オラリオを襲い、多くの冒険者、多くの一般市民、多くの神々を殺しました。
そして…三大クエストの最後の1つである黒竜を単独で討伐し、ダンジョンを制覇したのです。
彼はこちらの世界で、黒竜単独討伐およびダンジョンの単独制覇をしようとしましたが、その前にある場所へ向かいました。
しばらくすると…オラリオ全体を揺るがすほどの咆哮が鳴り響き、レベル4のアスフィでも立っていられないほどでした…。
一方…その頃
「あ…う…。」
「み、みんな!大丈夫かい!?」
「リリ、ヴェルフ、命さん、春姫さん!だ、だめです…気絶しています。」
「これは咆哮!?しかもベルの声で…。」
「ぼ、僕じゃありませんよ!」
「わかっています!しかし…この咆哮は恐らく第一級冒険者でもギリギリでしょう。」
「声がしたところは…教会跡!?」
「む…リオン…いやリュー・アストレアか。」
「シャクティ、さっきの咆哮ですか?」
「ああ、…ベル・クラネルではないな?」
「そんなわけじゃないですか!あんな…強者の咆哮は出せません!」
「その咆哮で、一般市民だけなく第二級冒険者以下は気絶している。」
「それが幸いかもしれません…ベルの評判が下がるのは避けたいです。」
「君たちもかい?」
「おい!兎!さっきの咆哮はお前か!?」
「違います!」
「あんな咆哮は、ベルじゃない。」
「だから言っているじゃありませんか!」
「聞いただけだ!」
「いた…。さっきの咆哮の持ち主がね。」
「フィン…ありゃヤバイぞ。」
「強いな…後ろ姿だけでも気を抜ければ死ぬぞ。」
「白い髪…?ベルと同じ色…。」
「…おかしいな。おい、てめえ。」
「僕じゃありませんよ!」
「違う。てめえに兄弟または双子でもいんのか?」
「いえ、僕は一人っ子ですが…。」
「…だとしたらこの匂いはありえねえぞ。どうした?オッタル。」
「信じられんが、奴は俺より…上だ。しかも段違いにな。」
「「「!?」」」
「フン…揃いも揃って雑魚どもが…。」
「「「!?」」」
「ベルの声…?」
「そっくり…いやそのままだな。」
「そんな…貴方は誰ですか?」
「俺か?俺は…貴様だ。」
「「「なっ!」」」
「馬鹿な…ベルが二人!?」
「違う…あちらが強い…そして禍々しい…。」
「禍々しい?貴様に一番言われたくないぞ。」
「「「!?」」」
「…貴方は誰ですか?」
「フン…甘い環境で育ったようだな、虫唾が走るぜ。」
「……僕は一人っ子のはずだ。」
「ああ、俺もだ。…あの糞神によってこの世界へ召喚されたがな。」
「召喚だと?」
「そうだ、俺はそこにいるベル・クラネルと双子でも兄弟でもない。…別の世界のベル・クラネルだ。」
「「「!?」」」
「聞こう、何だ?この教会は。誰が…やった!?」
「ぐっ…。」
「嘘…何よ、この圧。」
「あり得ない…!」
「この程度の圧で膝をつくのか?情けない奴らだ、英雄の都と言うのにな?」
「…この教会は【アポロン・ファミリア】が【ヘスティア・ファミリア】を急襲したからだ。」
「【猛者】か。…つまりそこの俺が弱かったということか?」
「そうだ…僕が弱かったからだ。だけど、戦争遊戯で【アポロン・ファミリア】に勝った。」
「そんな勝ち負けを聞いているんじゃねえ。貴様はこの教会が何だと知っているのか?」
「…?【ヘスティア・ファミリア】の元ホームだけど?」
「は?………ハハハハッ!それは驚いた、それさえも知らないとはな!ク…ハハハハハ!」
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