「……ということさ。」
「ちょっと待ってほしい。メーテリアは…先程までの私を見たのか?」
「うん。」
「な、何で!教えてくれなかったんだ!?」
「さっきまでの君はずっと同じループだったんだよ…。いくら呼びかけても駄目だったんだよ?」
「うわあああああ!恥ずかしい!私という威厳がぁぁぁ!」
「まあまあ、今更だよ。ようやく意識が上がりそうだったから、引っ張り出せたんだ。」
「そうか……。うう、恥ずかしい。」
「エレボスに感謝せねばならんな…。」
「エレボスは気にすることはないってさ。だから今は冥界で修復作業しているよ。」
「そうか…。一体どれだけ荒らしたのだ…メーテリアは。」
「あの後聞いたけど、冥界崩壊までカウントダウンへ入りそうだったってさ。」
「…………そうか。はぁ…不甲斐ないばかりだな、私は。」
「まあまあ、今更言っても仕方がないよ。」
「それに彼らは…ようやく今、幸せになれたじゃないか。キミの眷属たちが。」
「嗚呼…そうだな。」
「さて、まず一緒にご飯食べようか?還ってからずっと食べていないだろ?」
「…少しここにいていいか?」
「…遅くなったら迎えにくるからね?」
「アルフィア…メーテリア、ベル…幸せか?」
「あれ?」
「どうした?ベル?」
「何か…声が聞こえなかった?」
「あら?精霊の声かしら?」
「うーん…それよりどこかで聞いたことあるような…。」
「気のせいじゃないか?」
「違うと思うよ。あ!もしかしたら、神様が見ているかも!」
「あらあら、そうかもしれないわね。」
「はぁ…気のせいだろ。」
「違うよ、幸せかと言ってたもん!おーーーい、神様!僕は幸せだよ!」
「あらあら。」
「全く…帰るぞ、ベル、レフィ。」
「あ、待ってよー!レフィ、行こう?」
「はい!」
「ああ…そうか。ようやく幸せになったんだな、ベル。…なら、私はお前を…お前たちをずっと見守ろう。それがせめてものの…いや元主神としての当然の義務だ。お前たちに幸あらんことを。」
「ヘスティア、感謝するぞい。」
「いいや、立ち直ったのはヘラ自身さ。あの調子なら大丈夫だね!」
「逆にあの家族に少しでも危害を及ぼすようなら、天罰を下しかねんのう…。」
「あー…うん。やりかねないね…いや絶対にやるよ、ヘラは。」
「おのれ!ベルをいじめようとしたな!あの村人め!よし天罰を下そう、どれがいいかな…。」
「こらーーーー!」
「止めないでくれ、ヘスティア!」
「そんなことで下すな!ほら、アルフィアくんが報復しているだろ?」
「温い!あっ」
「えっ」
「……メーテリアがガチギレしている。終わったな、あの村人。」
「うわぁ…。」
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