「ところで、呪詛師は何人来るんだ?」
「あれ? まだ言ってなかったっけ」
「聞いてねぇな」
てっきり話したと思っていた呪詛師の事を言っていない事に驚きながらも「じゃあソイツらの事も話さないとね、一人厄介な奴もいるし」と話し始める。
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「呪霊についてくる呪詛師は会場に四人、内一人は恐らく呪具師だと思う」
「それは何故?」
「悟君の骨でハンガーラック造るとかなんとか言ってるから」
「何ソイツキモいんだけど」
「弱いから大丈夫だよ、んで、二人目はこれまた気持ち悪い剣を持った奴だね」
「聞きたくないけど一応聞くわ、どんな剣」
「剣の抦が人の手になってる、因みにこの剣……剣で良いのか分からないけど一応呪具らしい、一人目の呪具師が造ったみたいだね」
「マジでキメェ」
「三人目は結界術師、帳を降ろすのはコイツだね。結界術の腕は僕以上じゃないかな」
「ハル以上とかあり得んだろ」
加茂晴蓮の結界術はかなりの高水準であり、結界術から独自の封印術を開発する程度には卓越している。その為晴蓮が自分以上と言った事を誰もが思っていた。
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「生得術式が結界術系統なんじゃないかな、じゃないとこんな結界を降ろせるとは思えない」
「何重にも重ねた帳を降ろせるレベルの結界術師か………厄介だな、その呪詛師は捕らえられるのか?」
「無理ですね、帳を降ろし次第すぐに高専から逃げます。帳を降ろした術師がいないから壊せるんです、痛し痒しって感じですね」
一言「そうか」とだけ呟き、数瞬目を閉じ「四人目の呪詛師はどんな奴だ」と聞く。
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「四人目は強いですね、しかも危険な術師です。この術師は会場内を
「術式は?」
「…………自分の骨を飛ばしたり生やしたり、後は骨を引き抜いて武器にしています。僕が知る限りそんな事ができる術師はあの家系しかいない」
今まで興味が無かった為、茶菓子を食べながら漫画を読んでいた甚爾がピクリと反応し、身を起こして「
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「まず間違いなく」
「へぇ……そいつぁ面白くなりそうじゃねぇか」
「は? あの一族の事言ってんの? アイツら滅んだじゃん、まだ残ってんの?」
「末裔が
五条の慌てぶりを見て夏油、家入の二人が目を白黒させている。
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「骨を操る? 滅んだ? いったいどんな一族なんだ」
「一言で言えばマジもんの戦闘狂一族」
「その結果滅んだ一族……だった筈なんだけど、まさか今になって出てくるとはね。
厄介な呪術師が現れたのはちょっと……イヤかなり困る、全体的に困る」
「なんで今さら出てくるんだよ」
「一つは僕と同じ先祖返りの可能性を考えてる。僕の生得術式も調べた限りでは、『血漿操術は加茂家初代が使っていた』と言う文献が出てきたけどコレ以上の情報は無かった」
後はあの継ぎ接ぎ呪霊の仕業の可能性も有るともすれば、だ。
「その骨を操る一族は確か、
まあそりゃ知ってるか、高専にも一応文献が有るし。
「それをもう一つの可能性として考えています。覚醒させたのは羂索に付いてる継ぎ接ぎ呪霊の仕業だと思いますが、まあなので詰まる所は羂索の仕業とも言えますね」
「そうか……。それで、重症を負った生徒はどうなる」
「歌姫さんが間に合い、割って入るので問題はありません。ただ……」
「ただ?」
「歌姫さんも負傷する上、術師にも逃げられます。流石は
口を手で覆い数瞬考え「二つ聞きたい」と口を開き、「どうぞ」と返す。
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「一つ目、どうして逃げるのか。
二つ目、どうやって逃げるのか」
「一つ目は帳が壊されるので逃げます、これは僕が
これは僕の憶測ですが
なので
二つ目の『どうやって逃げるのか』ですが、
「飛んで……逃げる? その術師はそんな事ができるのか?」
「僕が視た
「骨の羽で逃げられんの? それに戦闘狂一族なんでしょ? そんな奴が逃げんの?」
「術式の詳細は知らないけど骨の羽で逃げるのを視てるしできるんじゃない?
二つ目の『戦闘狂一族が何故逃げるのか』だけど、だからこそ逃げるんだ。
「次の
タメ息を吐き額に手をあて「まさか輝夜の術師が現れるとはな、何故今更出てくるんだ」と愚痴を溢す。
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「僕も
でもまあどちらにせよ
ん? 待てよ……以前
「そんな一族が羂索の手引きとはいえ
「本当にね、なんで今現れたのか……僕の監視網をどうやって掻い潜ったのか、まあ傑君が言った様に羂索の仕業なんだろうけど面倒な事をしてくれる」
「そんなヤバいくらい強い一族がなんで滅んだの?」
素朴な疑問で、当然の疑問を投げ掛ける。
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「滅んだ理由は悟君が言った『戦闘狂一族』だから滅んだ、彼ら一族はやり過ぎた。そして致命的な事をしてしまった」
「致命的な事?」
「それを話す前に『
「俺が知ってんのは『天の
「うん、それで合ってる。だから昔は御三家ではなく五大家系と呼ばれてた」
「五大家系………二つ聞きたい事が有る。
一つ目は二つの家系はどんな術式を持っていたのか。
二つ目は何故御三家になったのか」
「じゃあ一つ目の術式から。
「火は分かるけどさ、幻術とか
扇さんがソレ聞いたら泣くよきっと。………扇さんなら『これが火の呪術だ!』とか言って見せてきそう。
「昔はそれなりに使う術師は居たみたいだけど、攻撃としてではなく遁術……逃げる・隠れる呪術として使われていた記録と、幻術系の生得術式を持った家系も数は少ないけど居たらしい。今じゃ下火どころか幻術を使う呪術師はいなくなった、理由として考えられるのは昔と違って戦う相手が
それと
「ふーん、じゃあもう一つ。なんで相手が呪霊じゃないの」
「呪術全盛期……平安時代の呪霊は今より段違いに強く、多かった。でも同時に特級に相当する呪術師も多かった、だから呪霊祓除はすぐ終わる。
その代わり自分の強さや家系の威信を賭けて戦うとなると呪霊が相手ではなく、呪術師と戦う機会が必然的に多くなった。だからまあその、殺伐としてたんだろうね」
話を聞き若干引きながら「家系の威信の……為。なんか、本当に殺伐とした時代だね」と返すと、タメ息と共に「選民思想が強かったんだろうね」と呟くと、五条が「五条と禪院の御前試合が良い例だよな」と付け足した。
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「平安時代に生まれなくて良かったわ、生き残れるビジョンが浮かばない」
「術式が無いと生き残るのは難しいかもね」
「
「
術式の内容は『骨を自在に作れて、固い骨を鎧としたり、抜き出して武器として使ったりできる』術式と書かれてた。
現段階では
「どちらにせよ
夜蛾の弱々しい呟きに「羂索は何がなんでも呪物が欲しいんでしょう。だからあんな一族を見つけ、高専襲撃と言う『戦場』を用意し参加させた。
恐らく
━
「でさ、
「前提に有るのが
「呪術界ってそんな感じなの? 五条家と禪院家も仲悪いんでしょ?」
「色々有ったからな。ま、俺からすれば禪院から一方的に敵視されてる様なモンだけど」
五条の言葉に「今はそれなりに仲良くなったんだし、まあ多分大丈夫じゃないかな」と答える。
━
「滅ぼした理由は分かっているのか?」
「
だから御三家は矯正を諦め、族滅を選び決行した」
「一応は頑張ったんだ」
「みたいだね、
呪詛師になる理由は極めて単純なモノ、彼らは戦えれば誰でも良かったんだ。
呪霊に呪術師、そして非呪術師も関係無く強ければ構わない、そして
その様を見て呪術界では
付け加える様に「しかも自分達で元々の名前を変える呪術界でもマジもんのヤベェ一族」と話した。
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「名前を変えた? 名前は『輝く夜』と書いて『輝夜』だと文献では読んだ事があるが、あの一族は名を変えたのか?」
「はい。彼ら一族は学長が言った通りの名前でした、ですがその当時の当主が『我らに輝く夜は無い、我らは
「禍を求める夜………」
「取り敢えずヤベェ奴なのは分かった」
「だから硝子には呪霊より歌姫さんのカバーに入って欲しいんだよね」
「呪霊じゃなくて良いの?」
「そっちはなんとかなるし、どうにかできる。だけど
「りょーかい、私も歌姫さんが怪我するのとか嫌だし」
甚爾が割って入り「なぁ
━
「どう言う意味?」
「羂索は
「それがゴリラか」
「僕の
「でもアチラ側は硝子が戦える事は知らない、だから硝子を待ち伏せさせる事ができるんだろう?」
「向こうに知られていない硝子と言う戦力を使えば虚を突けるのは確かだ、でも正直
一通りの話を聞き夏油が「
━
「………傑君が言う通り昔から
「いつから探してんの」
「んー、二年生の時からかな」
「そんな時から!?」
「
それに子供の頃はまだ読めなかったから読みたい欲的な何かが爆発でもしたんじゃない? まあそのお陰で
で、その時から探してたけど
「
「硝子は僕の事をなんだと思ってるのさ」
「外道」
家入の言葉に「……それは、まぁ……うん、否定はできない」と歯切れの悪い答えが返ってくる。
━
「
「愛が重い? 何それ」
「そのままの意味だよ。
彼ら
「愛が重いのは分かった。でもさ、天の~とか言われてるって事は強いんでしょ? 戦力増強にはもってこいじゃん」
「イヤまあそうなんだけど………
「写輪眼と……なんだっけ」
「写輪眼と呪印、正確には
「呪詛師になるって事?」
「なる場合もあれば、ならない場合もある」
「ふーん、
「比較的ね」
「五十歩百歩か、どっちもヤベェ奴らじゃん」
「否定はできない」
考え事をしていた夏油が「
━
「私も文献で呼んだ事はあるが詳細までは知らん、
「僕が調べた文献を要約すると『呪術や体術、使い手は少ないですが、幻術を視認するだけで見抜き跳ね返す事ができる』。
他には『
ああ後、僕が個人的に危険視しているのは幻術ですね。
「何それマジで反則じゃん」
「話を聞けば聞く程恐ろしさが倍増していくな。
「うん、瞳の呪術と書いて『瞳術』と載ってたね」
「眼を合わせるだけで呪術が使える……話を聞けば聞く程
「だからこそ
家入の言葉に同調すると「しかも俺の六眼と違って、同じ世代で必ず二人以上が開眼するんだよな」と付け足した。
━
「なんでよ」
「
「強力な
「一つ目は開眼する為には一定の条件が有る事、二つ目は
「確かにその
「それくらいないと足し引きが釣り合わないから当然と言えば当然かな。でもね、とある条件が整うと写輪眼から更に
「何それ写輪眼ってヤツでも反則なのに更にヤバくなるの?」
「うん、文献によると非常に難しい条件だけど、その条件が満たすと開眼する。加茂に有る文献では過去その眼になったのは三人居た事が書いてあった」
「多いのか少ないのか分かんないんだけど」
「それだけ条件が、
「約150年に一人の割合か」
「数字で示されると多い気がしてくる」
何かを考えていた夜蛾が「
━
「高専に所蔵されてる文献は加茂家が検閲してますから、詳細は記載されていませんね」
「そんな事をする意味はなんだ」
数瞬沈黙し「困るからです、滅んだとはいえ御三家に並ぶ家系が居たと言う事実は隠したいんです。
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「御三家のプライドってヤツだよな、くっだらねぇ」
「特に加茂家だね、加茂家は昔から呪術界の監督者を気取ってた、だから徹底的に文献から消した」
五条が一言「マジでくだらねぇ」と言い「その通りすぎてぐうの音も出ない」とタメ息と共に呆れながら愚痴を溢す。
━
結局NARUTOのキャラを出すという暴挙、バカのする事ですよね、風呂敷広げすぎてちゃんと終わらせる事ができるのか……私にも分かりません。
因みに『うちは』ではなく『うちわ』です。理由?同じだとなんか嫌なので変えました。
相手が千手じゃないのは千手がバケモノ過ぎるのと君麻呂が出したかったからです、それに千手を出そうとすると呪詛師になるのは必然的にうちはになっちゃいますし。それでも最初はうちはを呪詛師にして千手を主人公側として出そうと思い頑張りましたが無理でした。
出すとやっぱり原作に近いスペックで書きたいですし、でも書いたら書いたでバケモノになるのは分かりきってるしで諦めました。それに私の足らない脳ミソでは千手を書けない。結論、千手一族はバケモノ。
なら何故
━━
当たり前ですが五大家系なんてモノは捏造です。