世界を渡る最恐最後の眷属   作:覇幻

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神ヘルメスは古文書を見つけ、召喚の魔法陣があったため好奇心でやってみました。
ただ…一般人がやるならまだしも、神がやるとどうなるか…。
当然、事故が起こります。

召喚の事故によって…出てきたのは!



1.召喚

「ヘルメス様…本当に大丈夫なんですか?」

「大丈夫さ!心配性だな、アスフィは。ホラ、説明書の通りあるじゃないか。簡単な召喚さ!」

「知りませんよ…。」

 

「あれ?何かおかしくないかい…?」

「だから言ったじゃないですか!」

「お、おかしいな。この説明書の通りしたはずだが。」

 

「ここは…オラリオ?」

「ベル・クラネル!?」

「何故…ベルくんが?…いや、違う。ベルくんだけどベルくんじゃない…。」

「貴様は…ヘルメス!?ちっ…死んでなかったか。」

「……死んで?…あー、俺は君と初対面だぜ?」

「初対面?笑わせるな、その胡散臭い面忘れるわけがないだろうが。」

「ひどい!?」

 

「まあ、いい。死んでなかったら、再び殺すまでだ。」

「殺す!?ベ、ベル・クラネル!正気ですか!」

「…【万能者】。あの女の風に巻き込まれて死んだはずだ…。」

「は?」

「……まさか。あー、キミはどこのファミリアかな?」

「ボケたか?【ヘラ・ファミリア】だが?」

「!?」

 

「……そういうことか。まず話をしようじゃないか?」

「ヘラ様が言ってた、「ヘルメスのいうことに耳を貸すな。まずはボコれ、送還寸前にしたら私を呼べ」と。」

「…許して下さい。」

 

「俺の言うことに答えろ。」

「ハイ。」

「ここはオラリオだな?」

「ハイ。」

「なんですか…こんな圧をいつの間にベル・クラネルは…。」

「アスフィ、こちらのベルくんは俺等の知っているベルくんじゃない。」

「は?」

「おい、俺の質問がまだだぞ?」

「ア、ハイ。どうぞ。」

「……ヘルメス様。」

 

「……あの時からいつ経っている?」

「……あの時?」

「…?俺がオラリオを襲い、蹂躙した時だ。」

「貴方がオラリオを襲った!?そんなハズがない!」

「……どうなっている?」

「…あー…俺の意見いいかい?」

「惑わすようなことを言うと、ヘラ様を呼ぶぞ?」

「…恐らくだけど、ヘラを呼んでも君のことを知らないと思うよ。賭けてもいい。」

「何だと?」

 

「あー、ちょっとこちらからいいかい?」

「妙なことすると殺すぞ。」

「…ヘルメス様。この人は私の知っているベル・クラネルでありません!」

「は?」

「アスフィ、君の言っていることは正しいぜ。なにせ、彼は別の世界からやってきたベルくんだからね。」

「「は?」」

 

「並行世界…つまり俺は間違われて召喚されたということか?」

「ぐ、ぐるじい…。」

「ベ、ベル・クラネル!離して下さい!」

「……こちらのベルはどこのファミリアだ?」

「え?【ヘスティア・ファミリア】ですが…。」

「ヘスティア…聞いたこともないな…。殺したこともない神だな。」

「殺した…まさか、貴方は神を…?」

「ああ、そうだ。」

「………確かに、貴方は私の知っているベル・クラネルではありません。こちらの彼はそのような冷たい目をしていません!」

「フン…。」

 




はい、原作ドラマCD「時を渡る道化師」の逆バージョンとは、並行世界にいるベルくんがこちらへ渡ってくるということです!

原作では、皆様御存知の通りメーテリアがゼウスにベルを託されたということとなっています。
では、メーテリアがヘラへベルを託されるとどうなるのか?と勝手に予想しました。
当然、【ヘラ・ファミリア】のベル・クラネル誕生となります。

そのベルくんがヘルメスが起こした召喚事故によって、こちらへやってきます。
もちろん元の世界へ帰れますが、ある条件が揃わないとダメです。


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