世界を渡る最恐最後の眷属   作:覇幻

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34.訓練

「レベル7如きに上がってホッとしたつもりなのか?貴様らは。」

「言ってくれるのう…。」

「はぁ…ここまで圧倒的な差があるか。」

「なにせ2倍ぐらいの差だからね。」

 

「ど、どうなっているんですか!レベル7になったリヴェリア様の最大魔法だけでなくガレスさんの全力の斧をまともにうけて傷1つもありませんよ!」

「ぼ、僕に言われても…。」

「耐久または魔防のアビリティレベルが高すぎるでしょうね。」

「それにあの子、魔法さえ使っていないよ。ねえねえ、アルゴノウトくんはあるよね?」

「あ、はい。」

「どうなっているのよ…レベルが14なんて。」

「………ちっ。」

「……………。」

 

「やはり黒竜討伐の鍵はあいつしかないか…。」

「あいつ、だって?」

「俺は単独で黒竜討伐できた、それは…あの女と同系統のスキルがあるからだ。」

「……。」

「だが、そのスキルはあの女を暴走させオラリオ中を殺し回り、破壊した。」

「…何故、アイズを庇う?」

 

「あいつを暴走させたのは俺だ。なら俺がやったのとあまり変わらないだろう。」

「…ああ、やはりお前はやはりベル・クラネルだ、優しすぎるぞ。世界の敵に一番相応しくないな。」

「…五月蝿い。」

「あちらのアイズを止めてくれて感謝するぞ。お主が止めてくれなければあちらのアイズは世界の敵…いや世界の災厄となり世界を滅ぼしていたに違いない。」

「……。」

「そうだな。私…いやあちらの私に代わりお前に感謝する。」

「よしてくれ。」

「すまない…、僕たちが君を狂わせてしまった。」

 

「あんたらのせいじゃねえよ。…俺がヘラ様の洗脳から逃れなかったせいだ。」

「逆に逃れる人いるのかい?神でも無理だと思うよ。」

「そうじゃのう。」

「同感だな。」

「的確すぎて何も言えねえ…。」

 

#########

「「「うん、無理。」」」

#########

 

「しかし、お前の話が本当ならアイズの力を使うしかないのか…?」

「いいや、解決策はある。それがこちらの俺だ。」

「何じゃと?」

「あの女、こちらを見ているようで見ていない。あちらのベルをちらちらと気にしているぞ。」

「…確かにね。」

「ふむ…アイズは何かとあの少年を気にかけていたな。それがどうした?」

「あのスキルは…心の中の復讐心を増幅させる。だが、逆に反転させることができるはずだ。」

「反転じゃと?」

 

「スキルは所詮、潜在能力を引き出すためにすぎない。」

「うむ。」

「そのキーは何か?感情、欲望だと思っている。」

「それがどうしたんじゃ?」

「あのスキルは想う気持ちがキーだ。復讐ではなく他の気持ちだとしたら?」

「なるほど…あり得るね。僕の【ヘル・フィネガス】も怒りが突き抜けると理性を保つことができた。」

「一考の余地はあるな。」

 

「あの女はこちらのベルのことをどう思っているんだ?」

「さあのう…リヴェリア、わかるか?」

「少なくとも、異性の中で一番気にしているのは確定だ。同じ派閥の異性でも気にすらかけていない。」

「それは間違いないね。」

 

「そうか。…あの女にとって、無乳とヘスティア様のどっちが上だと思う?」

「神ヘスティアだな。」

「神ヘスティアじゃ。」

「神ヘスティアだね。」

「だろうな。試す価値はあるぞ?」

「わかった。協力しよう。」




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