キャラクター崩壊にご注意ください。
今、今確かに彼は自分のコトを『猿』と言った! チャンスだ! またとないチャンスだ!
「今、聞き待ち替えでなければ……甚爾さん。ご自身の事を『猿』と仰有られましたか?」
「ああ、言ったな。この家のヤツらに言われまくってからなぁ、今さらだ」
よし! たたみかけろ、俺!
「それは……なんと惨いことなさるのか、甚爾さん。一つ、提案がございます……我が家、加茂家に来られてはいかがですか? 加茂家に於いては僕の名に掛けてそのような事はさせません。どうでしょうか? 悪い話では無いと思いますが」
「せ、晴蓮! 何を言っている! これは……」
父様、
「分かっております父様。これはあくまで禪院家の問題……ですがこのような事を聞いて知らぬ存ぜぬなど……僕にはできません、このような人道に反する行い、許す事など到底できません」
晴蓮は普段閉じている両目を開き禪院直毘人を視詰める。晴蓮が視詰めるは
しかし……それを成すには黒閃を極めるが如く僅かなモノ。 だが、今の晴蓮にはそれをやってのける
「禪院直毘人様。そちらとしても損は……困りはせぬと思いますが……いかがでしょう? 勿論タダでとは申しません」
「ほぉ……坊主、お前に何ができる」
「そうですね……では、領域展開へのヒント、とまでは申しませんが、領域習得への手助けをする。 これでいかがでしょう? そちらに何一つ損は無いかと存じ上げます」
「ハッ! まるでお前が領域展開ができるみたいに言うじゃねぇか」
「はい、可能です。 一通りのモノは滞りなく」
この小僧……マジで言ってやがんのか? その年で領域を? ウソの可能性は? ゼロとは言えんレベルか、しかし領域展開は呪術師の極致……十程度の小僧が使えるなぞ……まさか! それを使って『最強』を打ち破ったのか! それなら納得はできるが……使わせるか? 術を知られるの術師にとってかなりの痛手だ、どうする……
「貴様、ぬけぬけとほざくではないか、真にできるのであれば今、ココで!! して見せよ。小童が!!」
チ、
「畏まりました、では、今、ココで皆様にご披露いたしましょう。僕の領域を……」
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「いかがにございましたか? 僕の領域は……正直、あまり見てくれの良いモノにはございませんが、僕は気にいっています。 それと……今のは御見せしただけ……皆様に術式の影響はさほど無いかと存じ上げます」
まぁ、もともと俺の領域には必殺ないけどな、と言うより無い方が都合が良いまであるし、必中は……有って無いようなモノだしな。
「は、ははは!! まさか……まさか夢にも思わんだぞ! 加茂の。どうやらお前さんの息子は天才らしいな。明日にでも特級認定が降りるだろうよ」
まごう事なく天才だ……だが、悍ましい、幾らなんでも悍ましいにも程があるだろう……何だあの世界はアレが十程度の小僧が持つ心の裡か!?
イカン、コレを敵に回してはイカン。 提案を飲む他ないか……それに、だ。あちらから領域習得の手助けすると言うのだ、存分に使ってやろうじゃないか。 するのは俺と直哉だけでいいか、愚弟は……まぁ無理だな、習得できんだろうよアレには。
もし俺と直哉が領域を習得できたとして、どんなモノになるのか、楽しみにだ。
直毘人&直哉くん強化入ります。
プラスで直哉くんの性格が少しマイルドに……なるかなぁ。
スムーズに禪院甚爾を誘う晴蓮くん