世界を渡る最恐最後の眷属   作:覇幻

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52.回想2

「むぅ…本当に冥界の軍勢じゃのう。」

「ゼウス、ハデスは何故こんなことをしたんだと思う?」

「わからんのじゃ、あやつはひきこもりで目立つのを嫌うはずじゃったのじゃが…。」

「うーん…。あれ?誰か出てきたよ?」

 

「あーあーあー、こちらハデス。」

「「「いや、初っ端からお前かよ!」」」

 

「えー、冥界の女王陛下よりお言葉がありますー。」

「何じゃ…あのやる気のなさそうな声は。」

「あれがハデスだろ?」

「女王陛下?」

 

「要求は2つ…「ヘラを出せ」「神時代最強の偉大なる大英雄ベル・クラネル様が送還した神々を出せ」以上っすー。」

「「「は?」」」

 

「…何故じゃ?ハデス。」

「あ、ゼウス!本当に頼む!その要求を受け入れてくれ!マジで本当に!」

「いや、どうしんたんだい?この軍勢はハデス、君が率いているんじゃなかったのかい?」

「俺じゃねえ!俺じゃないんだ!…14年前から代替わりしたんだ。」

「「「は?」」」

 

「ハハハハッ!面白い!【世界厄災】となった奴が送還した神々だと?あのヒューマンのガキめ!私の禁じ名を言いやがって!黒竜の呪いに苦しんで死んだだと?生ぬるい!ヘラがやらなかったら私が奴の魂を取って苦しませたというのに!」

「ば…馬鹿!やめろ!本当にやめろ!その二つ名だけでなく、彼を侮辱するんじゃねえええええ!謝れ!土下座して謝るんだぁぁぁぁ!」

 

「何を焦っておるんじゃ?ハデスのやつは。」

「でも…あの恐怖に引きつった顔は本物だと思うよ。」

「あれ…何か空気が変わったような…。」

 

「もう一回言ってみて?」

「「「ひっ」」」

 

「じ、じじじ女王陛下!」

「「「え?」」」

 

「ば、馬鹿な!あの子は!」

「あ、あり得ない!」

「知っているのかい?ゼウス、ヘルメス?」

「知っとるどころじゃないわい!何故、何故なんじゃ!」

「ま、まずいぞ!彼女がブチ切れている!」

 

「ヒューマンの女性…よね?」

「ええ、そうね。」

「…私の子たち、白旗を上げなさい!あの子には逆らったら駄目よ!」

「アフロディーテ?」

「ヘファイストス、デメテルもそうしたほうがいいわよ。彼女の要求を飲みましょう。それしかないわ。…あれは別次元。」

 

「ちょおおおお!待つんじゃ!メーテリア!何故、お主が生きておる!?」

「そ、そうだ!君は死んだはずだ!」

「…久しぶりね、お祖父ちゃんにヘルメス様…。ええ、私は死んだわ。何故か恩恵を持ってね。」

「「え」」

 

「ふふふ…。」

「「「ひっ」」」

「ねえ、そこの貴族みたいな神様?もう一回言ってみて?」

「ひっ…。」

「「黒竜の呪いに苦しんで死んだだと?生ぬるい!ヘラがやらなかったら私が奴の魂を取って苦しませたというのに!」ですって?……あの子がどんなに苦しんだのかも知りもしないで!………苦しませてやる!【ヘラ・ファミリア】のこの真の最恐が!」

「ぎゃああああああああああっ!」

 

「「「【ヘラ・ファミリア】の真の最恐!?」」」

 




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