世界を渡る最恐最後の眷属   作:覇幻

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if外伝:(別ルート)同世界線の「それは遥か彼方の静穏の夢 」8

「た、大変だ!ゼウス!」

「こっちも大変じゃ!で?どうしたんじゃ?」

「め、冥界が…攻めてくる!」

「「「は?」」」

 

「…何でだい?ずっと数億年もなかったじゃないか?」

「わからない!久しぶりに行ったら、何故か戦準備を始めていたんだよ…。」

「貴女…。」

「うむ、とりあえず迎え討とうではないか。全柱に招集かけよ!」

「その体勢で言っても威厳ないなー。」

 

「うわぁ…ほぼ全軍じゃないか。」

「そうだな。だが、私達にとっては問題ない。」

「…おかしいのう。」

「何がだい?」

「旗頭はハデスの真面目野郎じゃろ?見当たらんのじゃが?」

「そうですね…あ、出てきたようですよ。」

「む?…何故あやつ使者服なんじゃ?」

 

「…久しぶりだ。天界の神々よ。」

「何用じゃ?ハデス。お主が自ら出てくるなんて…そんな目立ちたがりやとは知らんかったぞ?」

「俺だってこんなことしたくないんだ!でも…あの方が…あの方が…。」

「「「あの方?」」」

「ゴホン…あの方の要望を伝える。」

「は?要望?」

「ヘラを出せ、…の一択のみだ。今から10分以内にとのことだ。」

「え?…ヘラを?」

「…儂の妻と知ってのことか?」

 

「ああ、もちろんだ!頼む!ゼウス!ヘラ!」

「…何故、私なのだ?」

「………あの方は7年前からずっと怒り狂っているんだ。おかげで俺達…冥界の神々は八つ当たりされ、ずっと怯えているんだ。ヘラ!あんたが出れば丸く収まるんだ!」

「7年前だって?」

「7年前に何があったんだよ…。」

「私達が黒竜を討伐できなかったことに対して恨んでいる神々か?」

「それなら儂を名指しするはずじゃぞ?」

「違う、神じゃない。…ヒューマンだ。」

「「「は?」」」

 

「お主…仮にも冥界を代表する神じゃろう?」

「そうだよ!でも…あの方の怒りの前には無力だ!」

「第一、そのあの方って誰だ?言わなければわからんぞ。」

「…会えばわかる。」

「…貴方、会ってみます。」

「まあ、待つんじゃ。…天界との戦争はする気ないんじゃな?」

「ああ…ヘラを呼べと言われただけだ。」

「ふーん…同行神とかは?」

「…何も言ってない。」

「じゃあ、ヘスティアと一緒ならいいゾイ☆」

「へ?」

 

「ハデス…ヒューマンごときに膝を屈するとは恥をしれ!」

「…会えばわかる。膝を屈したくなる。」

「キミがそうするなんて…。」

 

「…うわぁ、扉を開く前からすごい怒りを感じるよ…。ヘラ、キミ心あたりはある?」

「このプレッシャーは……。おい、まさか…そのヒューマンは…。」

「察しの通りだ…。」

「あるようだね…。」

 

「お連れしました。女王陛下、同行神もいますが。」

「入りなさい…。」

「ひっ!…や、やはりこの声は!へ、ヘスティア!助けてくれ!」

「ちょ、ちょっと!」




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