しかし【ヘスティア・ファミリア】のベル・クラネルは【ヘラ・ファミリア】のベル・クラネルの現状を見抜き、彼を糾弾しました。彼は図星のため、激昂しました。
アイズがスキル発動しようとしたところ、戦場にある方が現れました…。
「ベル様!遅くなってすみません!…ベル様が二人いますぅぅぅぅ!」
「いや、リリスケ。…あっちのベルは知っているベルじゃねえぞ?」
「兄弟でしょうか?それにしても似すぎていますね。」
「あちらのベル様は…違います。」
「ヘスティア様!?逃げて下さい!」
「ヘスティア?フーン、こちらのベルの主神か。…試すか。」
「行かせない!あああっ!」
「邪魔だ。スキルを発動しないレベル6ごときの貴様が出張るな。」
「な、何ですか…この圧は。」
「さっきの咆哮は…こいつか。」
「う…近づいてくるにつれて、立てません。」
「この方は…やはりベル様じゃ……ない。」
「…キミは誰だい?ベルくんだけど、ボクらが知っているベルくんじゃないね?」
「お初にお目にかかります、神ヘスティア(ヘラ様よりでかいな…)。【ヘラ・ファミリア】のベル・クラネルです。」
「ひっ…【ヘラ・ファミリア】!……ええっ!ベル様が!?」
「嘘は言ってない…。ヘラの眷属かぁ。」
「ええ、正確に言いますと並行世界のベル・クラネルです。糞神ヘルメスによって召喚されました。」
「ヘルメスぅ…いい加減にしろよ!」
「やはりあの神は信用できません!」
「私達に押し付けるのも困りますね。」
「困った神でございますね。」
「…………いいか?(何だ…こいつらは)」
「あー…ちょっと待ってくれ。」
「確認しますが…、貴方はあいつをどうする気ですか?」
「どういう意味だい?」
「道具としてこき使うのですか?」
「そんなことするかー!」
「こき使ったことありますよね?」
「あれは、イシュタルの件でベルくんがやらかしたことでお仕置きしたんだ!」
「こんっ!?」
「…何をやったんだ、あいつは。」
「一言でいいますと、朝帰りでしょうか?。」
「朝帰り!?」
「おい、誤解させるようなこと言うな。【イシュタル・ファミリア】の戦闘娼婦に夜通し追いかけ回されたんだ。」
「………ヘラ様が知ったら絶対にキレるぞ。」
「ゴホン…、またはヴァリス稼ぎのためにこき使い、自分はのんびりとしたいのですか?」
「ボクも働いているんだぞーー!」
「いや、のんびりしたいのは事実でしょう。」
「サポーターくんは黙ってくれないかな!?」
「お、お二人とも落ち着いて下さい!」
「バイトの休みはほとんどホームでくつろいでいますね。」
「春姫殿ぉ!?」
「…えーと(敵を前にしているんだぞ!?……だが何故だ?悪い気がしない)。」
「あー…すまん。ちょっと待ってくれ。」
「………あるいは自分の性処理道具として使うのですか?」
「キミはボクを侮辱しているのかな!?ボクは処女神だぞーーー!」
「えっ」
「あの…それは事実です。」
「事実だぜ。」
「事実でございます。」
「こんな格好していますが、事実です。」
「……大変失礼いたしました(こっちの俺!まともな服を買ってやれよ!)。」