「ハァ!?アイズたんをドチビんとこへ改宗させる!?アカンアカンアカン!」
「ロキ、このままでは黒竜を討つ手立てがないよ。」
「アイズをここにいさせても、恐らく意味がないと思うぞ。」
「諦めるんじゃ、ロキ。」
「ずぇぇぇぇぇぇったい、イヤや!…それでその少年が並行世界の…へ、ヘラの最後の子やと…?」
「ああ、そうだ。」
「こっちの少年とあまりに違いすぎるやろ…。どんな教育受けたんや。」
「【ヘラ・ファミリア】の全てを1歳から受けただけだ。」
「うわぁ…、それアカンやろ…幼児虐待で訴えられるで。」
「それはどうでもいい、あの女を改宗させろ。貴様のところでは生かしきれん。」
「そんな事あらへん!ウチの愛さえあれば!」
「お前は愛の…女神でもないだろうが。」
「あ?今の間、どこを見て言ったんや?…というか、聞きたいんやけどあっちのウチはどないしたん?」
「あの女を殺した後、お前はキレて神力を使って俺を道連れにしようとしたぜ?」
「へ?じゃ、じゃあなんでおどれは生きとんねん!あっちのウチ、送還損やん!」
「そこの【重傑】の死体とすり替えて難を逃れた。」
「は?……あっちのウチはむさいおっさんをハグしたまま天へ還りおったんか。うわぁ…最悪やん!」
「ロキ、殴っていいかのう?」
「そもそも!アンタがどっかの世界の少年で、ヘラんとこの眷属ちゅうのが信じられへんのや!」
「それが下界の未知というものだろ?」
「かーーーーっ、やな奴や!こっちの少年の方が何っっっっっ倍もええわ!」
「俺もそう思う。」
「そんなとこもヤな奴や!……あまり自虐すぎると見えてくるものも見えへんで。」
「大きなお世話だ。」
「そ、そや…アイズたんに聞いてみよ!絶対ウチを選ぶで!」
「ヘスティア様。」
「嘘やーーーーーーーーー!」
「…それでボクんとこに?」
「久しぶりだな、無乳。何を怠惰を貪っている。」
「ひっ…ホ、ホンマにヘラがおる…。」
「アイズを改宗してくれませんか?黒竜を討つために。」
「うん、まあ、それはわかるよ。あちらのベルくんもそう言ってたし…。でもそっちの彼女たちも?」
「アイズだけが改宗するなんてズルーい!あたしも改宗する!」
「ベル・クラネル!ひっ…、いいえ!こっちのベル・クラネルです、すみません!あ、貴方…いえこちらのベル・クラネルの毒牙からアイズさんを守るためです!」
「うわぁ…こんな怯えているレフィーヤさん、初めて見る…。」
「…こいつらもか。一体どんな縁があるっていうんだ?」
「………ねえ、僕はどうしたらいい?アイズさんが入ってきたのは嬉しいけど…。」
「知るか」
「うう…つらかったらいつでも…今でも戻ってきてもええんやで。」
「それは絶対に未来永劫ないから、安心して。」
「断言せんといて!」
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