ただ…一般人がやるならまだしも、神がやるとどうなるか…。
当然、事故が起こります。
召喚の事故によって…出てきたのは!
「ヘルメス様…本当に大丈夫なんですか?」
「大丈夫さ!心配性だな、アスフィは。ホラ、説明書の通りあるじゃないか。簡単な召喚さ!」
「知りませんよ…。」
「あれ?何かおかしくないかい…?」
「だから言ったじゃないですか!」
「お、おかしいな。この説明書の通りしたはずだが。」
「ここは…オラリオ?」
「ベル・クラネル!?」
「何故…ベルくんが?…いや、違う。ベルくんだけどベルくんじゃない…。」
「貴様は…ヘルメス!?ちっ…死んでなかったか。」
「……死んで?…あー、俺は君と初対面だぜ?」
「初対面?笑わせるな、その胡散臭い面忘れるわけがないだろうが。」
「ひどい!?」
「まあ、いい。死んでなかったら、再び殺すまでだ。」
「殺す!?ベ、ベル・クラネル!正気ですか!」
「…【万能者】。あの女の風に巻き込まれて死んだはずだ…。」
「は?」
「……まさか。あー、キミはどこのファミリアかな?」
「ボケたか?【ヘラ・ファミリア】だが?」
「!?」
「……そういうことか。まず話をしようじゃないか?」
「ヘラ様が言ってた、「ヘルメスのいうことに耳を貸すな。まずはボコれ、送還寸前にしたら私を呼べ」と。」
「…許して下さい。」
「俺の言うことに答えろ。」
「ハイ。」
「ここはオラリオだな?」
「ハイ。」
「なんですか…こんな圧をいつの間にベル・クラネルは…。」
「アスフィ、こちらのベルくんは俺等の知っているベルくんじゃない。」
「は?」
「おい、俺の質問がまだだぞ?」
「ア、ハイ。どうぞ。」
「……ヘルメス様。」
「……あの時からいつ経っている?」
「……あの時?」
「…?俺がオラリオを襲い、蹂躙した時だ。」
「貴方がオラリオを襲った!?そんなハズがない!」
「……どうなっている?」
「…あー…俺の意見いいかい?」
「惑わすようなことを言うと、ヘラ様を呼ぶぞ?」
「…恐らくだけど、ヘラを呼んでも君のことを知らないと思うよ。賭けてもいい。」
「何だと?」
「あー、ちょっとこちらからいいかい?」
「妙なことすると殺すぞ。」
「…ヘルメス様。この人は私の知っているベル・クラネルでありません!」
「は?」
「アスフィ、君の言っていることは正しいぜ。なにせ、彼は別の世界からやってきたベルくんだからね。」
「「は?」」
「並行世界…つまり俺は間違われて召喚されたということか?」
「ぐ、ぐるじい…。」
「ベ、ベル・クラネル!離して下さい!」
「……こちらのベルはどこのファミリアだ?」
「え?【ヘスティア・ファミリア】ですが…。」
「ヘスティア…聞いたこともないな…。殺したこともない神だな。」
「殺した…まさか、貴方は神を…?」
「ああ、そうだ。」
「………確かに、貴方は私の知っているベル・クラネルではありません。こちらの彼はそのような冷たい目をしていません!」
「フン…。」
はい、原作ドラマCD「時を渡る道化師」の逆バージョンとは、並行世界にいるベルくんがこちらへ渡ってくるということです!
原作では、皆様御存知の通りメーテリアがゼウスにベルを託されたということとなっています。
では、メーテリアがヘラへベルを託されるとどうなるのか?と勝手に予想しました。
当然、【ヘラ・ファミリア】のベル・クラネル誕生となります。
そのベルくんがヘルメスが起こした召喚事故によって、こちらへやってきます。
もちろん元の世界へ帰れますが、ある条件が揃わないとダメです。
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