世界を渡る最恐最後の眷属   作:覇幻

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注!ややバッドエンドです。


if外伝:(別ルート)同世界線の「それは遥か彼方の静穏の夢 」1

「いいか?チラッと見たら行くぞ。」

「はいはい。」

「はいは一回だ。」

「痛えな…。お、あの家か………は?」

 

「どうした?いたのか?」

「あー…いたのはいたが、どうするべきか…。」

「何だ?」

「見ればわかる…。」

 

「回りくどい。どこだ?ん?何を吊る…して……る?」

「やっぱりそう見えるよな。……どうする?」

「………。」

「アルフィア?」

「……す。」

「え?」

「殺してやる…よくも…メーテリアの子を!殺す!」

 

「ま、待て!ああ見えても生きてるぞ、あいつは!」

「何だと?あれでか…?」

「ああ。あ、ヘラだ。」

 

「いつまでサボってる?起きろ、私を待たせる気か?早くしろ。」

「は、はい…。申し訳ありません、ヘラ様。」

「5分で作れ、少しでもまずかったら焼く。」

 

「焼く!?」

「……まだ超絶残虐破壊衝動モードになっているな。」

「あのガキは見たところまだ幼児だぞ!?普通、焼くと言うか!?」

「【ヘラ・ファミリア】なら日常茶飯事だ。だが、やはり幼すぎる。」

「どうするんだ?」

「止める。あの白い髪を見た以上去ることなんかできん。まずはヘラを半殺し…いや4/5殺しだ。」

「そ、そうか(気のせいか、あのガキ俺らと同じ…または強く感じるんだが?)」

 

「…っ!ヘラ様…先に家へ入ってください。」

「あ?いつから私に口答えするよう「早く!」…何だと?」

「久しぶりだな…ヘラ。さて…説明してもらおうか?」

「アルフィア、お前…【ヘイトボルト】なっ!」

「なっ!黒い雷だと!?くっ!」

 

「…この女、レベル7か?」

「……何を、何をしたァァァ!ヘラ!この子に…メーテリアの子に、一体何をした!」

「ば、馬鹿な…更新してないのに何故…魔法が。」

「ヘラ様!先に家へ入って下さい!まだいます!」

「何だと?」

 

「やはり気のせいじゃなかったか。」

「【暴喰】…。」

「おい、アルフィア。このガキ、俺らと同じか上だ。」

「何だと!?」

「は?バカな!7年間も更新してないんだぞ!レベル1のままのはずだ!」

「「え?」」

 

【我に与えよ、罪と罰を】

【ヴィクティム・トーチャ】

 

「二つ目の魔法だと!?」

「まだガキだろ!?」

「あ、ありえない!…あっ、あのスキルか!」

 

「まずはお前だ。」

「!?くそっ!ボクシングかよ!しかも…これは。」

「なっ!ヘラ!貴様!あの子に…メーテリアの子に何を教えている!」

「ば、馬鹿な…。体で覚えたのか…?」

「質問に答えろ!」

 

「だが、まだガキだな。そこが甘い!寝てろ!……は?効かない…いや無効化だと!?グハッ!」

「頑丈だな…なら」

【ヘイトボルト】

「がああああっ!」

「なっ…ザルドにダメージを与えただと…?」

「子供と思って甘く見たな。1人いればお前はいらん。敵はレベル7が二人だが半病人と半死人で助かった。死ね。」

「ぐっ…。」

 

「やめろ!ベル!」

「!」

「久々のヘラの神威だな…。」

 

「何故止めるのです?侵入者は有無言わさず殺すのが決まりでしょう?」

「…ヘラ、お前はこの子に何を教えてる!」

「さっきから何度も思ったが、ヘラ様を呼び捨てにするな。礼儀も知らんババアが。」

「……先に、子供の作法を叩き込んでやるか。」

「ほう、なら俺はアンタに淑女の作法を教えてやるよ。」

「「………。」」

 

「やめろ!アルフィア!ベル!特にお前たちが殺し合うな!メーテリアが悲しむぞ!」

「!」

「…会ったこともない母なぞ関係ありません。」

「…貴様。痛い目に合わないとわからないようだな。」

「やってみろ。」

「いい加減にやめろ!」

 

「アルフィア、力ずくで抑え込むしかないぞ。」

「…やむをえん。ヘラ、下がっていろ。」

「いい加減にやめろと言っているだろうが!」

「レベル7が二枚…。こちらが不利か、…使うか。3つ目の魔法を。」

「「「!?」」」

 

【生誕の…】

「待て!ベル、命令だ!」

「…!はい、わかりました。」

 

「おい…あいつ。ヘラに忠実になっているぜ。」

「何をした…ヘラ。返答次第によっては許さん。」

 

「ベル、ここは私に任せろ。旧知だ。」

「よろしいのですか?」

「ああ、いいんだ。部屋に戻って休んで来なさい。」

「ヘラ様…、大丈夫ですか?」

「大丈夫だと言っている。……命令だ。」

「…!はい、かしこまりました。」

 

「ヘラ、今更正常に戻ったようだな。さて……あの子に一体何をした!何をしたらああなる!」

「五月蝿い。…とんでもないことをあの子にしてしまった。」

「一体何をしたんだよ…。聞くのが怖くなったぜ。」

「全部話せ。」

 

「は?0歳に恩恵?…俺等でもしなかったぞ。」

「…正気か?貴様。」

「…正気じゃなかった。」

 

「は?せ、洗脳…しただと?お前は何を考えている!メーテリアの子だぞ!」

「つい…な。」

「つい、で洗脳するかよ…。買い物感覚でするとは、さすがヘラだ。あ、いや何でもないです。」

 

「…洗脳は解け、ヘラ。あと恩恵は封じろ。」

「無論、そのつもりだ。7年間も苦しませてしまった…。」

「7年間も耐えきっただけでレベル7?…何かあるだろ?」

「…レアスキルだ。自動更新できるものだが、まさかランクアップもできるとは。」

「「は?」」

 

「7年間も更新せず、放置していただと?」

「数回も偉業と認められるぐらい、何をしたんだよ…。」

「……すべてだ。」

「すべて?おい…まさか、【ヘラ・ファミリア】のすべてを…あの子に叩き込んだのか!?」

「そうだ。それを2巡ぐらいだ。」

「うわぁ…よく生きていたな、あいつ。マジで尊敬するぜ。」

 

「お前は…お前はわかっているのか!メーテリアの子なんだぞ!しかも目の色を除けば瓜二つだ!しかも、まだ小さいんだぞ!それを…何てことをしたのだ!」

「そこまで急成長したレアスキルは一体何だよ…。」

「【怨恨一途】…復讐心だ。無乳やビッチのところと…黒竜へのだ。」

「「!?」」

 

「復讐心だと!?」

「まだ幼いだろ…いや、そもそも赤子にどうやって教えたんだよ…。」

「…奴らと黒竜への恨み言をずっとな、子守唄代わりに聞かせていた。それによって発現しただろうな。」

「……そんな子守唄は嫌だなぁ。」

「発現しただろうな、じゃない!ああ、クソ!お前を正常に戻すまでボコるべきだった!お前と争ってあの子を引き取るべきだった!あの子をとてもメーテリアへ見せれない!絶対にガチギレするぞ、間違いなく!…貴様だけでなく、私も責任がある。」

「まだ7歳だ、やり直しはできるはずだ。」

「ああ、私も参加しよう。」

「おい、アルフィア。エレボスの話はどうするんだ?」

「知るか!こっちが最優先だ!そんなくだらんことは奴らだけでやれ!」

「あ、ハイ。」

「エレボスの話だと?」

 

「…お前は大馬鹿か?あの胡散臭い神の話に乗るとは…。」

「五月蝿い。あの子がああなるとは思わなかった…。元気にいてくれると思っていた。」

「…元気だが?」

「どこがだ!ふざけるな!」

「……爺へ預けるべきじゃなかったか?」

「「あ?」」

「何でもないです、ハイ。」




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