『―よ』
(すやすや…)
『―覚めよ』
(う~ん…)
『―目覚めよ』
(煩いわね…)
ドッカァァァァァァンッッッッ!!!
「―きゃああぁっ!?何?何なの!?」
まるで世界全体が鳴動したのかと錯覚する大爆音に私は撥ねるようにして飛び起きた。
『やっと起きたか寝坊助』
「ア、アンタ誰!?って、ここ何処?」
数秒前に伊丹の胸板へブッ倒れてた以降の記憶が無く、体感的には転生直後みたいに全く別の空間へ飛ばされた感じだ。そんな私の目前に『男にも女にも、子供にも老人にも、聖人にも囚人にも見える』謎めいた不審者が浮いている…何処かで聞いた事の有るフレーズなんだけど。
『ワタシかい?ワタシはキミ達の呼び方で言うところの「転生の女神」さ。そして、この空間は漫画やアニメでも御馴染みなキミの精神世界だよ』
「精神、世界?」
『そそ。アフターサービスの説明をする為に御邪魔させて貰ったって訳だね』
「説明…」
不審者改め『転生の女神』は、アフターサービスとやらが目的で私の精神世界へ入り込んだらしい。テンプレっちゃテンプレな展開だけど、いざ体験すると落ち着かないわね。
『なら早速始めるとしようか。既に分かっていると思うけど、キミは不運にも事故で命を落としてしまった。それで偶然ワタシの目に留まり、今のような姿と力をキミは得たのさ。ここまでは良いかい?』
「それはそうと、柱にぶつかった辺りから私の口調が無意識に美琴化してるのと、思考や所作全般が女性化してるのはアンタの仕業!?」
『あぁ。キミも苦労せず成りきれて楽だろう。どさくさ紛れに微調整を施してやったのだ』
「楽と言えば楽だけど…なんか頭の中を勝手に弄られた感じで気持ち悪いのよ!」
『キミも我儘な奴だな。前世の記憶を引き継ぎ「御坂美琴」として生きるにあたり不自由しないよう特典を与えてあげたのに』
「やる事が中途半端だっつうの!どうせ転移させるなら『ゲート世界』じゃなくて『とあるの世界』へ飛ばすでしょうが普通は」
『普通だと意外性と面白味に欠け、退屈ではないか?』
「~~~ッッ!!」
私が言う事に対し煽り全開のレスを即座に返してくるファッキン女神。もう超電磁砲で消し炭にしてやろうかしら。
『出来るものならな』
「―くっ、心を読んだわね!?」
『ふふふ。まぁ、お遊びはここまでにするとして、キミに耳寄りな情報を授けるとしよう…「能力者はキミ一人じゃない」だ』
「えっ?それってどういう事なの。まさか私みたいな転生者が他にもこの世界に?」
『どう捉えるかはキミ次第だよ。せっかく強大極まりない力と頭脳を得たのだから持ち腐れにせず、よくよく考えて行動すると良い。それでは、そろそろ失礼するとしよう』
「答えになってないんだけど!!ちょっと、話は終わって―」
* * *
少女は所謂『超能力者』と呼称される存在であった。超能力と言えば、1970年代頃から日本中に巻き起こったオカルトブームで頻繁に目にする単語だ。あのアメリカですら『スターゲイト計画』と銘打ち、真面目に政府主導による超能力研究が行われたとか(主に冷戦絡みのスパイ活動に活用する狙いが有った)
しかし、1995年にはプロジェクトが移管先であるCIAの手で打ち切られ、日本でもインターネットやCGの発達などが理由でオカルトブームが衰退すると共に実在が疑問視され、最終的には手品か詐欺を連想する胡散臭い代物へと成り下がった。
つまるところ、超能力とは幽霊やUMAに並ぶオカルティックな概念で、もはや魔法と変わらない扱いなのだった。その一方、映画やアニメでは時代や国を問わず人々を魅了する不可思議なパワーとして描かれ、長く愛され続けて来た。
早い話が二次元世界の住人だけが関われる力であり、現実世界に生きる俺達には一生を通しても関りが無い筈だったのに。筈だったのに―
「超能力美少女なんてアニメやラノベの中だけだと思ってたんだけどな」
俺は小さく寝息を立てて仰向けに横たわる件の能力少女を見下ろして独りごちた。出会って早々に勃発した事件の最中で数え切れない人々を救い、ファンタジーの兵隊を悉く打ち破った女の子だ。だが、そんな事よりも思慮を深めるべきなのは電撃少女が超能力者という点では無い。
―御坂美琴
それはライトノベル『とある魔術の禁書目録』に登場するキャラクターの名で、同作品に於けるメインヒロインの一人でありながら、外伝作品『とある科学の超電磁砲』にて主人公を務めている。
作中では最先端の科学技術と超能力の研究が行われている『学園都市』で、住人の8割を占める180万人にも上る学生達の中で第3位の座に輝いている中学2年生だ。
余りの人気振りに彼女を主役に据えた外伝作品が作られ、アニメ版も有名なオープニングソングと併せて一世を風靡した程で、その勢いは日本に留まらず中国でも高い人気と知名度を誇り、御坂美琴の愛称に由来する新名称へと、サイト名を変更した中国の動画共有サービスすら有る。
その少女が今、俺の目の前に眠り姫となって確かに存在しているのだ。新橋駅で転んでいたこの子へ手を差し伸べた時、超が付くレベルの美少女なリアル中学生が御坂美琴のコスプレでも楽しんでいるかと思っていた。でも―違った。
俺か近くの駅利用者の命を奪おうとしていた竜騎士を電撃で迎え撃ったのち、はっきりと「私は御坂美琴」と名乗ったのを俺は聞いている。
そして、電気操作の応用で浮遊し銀座中を回り戦い終わった後は、そこらかしこから安全を求め集まった避難者で埋め尽くされている皇居へと駆け込んで来た。警察の機動隊や陸自の普通科二個分隊というオマケ付きで。
(そこまでされりゃあ本物と信じるしかないよな…だとすると、この世界とは違う何処かに『とある』の世界が実在していて、そこから流れ着いたって所か)
地面に倒れる寸前の御坂を抱き止めた以降は、大変なんて表現じゃあ収まり切らない状況だった。御坂を追って来た機動隊や普通科分隊は御坂の保護を任せるよう俺に告げて来るし、御坂に助けられた人が大勢混じる避難者は「この女の子に何をするつもりだ」と抗議するし、はたまた避難者移送を始めている大多数の機動隊と自衛官は困惑気味だし、俺が必死に宥めなければマズかったかもしれない。
どうにか自衛官の身分証を呈示しながら「自分が責任を持ってこの子が真っ当に扱われるよう尽力します」と自棄っぱちに、ニュース番組のカメラを前に土下座まで披露した事で、仲裁に入り幾ら宥めても怒り心頭だった避難者側は渋々とだが納得してくれた。
御坂に関する命令を受けた警察と普通科隊員についても原田隊長達が説得に加わってくれて、時間稼ぎが功を奏したのか其々の本部から新しい命令が下り、御坂が何処かへ連れてかれるのはギリギリ回避できた(マスコミの撮影を意識しての判断も有るだろうがな)
代わりに、顛末を耳にしたらしい太郎閣下と竜崎室長から「お前が宣言通り責任持って面倒見ろよ」と連絡を受けた結果、皇居の奥地に設営された救護所用大型天幕で御坂を世話する羽目になってしまった。
「だからって俺みたいなのに眠ってる女子中学生の見守りを任せるか普通?絵面だけなら犯罪臭が凄いぞ」
一応だが隣の部屋には女性医官が居てくれてるけれども、基本的には簡易ベッドに寝かされた御坂を俺一人で見守っているのが現状だ。他は天幕の出入口に普通科隊員が歩哨に立っているくらいか。
「……ど……の…を……に……で…もち……いのよ……」
あれこれ考えを巡らせていると、魘されているのか御坂の口から寝言らしき呟きが漏れ、俺の意識を思考の海から引き上げた。ついつい気になって、御坂の寝言へ耳を傾けたら―
「…それ…どういう………私みたい…転生者…他に…この世界…」
ん?
んん?
んんんっ!?
御坂の寝言に聞き捨てならないワードが含まれていた為、俺は聞き間違いを疑いながらも耳にした呟きを咀嚼するが、二次元キャラが現実へ来訪する以上の新たな厄介事を、そう易々と受け入れられる筈が無かった。
「…ううん―」
御坂が可愛らしい唸りを発して身をよじり、徐々に瞳を開けていく。そして意識が覚醒した直後、御坂はバッと勢いよく顔を上げ、周囲をキョロキョロ見回すと視線が俺とバッチリ合う。
「…あ、あれ?ここは…」
「気が付いたか。ここは救護所の天幕と言うか、テントの中だな。意識を失った御坂を俺が運んで簡易ベッドへ横にならせたんだ」
「…ねぇ。私を追い回した人達はどうなったの」
「警察と陸自の事なら指示が穏便な対応に変わったみたいでさ、とりあえずは安心してくれ」
「そ、そう…えっと、ありがとう」
「気にすんなって。それで起きて間も無いけど、一つ質問させて貰うぞ」
「質問?まぁ、私が答えられる事なら構わないわよ」
「じゃあ遠慮なく…………お前って『転生者』なのか―」
その小さく囁いた一言で御坂の表情から余裕が消え去り、重々しい雰囲気が漂い出した。御坂の前髪を起点に微弱だが電気が迸り、天幕内部の空気を張り詰めた物へと転じさせていく。
すると、よりによって今この時を狙ったかのように隣の部屋で何らかの作業をやっていた医官が現れ、緊張した面持ちの御坂を相手に診察を始めた。
「……」
診察中の御坂は俺に対し肌がピリつくプレッシャーを浴びせ掛け、此方の出方を窺う視線も俺へ向けている。遣り取りが終わった医官が報告を上げるべく、隣や天幕の外へ出たり入ったりを繰り返している間も居心地の悪い沈黙が続いたが、唐突なタイミングで御坂はニッコリ笑顔に表情を切り替え問い掛けた。
「―アンタは私と一緒に…地獄の底までついて来てくれるかしら?それなら答えてあげる」
* * *
「以上が銀座へ出現しました門と『暴徒』に関する論旨になります」
官邸の大会議室内にて、総理大臣である私を中心に主要な大臣および各方面の
「続いて、同時間帯に存在が確認されました『御坂美琴』と呼ばれる少女ですが―」
進行役の補佐官がレーザーポインタのボタンを操作し、パワーポイントに埋め込まれた映像ファイルが再生される。スマホによる動画撮影らしく、手振れの揺れが生じていて見辛くはあったが、次なる議題である『御坂美琴』が映り出す。
大型モニターの向こう側ではバチバチと激しく散る紫電を全身に纏い、十代半ばに差し掛かった制服姿の子供が縦横無尽に空中を駆けていた。押し寄せる害獣の大群を一発の攻撃で塵芥と化し、古代ローマ軍が如く密集陣形を組む中世の兵士達は為す術も無く倒される。残る映像も様々な能力で敵を倒し、逃げ遅れた人達を救うシーンばかりであった。
「御覧の通り、この少女は電気を操る力を駆使し暴徒集団および害獣の鎮圧、ならびに行楽客の避難誘導と救助を行っていました」
「うぅむ…超能力という奴か」
閣僚の一人が眉根を寄せてモニターを睨みつける。他の者達も腕を組むか、怪訝そうに映像を見ている。
「かくいう私も彼女に助けられたクチでね、僅かでも巡り合わせが悪ければ、建物内部まで獲物を探し徘徊する害獣に命を奪われるか、昏睡状態にでもさせられていたかもしれん」
有り得たかもしれない
「少女の素性につきましては『とある魔術の禁書目録』という、若者向け小説へ登場する同名で架空の人物に力と外見上の特徴が酷似しており、事件の最中に少女自身が御坂美琴と名乗っている所を複数の避難者が見聞きした点から、その『御坂美琴』本人であると思われます。そして、極めて非現実的ではありますが架空の超能力者が現出し、人々を救った事になります」
補佐官の結論に、此の場に会する誰もが反論できずに居た。大都会の街中にファンタジーの兵隊や魔物が現れ、人々を襲撃する時点で十分すぎるくらい非現実的だからだ。其処へ架空の人間、それも超能力者が居合わせようと今更であろう。
「御坂美琴とやらは何が出来るのだ?」
「確認されている限りでは小説やアニメの設定と変わらない模様ですが、未確認の能力としましては『雷雲を生成し落雷を発生させる、砂鉄を操り剣や鞭のように使い防御時は盾として砂鉄の壁を構築する、ハッキングと電子機器の遠隔制御、ジャミングや電波傍受、常に身体から発せられている電磁波を用いた周囲へのレーダー感知』等になります。なお、設定通りであれば最大で10億ボルトの電撃を発生させられるとの事です」
堅物な印象を受ける大臣が投げ掛けた問いに対し、補佐官が淀みなく手元の資料を読み上げていく。私達にもコピーが配布されており、随所に銀座での写真だけでなくイラストやアニメの彼女が挿入してある。
「なんともはや…我々への害意が無かろうと、自由にさせておくのは危険すぎるな」
「あぁ、資料に依れば単身で軍隊とも対等に渡り合えるらしいじゃないか」
「各国も御坂美琴の身柄を狙い、動き出しているのでは?その彼女は今どうしているんだ」
「現在は都内のホテルにて公安の保護下に置かれておりまして、聴取にも協力的との報告が上がっております」
口々に大臣達が意見を交わし、浮かんだ疑問には補佐官からの回答が行われる。
「ともかく、銀座事件の完全な終息へ向けた警察と自衛隊の合同捜索と並行し、御坂美琴より得られる範囲で情報を引き出していくしかないだろう」
頻繁に閣僚の横槍で補佐官の説明が滞る為、私が強引ながらも締め括る事で会議の内容を次項へと進ませるのであった。
「では、御坂美琴への対応として挙げられている、小説の作者に対する協力要請ですが―」
* * *
[朗報]常盤台の電撃姫がリアルに降臨した件[現実来訪]
1:名無しのVIPがお送りします
やべぇよ…やべぇよ…
銀座へガチで降臨してるぞ
2:名無しのVIPがお送りします
>>1
クソスレ立てんなチ〇カス
3:名無しのVIPがお送りします
はい終了~
4:名無しのVIPがお送りします
とある厨は本当に痛い奴ばっかだわ
アクセラ最強論者然り
5:名無しのVIPがお送りします
銀座で動物使ったテロだか暴動起きて〇者多数らしいのに不謹慎じゃね?
6:名無しのVIPがお送りします
>>5
不謹慎厨のお前も十分痛々しいがな
7:名無しのVIPがお送りします
疑う気持ちも分かるけれどコレ見てくれ
https://twettor.com/status/77919935114672437
8:名無しのVIPがお送りします
>>7
ファッ!?
9:名無しのVIPがお送りします
>>7
うせやろ…
10:名無しのVIPがお送りします
>>7
なぁにこれぇ
11:名無しのVIPがお送りします
>>7
合成乙。今は本物みたいなフェイク動画をCGクリエーター以外でも作れるし
それかファンメイドのレイヤー作品だろ
12:名無しのVIPがお送りします
それが嘘じゃないんや…完全に別人で複数のアカから全く違う動画が投稿されてるんやで
https://twettor.com/status/554987635537881158
https://twettor.com/status/114585522234567863
https://twettor.com/status/665422976324567946
https://twettor.com/status/965396420753247964
https://twettor.com/status/085380853380755385
13:名無しのVIPがお送りします
>>12
こマ?
14:名無しのVIPがお送りします
冗談やろ?
15:名無しのVIPがお送りします
仮に本当だとしたら銀座のド真ん中に現れた中世ヨーロッパとファンタジーモンスターの軍隊相手に、とあるの御坂も俺等の世界に現れて戦ってる事になるぞ?
16:名無しのVIPがお送りします
えぇ…(困惑)流石に釣りでしょ
ハ〇メルンの現実来訪や転移クロス二次SSじゃあるまいし
17:名無しのVIPがお送りします
俺は良く出来た映画撮影の様子を映した説を推す
あるいは同人制作の実写動画を編集したフェイクか
18:名無しのVIPがお送りします
おい、テレビ旭光の街角インタビューしてた取材クルーが避難先で偶然その電撃少女を
撮った映像を局が流し始めてるみたいだ。Yo○Tub○にも転載されて物凄い勢いで伸びてる
https://www.yoqtubu.com/watch#y=nzXvBh_GM95
19:名無しのVIPがお送りします
>>18
映像の御坂コスJC完全に御坂美琴じゃね??
20:名無しのVIPがお送りします
いやもう本人だろ。空飛んで鉄板浮かせたり墜落しかけの警察ヘリ逸らしてるし
>>12の最後にリンクされてる奴なんか名乗りボイスが完全にサト○ナじゃん
21:名無しのVIPがお送りします
はえ~超能力とビリビリさんって実在したんすねぇ
22:名無しのVIPがお送りします
>>18
うわっ!>>1みたくヤバイの一言しか出ない
23:名無しのVIPがお送りします
雨霰な無数の矢を磁力で止めた次は雷撃でローマ兵集団を一掃、今度は電磁力で持ち上げた幾つもの金属製重量物を、高速でモンスター達に目掛けて発射してる!?
24:名無しのVIPがお送りします
なんとなく無双振りからTV版ジ○ウの第一話に出てくるオーマジ○ウ連想した
25:名無しのVIPがお送りします
うん…どう見ても銀座の空を飛びまくってるな…
26:名無しのVIPがお送りします
とあるシリーズは、か〇ちーが並行世界を覗き見て出力された物語だった…?
27:名無しのVIPがお送りします
逆やろ
作者と読者の思念が結集して具現化したとかじゃね
28:名無しのVIPがお送りします
ワイいま現場に居るんやがRPGモンスター軍団の波を一撃で片付ける所を見ちまったぜ
コインを弾いて超電磁砲を撃つシーンも
https://twettor.com/status/65434598129457
29:名無しのVIPがお送りします
>>28
現場ニキ大丈夫か!?
30:名無しのVIPがお送りします
とんでもないな
トロル的なデカブツが群単位で瞬殺されてるわ
31:名無しのVIPがお送りします
>>29
心配ありがとナス!何とか平気
リアル御坂ちゃんに助けて貰ったぜよ
ふはは羨ましかろう
32:名無しのVIPがお送りします
みこっちゃんに救って貰えるとか絶許
もう許さねぇからなぁ?
33:名無しのVIPがお送りします
>>31
じゃあ、氏のうか(暗黒微笑)
34:名無しのVIPがお送りします
すいません許してください!何でもしますから!
35:名無しのVIPがお送りします
>>32 >>33 >>34
淫夢厨は巣に帰れ
>>18
スマホで撮ったのより鮮明で距離が近いな。美少女で超能力も使えるなんて羨ましすぎる
36:現場ニキ
>>28
>>31こと現場ニキなんだけど、御坂美琴(仮)を見てみての感想は、やっぱりコスプレじゃないって事。オーラが正に「超能力者(レベル5)」な感じだし、生き残った俺達へ逃げるよう促す声が凛としていて、ワイはインデックス好きだったが美琴たんに鞍替えするわ
37:名無しのVIPがお送りします
>>36
浮気者は五和さんに刺されて、どうぞ
38:名無しのVIPがお送りします
それにしてもフィクション作品の登場人物が現実世界へ顕現するって
オタク趣味否定派は今ごろ顔真っ赤だろうよ
科学者はスペースキャット状態か?
39:名無しのVIPがお送りします
いやまぁ現代日本に古代ローマ軍もどき+怪物の大群が攻めて来て
虐〇を行ってる時点で今更では
40:名無しのVIPがお送りします
自分は現場ニキと違う現地勢ですけれども
ビルとビルの合間を飛んでるドラゴンと兵士の
一団を墜とす瞬間を激写しちゃいました
https://twettor.com/status/897424356192740
41:名無しのVIPがお送りします
えっ
42:名無しのVIPがお送りします
すっご(みことたんが)
43:名無しのVIPがお送りします
電撃の槍で何頭ものドラゴンを倒しつつ竜騎兵?を数十数百メートル下へ
落下させないよう近場の屋上や階段通路に投げ込んでるな
位置関係的に分からないが騎兵は恐らく全員生きてるかも
44:名無しのVIPがお送りします
自らを電磁浮遊+電撃で迫る敵を撃破+人間タイプの敵を鎧の金属を通して電磁浮遊させる+場所を見繕って氏なない程度に投げる…マルチタスクやばない?
45:名無しのVIPがお送りします
そりゃ学園都市第3位様なんだし楽勝っしょ
46:名無しのVIPがお送りします
何で生かしてんだ?一般人を数え切れない程に虐〇した連中なんて即コロやろ
47:名無しのVIPがお送りします
>>46
お前ニワカか?
ワイ等の美琴たんが人〇しなんぞしてたまるか
48:名無しのVIPがお送りします
速報。警察の機動隊やSATとか以外に自衛隊も出動したみたいやわ
ついでに全部のTVチャンネル大地震が起きた時と一緒で銀座の事ばっか
繰り返しキャスター共がスタジオで叫んでる
49:名無しのVIPがお送りします
でも今になって出動されても遅くね?特に銀座辺りは御坂風の超能力JCが敵軍団の殆どを掃除済みやんけ
50:名無しのVIPがお送りします
ツイッ○ーにうpされてる銀座絡みの情報を纏めて行くと皇居の方には
まだローマ兵の大部隊が固まってるってよ
多分そいつら始末する為やろ
51:名無しのVIPがお送りします
このやらせ早く終わんねーかなクソ萎える
52:名無しのVIPがお送りします
>>51
いい加減リアルだって現実を認めろ
ツイッ○ーや各SNSやネットで拡散してるならまだしも
全てのテレビ局が例外なく報道してる以上やらせorデマな訳ねぇだろうが
53:名無しのVIPがお送りします
アメカスのように国自体がテロを自作自演して何某かの政策や表に出せない秘密工作を
カムフラージュしてるのかもしれないぞ
54:名無しのVIPがお送りします
>>53
うっわ陰謀論脳極まってるな、ここまで酷いと憐れだわ
55:名無しのVIPがお送りします
街を埋め尽くさん限りのローマ兵と魔物の軍隊が自演ってどう説明する気なんだ?コスプレ白人を万体位で用意したとかで
魔物とドラゴンは大掛かりなアニマトロニクスと特殊メイクした動物で、無数の負傷者と遺体は作り物とクライシスアクターってか?
あ ほ く さ
56:名無しのVIPがお送りします
ローマ軍が本物なら美琴ちゃんもマジのマジで本物!?こら世界中の美琴ちゃんファン大勝利や
57:名無しのVIPがお送りします
騒動終息後に御坂&とある超ブームがクル━(゚∀゚)━!
58:名無しのVIPがお送りします
あっ
59:名無しのVIPがお送りします
ん?どうした!?
60:名無しのVIPがお送りします
皇居に避難してたんだが、戦闘ヘリとかでローマ兵共が殲滅されたのに、一部の機動隊と自衛隊が騒がしいなと思ってたら、リアル御坂が来たっぽい
61:名無しのVIPがお送りします
は?何でやねん
62:名無しのVIPがお送りします
おかわりのモンスターでも大量追加されたんじゃ
63:名無しのVIPがお送りします
なんか違いそう。倒れかけた疲労困憊の御坂と受け止めたTシャツ男を真ん中にして、少数の機動隊と自衛隊が何やら話してる
https://twettor.com/status/85547995092775
64:名無しのVIPがお送りします
どういう事だよ。もしや両組織に能力を誤射した?
65:名無しのVIPがお送りします
あ~、理解したわ。生身一つで中世レベル&魔物の軍を壊滅させられる子供って普通に考えたら野放し出来ないわな
66:名無しのVIPがお送りします
>>63
うわぁ…無いわ。だとしても大の野郎が集団で美少女を取り囲むとか最低だろ
67:名無しのVIPがお送りします
ちょっとヤバイかも?それなりの数の生存者が機動隊員と自衛官に詰め寄って空気が殺伐な感じ。たぶん御坂に助けられた連中がキレてるのかと
生存者を別の避難所へ移送とかしてる、他の機動隊員と自衛官は揃って困り顔だけど止めないんか?
68:名無しのVIPがお送りします
おいおい第二ラウンド開始かよ
69:名無しのVIPがお送りします
ひとまず美琴を逃がした方が良くね?
70:名無しのVIPがお送りします
そういや御坂が倒れそうだったって事は能力使い過ぎて「電池切れ」状態なのかな
71:名無しのVIPがお送りします
だろうね。漫画超電磁砲のAIMバースト戦後にブっ倒れる描写あったし
72:名無しのVIPがお送りします
>>60だけど何とか収まったみたい
73:名無しのVIPがお送りします
へ?どうしてそうなったんや
74:名無しのVIPがお送りします
いや、それが御坂を抱き止めたTシャツ男が皇居への避難を呼び掛けた言い出しっぺで、その上で決して多くない制服警官やら機動隊員やら皇宮警察を統率し参謀役やってたヤベェ奴らしくて、そいつが土下座したら一気に場が静まり返ったんよ
75:名無しのVIPがお送りします
そいつは何者だ?
76:名無しのVIPがお送りします
少なくとも一般人じゃない事は確かやんけ
77:名無しのVIPがお送りします
ミリオタ程度では到底不可能だから、非番のエリートSAT隊員と予想。または大穴で陸自の水機団や第一空挺団か
78:名無しのVIPがお送りします
んにゃ。体は引き締まってるけどパッと見リストラ候補の常連なド底辺リーマンかフリーターオタク系ってビジュアル
79:名無しのVIPがお送りします
謎が益々深まるな…
80:名無しのVIPがお送りします
事件後に情報を整理すりゃ誰かは特定されるやろ
81:名無しのVIPがお送りします
兎に角みこっちゃんが心配で仕方ない。>>63からしてバテバテやし
* * *
私は今、防衛省敷地内(市ヶ谷駐屯地)の隊舎に匿われている。銀座事件当日の夜に日本政府の方からコンタクトが有って、我々に協力してくれるのなら相応の待遇を約束すると説明されたの。
引き換えとして「御坂美琴という名前は本名なのか、別の世界から来たのか、どうやって世界を越えて転移したのか、超能力は本物で実在しているのか、覚えている範囲で学園都市の最新技術を提供して欲しい、貴女は自身が架空の物語の中の人物という認識は有るのか、他の能力者もこの世界へ転移しているのか、能力開発に必要な薬品や機材やカリキュラムは再現できるか、あの門と古代ローマ擬き軍について何か知っているのか」的な質問攻めを延々と喰らったわ。
ちょっと腹が立って虚仮脅しに当てないようビリビリ電気を発したら、部屋の外に居る警務官とは別の重装備(バイザー付きヘルメットや大盾とか装備した)隊員が何人も駆け付けた時は焦ったわね。
初めこそは各国の工作員対策で都内のホテルや官舎を転々としていたんだけど、行く先々で二日も経たないうちに近辺をウロつく、工作員っぽい外国人が公安の網に引っ掛かったとか。そこまで酷いと情報が漏れてる可能性を考えるべきじゃないかしら。で、最終的に辿り着いた先は防衛省隊舎って訳。
住居のグレードはダウンした代わりに、数日で他所へ移動する忙しなさが無くなったのは嬉しかったわ。でも、官僚の聞き取りが長時間化したり、白衣姿の科学者数人に観察されながら『電極だらけのヘッドギア+頭以外の全身にも電極、大量のセンサーやカメラ』の環境で、能力を披露する回数が凄く増えたのよね。
能力の仕組みはファッキン女神にインストールされた『物理学、量子力学、
まぁ、能力開発に使う薬の成分と調合法とか、開発機材のメカニズムまでは『御坂美琴』としての記憶に見当たらなかったから「分からない」で一点張りしといたけど(仮に知ってても、この世界で能力者は作り出せない気がする)
「あぁもう、いい加減にしてくんないかしら」
今日も別室での能力研究を終えてクタクタな私は、シャワーを浴びながらボヤいた。能力を使い過ぎると、一日中ずっと猛勉強したように心身の疲労が途轍もなく蓄積されるのだ。
だからこそ、聴取だの能力研究だの技術提供だのを済ませた一日の終わりのシャワーと、リクエストしたら貰えたラベンダー系の高級入浴剤を溶かし、ゲコ太を浮かべた湯に浸かるバスタイムは数少ない楽しみだった(ふと、何の気なしに専属の女性警務官経由でリクエストしちゃったのよね)
ちなみに外出と隊舎内部を自由に歩き回る事が制限されているだけで、お願いすれば大概のリクエスト(漫画、本、飲食物、各種の生活用品や雑貨、嗜好品類とか)は通るし、即席のトレーニングルーム(リクエストしたランニングマシンと、エアロバイクを設置)に仕立てた空き部屋で運動も可能っちゃ可能なの。
「―やっぱり幾ら見たって何とも感じないわね」
浴室の鏡に映る『裸の女の子』を見据え、ぽつりと呟く私。一回目はTS転生モノ定番の『お風呂イベント』を堪能すべく、グヘヘと女子が出しちゃいけない笑い声を上げて臨んだのだけれど、いざ脱衣所に足を運ぶと下心が霧散し、体が無意識に流れるような所作で動いて短パンとスカートを脱ぎブラとショーツも脱いでいた。
ええ、特にブラは脱ぎ方を全く知らない筈なのに。もちろん前世の頃の私に女装癖なんか無いし、年齢=彼女無し歴だったのに。仕事から帰宅しズボンとワイシャツを脱ぐみたいな自然さで。まるで少なくとも数年は繰り返したルーティンのようにね。
その先も風呂場の鏡に映り込んだ『生まれたままの姿の美少女』を目にしても興奮したり鼻血を噴いたりは一切しなかった。それらしく理由を言語化するとなれば『自分の全裸に興奮する変態は居ない』とでも言うべきか。
初見の筈である女子陸上部員めいたスリムな裸体が、365日いつも鏡越しに眺めていた気がするの。これも女神に植え付けられた感覚?
「苦労せず女の子らしい振舞いが出来るのは喜ばしい事だわ。けれども、ここまで精神面の女性化が進んでると怖いでしょうに」
気付けば体を洗う際に確り泡立てて優しく肌を擦ってるし、雑で短くやってたシャンプーも時間を掛け丁寧にやってたし、しまいには手の平と指を使い分けてトリートメントをやってるし。
お風呂上りなんか『バスタオルで頭を包み揉むように水分を取り、両手で挟んだ髪をタオル越しに軽く叩いて水気を取る』を経てから、ドライヤーで髪を乾かしてたのよ。男の頃ならバスタオルで乱暴に拭くだけか自然乾燥だったわ。
「初日の真夜中も無意識に女子トイレの個室に入ったかと思えば、立たずに座って用を足してた事に戦慄を覚えたわね」
小用を済ませた後はトイレットペーパーを押し当てて拭いたりと、細かな動作や習慣まで置き換わってたり。
「そのうち男性への性的欲求が芽生え始めるのかしら…」
ラベンダーの香りで満たされた浴槽に身を沈め、お湯の温もりに包まれているのにも関わらず私の体は『ぶるり』と震え、今世では避けて通れない道だとしても根っこの部分が未だに男な私は、男との恋愛に拒絶反応を示さざるを得なかった。
お風呂から上がり、パステル柄のフリフリパジャマに着替えて髪をブローした後は、近頃の習慣となりつつある夕食(厚生棟より運ばれたアツアツ出来たて)を摂りながらの情報収集だ。事件から1ヶ月と2週間が過ぎた現在でも、各メディアでは銀座事件関連の話題が取り上げられていて、とりわけ目立っているのが『御坂美琴』の名前ね。
テレビじゃN○Kですら、全国ニュースの枠を半分も使い"only my railgun"をBGMに銀座の私とアニメの美琴を比べてたり、他局も美琴に絡めて「とある魔術の禁書目録と、とある科学の超電磁砲とは?」等をテーマに報道合戦よ(それをF○X、C○N、B○C、アルジ○ジ○ラ辺りも後追いしてるのが超シュールだわ)
内容は作品解説や、作中の美琴と銀座の私を賛美する論調が大勢を占めているけど、一部のトーク形式ニュース番組では私への脅威論を展開する自称専門家や、怪しいコメンテーターが出演していたっけ。
『脳を弄り回されて変な力に目覚めているんですよ。その影響かもしれませんが、癇癪を起こした勢いで気に食わない相手へ殺傷性を有する電撃を放つ危険な少女です』
『精神的に不安定な年頃の子供が、軍隊を相手取っても平気なパワーを振るう…恐ろしくて夜も眠れません』
『暴徒に全く死者を出していない一方、害獣に関しては凄惨とも表現すべき大量殺害を行っている事に対し、国内外の動物愛護団体より非難の声が上がっています』
…こんな風に言われちゃったら反論しようも無いわね。でも、特定の部分のみを切り取って偏向的な印象を拡散されても困るしムカつくのよ。
第一、能力で攻撃する場合は殆ど手加減しているし、威力を上げる相手や状況は確り選んでるんだけど?それに
ノートPCでアクセスしたネット掲示板では、とある関連のスレが乱立するわ数日で数十スレも続くわだし、Yo○Tu○eや○コ○コ動画もランキングやオススメが銀座で戦う私や、とあるブーム全盛期産のアニレーMADと『ゆ○くり解説で学ぶ、とあるシリーズと銀座事件』等々で埋め尽くされてたり。
ツイ○ターとかのSNSでも、とある関係が常に注目ワード入り状態なの。複数のインフルエンサーが売名がてら『フ〇イスブ〇ク、イ〇スタグ〇ム、ティッ〇トッ〇』のアカウントを使い分けて私が絡む内容の投稿をするから、フォロワーが拡散させまくって『とある、超電磁砲、御坂美琴』のワードを見掛けない場所が無いぐらいよ。
そういえば"only my railgun"がアニソンのランキング首位に躍り出たのみならず、曲のダウンロード数や再生数が世界ランク入りを果たしたとか。私が映ってる銀座事件動画も、1ヶ月そこらで視聴数が億単位まで増えてたわ。
「ふんふん…原作小説からコミカライズとDVDに至るまで慢性的な品薄…フリマアプリ等に出回っても定価を遥かに超える額で取引されている―」
とあるのスレ纏めサイトを巡回すると、とあるの書籍とDVDが新品や中古を問わず売り切れ続出に加えて、ネットオークションやフリマアプリで高額売買されてる話題が上がった。
どうせ転売目的で買い占められたせいで、品薄が起きてるんでしょうね。どの世にも転売ヤーは蔓延るか。転売ヤー氏すべし、慈悲は無い。
そんな感じだから、円盤購入難民が『U-N〇XT、NETFL〇X、H〇lu、Am〇zon Pr〇me』とかの配信サービスに流れてるらしいわ。ニコ〇コ動画の生放送でアニレーを一気見上映会した時なんか、サイト全体が重たくなるくらいアクセスが殺到したみたい。
コン、コン、コン
「はーい」
来訪を告げるノックに応答する私。居室のドアが開かれて両腕に紙袋を提げた伊丹が入ってくる。廊下に立つ警務官が聞いてしまわないよう、確りドアを閉め切ったのを確認する伊丹。
転生者バレした私は、分かる限りの事情を伊丹へ話した。私の前世について、前の世界について、この体と能力について、精神世界に現れた『転生の女神』の事とか。
私が説明を終えると伊丹は「乗り掛かった舟とは言え、聞かなきゃ良かったな」と、後悔の弁を述べていたわ。それ以降は私だけじゃなく伊丹も第一接触者として何度も聴取を受けさせられたらしいの。
途中から「御坂美琴と信頼関係を築いて情報を得ろ」って、担当の官僚が迫ったそうだけど、残念ながら先に私が伊丹と共犯関係を結んでいるのよね。
「頼まれた奴を一通り持って来たぜ。それと『例のブツ』も」
「ありがと。前世だと読めずに終わったから本当に助かったわ」
私は伊丹が提げている紙袋を漁り、紙製のブックカバーに包まれた一冊の漫画本を底の方から取り出した。その漫画は『とある科学の超電磁砲』の最新刊であり、前世の私が買ったけど梱包のビニールすら破かれなかった物だ。この世界でも描かれているストーリーの時期が幸いにも近く、隊舎暮らしを送っている間に発売されたのである。
わざわざ伊丹に届けさせたのは、私が作品世界から転移した『本物の御坂美琴』じゃなく、中身が転生者のパチモンである事を気付かせない為だ。なんせ日本国内と世界では『創作物のキャラクターが現実世界に顕現した』と大騒ぎになってるもの。そんな時に「中身は並行世界の現実世界人です」なんて明るみになったら…。
それに『自分が架空の存在だと知らされた人間が、登場している小説や漫画を平気そうに読んでいる』とか、怪しさ満点じゃない。私なら徹底的に問い詰めるわよ。そういう訳で、人前での私は『とある世界の御坂美琴』を演じてるの。
「これでも確保するのに苦労したんだぞ。K○DOK○WAが国へ資料として収めた分の一冊を、太郎閣下ルートで譲って貰ったんだからな」
「うん。あの人には足を向けて寝られないわね」
あの人こと『嘉納太郎防衛大臣』は、元ネタのロー○ン閣下と同じく大の漫画アニメ好きで、何十回目かの聴取で大臣直々に部下も付けずに私へ会いに現れた強者だ。当然の事ながら、私を本物の御坂美琴と信じ切っていた彼は、鼻息荒く思いの丈を高速詠唱しつつ私へ迫った。
もしも相手が大臣でなければ、悲鳴と共に電撃を喰らわせていたかもしれない。だって、JCが50代~60代のオッサンに迫られるのよ?
形式的な聞き取り調査と、職権乱用な色紙へのサインを済ませた以降は、同席者で共犯者である伊丹と事前に打ち合わせた内容に沿って、嘉納大臣にも私が転生者だと告白した(閣下なら口も堅いし、防衛大臣の権限に於いて私の美琴ロールプレイを手厚くサポートしてくれるだろうし)
最初こそは渋面で「俺を揶揄ってるのか」と声に苛立ちを漂わせていたけれども、私と伊丹が真剣な面持ちで見つめていたら嘉納大臣は「…嘘だろ」と、表情を引き攣らせ頭を抱えてたわね。確か伊丹もバラした時は似たリアクションだった筈。
「んでさ、例の女神がブっちゃけた爆弾発言じみたヒントがマジなら、お前みたいなのが増えるか先に転移してるって事だぞ」
「そうなのよ。中身が本物にしろ、転生者にしろ、この世界に能力者が増えるイコール面倒事が増える、でしか無いわ」
「只でさえ御坂だけでも工作員が爆増だもんな。それで際限なく追加されたら、世界中が形振り構わず仕掛けてくるだろうな」
「まぁ、そうなったら太郎閣下に頑張って頂くだけの話だけどね」
この頃の私達は、まさかあんなに酷くなるなんて思ってもみなかった。そう、あんなにまでなるとはね…。
漸く4話の投稿まで漕ぎ着けました…もしも一つだけ能力をゲットできるなら「自由自在に小説を書ける能力」が冗談抜きで欲しいですね。
まさか、たった3話のみで8000UAを超えるとは震えが止まりません…。こんな拙作でも、それだけのアクセスを頂けているという事実に恐縮しております。しおり、評価、感想に関しましても誠にありがとうございます。
3話の後書きでは「各国の反応」まで触れる予定でしたけれども、それらについては申し訳ございませんが、特地進行後へ纏める事に致しました。
※7/15 諸事情につき3話、4話の描写を一部変更致しました。
[補足コーナー]
・主人公のゲート知識はアニメ1話と、ゲートマニアの友達に借りたゲート0の前編と後編のみ(ただし刊行されている分の本編コミカライズと原作小説は全部借りていて読む予定だった)
・転生の女神が某統括理事長風なのは女神の遊び心
・怪異は見敵必殺していた美琴を動物虐待で逮捕すべきだ、と言った主旨の電話が事件から1ヶ月は各県の警察に何百~何千件も寄せられた