あとプロットないなった。
!! 『視え』た! しかし、これしかないのか……クソッやるしか……ない!
「〔
加茂晴蓮は汗孔から大量の血漿を吹き出させながら手に持つ凝血棍を持ち上げ、霧散させる。
すると同時に晴蓮の後ろに巨大な腕と巨大な剣が出現する。
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最大出力の『蒼』による空間の収束と晴蓮の刀印と腕の動きに合わせて巨剣が振り下ろされ――
その瞬間……爆発がおき、土煙が舞う
収束の力とただ振り下ろされただけの純粋な暴力が衝突した中庭は……見るも無残な有り様で、その衝撃の威力を物語っていた。
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「はぁ!? 正気かい君!? 君はバカなのかい? それを使うかい普通! 」
そう言葉を投げ掛けたが、彼は呪詞を使った上での術式順転を防がれた事に呆然と立ち尽くしていた。
「は? あり得ねぇだろ。呪詞……唱えたんだぞ。なのに、それを……今の俺の……最大を……相殺したのかよ……ありえねぇありえねぇありえねぇ!!」
彼は驚いた顔をし、その後うつ向かせ、膝を地面につきながら肩を震わせた。
しかしそれは仕方の無い事……それは当然の反応だった。
自身の最大の技を意図も容易く
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「はぁ……ふぅ……ふぅ。君? バカだろ。ワリと本気でそう思うよ、こんな所でそんなモノを使うかい?」
何とかやりきれた『視』えたのがこれしかなかった、俺としてはコレは使いたく無かったが仕方ない、コレじゃなきゃ被害は甚大だ。
イヤまぁ、既に甚大だけど、この程度ですんだのでヨシ! てコトで
「なんだよ……なんなんだよ! お前!! 」
上げたその顔は怒りではなく、むしろ喜びの顔だった、まるで……仲間を見つけたかのような嬉しそうな顔だった。
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あ、ヤッベ、これはまずいイヤなモノが『視』えた、ヤバいヤバいヤバい! 付きまとわれる! 探せ! 回避できる世界を! 何としてでも見つけ出せ! 俺!
――――違う違う違う! コレじゃない、コレでもない! どこだ! どこかに……あ……る……ハズ……。
あぁ、クソッタレ……ダメだ、どこも同じだ……何をしても、変わらない。
この男は……離さない、何がなんでも俺を、離さない……着いてくる、どこまでも……メリーさん宜しく
あぁサヨナラ、俺の平穏……俺のスローライフ。
俺はとうとう膝から崩れ落ち、さめざめと涙をこぼした。
「なぁ、なぁお前! 晴蓮! もう一度、もう一度だ。もう一度
おぅふ、名前覚えたんですね、ホントに逃がす気無いんですね、あなた。
どうしよう、どうやってはぐらかそう、どうやれば話題をずらせる? 何か、何か妙案を………。
あ、『視え』た、いつだ? どれだけかかる、五分、イヤ十分はかかる、何故、どうしてそんなにかかる? あれぇ、これは……父様か、父様が時間を稼いでる、なんでぇ、父様……何故その様な事をなされるのですか。
この
「十分……」
「ん? 何が」
「十分で父様達がココに来る」
「それが何だよ」
少し苛立たしげに、彼は言葉を返してきた。
「言わなきゃ分からないのかい?
そうだ、あと十分しかないんだ、諦めるしか……
「十分……ね。ふーん、そんだけありゃじゅーぶんでしょ。もう一回
なんでぇ、なんでぇやる気漲らせてるのこの人、ヤダ超怖いンだけど。
でも、やるしかないンだろうなー……はー、俺も覚悟、決めますか。
「じゃあ、時間制限ありの
「悟」
「うん?」
「だから、悟って言えよ。オレもお前のコト名前で呼ぶんだし」
「それ、今関係あるのかい?」
「ある、大いにある。主にオレのやる気が上がる」
だったら呼びたくないンですけど、ハッ! これで時間稼げるのでは。
「変なこと考えてたら、最大出力……ブチかますよ?」
「ハッハッハ。何を言っているんだい? 悟君。さーやろう、今すぐやろう」
クソ、このバラガキめが。
別に棍を忘れていたわけではない()