「むぅ…本当に冥界の軍勢じゃのう。」
「ゼウス、ハデスは何故こんなことをしたんだと思う?」
「わからんのじゃ、あやつはひきこもりで目立つのを嫌うはずじゃったのじゃが…。」
「うーん…。あれ?誰か出てきたよ?」
「あーあーあー、こちらハデス。」
「「「いや、初っ端からお前かよ!」」」
「えー、冥界の女王陛下よりお言葉がありますー。」
「何じゃ…あのやる気のなさそうな声は。」
「あれがハデスだろ?」
「女王陛下?」
「要求は2つ…「ヘラを出せ」「神時代最強の偉大なる大英雄ベル・クラネル様が送還した神々を出せ」以上っすー。」
「「「は?」」」
「…何故じゃ?ハデス。」
「あ、ゼウス!本当に頼む!その要求を受け入れてくれ!マジで本当に!」
「いや、どうしんたんだい?この軍勢はハデス、君が率いているんじゃなかったのかい?」
「俺じゃねえ!俺じゃないんだ!…14年前から代替わりしたんだ。」
「「「は?」」」
「ハハハハッ!面白い!【世界厄災】となった奴が送還した神々だと?あのヒューマンのガキめ!私の禁じ名を言いやがって!黒竜の呪いに苦しんで死んだだと?生ぬるい!ヘラがやらなかったら私が奴の魂を取って苦しませたというのに!」
「ば…馬鹿!やめろ!本当にやめろ!その二つ名だけでなく、彼を侮辱するんじゃねえええええ!謝れ!土下座して謝るんだぁぁぁぁ!」
「何を焦っておるんじゃ?ハデスのやつは。」
「でも…あの恐怖に引きつった顔は本物だと思うよ。」
「あれ…何か空気が変わったような…。」
「もう一回言ってみて?」
「「「ひっ」」」
「じ、じじじ女王陛下!」
「「「え?」」」
「ば、馬鹿な!あの子は!」
「あ、あり得ない!」
「知っているのかい?ゼウス、ヘルメス?」
「知っとるどころじゃないわい!何故、何故なんじゃ!」
「ま、まずいぞ!彼女がブチ切れている!」
「ヒューマンの女性…よね?」
「ええ、そうね。」
「…私の子たち、白旗を上げなさい!あの子には逆らったら駄目よ!」
「アフロディーテ?」
「ヘファイストス、デメテルもそうしたほうがいいわよ。彼女の要求を飲みましょう。それしかないわ。…あれは別次元。」
「ちょおおおお!待つんじゃ!メーテリア!何故、お主が生きておる!?」
「そ、そうだ!君は死んだはずだ!」
「…久しぶりね、お祖父ちゃんにヘルメス様…。ええ、私は死んだわ。何故か恩恵を持ってね。」
「「え」」
「ふふふ…。」
「「「ひっ」」」
「ねえ、そこの貴族みたいな神様?もう一回言ってみて?」
「ひっ…。」
「「黒竜の呪いに苦しんで死んだだと?生ぬるい!ヘラがやらなかったら私が奴の魂を取って苦しませたというのに!」ですって?……あの子がどんなに苦しんだのかも知りもしないで!………苦しませてやる!【ヘラ・ファミリア】のこの真の最恐が!」
「ぎゃああああああああああっ!」
「「「【ヘラ・ファミリア】の真の最恐!?」」」
感想・評価をいただけますと、嬉しいです!