「はぁはぁ……はぁ、ふー。これでようやく1/3ってとこか、先なげぇなおい。夜叉神様よ、少しは楽になったかい?だと嬉しいんだがね」
さってと、続けますかね。相手は夜叉……腐っても神、同じ技はそう何度も通用しないとみて良いだろう、手札の多さってのはこう言う時にイイね、良くやった俺。
「ア、ア。……ね……い、レを……」
しゃがれた声を発した
まるで『幾らでも来い、その全てを斬り伏せようぞ』と言わんまでもの様相、そこに立つは三宝荒神・夜叉神の有り様……されど顔に浮かぶは苦痛の表情……
━━
「!?はは、すげぇな。さっすが神様、マジで少し戻ってきてんじゃねぇか、できれば話し合ってみたいね」
さぁ、『視よう』か俺が果てない世界を、手繰り寄せようか俺が尽きない世界を、辿り着こうかその世界に……
「さぁ……
頚と四肢を両断せんと迸るは異なる世界線から呼び込まれた五つの血の刃 だが この程度で終わる
呼び込んだ異なる五つの血刃の
切り刻まれた
━━
「ハッハァ! 楽しいな! 夜叉神様よぉ! 今のあんたの在り方は
━━━━━━━━
刺し刺され、斬り斬られ、穿ち穿たれ、それでも尚お互いが近距離で一歩も退かず
肉が千切れる音が、骨が砕ける音が血の伽藍堂に響き渡り血の池をバチャバチャと音を立たせながらも
しかし刹那の間もなく腕は付いておりその腕で
気が付けば
━━━━━━━━━━━━
「おい!オマエ!!ハルは、ハルどこだ!なんで連絡がこんなに遅いんだ!!」
「晴蓮くんはあの中、それと連絡が遅くなったのも晴蓮くんの仕業よ」
「はぁ!ンなワケあるかいや!ど阿呆!蓮クンがなんでそないな事せなあかんのや!」
こンのクソガキども……晴蓮くんの爪の垢を煎じて飲んでから出直してこい。
「そんな事知らないわよ、私にかけられた結界が解けたのが
それよりいくらなんでも速すぎじゃない?ここに来るの、まだ連絡いって数十分程度でしょ?どうやって来たのよこの二人。
「それで、どれだけの時間が過ぎた」
「約四時間、くらいかしら。私たちがここに来たのがお昼頃、アレを見つけたのが昼一時頃」
「そんなになげぇのかよ、ハル……よし」
気合いをいれている悟を横目に直哉が語る。
「アレ……蓮クンの領域や、外から入るんは無理や待つしかあらへん」
「ハッ!だったらてめぇはそこで待ってろ、オレはブッ壊して中に入る」
「あー、無理やムリムリ、あの外殻は壊せぇへん、蓮クンが今回どこまでやっとんのかは分からへんけど、少なくとも外から入るンは無理や、壊すンのも無理や。蓮クンの領域に必殺は無い、やからその分のリソースを外殻に回しとんねや」
直哉は胡座をかき空を見上げながら「だから固いトンでもなくな」とボヤいた。
「……なんでそんな事知ってんだよオマエ」
「そりゃ
あの時に入ったからね直哉くん