A.一般的な呪術師からしたら、異常なまでに呪力の質が濃いから。
Q.じゃあ異常な呪力の質って何?
A.Fateで言う魔力の質と量
晴蓮くんは呪力の質が『
「そうだね、硝子の言う通りアイツの可能性は高い。僕が思うに九分九厘ってところかな」
「ソレほぼ100%って言ってのと同じでしょ」
「それでも1%……0.1%くらいは違うなもしれない、色んな可能性が有るのは捨てきれない、僕ぐらいは常に多角的に見て考えないとね」
「なあハル」
「うん? 何」
「ソイツの事呪霊を通して視れるんじゃないの?」
「呪霊を知ってればね」
「? どゆ意味?」
「確かに呪霊を知っていればその呪霊を通して視れるよ。
「今回の呪霊共がソイツと繋がってんじゃねーの」
「
でもその呪霊の
「ピン止め? 聞いた事ないんだけど」
「まだ言ってなかったからね」
「言えよ」
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新たに
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家入のキレ気味な言い方に「あっはっは」と笑い誤魔化し、説明をしようとするが夜蛾「「先に高専襲撃の事を話せ」と、至極もっともな事を言う。
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「そうですね、そっちの方が重要ですからその事から話します。
先ず、僕が何を視たのか。これは先程も言いましたが、今日僕が見た氷の呪術を使う呪霊と人間を改造する呪霊。
そして悟君が待ち伏せされて戦った呪霊達……そうですね、
この四体の自然呪霊の内三体が襲撃してきます」
「三体だけか?」
「いえ、残念ながらもっと来ます」
「何体来んの」
「一つ目に襲撃に来る場所は交流会一日目で使う会場。この会場に自然呪霊四体の内一体が
「合計九体か」
「学長、
晴蓮の言葉を聞き、一瞬の間を置き瞠目させ「まさか」と呟き、「同時に、二つ目の場所が襲撃されます」と衝撃の事実を突き付ける。
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「どこだ、どこが襲われる」
「東京高、
「何だと!! 宿儺の指と
何故そんな事を………宿儺の完成、そして受肉か」
「はい、恐らくは」
「ガッデム!
…………ふぅ。すまん、取り乱した。
宿儺の指と同等か、それに近いレベルの『特級呪物』奪う為に大量の呪霊で襲撃させる、か」
「待ってくれ
「宿儺の指は有名すぎるから隠しようが無いもんね。それこそ呪術界では知らない術師はいない程の呪物なんだから。
でも、同レベルだけど
「そんな呪物はいったいどこから……」
「…………
「それは、何故」
「……傑、それ以上は聞くな、ハルも言わなくていい」
「ありがとう悟君。でも傑君も知っておいた方がいいんだ」
「?
「これは御三家でも残っている記録は少ないけど文献には『とある事を行った』、との記録が有る。
では誰が、何をしたのか………『加茂家の恥晒し、呪術界にとって史上最悪の呪術師、御三家の汚点』。
その男の手によって作り出された特級呪物、それが『
「特級……呪物を、作り出した?」
「俺達御三家が外に知られたくねぇ過去のクソッたれな記録だよ」
「悟もなのか、御三家の過去にいったい何があれば二人がそんな険しい顔をするんだ」
「『呪術界にとって史上最悪の呪術師』ってさ
「うん。その加茂
「加茂
「一言で言うなら僕以上の倫理観の欠片も無いド下道な奴だよ」
「
加茂
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「加茂、呪物を作り出したとはどう言う意味だ?
呪具は呪具師が居る、だから呪具を作る事は可能だ。だが、呪物を作れるなどと言う話は聞いた事がない」
「そうですね、僕もその呪物を
ですが、あるモノを造る為に
腹立たしい事に参考にはなったけどな。
「視る? どう言う事だよハル」
「ああそうだね、ソコから話そうか。
皆も知っている通り僕は
「過去も……視れ、る」
「そう言えばガキん頃にそんな事言ってたな、なんだっけ?
「うん、だから言う必要は無いかなって。何事にもきっかけって有るんだね」
夏油と夜蛾の二人は驚き、甚爾は「今更だな」と喋り家入は「あ、結局言うんだ」と声に出さず晴蓮を見て話の続きを聞く姿勢を取る。
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「理由は単純だよ。さっき悟君が言った楊に
でも、
………正直を言えば、僕が最初に抱いたのはあの男……加茂
視て後悔したよ反吐が出る程にね、僕は僕自身を『外道である』との自覚はある。でもあの男は僕以上の正真正銘のド外道のクズ野郎だ」
「何があった、加茂家の過去に何があれば温和なお前がソコまで怒る」
「………明治時代に加茂
「特異体質? どんなだ」
少し沈黙し「呪霊との間に子供を作る事ができる特異体質を持つ女性です」と到底信じられない事を言ってきた。
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「その女性は身に覚えのない懐妊に始まり、異形の姿の赤ん坊を出産しました、そしてその女性は親類縁者からの想像を絶する風当たりにさらされ、救いを求めて赤ん坊の亡骸と共にとある寺………それが加茂
それが悲劇の始まりでした。加茂
「俺、部屋出ていい? 聞きたくねぇんだけど」
「駄目だ。加茂、頼めるか」
舌打ちをする五条を一瞥し、夜蛾正道の催促により話を再開する。
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「では続けます。加茂
それが加茂
「マジで超弩級の外道野郎じゃん」
「……その呪物と宿儺の指を狙って自然呪霊共が襲って来るんだな」
「その通りです」
晴蓮が視た
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「宿儺の指を盗む理由はまだ分かる、だがその
「黒塗りの何かが人に食べさせるんだよ………ソコの
「やる事は今は置いておこう。それより視にくい理由が気になる。どうして視にくいんだ、
「この
その呪霊が張り付けにした一般人に無理矢理何かを詰め込んだところまでは視えた、その後は砂嵐みたいになって視えなくなった。暫くしたらその
口に手を当て人差し指をトントンと叩き「何かを……呑み込ませた、か」と呟く。
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「その後は視えなかったんだな」
「はい。その為に今年の交流会を襲撃し、
さっきも言いましたが何をするのは、言うまでもないですよね」
「………回避する方法はあるのか?」
「もう襲撃を避ける事は出来ません、僕達に出来るのは応戦するだけです」
晴蓮から突き付けられた
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「そうなりますね、襲撃はもう避けられません。奴らは呪物を狙って必ず高専を襲撃してくる」
「私達には何が出来る」
「作戦を練りに練り、そして徹底的に応戦する。それだけです」
「徹底的に応戦する……それでももし、呪物が盗まれたら………イヤ、そうだね……そんな事今更か」
「宿儺の完成、そして本来なら呪物を呑み込めば呪物に
「学長が言った通り悠仁君は例外です。なので僕が視た
「呪物に汚染されるに決まってるよな」
「奴らの目的は
「宿儺の完成にせよ、
「そうですね、視たくもない
「つかその呪霊共、高専に攻めてくるとかソイツら死ぬ気かよ」
「それがそうでもないんですよ甚爾さん」
「祓えんのか?」
「普通の呪霊は祓えます。ですが、自然呪霊は祓えません」
「何故だ」
「先ず一つ、強すぎる。次に自然呪霊は
本能のままに暴れず、どちらかが致命傷を負えば、もう一体の自然呪霊が邪魔をしてその間に普通の特級、及び一級呪霊が襲ってきます。
ですので結果として特級呪物を持って自然呪霊達が逃げてしまうんです。
ああそれと今更ですけど自然呪霊ですが、昨日僕が
「ねぇ、
「うん? どうかした」
「その後の
「視えない、テレビの電源が停電よろしくバツンと切れる様に視えなくなる」
「切られる? そんな事が?」
「初めてだからビックリしたよ」」
そして、途中で切られてしまうと言うことはーー
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「途中ってどこまで?」
「今年のハロウィンまでだね、ハロウィン前日から
でもその前に一度砂嵐が掛かる
「高専の襲撃だな」
「はい」
「それとハルの
「さぁ、分からない。分からないけどロクな
「加茂の
加茂、それはお前の身に何か起きる。と、考えていいんだな?」
「恐らくは」
「昔やってたみたいに呪霊越しに相手を視るとかは出来んの」
「現段階で視れる呪霊を追った結果がその
「
「で? 氷の呪霊を見た時はピン止めが出来なかったんでしょ? どうすんの」
「奴らは高専を襲撃してくる、その時に自然呪霊三体の誰でもいいから確実に
何かを考えていた夜蛾が考えながら口に出し「『襲撃』。何故
しかし、
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「ソイツらマジで命知らずだな」
「奴らには自負があるんです。自然を恐れた
「自然への恐れねぇ、確かにお前の式神の
「
「でもさハル」
「何?」
「火山頭の奴、スッゲェ弱かったけど」
「それは君だからだよ、僕や悟君に傑君。特級呪術師の中でも僕達はある意味反則的存在だ、僕達は外れ値なんだよ」
「そんなもんか?」
「悟は自分の強さと理不尽さを理解した方がいい」
後頭部に手を回し「へいへい」と拗ねた様子で返事をする。
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「悟君、昔言ってたじゃん『強い術師が数人居ても意味がない』って」
「…………そうだったな、俺達以外も強くならねぇとな」
「そうなる可能性のある術師が増えてきた、若い力に期待しようじゃないか」
「あぁ、そうだな」
これから育つであろう
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東京高京都姉妹高交流会。果たして問題なく開催出来るのか。