「おのれ…アポロンめ!」
「まあまあ、追放したからいいじゃない?」
「甘い!ヘスティアは甘すぎるぞ!」
「もうほっときなよ。ベルくんに手出ししないならいいじゃない?」
「貴女は忘れたのか!天界でのあの執拗な変態を!」
「あー…うん。」
###その頃、【アポロン・ファミリア】では…###
「ガクガクブルブル」
「ア、アポロン様!?」
「どうしたのですか!?」
「い、いきなり寒気と震えが…。し、至急オラリオから遠く離れろ!」
「え?【白兎の脚】の顔を見に行くんじゃなかったのですか?」
「そのつもりだったが、それどころじゃない!我々が皆殺しされるかもしれないんだ!」
「わ、わかりました!」
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「特にあの教会を破壊したことは許せん!」
「え?あの教会はキミんとこだったのかい?」
「…いいや、ベルの母であるメーテリア、そしてアルフィアにとって縁のあるところだった。ベルに教えてあげたかったのだが…。」
「え!?…そうか、きっとメーテリアくんがベルくんを導いたかもしれないね。」
「どういうことだ?」
「あの教会が…【ヘスティア・ファミリア】の元ホームだったのか…。」
「うん。一ヶ月半ぐらいかな?ボクとベルくんが二人だけで過ごしたところだよ。」
「そうか…下界の子は死んだら魂は漂白されるが、ベルと貴女を結びつけてくれたのがメーテリアかもしれないな。私はそう信じたい。」
「そうだね…。」
「メーテリアくんって、どんな子なんだい?」
「見た目は白い髪でオッドアイだった。ベルの目は父ゆずりだ。」
「へー。ベルくんのお父さんってゼウスの子?」
「ああ。あのクソサポーターめ…メーテリアを孕ませるとは許せん!黒竜にやられたのを感謝しろ!」
「孕ませ…うわぁ。」
「そいつのことは言いたくない。」
「あ、ハイ。」
「メーテリアくんの性格はどうなのさ?」
「ベルそのものだ。その…ベルは食べ物とかこだわらないだろうか?」
「へ?いや、特にないよ?あ、そういえば甘いものが苦手と言ってたなー。」
「甘いものが苦手?そうか、それは受け継がれてなかったか。」
「どういう意味だい?」
「メーテリアは甘いものが大好きだ。…だが、その甘いものを他のやつが食べたら…真の最恐が降臨する。」
「真の最恐!?」
「ああ、私でも恐れて正座して詫びるぐらいだ。」
「キミが正座!?馬鹿な!天界最恐で誰にも媚びることもないキミが!?」
「その言葉について引っ掛かるが、私でもだ。」
「…その恐ろしいモノは受け継がれていないよ…。あの子はどこまでも純真無垢だよ。」
「…そのベルの性格を捻じ曲げ、復讐者に落としたのはあちらの私か…。何て愚かなことを…。」
「ヘラ…。」
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