【ヘスティア・ファミリア】のベルサイドの世界は前回で終わりです。
「ここは…【ヘラ・ファミリア】のホームの前か。ぐっ!ゴホッガホッ…黒竜め、とどめを刺しにきたか。」
「入れ」
「…ヘラ様か。覚悟をしておくとしよう。俺の体、しばらくは保ってくれよ。」
「遅い。」
「只今、戻りました。大変遅くなり申し訳ありませんでした。」
「…どこへ行ってた?門限はとうにすぎているぞ。」
「すみません、やりたいことがありましたので。処罰はいかようにも受けます。」
「ほう、やりたいことか。それは無乳やビッチの眷属を皆殺しにしたことか?または黒竜を討ったことか?あるいはダンジョンを制覇したことか?」
「やはりご存知でしたか。」
「ご存じでしたか、ではないわ!この大馬鹿者が!何故…そこまでした!私への当てつけか!」
「いいえ、復讐です。私のスキルが私を動かしたためです。」
「!」
「…やりすぎだ。世界はお前を敵…いや、。厄災とみなした。」
「知っています。」
「レベルは…いくつだ?14年間も更新してないが。」
「14…いえ先程ランクアップしましたので15です。」
「…は?…しまった!あのスキルか。封印するべきだった…!」
「そうしたら、私はヘラ様によって死んでいたでしょう。」
「うぐっ。」
「……すまない。メーテリアからお前を託されたというのに。」
「…正常に戻りましたか?」
「ああ…お前がいないことであちこち探し回った。オラリオへ行くと誰も生きていなかった、そこには逃げたあの人が立っていた。」
「…ゼウス、様ですか。」
「烈火の如く怒られたよ。お前が何をして、何を達成したかを聞いてな。それで正気に返った…。」
「そうですか。ゼウス様は?」
「お前が大偉業を達成したことを称え、世界はこれからモンスターの脅威に怯えることもなく平和になると宣言して、役目は果たしたと大笑いしながら…天へ還ったよ。」
「そうですか。…ヘラ様は一緒に還らなかったのですか?」
「お前がいるだろう?お前を置いては還ることなんか到底できん。…まだ14歳だ、これからだ。今までお前にしてきた私の所業を償っていくぞ。」
「残念ですが…今が最後です。ゲホッガホッ!」
「なっ!この吐血は…死の病!?ありえん!兆候さえなかったはずだ!」
「ゲホッ…黒竜の呪いです。ベヒーモス…リヴァイアサンと同じです。」
「ああ…何てことだ!すまない、メーテリア!私がこの子を幸せにするどころか、追い詰めて…苦しませてしまった!」
「いいえ…私を14年間育ててくれました。感謝しています。そして…これを。」
「これは…?私の筆跡?書いた覚えないぞ?」
「ヘラ様、ダンジョン制覇した後に私は並行世界へ召喚されました。」
「は?」
感想・評価をいただけますと、嬉しいです!