『艦これ』─深海少女達のエンジョイ陸活!─   作:カンサキ

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本当に申し訳ありませんでした。
初見の方は前の投稿日とこの作品の投稿日をご覧になってくださいまし。



これだけは言っておく!絶対に死ぬな!

カンナ「忘れもんないか?体の調子は?大丈夫か?」

 

ヲ級「 大丈夫、アリガトウ」

 

ネ級「シンパイシスギ、ニンゲン」

 

カンナ「そりゃするよ、大事だから。無論アンタも」

 

ネ級「…ソウ」

 

 


ついに海への探索決行日……。

素材集めの為海に出て、拾って来た素材を活用して、ある程度の困難を凌げる武力を付ける。

そういう目的の為の探索だ。


 

 

工廠妖精1「にんげん、これを」

 

カンナ「これは?」

 

工廠妖精2「えんかくつうしんができるいんかむです」

 

工廠妖精3「そうこにあったなけなしのそざいでつくりました」

 

カンナ「マジ!?やるなアンタら!」

 

工廠妖精1「でもせいのうはきたいしないでください。なけなしのそざいでつくったのでぽんこつです。でもないよりましです」

 

工廠妖精3「こんかいはわたしたちもほんきです」

 

工廠妖精1「もうしんかいせいかんとかかんけいありません」

 

工廠妖精2「わたしたち、そしてあなたたちがいきるためにも」

 

工廠妖精「「「あなたたちに、しょうりのめがみがほほえみますように」」」

 

カンナ「勝利の女神の微笑みねぇ……なぁヲ級」

 

ヲ級「ナニ?カンナ」

 

カンナ「これが無事終わったらコンビニ肉まん全種買ってくきてやる」

 

ヲ級< o(≧∇≦o)(o≧∇≦)o

 

カンナ「微笑みどころかニッコニコなんだけど?」

 

工廠妖精「「「…………………」」」

 

ネ級「ヲ級………」

─────────────

────────

────

 

 

カンナ「どうだ?久々の海は」

 

ヲ級「ウーン…特ニハ…ア」

 

カンナ「なんか違って見える?」

 

ヲ級「景色ガ綺麗ニ見エルシ、胸ガ…ナンカ、スットシテル」

 

カンナ「…そいつはいい、もっとそれを楽しみな」

 

ヲ級「楽シム?」

 

カンナ「そう、本来海ってのは綺麗なモンだ。

そんな重い足取りで行くモンじゃねぇ。

今までのアンタらからしちゃ、考えられねぇかもだけどな」

 

ヲ級「ソッカ…ジャア楽シム!」

 

ネ級「ヲ級…キヲツケテ…アァカッテニソンナトコロイカナイデ…」

 

 


初めての探索、正直言ってかなり緊張した。

ヲ級達の命が掛かってる以上、油断は出来ねぇ。

そう、油断は……。


 

 

ヲ級「アッ!」

 

カンナ「どうしたヲ級!?」

 

ヲ級「デッカイクラゲ!」

 

カンナ「心配させんじゃねェー!」

 

─────────────

────────

────

 

ヲ級「アッ!」

 

カンナ「どうしたヲ級!?」

 

ヲ級「デッカイ…黒イゴムノワッカガアル!」

 

カンナ「不法投棄物!!」

 

─────────────

────────

────

 

ヲ級「アッ!」

 

カンナ「今度はなに!?」

 

ヲ級「オ腹スイタ!」

 

カンナ「お前なんなんだよ!!」

 

─────────────

────────

────

 

ヲ級「タダイマ」

 

ネ級「…カエッタ」

 

カンナ「おう…おかえり」

 

ネ級「ズイブントツカレテルワネ」

 

カンナ「アンタらの一挙手一投足に反応してたらこうなったよ…」これ漢字合ってる…?

 

ネ級「コトアルゴトニシンパイシテ…アナタハオヤカナニカ?」

 

カンナ「それくらいの心持ちよこっちは。

娘みたいに思って愛してる」

 

ネ級「キモチワルイワ」

 

カンナ「はいはいそれはどーも」

 

 


初めての海、最初はどうなるかと思ったけど

結果は上手く行った、妖精達は物凄く喜んでた。

上手く行ったからなのか、まだ自分達が食い繋いでいけるのが嬉しいのか。

なんであれこの成功はヲ級達にとっても吉報だろう。


 

 

ヲ級「カンナカンナ!」

 

カンナ「ヲ級、大丈夫か?」

 

ヲ級「ウン、大丈夫。アノネカンナ、私楽シカッタ。

海ニ出テ楽シイッテ思ッタノ初メテダッタ、アリガトウ、カンナ」

 

カンナ「…よしな、オレは礼を言われる事は何もしてないぜ。でもヲ級が楽しめたんなら、オレも嬉しいよ」

 

ヲ級「ア、アトアト」

 

カンナ「ん?まだなんかあんのか?」

 

ヲ級「肉マン!全種!!」

 

カンナ「…………そういやそういう約束だったな」

 

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────

 

ありがとうございましたー

 

カンナ「ふぅ………」

 

 


約束どおりコンビニの肉まんを全種類を買った。

ケースの中のやつ全部くださいって言うのなんか

恥ずかしかったな………。

店員も初めてだろうな、肉まん全部全種買うヤツ。


 

 

カンナ「さっさと帰ってやんねぇと」

 

 


そう思って歩いていると。

 

 

ドンッ。

 

カンナ「あ、すいませ…あ」 「あらごめんなさ…あら」

 

キョウカ「カンナ君じゃない、よく会うわね」

 

カンナ「キョウカさんじゃないっすか、こんにちは」

 

 


知り合いの提督さん、キョウカさんに合った

 

 

キョウカ「そのレジ袋、もしかしてお買い物かしら?」

 

カンナ「そうっす、そこのコンビニの肉まん全種類っす」

 

キョウカ「全種類…?好きなのね、肉まん」

 

カンナ「あはは…まぁ、そっすねぇ……あーっと

今日はお一人っすか?」

 

キョウカ「そうね、ある所からの帰り道なの。

場所が場所だから、艦娘達を連れて行きたくなくて」

 

カンナ「…もしかして大本営っすか?」

 

キョウカ「…鋭いわね。そうよ、そこからの帰り道。

あそこ、艦娘嫌いが激しいから嫌なのよ」

 

カンナ「ホント常々思いますけど、なーんで艦娘を嫌うんすかね?自分達の国を守ってくれる上に、可愛らしい見た目もしてる。嫌うどころか好かれそうな要素しかねぇと思うんすけどね」

 

キョウカ「…ホント、皆がアナタの様な人ならいいのに」

 

カンナ「…キョウカさん?」

 

キョウカ「ごめんなさい、なんでもないわ。

なんで艦娘が嫌われてるか、だったかしら。

これは一例だけど、ざっくり言うと怖いからかしら」

 

カンナ「怖い?」

 

キョウカ「ええ、だって考えてもみて頂戴。

力は何十、何百倍と強く、賢さだって個によってはヒトよりずっと賢い子がいるかもしれない。

艦娘って、正直まだまだわからない事が多いの」

 

カンナ「あれっすか、わからない事が怖いって事すか」

 

キョウカ「そう、恐怖はいつだって未知からもたらされるものなの。何を思っているかわからないから怖い、何を考えているかわからないから怖い…

自分達よりも遥かに強い者達、少しでもその者達がその気になれば、まるでゴミの様に蹴散らされる…故に人は彼女達を遠ざけようとするの。

 

艦娘達はヒトよ。人と何ら変わりないの。

同じ様に泣いたり笑ったり、いい子達ばかりよ。

でも人の防衛本能が理解する前に拒んでいるの。

自分を守ろうとして、どうしても凶暴になってしまうものなの、これこそが艦娘達が嫌われている訳だと思っているわ」

 

カンナ「要するに、なんかわかんねぇし怖えぇから近づきたくねーって話っすか?」

 

キョウカ「ざっくり言うと、ね、他にもまだ色々あるわ。やっぱり無理なのかしら…手を取り合う事は…もう」

 

カンナ「…………

別に無理でも良くないっすか?

 

キョウカ「────────え?」

 

カンナ「わかんないんでしょ?怖いんでしょ?

だったら別にそんまんまでいいじゃないっすか。

これからもイメージアップは頑張れば良いと思うっす。んで、頑張った果てにそれでも理解できないヤツがいたら…もう別にそれで良くないっすか?

 

理解しねぇヤツはいると思います、でもそれは理解できるヤツがいる証明なんだと思うっす。

嫌いがあったら好きもねぇとおかしいっすもん。

大事なのは最初から理解させようとする事じゃなくて、最後に理解してくれる人を探す事なんじゃねぇかなって……」

 

 


そう言いながらキョウカさんの顔を見る

 

 

キョウカ「……………」

 

カンナ「あ、いや、えっと…す、すみません、なんかベラベラ浅い持論展開しちまって!別に忘れてもらっても良いっすよ!大丈夫!オレは艦娘好きっすから!めちゃくちゃ!あはは…」

 

キョウカ「…本当にありがとう。私、貴方と会えて良かったわ」

 

カンナ「え!いやいやいや!別になんにもして無いっすよオレ!?」

 

キョウカ「いえ…ごめんなさい。少しね」

 

カンナ「いや、大丈夫っす。なんつうかその…大変なんすね」

 

キョウカ「大変…ね、えぇそうね。でもあの子達はもっと大変なのよ。提督によってはかなり過酷な労働環境に置かれている子達だってザラよ」

 

カンナ「…ま、今はまだウケが悪いけど、きっとこれからもっと色んな人に受け入れてもらえますよ!絶対!過去は変えられないけど、未来なら変えられるっすよ!」

 

キョウカ「ふふっ…そうね、頑張らなくちゃ」

 

 


やっと笑ってくれたキョウカさん

色々話して、帰る頃には顔色も良くなってたし

良い時間だったなぁ

…帰りが遅くなってヲ級に拗ねられなかったらもっと最高だったのにな……


─────────────

────────

────

 

 

カンナ「最近海の様子が変?」

 

 


お昼頃、工廠妖精に呼び出され向かってみれば

物凄く悩ましい顔をして、相談してきた。


 

 

工廠妖精1「はい、くわしくいえばさまざまな、なみのはっせいたいみんぐがふしぜんです」

 

工廠妖精3「たかくなったとおもったらひくくなり、ゆるやかだったのがはげしくなったり、へんかのたいみんぐがふしぜんかつ、あまりにもきゅうすぎます」

 

工廠妖精2「しかもここさいきんずっと、かなりのこうひんどで」

 

カンナ「…んで、原因はなんなわけ?」

 

工廠妖精3「おそらくしんかいせいかんのなかでもじょういのそんざい、おに・ひめきゅうのはっせいです」

 

 


工廠妖精が深刻な顔でオレにそう告げた……けど…。

 

 

カンナ「その鬼…姫?ってクラスってそんなにヤバイのか?」

 

工廠妖精1「ひとたびあらわれれば、もたらされるひがいはきょうだいです」

 

工廠妖精2「そのちからは、いちやにしてまちをほろぼすほどといわれており、ほうかいしたちんじゅふはかずしれません」

 

カンナ「マジかよ、そんなもんが出てきたってのか!」

 

 


一夜にして街が壊滅…!?そんなん、ほぼ災害じゃねぇかよ!

 

 

工廠妖精2「ここがまっさきにねらわれることはないですが、ひがいがないかといわれれば、うたがわしいものです」

 

カンナ「でもどーすんだよ?言っとくけど

そんなヤバイの、エンカウントしたら今のアイツら

なら一瞬で消し炭かもしれないんだぞ?」

 

工廠妖精1「いまのところ、かのじょたちがのらのしんかいせいかんとであったことがないので、はちあってしまったらどうなるかは、わかりません」

 

工廠妖精3「でもあなたのいうとうり、ぶじでかえれるほしょうもないので、であわないのがいちばんです」

 

工廠妖精1「そこで、あたらしいそうびのかいはつを

こころみたいとおもいます」

 

 


工廠妖精のひとりが高らかに声を上げ、新装備の開発を宣言した。

 

 

カンナ「へぇ〜?何?煙玉とか?」

 

工廠妖精2「そんなわけないでしょう。

いいですか?かのじょたちはかよわいそうしょくどうぶつです、たいしてあいては、かりをするにくしょくどうぶつ」

 

工廠妖精1「いってしまえばかのじょたちは"えもの"。

あしもたいしてはやくないかのじょたちは、みつかったじてんであうとです。ならばどうすべきか?」

 

工廠妖精3「みみです。えものであるかのじょたちがつちかうべきものは、()()()()()()()()()()()()()なのです」

 

カンナ「…で?つまり?」

 

工廠妖精2「でんたんをさくせいします」

 

 


ばばーんと、胸を張って自信ありげにそう言った。

 

 

カンナ「でん、たん?何それ?」

 

工廠妖精1「でんぱたんちき…れーだー、といったほうがいまどきでしょうか」

 

カンナ「マジ!?そんなん作れるの?」

 

工廠妖精3「かのうです…でも、ひとつもんだいが」

 

工廠妖精1「わたしたちのつくるものが、かのじょたちにそうびできるかどうか、です」

 

カンナ「…?いけるだろ。通信機だってつけれてる訳だし…」

 

工廠妖精2「あれはあくまで、そとづけのそうびにすぎません。こんかいのでんさくは、かのじょたちに

()()()()できるかどうかです」

 

 


続けて、妖精達は艦娘と深海棲艦の装備構造について離してくれた。

 

 

工廠妖精1「かんむすやしんかいせいかんのそうびはとくしゅで、ただそうびをつけているのではなく、かのじょたちのなかにある、ふねのきおくとがっちするそうびでないと、じょうずにこうりょくをはっきしてくれません」

 

工廠妖精3「ひとにたとえると、インカムはけいたいでんわのようなどうぐで、でんさくはかのじょたちのなかのいちぶ…いわばからだです」

 

工廠妖精2「かのじょたちはひとのすがたをしているとはいえなかみはふね、ぶそうするには、からだごといじらなければなりません」

 

カンナ「あー…つまり、ヲ級達の身体そのものをどうこうする訳だから、艦娘専用装備との相性が合うかわからんってこと?」

 

工廠妖精1「そこがいちばんのけねんてんです」

 

工廠妖精2「あわなければ、そうびができずこれからのたんさくがむずかしくなってしまいます」

 

工廠妖精3「せいこうすれば、こんごのたんさくがぐっとらくになるでしょう」

 

カンナ「うーん…」

 

 


もしかしたら、その鬼・姫クラスがここに来るかもしれない。そして今回のを凌げたとしても、また別の鬼・姫クラスが出てこないとは限らない。

ならここは…。


 

 

カンナ「よし、作るか。電探」

 

工廠妖精1「けんめいなはんだんです」

 

工廠妖精2「それではたりないそざいを、あつめにいかなくてはなりませんね」

 

カンナ「何が足りないんだ?」

 

工廠妖精3「ぼーきさいと、というそざいがたりません」

 

工廠妖精1「ここのすぐちかくにおちているはずです」

 

カンナ「了解、明日行ってもらうように頼んでおく」

 

工廠妖精3「たのみましたよ」

 

─────────────

────────

────

 

カンナ「と…言うわけで…いけそう?」

 

ヲ級「良イヨ」 モグモグ

 

ネ級「…ワタシモサンセイ」 モグモグ

 

カンナ「そんな適当に決めて良いわけ?」

 

 


物凄く軽い感じで了承してくれた。

 

 

カンナ「そのさぁ、大丈夫なの?もしかしたら自分の同胞と出会って、そいつに殺されるかもしんないんだぞ?」

 

ヲ級「多分、大丈夫」

 

カンナ「そいつはなんで」

 

ネ級「タブン、オボエテナイトオモウ」

 

カンナ「そんなわけねえだろ、仲間だろ」

 

ヲ級「仲間ダケド、仕事仲間ノホウガアッテル」

 

ネ級「ソレニ、()()()()()()()()()()()()から」

 

カンナ「…?そりゃそうだろ?」

 

ネ級「ソウイウコトジャナイ、オナジノガイッパイイルノ」

 

カンナ「えっと…つまり、ネ級っていう存在が沢山いるってことか!?」

 

ヲ級「私モ沢山イルヨ!」

 

 


ウッソだろお前………。これは確かに艦娘とやり合えるかも、戦いは数だよ兄貴

 

 

ネ級「ダカラ、ヒトリクライイナクナッテモ、キズカレナイ」

 

カンナ「へぇ…あれ?じゃあなんでネ級は居なくなったヲ級に気付いたんだ?」

 

ヲ級「私達ハ深海二居タ時ニ友達ダッタノ」

 

ネ級「ソウヨ、オナジカオデモ、マチガエルハズナイワ」

 

ヲ級「他ニモ友達ガイルカラ、モシカシタラ探シテクレテルカモ」

 

カンナ「他にも友達がいるのか、いいな」

 

ヲ級「皆ンナ仲良しダヨ!」

 

カンナ「そうか…で、付けれそう?電探」

 

ネ級「ソレハ…ワカラナイ」

 

ヲ級「私達ハ生マレタ装備ノママ、ズット戦ッテタカラ装備ヲ変エルナンテコト、シタコトナイ」

 

カンナ「へぇ、じゃあずっと弱い装備のままかよ」

 

ネ級「イヤ、ワタシタチノソウビハ、ヤドヌシノツヨサトヒレイスル」

 

カンナ「自分が強くなれば装備も勝手に強くなる…ってわけね」

 

ネ級「ソウ。ダケドワタシタチミタイナシタッパハ、ツヨクナルマエニ、ダイタイガシズンジャウ」

 

ヲ級「私達ハ、捨テ駒ダカラ……」

 

カンナ「ふーん……………」

 

ネ級「…………?ニンゲン?」

 

カンナ「や、大丈夫だ。少なくともそんな目にはもう会わねぇよ」

 

ネ級「モウコタエハシッテルケド、イイノ?ワタシタチハ、テキヨ」

 

カンナ「()()()()な、今はちがうだろ?」

 

ネ級「…コウヤッテイマハユウコウテキナダケデ、ネクビヲカカレルカモシレナイワヨ」

 

カンナ「そのチャンスお前が来てから1週間くらいあったけど?もしそれが目的ならお前1週間無能してたことになるけど?」

 

ネ級「……………………」

 

ヲ級「ワァ、凄イ顔シテル」

 

カンナ「もっとレスバレベルをあげるんだな」

 

ネ級「アキレテナニモイエナイダケヨ」

 

─────────────

────────

────

 

カンナ「おかえり、どうだった?」

 

ヲ級「コレデ足リルハズ」

 

 


翌日、ボーキサイド確保に出撃し、無事帰ってきた。

幸運にも、特に問題は発生せずボーキサイドを確保。

ここのところ、絶好調だ。


 

 

カンナ「後は作って、乗っけれるかどうか……」

 

─────────────

────────

────

 

 


何時間か経った後妖精が戻って来た。

 

 

カンナ「おかえり、んで成功したの?」

 

工廠妖精「「「………………」」」

 

カンナ「……無理だったか」

 

工廠妖精2「いえ、けっかはせいこうでした」

 

カンナ「なんだよ!なんでそんな微妙な顔してんだよ」

 

工廠妖精1「いえ………なんというかその」

 

工廠妖精3「まさかせいこうするとはおもってなかったんです

 

カンナ「はぁ!?お前らが付けようって提案したんだろうが!?」

 

工廠妖精1「いや、じょうだんといいますか」

 

工廠妖精2「おもしろはんぶんといいますか」

 

工廠妖精3「きのまよいといいますか」

 

カンナ「お前ら………」

 

 


前に真面目に相談してきたのは、マジなんだったんだよ………!

 

 

工廠妖精1「ですが、わたしたちのぎじゅつがしんかいせいかんにつうようするということをしれたのは、かなりおおきなしゅうかくです」

 

工廠妖精2「このままいけば、ぶきのさくせい、あわよくばしんかいのぶきのしゅうふくができるかもしれません」

 

カンナ「おぉマジか!未来は明るいな」

 

工廠妖精3「ふふ、ふふふふふ…いやはや、じぶんのさいのうがすえおそろしい…… 」

 

工廠妖精2「わたしたちはようせいのなかでもじょういのそんざい…」

 

工廠妖精1「さぁ…あがめよ!」

 

カンナ「結果残してるからなんも言えねぇ、けどムカつく」

 

─────────────

────────

────

 

カンナ「はぁ…まさかご褒美よこせなんて言われるとは…」

 

 


妖精達に「がんばったので、ごほうびをようきゅうします」、と言われたのでスイーツを買ってやる事にした。

 

…いや、だから提案したのお前らだろ。

オレが依頼したんならわかるけど自主的なもんだろ。

なんでそれに報酬が発生すんだよ……。


 

 

キョウカ「あらカンナ君、こんにちは」

 

カンナ「キョウカさん、こんちゃっす」

 

 


帰り道、知り合いの提督キョウカさんにまた会った

よく会うけど、もしかして通勤コース…?


 

 

キョウカ「そのレジ袋、また肉まんかしら?」

 

カンナ「今度は甘いもんっすよ、キョウカさんはまた大本営に?」

 

キョウカ「いえ、今回は別件よ。今ちょっとゴタゴタしてるの」

 

カンナ「……もしかして、なんかヤバイのが出たー、とかっすか?」

 

キョウカ「この前といい、貴方は勘が鋭いわね。

そう、出たのよ、特段大変のが突然ね」

 

 


どうやら鬼・姫クラスの出現の件は

かなり広まっている。

下手したら一気に人類滅亡が進むかもしれない案件だから、耳が早くのは納得だ。


 

 

カンナ「うへ〜おっかないっすね。大丈夫なんすか?」

 

キョウカ「勿論、討伐に当たるのは私達だけじゃない。

沢山の鎮守府が協力して取り掛かるわ」

 

カンナ「なら安心っすね」

 

キョウカ「油断は出来ないわ。いざという時の為に、防災セットを買っておいて頂戴ね」

 

カンナ「にしても、急に出てくるなんて変っすね」

 

キョウカ「…もしかしたら、私のせいかも知れないわ」

 

カンナ「いやいや、そんなピンポイントであるハズないっすよ」

 

キョウカ「最近、深海棲艦を逃してしまうのよ。そのせいで増援を呼ばれた可能性も、大いにあるわ」

 

カンナ「逃す…ってそんな、いつの話ですか」

 

キョウカ「始めは約4週間前くらいだったかしら。その次に約1週間前ね…本当、自分でも不甲斐ないわ」

 

カンナ「……………………

 

 


それ多分オレが保護したヲ級とネ級だわ……キョウカさん。

 

 

キョウカ「どうしたの、カンナ君?そんな顔して…」

 

カンナ「…いや、それはきっと、キョウカさんだけのせいじゃ無いんじゃないかなぁって考えてたっす」

 

 


どうする…?話してしまうか?キョウカさんは優しいし、艦娘に否定的じゃないから、敵対心のない深海棲艦にも心を開いてくれるかも……。

 

 

キョウカ「ありがとう、でも逃した事には変わりないわ。次見つけたら必ず仕留めるわ

 

 


あダメだわ超物騒な事言ってる。話したら即キルパターンだわこれ。

 

 

キョウカ「私はもう行くわね、気をつけて帰るのよ」

 

カンナ「ありがとうございます、キョウカさんもお気をつけて」

 

 


…………これからどうしよう。

 

─────────────

────────

────

 

カンナ「『人類の希望、厄災を退ける』ね…」

 

 


あの後鬼・姫クラスの深海棲艦を退いたらしい。

スマホのニュース記事、新聞にもデカデカと記載してある。


 

 

工廠妖精1「しりぞいただけで、たおしたとはだれもいってませんね」

 

工廠妖精2「これでもしふつごうがあってもいいわけできます」

 

工廠妖精3「きたない、さすがだいほんえいきたない

 

カンナ「言いたい放題だな…これってさ、もしかしなくてもまた来る?」

 

工廠妖精2「きます、さらにつよく、おそろしくなって」

 

工廠妖精1「こんかいはなんとかなりましたが…つぎはこうはいかないでしょう」

 

工廠妖精3「うんがわるければ、つぎでちぇっくめいとです」

 

カンナ「…毎回思うんだけど、なんでこいつら人間を襲うの?」

 

工廠妖精1「まだくわしくはわかっていません」

 

工廠妖精3「ただじんるいになんらかのうらみをもっていることくらいしか」

 

カンナ「でも、ヲ級達はくらべてあんまりだぞ?」

 

工廠妖精2「だからさいしょにいったでしょう、あなたのことを()()()と」

 

カンナ「言っ…てたな」

 

工廠妖精1「ほんとうにどうやっててなずけたのです?」

 

カンナ「うーん、憶測だけど、多分個体差があるんじゃない?」

 

工廠妖精3「こたいさ、ですか?」

 

カンナ「ん、仮に深海棲艦の正体がなんらかの恨みだったとして、深海棲艦の中で恨みの個体差があって、低ければヲ級達みたいな下っ端、高ければ鬼・姫クラスの深海棲艦になるんじゃね?」

 

工廠妖精1「それはありそうです、ですがしたっぱとはいえ、わたしたちがしるしんかいせいかんは、どんなじょうきょうでもにんげんになびくようなものではありません」

 

カンナ「そう、だから運がよかったんだよ。多分、オレが保護したあいつらは殆ど恨みがない、珍しいタイプのやつだ。

そして、ここからが面白くなってくるんだが…」

 

工廠妖精1「なんでしょう、いやなよかんがします」

 

カンナ「前にヲ級達が『()()()()()()()()()()()』って言っててよ…もしかしたら、類は友を呼ぶ理論で、ヲ級達の友達も仲間にできるんじゃねぇか!?」

 

工廠妖精3「ばかなんでしょうかこのおとこ」

 

工廠妖精1「ばかでしょう、こんなこというおとこは」

 

工廠妖精2「ばかはいのちがおしくないいきものなんですね」

 

カンナ「なんとでもいえ、それにお前達だって、戦わないで済むならそっちを選ぶだろ」

 

工廠妖精2「だからといって、てきとあくしゅをかわそうとはおもいません」

 

工廠妖精1「あほですねこのおとこ」

 

工廠妖精3「もはやげいじゅつです」

 

カンナ「和解の可能性があるならそっちを選ぶだろ?ただそれだけだ」

 

工廠妖精1「……ふしぎと、あなたならできるかもしれないとおもってしまいます」

 

工廠妖精3「しゅにまじわればあかくなる、わたしたちもあほがうつったのでしょうか」

 

工廠妖精2「あなたがどこまでいけるのか、すこしたのしみになってきました。だからがんばってください」

 

カンナ「おう、ありが

「「「わたしたちのみらいのために!」」」

結局それが狙いかよ」

 

─────────────

────────

────

 

カンナ「さーて、これからどうするかね」

 

ヲ級「マタ海ニ行ク?」

 

カンナ「そうだなー、デカいのが引いたから、暫くは深海棲艦全体の動きが止まるだろうし、この隙に素材集めしとくか」

 

ネ級「ツギハナニヲアツメレバイイノ?」

 

カンナ「とりあえず周辺の素材を片っ端から拾いまくるか」

 

ネ級「ムケイカクネ」

 

ヲ級「デモ楽シイカライイヨ、アッタカイゴ飯もアルシ!」

 

ネ級「ヲキュウ…イクラナンデモアマスギ、ニンゲンノセイヨ」

 

カンナ「はいはい、それじゃあいくか!」

 

─────────────

────────

────

 

キョウカ「…今回の作戦結果は以上です」

 

「撃破までには至っていない…と」

 

キョウカ「今回の敵は、前に侵攻してきたものとは比べ物にならない程協力でした。敵の規模とこちらの損害を考えた結果、撤退という判断を取らせていただきました」

 

「ちょっとちょっと、困るよキョウカちゃん。

勝手に引いたらなんかしちゃあ」

 

「何故そのまま攻め続けなかった?」

 

キョウカ「あのまま追い込んでも撃破は可能ですが

艦娘が何人も轟沈し、損得の釣り合いが

取れていないと「それがなんだ?」」

 

「別にまた作ればいいだろう、何人沈もうが、作れば同じのが何人も作れるだろう?艦娘は適当に素材を入れればいくらでも出てくる、しかし我々人間は違う

一度失えばもう戻っては来ない。

艦娘と人間、どちらの価値の方が上か…考えるまでもない」

 

キョウカ「…………………………」

 

「キョウカちゃん、顔顔。せっかくの美人が台無しだよ〜?どうかな?終わったら気分転換に一杯いかがかな?」

 

キョウカ「…以上です、失礼します」

 

「キョウカ殿」

 

キョウカ「なんでしょうか」

 

「君の所の鎮守府は、世界の中でも指折りの精鋭部隊の集まりだ。その力を100%使ってもらわなければ、持ち腐れというものだ……期待しているよ」

 

キョウカ「…………」

 

 

 

キィ────────バタン




お久しぶりです。
覚えて下さっている方、大変長らくお待たせしてしまい申し訳ありませんでした。
自分は1話に10000文字くらい書かないと読みごたえがないと思い、かなり投稿を渋るのですが、これからはストーリーを考える合間、ちょっとした日常小話を挟んでいくスタンスに変えようかと思います。

お待ちしていた方本当に申し訳ありませんでした

そして初見の方、これがこの作品の作者です
これでも良いかたは次回、お待ち下さい
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