「む?ヘラの様子がいつもよりおかしいのう。」
「あれ?ゼウス?どうしたのさ?」
「いやな、ヘラが…こう何か変わった感じがするのじゃが?」
「あー、ようやくヘラは自分を許せたのさ。」
「ほう、そうか…。感謝するゾイ☆ヘスティア。」
「キモッ」
「辛辣ぅぅぅぅ!…それで何があったんじゃ?」
「…下界の未知かな?」
「ほう!そこ詳しく。」
「…あり得んはずじゃ。魂の断片が…記憶を取り戻したじゃと!?」
「それがありえているんだよねー、わずか数分しかなかったけどね。ボクが証人さ!いやーすごかったなー、下界の未知って。」
「くっ!儂もそこにいたかったのう…。」
「それであの子と話してどう思ったんじゃ?」
「そうだね…あの子と初めて話をして確信したよ。」
「ほう?それは?」
「あの子…ベルくんは、ヘラからずっと仕打ちを受けていてもヘラを心配していたんだ。どこの誰かと違ってね。」
「辛辣じゃのう…。じゃが、ヘスティアの言う通り儂にも責任がある。…あやつの夫として一緒にベルを育てるべきじゃったのう。」
「今更だねー。」
「ちょっ!ここは儂を庇うとこじゃろう!?」
「……超絶残虐破壊衝動モードのヘラと一緒に住めるのかい?」
「無理じゃ☆」
「ほらね。」
「というか、キミは…あ。」
「あ?」
「貴方。」
「ぴえっ!…な、何じゃ?」
「ご心配かけてすみません。私はあの子…ベルのことがあり、あの子への罪悪感でずっと悩んできました。」
「う、うむ。」
「それも先日、奇跡が起こり吹っ切れました。」
「そ、それはよかったのう。なのに…何故お主はその…禍々しいオーラをまとっているんじゃ?」
「ええ、これは何ですか?」
「!?」
「それもです。はぁ…貴方はいい加減に浮気癖が治らないのですか!」
「…ヘスティア!助けとくれ!」
「ゼウス、正座。」
「ハイ!」
「さて、ヘラ。思う存分やっていいよ?」
「わかった。任せてくれ!」
「ヘスティアぁぁぁぁぁ!」
「少しは…いや、かなり痛い目を見ろーーー!」
「待つんじゃ、待て!ヘラぁぁぁぁ!それはダメなんじゃあああああ!」
「あー…久々に聞いたな、ゼウスの悲鳴。ようやく、ヘラは元に戻ったかな?」
「そうだな。…それで先程までの覗きについて言い訳を聞こうか?よし、ないな?」
「どういう処刑がお望み?」
「正義の名において裁くわね?」
「ちょ、ちょっと!待って!それはシャレならないって!消える!消えちゃうってぇぇ!」
「やれやれ、いつも通りに戻ったね。さて、ボクは日課のベルくんたちの様子を見に行ってくるかな♪」
ここで一旦本編は終わりです。
次回以降は、外伝となります。
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