁここ?デケェだろ。昔、戦時中に使われてた施設がそんまま残ってんだってさ」
至る所がボロボロの廃棄を見渡す。
カンナ「戦時中使われてたってのが原因でここの周りの人からは、夜な夜な『出る』って噂でさ。
いわゆる心霊スポットってワケ、滅多に人が寄りつかないから安心できるぜ」
そんなことを喋っている間に外はもう暗くなり始めていた。
スマホを見て見ると時刻は17:35
普通ならもうとっくに帰ってるけど…よし。
カンナ「ごめん、ちょっと待っててもらえる?」
「…ヲ」
カンナ「色々家から持って来るわ。アンタも置いていけねぇし
オレも今日からここに泊まる」
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「…ふ〜!終わったぁ〜!」
「えぇ、今回も無事、終わりましたわね」
「…指揮官、すみません、敵を一体逃しました。追いますか?」
『大丈夫、もう夜も近いしみんなも疲弊してるし、帰還してちょうだい』
「了解致しました」
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カンナ「…ん」
ふと、空を見上げる。
今日は雲一つない、大きな満月が光輝いていた。
そう、この夜───
『オレ達』は始まった───
既存のキャラのセリフ考えるのバチ難しい
念押ししますが更新は不定期です