この家で生き残る覚悟を決めたんだ、これからやる事を考えようか。
先ずは鍛練、一にも鍛練ニにも鍛練だ。
そして次に生得術式を拡大解釈し、術式を拡張させて手札を充実させる。
でもなぁ、俺の術式は相伝術式の 『赤血操術』 じゃないみたいなんだよね、加茂のお歴々曰く 『赤血操術』 の原型? の一つ? だと言われている術式らしい。
その事を知って父は喜び勇んでいた、実際に小躍りしてたし。
俺もちょろっと使ってみたけど、意外と拡張性は相伝よりもありそうだった、その辺りは……うん、医学書を読むか……できる範囲でだけど、こればかりは俺の頭が良いことを願うしかないかな。
とは言え問題はまだあるが今は後回しだ。
ふぅ……よし、次を考えよう次。
次は、人脈……か? 確かに人脈は大事だ、何をするにも人脈はいる……んだけど呪術界の上層部って腐ったミカンなンでしょ? しかもその一部がこの家の人間だって話だし……クソじゃんそれ、どうすんのよ俺。
腐ったミカンに、あとなんだっけ、そうそう、羂なんとかさん。
ソイツと繋がってンでしょ加茂の人間って、そんな所のお膝元で下手に鍛えて目を付けられるのは困る、かなり困る。
かといって鍛えないと空港まっしぐらだし……悩ましい、悩ましいが……ヤるしかない、文字通り死ぬ気で。
ンで、ゴリラ力は……あの人、俺のうろ覚えの記憶でも鮮烈に残っている圧倒的の最強のゴリラ! その名も
だがどうやって味方に付けるかそれが大問題だ。
俺は加茂家、そして……今の彼は禪院家。迫害? されているらしいが、そこに付け入るか? 加茂家で保護しますよ、的な事を言って……イヤ無理だな。
なんとなくだが靡きそうに無い、ならどうやって? 金銭? 出世払いにして千万・億単位の金銭を約束する……一番可能性はあるがソレだと俺が当主になるしかないし、でもそれは何となくイヤだし、未来に現れる憲紀君に当主になってもらって、俺が補佐に付く? とか? 無理そう。
……このまま順当にいくと俺が当主に据えられそうあぁイヤ 《そう》ではなく据えられるだろうなぁきっと、相伝の原型らしい術式だし、直系の長男だし……。
やだよぅ……のんびり暮らしたいよぅ…………
――はぁ、無理だよねーそんなの、分かってンのよ、ンなことはさ、それでも諦めない、南の島で悠々自適な生活をするんだ、呪術なんざ関係ない場所で絶対に……ぜったいに……うぅ、クソッタレが、イメージが湧かない、全く湧かない。
呪術師してる未来しか見えないし、そもそも普通な生活できそうに無いしこの体。
とりま今できる事を頑張りますか、頑張りまくりますか、よし!! ヤってやんよどチクショウが。
このクソッタレの世界で生き抜いて魅せてやんよクソ野郎。
今『最強』に並び立つ術師が奮い立った瞬間である。
━
三人称視点がとんでもなく難しい、どう書けばいいのよこれ。