前のお話に反映させるのはクッソめんどくせぇですので
気が向いたら反映させますわ
カンナ「おはよう、どう?寝れたか?」
「ヲ」
カンナ「よしよし、それは何よりなこった」
浜辺で倒れてた女の子を保護して数日。
特にこれと言った問題は無く…ないわけでも無く
幾つか困っていることがある。
カンナ「あー、そのさ、アンタ『を』以外にもなんか
喋ってくれねぇか?」
なんでかこの子『を』しか言わない。
まぁ感情の起伏はあるから顔を見れば大体わかる。
でもやっぱり「顔色」よりも「言葉」の方が早いし確実。
何とかして喋ってほしいんだけど。
カンナ「じゃあ…名前!イイ加減アンタアンタって言うのヤになってきたし、ほら名前は?」
「ヲ」
マジっすか
カンナ「…じゃあ字!字なら書ける?」
女の子は首を横に振った
カンナ「嘘だろ…義務教育受けてないのかアンタ…?」
もしかしたらこの子、とんでもない環境に置かされてたんじゃ…。
カンナ「あ、一番大事な事聞き忘れてた、どっから来たんだアンタ?」
そういえば確認してなかった、この子がどこから来たのか、家はどこなのか。
初対面での出会いが衝撃的すぎてすっかり忘れてた。
ここら辺りでは見ない服装だけど…外国人?
……いや一文字しか喋れない国ってどこだよ。
「…ヲ」
カンナ「…海?」
女の子が指を刺した方向、それは『海』
海から来たってこと…に、なる…な……。
カンナ「マジ?」
「ヲ」
カンナ「今まで結構色んなヤツに出会って来たけど、アンタが初めてだよ、海から来たなんて言う子は」
本ッ当に謎が謎を呼ぶ、この子に関しての情報が何もない。
ミステリアスの塊みたいな不思議ちゃんだな。
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…えーと、幾つか集まった情報を整理すると、
⚫︎ 女の子は海から来た、そして帰る所も海。
⚫︎ 年齢不明、名前も不明
⚫︎ 見た目に反して精神面はあまり成長していない
⚫︎ 俗世との関わりを異様に嫌がる
⚫︎ 好物は昨日食べた肉まん
…最後のはいいとして、とりあえずあの子に関してのわかった事はこれくらい。
あー……………。
いやマッッッッジでなんっにもわっかんねぇ!!!!!
さっきも思ったけど言葉での意思疎通が取れないのがマジで痛すぎる!!
むしろ『を』だけでここまでの情報を得られたオレの思考力スゴッ!自分で自分にビックリしてるわ!!
どうしよう…この子の事がわからないと、こっちもどう立ち回ればいいのかがわかんねぇ…。
打つ手無し、そう思いながらスマホを眺めていると。
カンナ「へー、『平和を守る人類存亡の要『艦娘』その実態に迫る』ねぇ」
「…!」
カンナ「おお、アンタも気になんのか?えーと
『日夜人類の平和を守り続けている艦娘、その強さの秘訣は圧倒的な種類の艦娘と武器!
敵によって多種多様の艦娘や武器を使い分け、深海棲艦を迎え撃つ!』
へー、そんなに多いんだ、艦娘って」
「ヲ!」
カンナ「なんでアンタが首を縦に振るんだよ…んで?
『艦娘だけでなく、それを支える指揮官も無くてはならない者!
選び抜かれた選りすぐりのエリート達の頭脳が、艦娘を的確にサポートし、どんな戦況でも勝利を掴み取る!』
…でも実力差五分五分らしいけどな」
「ヲ!!」
カンナ「だからなんでアンタが誇らしげにしてんだよ…お、一部深海棲艦の資料を公開!だってさ」
「……………ヲ!?!?」
画面をスクロールして深海棲艦を見ていく。
なんか全体的にモノクロカラーだなぁ、白っぽいというか黒っぽいというか、というか敵も女の子なんだ…
カンナ「…あ?」
とある深海棲艦の情報が目に止まる、
カンナ「ヲ級…?」
「ッ……!!」
カンナ「『空母 ヲ級』戦闘機や爆撃機などを飛ばし、空から戦闘を有利に進める空母艦の一人…」
間違いねぇ…こいつは深海棲艦…『ヲ級』だ。
「……………」
カンナ「…なぁアンタ」
「…ッ……!」
カンナ「帽子どこにやっちまったんだ?」
「…………………ヲ?」
カンナ「いや、この描かれた資料イラストだと
アンタ頭に…なにこの…ペット?みたいな帽子を被ってんじゃん?それをどこにやっちまったのかなぁと」
「ヲ………」
カンナ「んー、その感じだとはぐれちまったのか
見つかるといいな。アンタも寂しいだろ」
そう言ってオレはヲ級の頭をポンポンと優しく叩く。
あ、めちゃくちゃ髪サラサラしてる
「………」
カンナ「どうしたんだよ?そんな顔してこっち見て」
オレからスマホを取り、深海棲艦のニュースページと自分を交互に指差しする。
カンナ「あぁ『自分は人類の敵』だぞって?」
「ヲ!」
カンナ「じゃあなんでオレを殺さないんだよ」
「………」
カンナ「アンタ深海棲艦なんだろ?人類の敵なんだろ?
オレは人間、アンタにとっては討つべき目標だ。
昨日だってオレの寝首をかいて殺すことだってできた筈だ、でも何でしなかったんだ?」
「…ヲ」
カンナ「それはオレに「恩を感じたから」じゃねぇのか?
助けてもらったから、メシを分けて貰ったから、面倒を見てくれたから。自分を良くしてもらったヤツを殺すのは、罪悪感を感じるからじゃねぇのか?」
「……………」
カンナ「アンタ優しすぎるぜ、『罪悪感を感じるから殺せません』だなんて、そんな悪役見た事ねぇよ」
「……」
カンナ「大丈夫だよ、アンタの事をバラすなんてダセェ真似はしない…だからさ、もう辞めようぜ?誰かを傷つけて食うメシなんてマズイだろ」
「…ヲ」
カンナ「多分だけど、アンタ組織内での扱いあんま良くなかったろ」
「ヲ」
もしかしたらと思ったが予想は当たった。
⚫︎『教育がちゃんとされていない所』
話す書くといったことができない、多分深海棲艦によって知能的な個体差はあれど、ちゃんとした教育が受けられなかったんだ。
⚫︎『食事が与えられていない所』
肉まんのがっつき様が凄かったのがそれ。
そして何より。
カンナ「助けが来る気配が全くねぇ、あれからまぁまぁ経ってるのにも関わらずだ」
「ヲ…」
カンナ「こう言う言い方は悪いと思うけど…多分アンタは『捨て駒』だ、そしてあの日アンタは捨てられた」
「…………」
カンナ「そう、アンタは捨てられた、要するに
でもオレはこう思ってる
『アンタを縛る鎖が無くなった』
ってな」
「…ヲ?」
カンナ「大した教育もご褒美もなく、せっせこせっせこ働かせて使い潰されるだけ…今までのアンタならこうなってただろうな
でも今は違う『アンタは捨てられた』だからもう主人の物じゃない、アンタだけの物だ
これからはアンタが好きな様に出来る、好きなもん食って、好きな事して、好きなように生きる…アンタの人生はこれから始まるんだぜ?ヲ級」
ヲ級「………!」
ヲ級が目をキラキラさせている、多分肉まんの事しか考えてねぇなこの顔は。
カンナ「さて!アンタも自由の身になった事だし、これから何するよ」
ヲ級「ヲ!」
カンナ「…まずは日本語の発音練習からだな」
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カンナ「ありがとう…言ってみ?」
ヲ級「ア、アリ、がトう」
カンナ「おぉかなり近くなってきてる、飲み込み早いなアンタ」
あれからヲ級には日本語を教えている。
最初は単語を言うにすらタジタジだったが、軽いコミュニケーションなら取れる様になって来ている。
ヲ級は学がないだけで頭は良い方だ。
教えてからまだ数時間しか経ってないにも関わらず
日本語勉強中の外国人とタメをはれるレベルだ。
カンナ「と、もう20時か…こんくらいで切り上げてもう寝るか」
ヲ級「ワかッタ」
自分の家から持って来たベットをヲ級に使わせて、自分は寝袋で寝る。寝袋は初めて使ったけど案外悪くなかった、さっさと寝て明日も────
クスクス………
カンナ「…あ?」
クスクス………
クスクス………
カンナ「オイオイ…マジかよ」
え?ここマジで『出る』の?嘘でしょ?
確かにここは昔の戦時中、使われていたかなり大きめの施設の廃墟だ。
そりゃそれを聞いたら霊的なもンが出てくるとは、誰かは絶対思う。
でもさぁ、マジで出るとは思わんなんだ。
声がかなり幼いから大人じゃねぇし
こんな時間に外を出歩く子供もいない…つまり。
ヲ級の方を見ると、もう寝たっぽいな、よし。
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カンナ「ここ初めて見て回ったけど…思ったよりデケェのが残ってたんだな」
外から見てもデカいのはわかってたけど…
中に入って回ってみたら、5割増しでデカく感じる。
なんだここ?魔法にでも掛かってんのか?
クスクス………
クスクス………
クスクス………
クスクス………
カンナ「増えてきたし、そろそろ音にも近くなってきたな…」
たどり着いたのは特段デカい一室…室?
壁に室名の看板があって…読みづらくなってるけど、多分『
笑い声の出どころはここだ。
カンナ「お邪魔しまー「あのにんげんはすごいです」
「まさかしんかいせいかんとはしらずにせっしょくしていたなんて、あのにんげんはげんせにきょうみがないのでしょうか?」
「でもあのにんげんはしんかいせいかんをかいじゅうしましたよ!てきをみかたにつけるなんて、ものすごくいたんです!」
「きけんすぎますがとてもおもしろいです、こんごともかれをかんさつしてたのしみたいです」
ワイワイ ギャーギャー ワイワイ ギャーギャー
カンナ「………………」
なんだありゃ、ちまっこい人?がスゲェ盛り上がってる。
もしかしてあれが幽霊の正体?いやでも幽霊にしてはインパクトに欠けるというか可愛いすぎるというか…。」
パキッ
カンナ「やべなんか踏んだ」
「「「え?」」」
カンナ「あ」
「「「…………」」」
カンナ「………」
「「「「……………………」」」」
「「「ぎゃああああああああああああああああ!!!!!でたぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」」」
カンナ「いやそれこっちのセリフ!」
投稿遅れた癖して短くて申し訳ありませんわ
レジギガスだから許してあそばせ
オリキャラをAI絵で出力したいのですが、良い方法が全く持ってわっかんねぇですわ
有識者の方々がいらっしゃるならおコメントして下さると嬉しいですわ