その血が歩む道すじ   作:亞忌羅

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私に某テーマパークの知識はございませんので描写もできませんし書きません、ン十年前に一回行っただけですので。
当然、東京に関してもほとんど知りませんのでこちらの描写は私の想像の産物なのでご容赦を。


まぁ、晴蓮達が十四~五歳の頃の某テーマパークって今と全然違うからいいよね。



四十三話

 

 「何で君がいるの?」

 「ハルがどっか行くって聞いたから」

 誰だそんな事言ったのは、直毘人さんか?イヤあの人はそんな事しないだろうし……となると

 

 「冥冥から聞いた、色々」

 デスヨネー、恐るべしマネーパワー。あの人なら言いかねん、いや絶対言うな。

 

 「それとさ……ハル、隠してる事……あるっしょ、言え、今言えば許す」

 あー、アー……アレの事だよねー……やっぱり言ったのね冥冥さん、マネーイズパワーってか。

 

 「んー。とりあえずは、さ。悟、遊園地……楽しもうよ、二人も楽しみにしてるしさ」

 

 ジト目で晴蓮を見ながら一つ、タメ息を吐き「ま、先にそっちスッか。ハルのは後で問い詰めりゃいいし」と言い遊園地に四人で向かった。

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 「何気に一番はしゃいでたねキミ」

 はしゃぎ疲れ眠る双子を大事そうに前と後ろで抱え上げ、悟に問い掛ける。

 

 「オレさ、こーゆーとこ来んの初めてナンだよね、今まではどっか行くにも家の連中が付いて回るから出かけんのもイヤになってたんだ。

 でもハルと知り合って、ハルがオレと同じくらい強くて、そっからだな出かけんのがイヤじゃ無くなったのは、今日みてぇにさ、ハルがいるから家の連中に来る必要ねぇよ、来たらぶっ飛ばすって言ったらさマジで来ねぇの」

 「……キミのそういうところは凄いとは思うよホントに」

 行動力とはまた違うナニかがあるよね君は、それと五条家に皆様、お疲れ様です。

 

 「んで?これからどーすんの、帰んの?」

 「せっかく東京に来たんです、日帰りはもったいないので何泊かしますよ」

 せっかくの東京、楽しまなきゃね、それに直毘人さんに秋葉原に行ってテキトーにアニメ買ってこい言われてるし。

 

 「泊まるって、どこよ」

 「んー、高級ホテルも良いですけど……それでは面白くないのでビジネスホテルにしました」

 「なにソレ?」

 キミはモノを知らなすぎでは無いか?……まぁ、僕ら御曹司?的なものですからねぇ、知らなくても仕方ないか。

 

 「分かりやすく言えば質素な宿ですかね」

 「ふーん、まあハルが選んだならどこでもいいよ」

 見たら驚くだろうなー。

 

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 「ナニこれ、ホテル?コレが?」

 「だから質素だって言ったでしょ、でも楽しめると思うよ」

 

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 「うお!なんだコレ!すっげぇショボいし味もいつもと違げぇ」

 

 楽しそうでなにより、ただ……

 「あまり大きな声を出さないでくれるかな、二人が起きちゃうからね」

 「わりぃわりぃ、こんなん初めてだからさテンション上がる」

 「ね、楽しいでしょ。こういうのも知って損は無いと思うよ悟君、ここ大浴場も有るみたいだし後でいってみようか」

 反応の予想はつくけど。

 

 「……ハル、コレはなに?」

 「だから大浴場。真希、真依お兄ちゃんが体洗ってあげるからね」

 「家に有んのと変わらねぇじゃん、つか家のよりちっさくね?」

 

 「僕らの方が特殊なんだよ、これが世間一般的な

モノなのさ」

 「狭めぇ!部屋が狭めぇぞ!ハル」

 「これでも広い方なんだよ、悟君」

 「わー、きゃー」と部屋の中を走り回る双子達を見ながら「これが一般的?な幸福」とボソリと呟く。

 

 「でさー、ハル。話してもらおうか、オレに隠してた事」

 「あー。忘れてるかなー、って期待してたてど……無理だよねー」

 「当然、ねぇハル。オレに隠すって事はさ、後ろめたいって事つましょ?ナニしたのハル、オレにも言えない事なの……」

 おおお、珍しく寂しそうにしてる、なんか罪悪感がフツフツと沸き上がる。

 

 「そう言うワケじゃないんだよ悟、ただコレを話すには僕の術式の性質を詳しく説明しなきゃダメなんだ」

 「術式の開示、か……確かにそれは言いにくいな、ハルの術式は相伝の原型とか言われてる、その内容は御三家にもあまり知られていない、だから話せば当然、術式の開示になる」

 そうなのだ、呪具を呑み込んでも問題が無い事を話すには開示しなきゃいけない、しかし『あの家で』話すのはリスクが過ぎる、あまりいい未来と世界が見えなかったからね、でも今回はベストタイミングだよ悟。

 

 「まぁ、そう言う事だね、だから最初に話すのは悟にしたかった、でもタイミングが合わずにいた、でもね、今日は最高のタイミングだ、この場所がね」

 「?どーゆー意味で言ってンの」

 

 「そのままの意味さ、加茂家はお歴々(腐ったミカン)に人間が多い、僕としてはアレらに知られたくない」

 「総監部(腐ったミカン)どもか……確かにアイツらに知られるのはイヤだな」

 

 「それに、僕が何度も視た未来と世界はお歴々(腐ったミカン)が必ず出張っきた、しかも厄介な事ばかりおきてたからね、どうにか避けられる世界を視た結果ここなんだ」

 「ハルってさ、どんだけ先までの未来視れんの?」

 「んー。めっちゃ頑張って十分が限界かな、だからここ最近は常に視てた、そしたら僕にとっていい世界が視れた」

 

 「それが今日」

 「そう言う事だね、いやー助かったよ、あの人が今回の行動をするのは数少ない世界だったからね」

 ホントに助かった、嬉しい誤算とはまさに事だね。

 

 「さあ、悟。今から僕の術式を全部話そうか、時間は沢山あるからね」

 ハルは未来が視えるからか警戒心が強い、そのため常にナニかを警戒している、そのハルが今日がいいと言うなら、そうなんだろう。

 

 「うん。いっぱい話そうぜハル」

 

 




ブラザー悟、当然のように付いてくる。
悟くん晴蓮がいるため原作よりそれなりに丸い性格になった。

十五歳の二人と二歳児が泊まれるのは御三家パゥワーってことで、でも多分加茂(晴蓮側)の誰かがどっかにいる。




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