世界を渡る最恐最後の眷属   作:覇幻

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31.相談2

「おのれ…アポロンめ!」

「まあまあ、追放したからいいじゃない?」

「甘い!ヘスティアは甘すぎるぞ!」

「もうほっときなよ。ベルくんに手出ししないならいいじゃない?」

「貴女は忘れたのか!天界でのあの執拗な変態を!」

「あー…うん。」

 

###その頃、【アポロン・ファミリア】では…###

「ガクガクブルブル」

「ア、アポロン様!?」

「どうしたのですか!?」

「い、いきなり寒気と震えが…。し、至急オラリオから遠く離れろ!」

「え?【白兎の脚】の顔を見に行くんじゃなかったのですか?」

「そのつもりだったが、それどころじゃない!我々が皆殺しされるかもしれないんだ!」

「わ、わかりました!」

############################

 

「特にあの教会を破壊したことは許せん!」

「え?あの教会はキミんとこだったのかい?」

「…いいや、ベルの母であるメーテリア、そしてアルフィアにとって縁のあるところだった。ベルに教えてあげたかったのだが…。」

「え!?…そうか、きっとメーテリアくんがベルくんを導いたかもしれないね。」

「どういうことだ?」

 

「あの教会が…【ヘスティア・ファミリア】の元ホームだったのか…。」

「うん。一ヶ月半ぐらいかな?ボクとベルくんが二人だけで過ごしたところだよ。」

「そうか…下界の子は死んだら魂は漂白されるが、ベルと貴女を結びつけてくれたのがメーテリアかもしれないな。私はそう信じたい。」

「そうだね…。」

 

「メーテリアくんって、どんな子なんだい?」

「見た目は白い髪でオッドアイだった。ベルの目は父ゆずりだ。」

「へー。ベルくんのお父さんってゼウスの子?」

「ああ。あのクソサポーターめ…メーテリアを孕ませるとは許せん!黒竜にやられたのを感謝しろ!」

「孕ませ…うわぁ。」

「そいつのことは言いたくない。」

「あ、ハイ。」

 

「メーテリアくんの性格はどうなのさ?」

「ベルそのものだ。その…ベルは食べ物とかこだわらないだろうか?」

「へ?いや、特にないよ?あ、そういえば甘いものが苦手と言ってたなー。」

「甘いものが苦手?そうか、それは受け継がれてなかったか。」

「どういう意味だい?」

「メーテリアは甘いものが大好きだ。…だが、その甘いものを他のやつが食べたら…真の最恐が降臨する。」

「真の最恐!?」

「ああ、私でも恐れて正座して詫びるぐらいだ。」

「キミが正座!?馬鹿な!天界最恐で誰にも媚びることもないキミが!?」

「その言葉について引っ掛かるが、私でもだ。」

「…その恐ろしいモノは受け継がれていないよ…。あの子はどこまでも純真無垢だよ。」

「…そのベルの性格を捻じ曲げ、復讐者に落としたのはあちらの私か…。何て愚かなことを…。」

「ヘラ…。」




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