「貴様は知っていたな?」
「ハイ、知っていました!」
「何故黙っていた?」
「ハイ、ヘラが怖かったからです!」
「違うな。」
「へ?」
「嘘の匂いがする。」
「「「嘘の匂い!?」」」
「ああ、ヘラ様から教えてもらった。」
「ヘラはそこまで君に教えていたんだ…(それなのに何で正常に戻らなかったんだ?)」
「おい、お前ら。この糞神はこっちのベルに一体何をした?そこまでヘラ様に怯えるということは、絶対に何かをやらかしたはずだ。」
「ギクッ」
「ハイ!こちらのベル様に良くない教育をしていました!覗きや歓楽街へ誘っていました!」
「ちょ、ちょっと…リリちゃん!」
「…ほう、なるほど。重要案件だな。」
「あと異端児について罠をハメようとしていたなー。」
「ヘスティアぁぁぁ!」
「異端児?」
「…知性があって喋るモンスターって…知っている?」
「ああ、リドたちか。知っているぞ?」
「あ、知っているんだ。…まさか殺してないよね?」
「復讐の対象ではないからするわけがないだろうが。いい奴等だった…世話を何かと焼いてくれた。ダンジョンへ単独で潜っている俺をずっと気にしてくれていた。肉果実などをよく持ってきて、いろいろと話してくれた。ダンジョン制覇したから、あいつらはどうしているかはわからんが。……地上で幸せに過ごしてくれるといいな。」
「……そうだね。」
「で、貴様はそいつらを罠にハメようとしただと?死刑確定だ、楽に送還されると思うなよ?」
「ひぃっ!助けて!ヘスティア!」
「まあまあ。」
「ヘスティア様は甘すぎます。この糞神はさっさと送還させた方が世界のためです。」
「まあまあ、落ち着いて。ヘラが来たら任せようよ、神専門なんだから。」
「ヘスティア!?」
「わかりました。それで一応矛先は収めます。」
「それはさておき……まだ、あるな?てめえから嘘の匂いがまだプンプンしやがる。…おい、【万能者】。こちらのベルに何をしたかを全部言え。でないと【ヘルメス・ファミリア】を皆殺しにするぞ?」
「……。」
「そうか、言いたくないか。言っとくぞ?俺はこっちのベルと違い甘くもないし、容赦はしない。ヘラ様直伝の拷問術を貴様で試すか?なぁ、海国の王女サマよ?貴様を嬲った後の生首を海国の父王へ送ってやろうか?」
「!?わかりました!全部言います!その代わり、【ヘルメス・ファミリア】には手出ししないで下さい。あと、ついでにヘルメス様も送還しないで下さい。」
「ついで!?」
「いいだろう。言え。」
「アスフィ!やめてくれ!」
「わかりました。実は…。」
はい!旅神の詰問タイムです!
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