「うッ! がぁ! ガァ■■■!!」
なんだ……何がおきた? 内臓千切れた? それとも内臓が溶けた? 痛みは無い、当然だ。
俺は痛みを感じない。それでも気持ち悪い、筆舌にし難い程に気持ち悪い、不快感がえげつない。
それにしても何故こうなった? 体調は良い、よく食べよく寝た、どこも悪くない……なら考えられる理由は一つ。
体だ……体が成ってないんだ、今の俺はあまりにも幼すぎる、当然と言えば当然だ何せまだ五歳だし、もうじき六歳になるとは言え幼い。
「まさか年齢がここで足を引っ張るとは、早く強くなるには時間は……まぁそれなりに有るな。とすると、だ。そこまで焦る必要は無いか、ゆっくり時間をかけて成長すれば、強くなれば良い」
最短でも八歳以降で
「ふぅ……よし、後回しだ。今は止めておこう死にたくないし、痛みが分からないから気が付いたら死に際でした。とかイヤだしもう少し体が成長してからやろう、そうしよう。未来の俺が何とかしてくれるでしょう、きっと……イヤ必ず。ふぅー。よっし、そうと決めたらっと、次は最後の恩恵か……これもなぁ盛り過ぎじゃね? 絶対に何か他にもあるよ縛り、じゃなきゃここまでのになるかね」
で、だ。最後の恩恵は『嗅覚による周囲の肉体及び呪力の状態・状況の知覚と認識』
いやー、三つ目に加えてコレもブッとんでんなーホントに。
臭いで個人ごとの体調の変化と識別、これはまぁわかる、たまにそういう人いるって聞くし、ん? だからか? 一般人でも匂いで体調の変化が分かるとしたら、呪術師なら? 匂いで個人の呪力を知覚できてもおかしくない? 呪術師すげぇ。
しかも三つ目と四つ目が合わさる事で、誰が、どこで、どの様な状態で、どんな行動をとるのかが手に取るように分かる、と。
おぉ、三つ目と四つ目が合わさる事で最強に見える。つかヤバくね。
なンだこれは、反則にも程があるだろう、どこぞの最強の目とそう大差? ないだろこれは『目で見え無いのに物も人も視えて、尚且つ臭いで個人を把握し尚且つ状態・状況、そして呪力も何となく判別がつくと』
今分かってる天与呪縛と釣り合って無い気がするからまだ何かしらの天与呪縛が有ってもおかしくないだろうこれは。
それにしても、俺の天与呪縛とその恩恵を連ねたが……ヤバくね? これってアレ? 転生なんちゃらってヤツ? 貰った記憶も無ければ、そういった存在にあった記憶も無いし……そもそも、あっやふやでうろ覚えなのよなー前世の記憶って。なにせ、性別も、名前も、死因も、なーにも覚えちゃいないだよね俺……ん? んー、んー?
「えっ、もしかしてこれも天与呪縛の一つ数えられてる? イヤでも、縛りですらなくね? 本来なら持ちえない筈の代物な訳で……となるとこの記憶は天与呪縛では無く、天与呪縛による恩恵? でも何に対しての恩恵だ? もしかして:記憶の欠落。これが天与呪縛? 転生者にとって記憶はかなりのアドバンテージ……でも俺にはそれが無い、あーでも全く無いと言うわけじゃないし。んー、んんー、分からん」
今は分からないんだ、分からないなら考えない事にしよう、そうしよう。ぐたぐだ考えてても意味ないし、それなら別の事を考えよう。
例えばこれからおきそうな出来事とか、一番ありそうなの、は他の御三家達との出会い……出会いと言うより対峙? ヤダナー会いたくないなーどっちとも会いたくないなー。あーでも禪院には行かなきゃなのか。禪院甚爾に会いたいし、その前に噂の『最強』に会うんだろうね、きっと。
なら、それまでにある程度モノにしないとね天の縛りの恩恵を、頑張れ俺!
はぁぁ、どうせなら一般家庭に生まれて呪術界とは関係ない場所で生きていたかった。