その血が歩む道すじ   作:亞忌羅

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どうぞ宜しく。


二話

 この家で生き残る覚悟を決めたんだ、これからやる事を考えようか。

 先ずは鍛練、一にも鍛練ニにも鍛練だ。

 この世界(呪術廻戦)はゴリラ力がモノを言う世界なのだから。

 そして次に生得術式を拡大解釈し、術式を拡張させて手札を充実させる。

 でもなぁ、俺の術式は相伝術式の 『赤血操術』 じゃないみたいなんだよね、加茂のお歴々曰く 『赤血操術』 の原型? の一つ? だと言われている術式らしい。

 その事を知って父は喜び勇んでいた、実際に小躍りしてたし。

 俺もちょろっと使ってみたけど、意外と拡張性は相伝よりもありそうだった、その辺りは……うん、医学書を読むか……できる範囲でだけど、こればかりは俺の頭が良いことを願うしかないかな。

 とは言え問題はまだあるが今は後回しだ。

 ふぅ……よし、次を考えよう次。

 次は、人脈……か? 確かに人脈は大事だ、何をするにも人脈はいる……んだけど呪術界の上層部って腐ったミカンなンでしょ? しかもその一部がこの家の人間だって話だし……クソじゃんそれ、どうすんのよ俺。

 腐ったミカンに、あとなんだっけ、そうそう、羂なんとかさん。

 ソイツと繋がってンでしょ加茂の人間って、そんな所のお膝元で下手に鍛えて目を付けられるのは困る、かなり困る。

 かといって鍛えないと空港まっしぐらだし……悩ましい、悩ましいが……ヤるしかない、文字通り死ぬ気で。

 ンで、ゴリラ力は……あの人、俺のうろ覚えの記憶でも鮮烈に残っている圧倒的の最強のゴリラ! その名も禪院甚爾(天与の暴君)! この人しかいない。

 だがどうやって味方に付けるかそれが大問題だ。

 俺は加茂家、そして……今の彼は禪院家。迫害? されているらしいが、そこに付け入るか? 加茂家で保護しますよ、的な事を言って……イヤ無理だな。

 なんとなくだが靡きそうに無い、ならどうやって? 金銭? 出世払いにして千万・億単位の金銭を約束する……一番可能性はあるがソレだと俺が当主になるしかないし、でもそれは何となくイヤだし、未来に現れる憲紀君に当主になってもらって、俺が補佐に付く? とか? 無理そう。

 ……このまま順当にいくと俺が当主に据えられそうあぁイヤ 《そう》ではなく据えられるだろうなぁきっと、相伝の原型らしい術式だし、直系の長男だし……。

 やだよぅ……のんびり暮らしたいよぅ…………

 ――はぁ、無理だよねーそんなの、分かってンのよ、ンなことはさ、それでも諦めない、南の島で悠々自適な生活をするんだ、呪術なんざ関係ない場所で絶対に……ぜったいに……うぅ、クソッタレが、イメージが湧かない、全く湧かない。

 呪術師してる未来しか見えないし、そもそも普通な生活できそうに無いしこの体。

 とりま今できる事を頑張りますか、頑張りまくりますか、よし!! ヤってやんよどチクショウが。

 このクソッタレの世界で生き抜いて魅せてやんよクソ野郎。

 

 今『最強』に並び立つ術師が奮い立った瞬間である。

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三人称視点がとんでもなく難しい、どう書けばいいのよこれ。
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